『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【遠くの街へ】
「温泉…。行きたいなぁ。」
見るともなしに点けっ放しの旅番組を眺めていたら、ぽつりと零れていた。
「ここ、電車で行ける…。行く?」
リモコンを操作しているあなたが、録画を選択している。
「ここじゃなくても、良いし。」
ゆっくり出来れば、温泉じゃなくても良い気がして、ぼんやりしていると、そっと腕を掴まれた。
「ゆっくり出来る処が良いな。泊まって、のんびりしたい。…って、思ってる?」
驚いて目を丸くしたら、あなたは悪戯が成功した時みたいに得意げに笑う。
「顔に書いてある。北でも南でも、東でも西でも。どこでも良いよ。一緒に行って、ふやけるまで温泉に漬かって来よう。」
嬉しそうに日程確認をし始めるあなたにつられて、あれよあれよと言う間に旅程が決まっていた。
久々にもぎ取った長期休暇を最大限活用し、素敵な温泉街を持つ温泉地へと旅立った。
【お知らせ】
最近、なかなか文章を上手くまとめられていない気がします。
なので一度、おやすみにします。
これまで、僕の作品を読んでいただきありがとうございました。
やめる訳では無いので、またふとした瞬間に戻ってくるかもしれません。
誰だよお前、出てくるけどおもんないって方も当然いますが、まあ長らくお待ちください。
突然の報告でしたが、すみません。
今日のところは以上です。
ナギ
遠くの街へ想いを馳せる
最果ての何処か
水平線を越えた何処か
宇宙の何処か
「まるで逃避行だよね」
「悪くない旅でしょ」
一緒に笑いながらプランを立てる
深夜2時
#遠くの街へ
中学2年の夏の話。中学生になって初めてできた友達が遠くの街に行く。
私の名前は楠木柚葉。今ではクラスの中心のような存在で、自分で言うのもなんだがカースト上位だ。
だが、最初は私もクラスに馴染めず、仲のいい友人もいなかった。でも、そんな私に話しかけてくれたのが、『西条楪』だ。最初の名前が同じゆずだね。って、話しかけてくれた。すごく仲良くなって、毎日が楽しかった。でも段々と、私が陽キャになるほどに、楪との距離は離れていった。ずっと話しかけたかった。そして今日、楪は引っ越して違う中学に行く。
だから私は、楪に向かってこう言った。これが最後の会話になるだろうから。
「最初の名前同じゆずだね!」
と。
楪は一瞬驚いた表情をしたが、直ぐにこう言った。
「ほんとだね。同じゆずだね。久しぶり」
これが友人との最後の会話。
そして私は今日、楪が参加する同窓会に行く。
最初の言葉はもう決めてある。
テーマ【遠くの街へ】2/28 #1
遠方へゆくときには、いつもより洒落た格好をしておく。
いつもより背伸びしたわたしを見てもらいたいからだ。
遠方ヘゆくと、わざとふるさとの言葉をつかう。
遠くから来たと褒めてほしいからだ。
遠くの街へ
いつだって、逃げ出したくなるときがある。
誰かから陰口を聞いたとき、自分を見失ったとき、緊張するとき、怖いとき、怒られたとき、悲しいとき、辛いとき、苦しいとき…
遠くの街へ、どこか、遠くの街へ…!
逃げ出したっていい。自分を見つけるためだから。そう言い訳しておこう。
死ぬ以外は、全部逃げてもいいだろう?
出かけるの?
ああ、数日間だが。少し遠くに。
ふぅん。
一緒に行くかい?
行く!
あれよあれよという間に決まった2人旅。
お互い早起きは苦手だが予定通りの電車に乗れた。
まだ頭が働かない所為もあり会話らしい会話は無い。
2人して何となく窓の外の景色を眺めている。
ね、帰って来れるよね。
ん?どうしたんだ。用事でも思い出したかい。
ちがう。なんか怖くなった。
鉄の箱が私達を見知った街から遠ざけていく。
普段街から出ることのないこの子には少し怖いものがあるのだろう。いや私にも覚えがあるかもしれない。
大丈夫だ。ちゃんと帰れるよ。今日行く街は大きい。
人も多いし娯楽に溢れている。食事も美味しいものやら映える?ものもある。気になるものがあれば言いなさい。奢りだぞ。
うーん。スマホ充電できるとこがいい。
そうか。では調べてみよう。
数日後の帰りたくないという君が目に見える。
遠くの街へ
お題:遠くの街へ
「あぁ〜、どこか遠くへ行きたい……」
「どこか……旅行かなにかですか?」
任務終わりで休憩室で項垂れる俺の相手をしてくれる七海サン。優しい。
「いや、それもいいんスけど、こう、とにかくどこか、ここではない別の場所に行きたいっスね」
連勤でげっそりとした俺が答える。七海サンはもっと多く働いているはずだ。
「どこか遠く……行きたいですね。具体的な案はありませんが、現実を忘れられる場所がいいです」
「そう、それです。現実逃避。忙しさを忘れられる場所に行きたいッス」
「この連勤が明けたら行きましょうか?遠くの街へ。もちろん、君が良ければですが」
「もちろん! 俺が嫌なわけないじゃないっスか! これで残りの任務も乗り切れそうっス!」
「では決まりで。あと少し、気張っていきましょう」
「っしゃ! 張り切っていきましょう」
少しばかりか顔色が明るくなった二人は、残りの任務を片付けるため現場へと向かっていった。
きれいに丁寧に並べられ
潰れたら大変と大切に運ばれる
自分の実ったところで
精一杯赤く甘くなって
想像もしてなかったような遠くの街へ
いつかアタシは遠くの街へ行くのです。
どのくらい遠いのか知りません。
でも、アタシは行くのです。
待っていなさい。
未来のアタシよ。
『遠くの街へ』
「ああ――ちょっと遠くの街へ行くだけよ」
/お題「遠くの街へ」より
遠くの街へ
ビュンとエンジンを吹かし彼女を後ろに
乗せ遠くの街へとバイクを走らせる。
「ねぇどこに行くの?」彼女が後ろから
ヘルメット越しに聞いてくる。
俺は、格好を付けて「行ける所まで行く!」と答えると 彼女が怒った声で
「もう! いつも行き当たりばったり
なんだから!」と彼女が俺の背中越しで
頬を膨らませているのが気配で分かった
旅は道連れ世は情け
人との出会いは一期一会
俺は、バイクを走らせ自分の知らない遠くの街へ行く時 何も計画を立てず
ノープランで行く
彼女にはいつも怒られるが俺は
ノープランの旅が好きだ。
会う人 会う人の優しさに触れ
恩が出来て 縁が出来て 恩を返す為に
何かを助け また助けられ
そうして仲を深め また再会を約束して
連絡先を交換して繋がりが出来て
絆が紡がれる。
そう言う 行き当たりばったりの旅が俺は
大好きだ。
彼女には、呆れられているが
何だかんだ言って彼女も一緒に付いて来て
くれる。
後で聞いたら....
「だって一人だけ楽しんじゃってずるい
じゃん!!」と口を尖らせて言って居た。
彼女もこの旅の道連れとして楽しさが
分かって来たらしい....
よし じゃあ二人で未知の街へ繰り出そうぜ レッツゴーと俺はバイクのアクセルを
踏み出した。 .....。
君が手紙を送ってくれた、ともう一週間も前に聞いたのに、手紙はまだ届かない。
誕生日には間に合わないかも。そういった君の言葉通り、めでたい日は昨日過ぎてしまった。
ホテルのフロントは、この一週間毎日手紙は来てないか聞きに来る私に呆れ顔を通り越して、ややうんざりした顔をする。でも、仕方ない。私は今日も確かめる。
エレベーターを下りて、フロントに向かうと私の顔を見て、いつものホテルマンがぱっと顔を明るくした。それだけで分かった。君の手紙が届いたんだ!
君の手紙は厚手の赤い封筒だった。最近はオンラインのメッセージばかりで、あまり見てなかった君の字がローマ字で私の名前を綴っている。
私はドキドキしながら部屋に戻った。何が書いてあるだろう。早く君に届いたと伝えなくちゃ。私は胸に抱いていた手紙を、もう一度しっかりと見た。
ただひとつはっきりしてることは、この手紙を私が一生の宝物にするだろうということだ。
夢に見てた。この景色、
ここしかないと思ってた。私の居場所、
嬉しかったんだ。自分がここにいることが、
でも、違ったんだね。
夢は夢なのかもしれない。
嬉しいよ。君と見れること、
一緒にいてよ。ここなんでしょ?
大丈夫だよ。僕も君もいるんだから、
違うことなんて、何一つ無い。
君が自分で正解にするんだよ。
#遠くの街へ
そんなに旅行や移住に興味もないので今のところ遠くの街へ行きたい願望はないけど
「沖縄はスギやヒノキがあまりないようでそれらの花粉症はないらしい」という話を聞いてから毎年この時期になるの沖縄に想いを馳せる。
でもさすがに行けないなぁ…
辛くてもこの土地で強く生きてやる!
こっちにはかかりつけの病院と
各種揃えた薬(抗アレルギー薬・漢方薬・サプリメントなど)と
鼻セレブと
ワセリン(鼻に塗ると痛みが和らぎ荒れを防ぐ。あと花粉が吸着する)がある!
負けてたまるか!
でも一言言わせてくれ。
心の底からうらやましいぞ沖縄!(笑)
テーマ:遠くの街へ
どこか遠くの街に行きたい。具体的な場所は浮かばないけど、誰も自分のことを知らないような土地がいい。そこで全部最初から始めたい。
でも、何事も一番最初が一番辛いからそこにも行きたくない。
自分は何がしたいんだろう。
今日もそうやって辛いことから目を逸らす。
日常になった現実逃避。
空の街
地底の街
宇宙の街
はたまたパラレルワールド
があったらいいな
ドラえもんの映画を思いだす
遠くの街そして大人になった自分
遠ければ遠いほど
思うのはあなたのことばかり
決して会うことのない遠い場所へ逃れて
会いたい帰りたいと願う
永遠に願いつづける
「遠くの街へ」
#346
「遠くの街へ」
豪華客船に乗って
遠くの街へ旅をしてみたい
海の上の優雅な生活…
外国での楽しいひと時…
猫を膝の上に乗せて
こんな事を思ってみる
″その間、僕はどうするの?″
猫が鼻を舐めて、ニャーと鳴いた
分かってる
どこにも行かない
ずっと一緒だもんね…
最近、外を出歩くと
胸がぎゅっとなる
その理由は、
目にうつる全ての景色に
あなたとの思い出があるから。
他愛もないあなたとの日々
でもそこには、
確かな愛があった
でも、それも今は
きらびやかな過去でしかなくて
私の隣にはもうあなたはいなくて
だから、あなたのいない場所を求めて
「遠くの街へ」