『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
わたしは、クモです
ぴょんぴょん跳び跳ねるクモです
人間さんに見つからないように、隠れています
隠れたくないけれど、隠れているのです
本当は、人間さんと、友達になりたいのです
部屋の片隅で、どうしたら、仲良くなれるかなと考えています
たまに、ぴょんって近寄ってみたりするのですが、気味悪がれます
追いかけられ、叩かれそうになったこともありました
追い出されるたび、また友達になれなかったと悲しくなります
私のどこがいけないのかなぁ
やっぱり見た目でしょうか?言葉が通じないから? どっちもかもしれません
めいわくをかけてごめんなさい
友達になれそうにないと思いましたら、そっと外に離してください…。
お題
『 部屋の片隅で 』
私の部屋は広い
どこまでも広かった
座る場所はいくらでもあった
寝そべる場所もいくらでもあった
でも私の心地よい場所はここだった
この部屋の片隅で……
部屋の片隅
窓辺から見える
真っ青な空
白い雲
キラキラ輝く太陽
窓辺に座って
空を見るのが好き
空を見上げて
空想するのが
大好き
【部屋の片隅で】#31
部屋が汚くなると
片付けと掃除をはじめる。
正直、嫌々してるけどね。
すると、棚の奥とか部屋の片隅に
懐かしい物が埋まってることがある。
「懐かしい〜!」って取りだすー…
それがずっと続いて全く片付けが終わらない…
なくなってた物が見つかるのはいいけれど、
どうしてこんなところにあったのだろうと
思うことがある。
なくしものは逃げたのかと思うくらいだ。
まあ、それは自分が
きちんと管理してないからなんだけどね。
部屋の片隅で
誰かが見ている
三角の暗黒部分から
何かが見ている
黒くて大きな手が
ゆらゆらと大きく手を振っている
おいでおいでと
その手を握ったら
もう後は分かるよね?
お題『部屋の片隅で』
心の片隅で
膝を抱えて
声も出せずに
泣いている少女がいる
14歳の私
初めての恋を失って
たくさんの涙を流した
もう恋はしない
人を愛することは もうできない
ずっとね
ずっと そう思っていたけど
愛おしいという心は
あたたかくて
素敵なことだと
思えるようになりました
部屋の片隅でおじさんの姿をして黄色い妖精の羽を付けた妖精らしき小さいおじさんが踊ってた。るんるんって効果音がつきそうなくらいに。小躍りしてる。
なんで??
めちゃくちゃ楽しそうだしなんか気になるしで声もかけれない、というか声が出せない。
ちなみに小さいおじさんは星のステッキもってる。幼稚園児とかがつくりそうな棒の先端に先がまるい星が乗ってるやつ。うふふ〜とか言ってそう。
なんか…楽しそうだし…放っておいても…いっか…。
と思ったので放っておくことにした。
じゃあね、おじさん、お幸せに…。
既に幸せそうだけど。
『部屋の隅で』
北向きの小さな部屋の片隅で
青く揺らめく熱を見ていた
/お題「部屋の片隅で」より
部屋の片隅で、嫌なことも、
嬉しいことも全部吐いて
明日のためにリセットしよう
部屋の片隅で脱ぎ捨てられた靴下を見つけた。
いつもならあなたが
「もう!なんで脱ぎっぱなしにするの!」
なんて怒りながらも洗濯をしてくれるのに、今は…。
あなたと別れてから生活のほぼ全てがあなたに染まっていたことに気がついた。
そして、与えずに与えられてばかりだったことにも気がついた。
「疲れてるね。ごはん作ったから食べて?」
「…そっか。食べられそうな時食べてね。」
「どうしたの?仕事で嫌なことあった?」
「…そうだよね。私に言っても意味ないもんね。ごめん。」
今更もう一度やり直したいなんてわがままなこと言わない。
あなたをちゃんと大事にしてくれる人が隣にいるべきだから。俺なんかじゃなく…。
これまで一緒にいてくれてありがとう。
どうかあなたが、ずっとしあわせでありますように。
231207 部屋の片隅で
部屋の片隅で
片隅には物が置き易い
テーブル服掛けゴミ箱など
隅におけないものは厄介かな
邪魔になると思う
隅から埋まっていく
中央は移動が優先
部屋の片隅に住んでるが近いかも
中央は居心地が悪い
この片隅からの距離が大切で
中央だとなおさら散らかると思われる
家でもっとも落ち着く場所を考える
考えてみるとトイレかもしれない
流石に住めないけど一時的には最強
何処にいても自分に住んでるなら
ある程度の違いは何とかはなる
私と私には距離はある
それでも片隅ではない
そこが何処かは問題ではない
⚠意味がわかると怖い話です(多分)
僕にはお気に入りの場所がある。
それは部屋の片隅にある
小さな穴。
そこにはアレが住んでいる。
親には見せられないので
小さな隙間に隠している。
彼の主食は肉だ。
肉と言っても特別な肉でないと
食べてくれない。
だから毎晩、親が寝た後に集めて
バレないようにあげている。
体の小さい割にたくさん食べるから
すごく大変なんだ。
だけど可哀想だから
ほっておけなかった。
僕が言葉を話すと、
アレも言葉を覚えてくれた。
だから話し相手になってくれる。
すごくいい奴。
バレないように大事に育てよう。
数ヶ月後
親にバレた。
アレを飼ってたこと。
親は怯えていた。
『捨ててこい』
と言われた。
僕は何故こんな小さな生き物に
怯えているのか疑問だった。
それに捨ててこいと言われたことに
僕は怒りが湧いた。
だから殺した。
自業自得だ。
そして今日も部屋の片隅に行って
アレに話しかける。
『さあ、ご飯の時間だよ』
二人もあるからしばらく餌には
困らないな。
No.4『部屋の片隅で』
部屋の片隅で僕はうずくまる。
理想をみているつもりだった。現実をみてるつもりだった。だが、違った。僕はどちらも見てみぬふりをした。理想を描いてはそんなものはないと拒絶し、現実を想像すればそんなものは嫌だと拒否する。僕はいったい何がしたいんだ。こうして貴重な時間を消費した僕には、夢を叶える権利なんてない。
そう思っていた。
ある日、部屋の片隅にいたのは羽の生えた妖精だった。
ついに幻覚をみるようになってしまったか。今日はもう寝よう。
ベッドに向かおうとすると、妖精は僕の腕を勢いよくひいてきた。
[無視すんなや!折角可愛い可愛い妖精がお前のまえに現れたんだぜ?こんなチャンスもう二度とないから、寝るなんてもったいないのだよ]
[そうですか。可愛い妖精さんもその口調じゃ可愛くないですよ。はい、この話はおしまい。もう寝るおやすみ]
[おい!?お前、夢があるんだろ?なら、それを諦めていいのかよ!?]
妖精は僕の頬に強烈なパンチをくらわせてきた。
[いってえええ!?]
[夢があんなら諦めるな!!現実がなんだよ!?前をみて、進んで、理想も現実もおい
かけろ!]
[でも、夢は叶わないし……]
[そりゃうずくまってるだけじゃなーんも叶わないだろうな。行動しないと叶うものも叶わない。なら、せめて行動してからそう言えや!!なさけねぇ!!]
その妖精に勇気をもらったため、僕はうずくまることを辞めた。
現在は小説を執筆し、新人賞に応募している。夢が叶うかはわからない。けれど、行動しなければ絶対に何も起きない。だから僕は歩き続ける。努力できる時間があるかぎり。
「部屋の片隅で」
※ホラー
夢をみる またこの悪夢だ
実家にいるけれど、だれもいなくて。
部屋は真っ暗で、夜なのか。
そう思って寝ようと布団に入れば、天井が見えて。
目が合うんだ。
ああ、またオマエか。
今日は泣かないんだな。
#部屋の片隅で
どこを見回しても
白い壁
いつの間に
自分を囲い
外界から遮断していった
傷つけたくない
傷つきたくない
心が荒んで薄汚れてくのが怖くて…
白く白くと塗り固めて
汚れていくことを誇りに変える
そんな生き方も知らずに
膝を抱え虚な目で
僕の世界はちいさな光を探していた
ふと見上げた先には
切り取られた宇宙(そら)が
闇に光る綺羅星の群れ
僕の居場所は
まだ他にもあるのかもしれない
部屋の片隅で
掃除をしていたら、部屋の片隅から、ランドセルが出てきた。ずいぶんと埃をかぶっており、とりあえず軽く拭いてみた。埃を取ると、使っていた頃の姿に戻った。
結局、ランドセルは元の場所ー部屋の片隅に置いた。
ずっと一緒にいたランドセル。
今は部屋の片隅で、その後の成長を見守っている。
最後、人間に会ったのはいつだっけ。
社会不適合者の私は、いつしか人と関わることを辞めていた。
私の一言が人を傷つけるなら、私の存在が誰かの足を引っ張るなら、それなら私は居ないことになってもいい。
そんなことを考えていたら、部屋の片隅で永遠の眠りについていました。
部屋の片隅で
スマートフォンを片手に
顔を真っ赤にしながら一生懸命に
誰かと話す娘を眺める
「もうすぐクリスマスだもんね」
誰と話していたの?だなんて
野暮なことは訊かないよ
イルミネーションみたいな
煌びやかで優しい恋をしなさいね
-2nd story-
部屋の片隅で震える子猫
「お…おいでおいで〜。怖くないからっ」
猫は飼うなと反対した手前
家族が寝静まってからしか触れない
本当は大好きなんだ
愛おしさも、失う怖さも知っているから
反対していたんだよ…
#部屋の片隅で
ぽつんと、ひっそりとそれは置いてあった
ああ、まるで
クラスのいつも隅っこにいる私みたい
今はただ、ここで雨を降らしてしまう事を許して欲しい。
誰にも悟られないように、隅っこでやるからさ。
...だから、今だけは。
私の顔を濡らす、冷たい雨を流させて。
---二作目---
部屋の片隅で、じっと蹲っていた。
...弱い俺は、太陽の下には出られないから。
隅っこに居ないと、周りの存在感に押し潰されてしまいそうになるから。
「お前、大丈夫か?」
...それでも、こんなはなんの取り柄もない、端っこに居るだけの俺の事すら。
優しいお前は見つけてくれるから。
こいつが真ん中に居る時の話を、沢山話してくれるから。
...少しだけ、君がいる場所に、行ってみたいと思ったんだ。
無理かもしれないけれど、お前が居たら、俺も太陽の元に出れるかな。
#部屋の片隅で
142柵目