部屋の片隅で
「Room」 作詞 藤井郁弥
君が窓辺に 挿した薔薇を
もうどれくらい 眺めてたのか
花は色褪せ 二度と愛は戻らないことを知ったよ
俯いたまま そっと鍵を
差し出した時 動けなかった
たったひとこと やりなおそうと
言える勇気が あればよかったよね
ふせた写真立て 倒れた空のマニュキュア
今は瞳を 伏せたくて
何も変わらない部屋で 君の香りが消えてく
そして はじめて悲しみ知ったよ
いつか涙は薄れてゆくのか
Heart Break Room
部屋の片隅で、あの日の薔薇が咲いている、長い日々への終止符の様に。
誰かこのドアを閉じておくれよ。
部屋の片隅で恋の赤い薔薇が枯れるまで…。
最後は得意の、インスパイアショートショートにしてみました。
そりゃあ、嫌いなものは嫌いさ、今更白紙にはならない。嫌よ嫌よも好きのうちの逆張りが通用するのはね、相手のイメージが出来上がるまでのこと、イメージが出来上がり、傷つけ合い愛想尽きたら女は早いよ(笑)あなたなんかに躓かないわってなるの、それをべっとり追いかける男のロマンの傷口に塩塗って悪いけど、女の最後は燕返しだわ(笑)
急に身を反転させて、飛んでゆく、追いかけても無駄よ、野暮な醜態さらすだけ、やっぱりそこは、痩せ我慢でも「行ったきりなら幸せになるが良い…」って部屋の片隅のダブルベッド壁際に背を向けて寝たふりしなきゃ。
・・・それにしても、昭和歌謡は歌詞に物語が有って良いわ、その情景が浮かぶよう。
チェッカーズの藤井郁弥は歌声やファッションだけでなく、詩人でもあり多才な方ですよね。
藤井郁弥の詩では、この「Room」と「Lonely Soldier」と「Jim & Janeの伝説」が詩の語る物語が好きである。
1980年代の歌謡シーンは、多彩でありながら老若男女楽しめた。年末の紅白も見応えがあったと今思うのは、私の歳のせいばかりではないはずだ、今の歌謡シーンは多様性多様性と念仏みたいに唱えながら、みんな同じだ、アイドル系ダンスユニット、バンドどれも似たような感じだ、秋元さん頑張ってくれ。
そんな中、同世代で40年間アイドルから始まり女優になったきらめくスターが星になった。
昨日の彼女の死のニュースは、兼ねてから私が想っていた「出口近くなって来た…」の想いをさらに強めた。
SNSのニュースでは、彼女の妹さんの元へ、インタビューに馳せ参じるマスコミへの批判を多く目にしたが、私はそのマスコミを批判する書き込みに首を捻った、この人たちにしろ私にしろ、彼女の突然の旅立ちをマスコミの報道で知り、彼女の妹さんのコメントを目にすれば読むのである、そしてそれを批判する、そんなに「そっとしてあげて」と思うのなら、その「そっとしておけマスゴミ」という、論点すり替えのマスコミ批判をマスコミの報道を読んでするという矛盾をやめるべきではないのだろうか?
亡くなられた人を想い悼み、芸能人としてのスターとしての姿を語り一時代の星をそれに相応しく華やかに送ることも、芸能人の死に対する悼み方としてあっても良いのではないだろうか?と思うのである。
そしてなにより、良心の仮面をつけて、ここぞとばかりに、裁くSNS民に哀れさを感じずにはいられない。あなたこそ、何もしないで自分は汚れずマスコミのニュースを聞いて見て部屋の片隅で叩くしか能のない下衆なのではないだろうか?と思うのであった。
悲しんで在りし日の姿を讃え送ってあげても良いのではないだろうかと思うのである。
彼女は1980年代後半から1990年代を彩った煌めく星でした。
令和6年12月14日
心幸
12/7/2024, 12:00:02 PM