『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くに遠くに
きっと僕を待ち受けている者がいるだろう。
きっとその人は僕にとっては重要な人物で
でも、距離は縮まらない。
遠くの遠くのさらに遠くの
街にきっとあなたはいる。
どんな姿をしているの?
もしかしたら人間じゃないかも…なんて、
まぁ人間だよね。
あー、猫かもしれない。
でもまぁ、なんだって、僕の大切な者。
きっと
遠くに遠くに
もっと遠くの街に大切な人がいる。
誰かなんてわからないけどね
遠くの街へ
遠くの街へ行ってしまえば
君は幸せに暮らせるのかな
知らない場所はいつも魅力的
いい顔して迎えてくれて
いい顔して通りを歩かせてくれる
暗い裏通りを覗かなくてもいいように
せめてもの非日常が胸の隙間を忘れさせてくれる
(遠くの街へ)
今まで育ててくれてありがとう
私はもう大丈夫です
これから、大好きな人と、今よりももっと幸せになります
遠くの街へ行きたい。
誰にも何も言わず行きたい。
一人ぼっちで行きたい。
最後はこっそりと死にたい。
遠くの街へ行くように、
君と一緒にこの宙を駆けて行けたら。
その願いをいつか叶えられるだろうか。
叶えられるなら、どれだけ良いだろう。
何度宙を駆けていこうとしてみても、
私たちは未だ、この場所に捉えられたままだ。
いつかこの場所から飛び立つことができた時には。
きっと隣には、君が居ますように。
[遠くの街へ]
雪瀬
貴方があの子と
遠くの街へ行ってしまうんじゃないかって
すごく不安になる。
遠くの街へ行くように、
君と一緒にこの宙を駆けて行けたら。
その願いをいつか叶えられるだろうか。
叶えられるなら、どれだけ良いだろう。
何度宙を駆けていこうとしてみても、
私たちは未だ、この場所に捉えられたままだ。
いつかこの場所から飛び立つことができた時には。
きっと隣には、君が居ますように。
―遠くの街へ―
多くの人が眠りにつく頃
乗客の少ない列車に乗って
窓の外が後ろに流れていく
列車は闇夜を切り裂いていく
古びた屋根の小さな駅
おばあさんが降りた
駅員が見守る明かりの多い駅
若い男性が降りた
私はとうとう列車に一人
寂しく揺られて進んでいく
線路の終わりはどこへやら
遠くの街へとどこまでも
気づけばそこは私の知らない
遥か遠くの名も無き街
浮弱夢
溺れる優しさ
香りに包まれ
魅せられた
触れた愛しさ
想いに焦がれ
満たされた
其の狭間の中で
映す瞳は
哀しみに創られ
淡く揺れ
「消せ無い 傷跡・・・」
戻れ無い果て無き夢
私は 奪われて
薄れ消え逝く・・・
還れ無い時の無き夢
私が 失われて
儚く散り逝く・・・
残された想いは
行き場所無くし
只・・・
孤と果て・・・
遠くの街へ
想いを馳せてみる
遠い昔に行ったことがあるかもしれない場所
生まれた時ある人に、縁があると言われた場所
本当なのかは分からないけれど、
なんとなく信じてみたいと思った
行っても何も変わらないかもしれないけれど
一般的で現実からはあまり外れない毎日の中にある
非現実的なものの一つだから
木枯らしの吹くローカル線のホーム
私は手を息で暖めながら待つ
君が現れるのを待つ
私をあの街まで連れて行く線路
私を君から引き剥がす列車
最後の願い
最後の駆け引き
私は賭けた
私は待つ
君を待つ
遠くから警笛の音が聞こえる
「−遠くの街へ−」
おばぁちゃん!久しぶりっ!
病室に元気な声がひびきわたる
おばあちゃんはベッドの上でニコッと笑う
そして、いきなり変なことを言った
「私ねぇ、遠くの街にそろそろ行くのよ」
青空を指さすおばあちゃん
それからすうじつ。
おばあちゃんが、遠くの街に逝ってしまった
お題
遠くの街へ より
数字を言えるようになったから
いろんな遊びで鬼になれたよ
時計を読めるようになったから
約束もできるようになったよ
お金のこともわかってきたから
きっとバスも一人で乗れるよ
春休みにチャレンジしよう
じいの家までバスに乗って
行くって今から電話しよう
出てくる券を取り忘れない
最後にお礼を言い忘れない
覚えた事も教えてあげよう
海の魚を数えながら
空の雲を数えながら
いつか船も飛行機も
乗れるようになりたいな
遠い街に行ってみたいな
「遠くの街へ」
遠くの街へ/
住み慣れた君のいたあの町から
住み慣れない君のいる街へ行く
あぁ_怖い
けど楽しみ
待っててね。
お題 【遠くの町へ】
皆さんは 遠くの町へ 行きたいと思った事は ありますか
僕も 思った事は ありました
でも、今の自分のように ダラダラと、毎日過ごすことが好きなのだと、分かったから 私は、いつの間にか 今の自分が好きになりました
3月1日、初投稿 ご覧頂きありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
遠くの街へ貴方が連れて行って
他の誰でもない貴方が
ばいばい
🍀遠くの街へ
出かけたいと思っていた時期もありました。
【遠くの街へ】
いつも、ふらりと何処かに行きたくなる。誰も知らない、遠く遠く離れた場所に。
何も考えず、ただただ、ひたすら遠くに行きたい。
遠くに行って、独りでポツンと座っていたい。空をただただ、眺めていたい。変わりゆく雲の流れと時間の経過を感じながら。ただただ、朝日、日差し、夕日、星空を全身で感じたい。
お題【遠くの街へ】
今日は僕の父さんが帰ってくる日だ。
旅商人の父さんは、いつもいろんな街を回ってお仕事しているんだ。でも、季節の変わり目になると必ず帰って来てくれる。
あ、馬車の音だ!
「父さん! おかえりー!」
僕は父さんに飛びついた。
「おぉ、カルラ。ただいま。ちょっと見ないうちにまたデカくなったなぁ」
父さんは笑いながらそういうと、僕の頭をわしゃわしゃした。
「ねえ、父さん! お話、聞かせて!」
僕は父さんの話すお話が大好きだ。
いろんな街のいろんな人のお話を教えてくれる。
しゃべる人形を作る、魔女のお婆さん、マリア。
悪戯好き妖精、リリー。
人見知りドラゴンのシュバ。
足が速い、テケテケ草を摂る達人、グーグス。
......などなど。
今回はどんなお話だろう?
「今回はな、『夜を盗んだおおどろぼう、シュレッド』のお話だ。」
夜を盗んだ?
「どうやって?」
「まあまあ、そう焦るな。ちゃんと聴いてりゃわかるから。シュレッドはなぁ、、、」
父さんの話はやっぱり面白い。
いつか僕も......
「父さん」
「ん?」
「僕もいつか旅商人になれるかなあ?」
父さんは、優しく笑って
「ああ、なれるさ」
そう言った。
「僕も父さんみたいに、いっぱい遠くの街まで行って、いっぱいお話集めて、みんなに話して教えてあげるんだ!」
そしたらまた、父さんに頭をわしゃわしゃされた。
父さんは、涙目になりながら、ずーっとわしゃわしゃしてた。