『遠くの空へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くの空へ
子供の時、風船が好きだった
デパートで風船を貰ったのだが、帰り道に誤って手を離してしまい、そのまま空に飛んでしまった
遠くの空へ風船一つが飛んでいくのを見ていて、なにか不安や悲しみの気持ちを抱いた
果てしない空に想いを馳せ、ちっぽけな自分を子供ながらに意識してしまい、途方のない孤独を刹那に感じたからな気がする
大人になった今、孤独は多少克服できた気がする
今度、風船を貰う機会があったら空に飛ばし、風船のいく末を見届けてやる
遠くの空へ
この気持ちを叫ぶ
遠くの空の下で
頑張っている君に
届くように
「遠くの空へ」 4/12 書くの遅くなってもた……
君は今どうしているだろうか
きみは平穏に暮らせているのかな
そう思って遠くの空へ思いを馳せる
そう思って遠くの空へ思いを馳せる
おはよう、久しぶり、どうだった?
こんにちは、さようなら、おやすみ。
かつては色んな挨拶を交わしたものだ
昔は色んな挨拶をしたね
君はたくさん、たくさん話をしてくれた
きみにたくさん話をしたよ
新しい街での暮らし、最近食べた美味しいもの、
小さい頃の思い出と、それからこれからの目標。
そうか、そんなことがあったのか。
他にも話せることがあるはずだけど……
そんなこともあったのだろうか。
きみの前で思わず唸ってしまう。
君は今平穏に暮らせているんだね
きみは今平穏に暮らせているのかな
ありがとう、それを知って安心した
そう思って遠くの空へ思いを馳せる
たくさん話をして満足した君は
そうだと信じてきみに
冷たい石に花を添えた
きみが好きだった花を贈った
遠くの空へ(随時追記)
─────もう見られない、
君のそのクシャッとした笑顔が。───
遠くの空へ
あぁ上手くいかなかった
もっとできると思った
悔しい思いは
遠くの空へ投げて
明日にかける
「全然だめだったね」
「そうだな」
広場のベンチに座っている男女が二人。
はたから見れば、何の変哲もないカップルである。
だが二人は恋人ではない。
この二人は、姉弟同然に育った幼馴染である。
故郷の村は、子供の数が少ない事もあり、二人はいつも一緒に遊んでいた。
平和という言葉を体現したかのような、のどかな村。
ずっとそんな日が続くと思われた。
だがある時、事件が起きた
二人が幼いころ、謎の男に二人の両親が殺されたのだ。
当時、幼い事もあり何もできなかった二人は何もできなかった。
だが体が大きくなり、力もつけ、二人は親の仇を探すため村を出た。
そして男の場所を突き止めるため、様々な場所で情報を集めた。
その際に男を目撃したという情報を聞きつけ、この町にやってきたのである。
しかし聞き込みをするも、まったく成果を得られない。
道行く人に聞けども聞けども、全員揃って『知らない』。
調査はここにきて、行き詰まりを見せた。
『このまま続けても疲れるだけだ』と、広場のベンチで少し休憩することになったのだった。
◆ ◆
青年は、ベンチで休みながら、これからどうするべきかを考えていた。
目撃情報があったのはこの町で間違いがない。
にもかかわらず、尻尾すら掴めないのはどういう事だろうか?
何か前提が間違っているのかもしれない。
青年はそこまで考えるが、それ以上は何も思いつかない。
ちらと横で座っている少女の横顔を見る。
しかしその少女も、難しそうな顔で考え事をしていた。
少女も同じような状態であるらしい。
このまま、ただ聞き込みをしても進展はないだろう。
まだ早いが、宿に戻って作戦会議をすべきだろうか。
青年は大きなため息を吐きながら、なんとなく空を見上げる。
見上げれば、雲一つない青い空が広が広がっていた。
そういえば、と青年は思う。
こんなにゆっくりと空を眺めたのは、いつぶりだろうか?
少なくとも、仇を探し始めてからは無いだろう。
「どうしたの?」
少女は、青年が空を見上げて動かないことに心配して尋ねる。
「空に何かあるの?」
「いや、故郷の村もこんな空だったなと思って」
青年の言葉に、少女は空を見上げる。
「本当だ。故郷で見る空みたいね。子供の頃、よくこうして見上げてたね」
遠くまで来たね、と少女は独り言のように呟く。
「ねえ、復讐が終わったらさ、故郷に戻っていつもの場所に行かない?それで一緒に空を見よう」
「……それもいいな」
子供の頃、お気に入りの場所で日が暮れるまで遊んでいたことを思い出す。
そこには座るにはちょうどいい岩があり、遊び疲れた時は空を見上げていた。
懐かしき平和な日々。
だが両親が殺されてからは、以前の様に遊ぶことは無くなった。
けれど……
全てが終わったら、昔の様に空を見上げてもいいだろう。
二人はそんな事を思いながら、故郷にある遠くの空へ思いを馳せるのであった。
どこか遠くの空の下にある
誰もいない湖畔の小さな小屋で
君と悠久の刻を過ごしたい。
ただ笑いながら
時には喧嘩もして
朝ご飯を二人で食べて
そんな当たり前の日常が
私の唯一欲しいものなのです。
遠くの空へ
紙飛行機を飛ばす
名前のない思いを込めて
どこかも知らない場所へ
飛んでいってしまえばいい
「虹の橋を渡った」
という表現はあまり好きではないので、竜巻に乗ってオズの国へ行ったんだと思うことにしている。
そしていつか私が追いついたら、一緒にエメラルドシティを目指すのだ。
(遠くの空へ)
遠くの空は晴れていた
快晴で、水色に透き通った広い空だった
けど、ここは曇りだった
灰色の雲が分厚く広がっていた
まるで私の心みたいに
遠くの空へ
いくら遠くといっても、私たちが見ている空は一枚の大きな大きな布みたいに繋がっている。それなのに、天気は場所によって違う。晴れているところがあれば、雨が降っているところがある。私たちは空の明るさによって、その一日の気持ちが左右されているかもしれない。
三日月の笑った夕暮れに、その羽は飛び立った。
正義に囚われず、自由だけを吸い込む。
不敵に笑う口が少し見えたところへ、
「なんか、焼き鳥食いたい気分〜」
もう見えなくなっていた。
【遠くの空へ】
晴れ渡ると気分がいい。
気分がいいから歌いたい。
屋上とか、川辺とか、
誰にも見つからない場所で
すっと深く、息を吸う。
「遠くの空へ」
僕らの棲む地球のある太陽系がある銀河系(天の川銀河っていうらしい)には2000億個の星があると言われている。
でもその銀河だって1000億個以上あるんだって。
分からないよね、凄いってことしか。
そのうち僕らが肉眼で見れる数は8600個。だけどこれは全地域ででの話だから、本当に僕らが日本で見られるのはその半分くらい。そして一際明るい星1等星は21個しかない。
何が言いたいかって?ちょっとした自慢。
そんな中、僕が僕の一番星を見つけたってこと。
一般的には、あまりパワーがない方になると思う。六等星。
でも僕には人一倍輝いて見えた。命を燃やしている姿に心惹かれた。キラキラというかギラギラ、むしろメラメラ?
かっこよくて綺麗で時折、儚い。だけど強い。
もっと輝けるように、曇ってしまわぬように護りたい、支えたいと思った。
そんなお星様が遠くに行ってしまう。
僕はその輝きを僕だけのものにしてしまいたかったけど、六等星のままで良かったけれど、仕方がない。
彼が一等星になりたいというのなら、きっと僕じゃ力不足だ。
でもどんなに遠くに行っても、光が弱くなっても僕は絶対に。あなたを見ているから。
どこに行ったって探し出してみせるから。
そんな僕の決意をお星様は『きっしょ』と目元をクシャりとさせて笑った。
『遠くの空へ』
作者の自我コーナー
一番星は一等星と違って決まった星ではないので、同じ星を認識している訳ではないわけですね。私も私の一番星はどこにいたっていつだって分かります。それが私の誇りです。
青と赤が入り交じり、やがて黒くなる夕空。
肌寒い風が吹き出す時間。
真っ赤な太陽に目を焼かれた時、
遠くの空へ旅立った君を思い出す。
君との別れも、こんな赤い夕焼けが照らしていた。
赤く染まった君の横顔は、泣きそうな表情だった。
励まし見送った君の背中は、暗闇に溶けていった。
元気にしているだろうか。
今でも私は、君を応援しているよ。
どんな道を歩んでも、どんなに離れた場所にいても、
私は君を忘れない。
夕日に君の面影が残っているから。
私や私の友達以外にも生きてる人がいて、何かを感じてて、今を一生懸命生きているんだと思うと空と通ずるものがあるのだと感じる。
『遠くの空へ』(創作)
春の風を受け
一人見る桜は満開です
あの日 あの時
あなたと見た桜は もうセピア色になり
同じ場所 同じ風景なのに
なにか足りないもの寂しさの中
見晴らし台から見える地平線へ
その先の遠く遠くの空へ
あなたと見た桜吹雪を思い浮かべるのです
職場のお昼の更衣室
新学期を迎えた親子の格闘話しで盛り上がる
息子も登校できていれば高校3年生
『会話に入れない。。。』
切なさと気まずさで心許無く
”遠くの空”でも眺めていたい気持ちだが
ここは窓も開けれない更衣室
近くのスマホを眺めて過ごす
遠くの空へ行きたい。
もう、人間関係できて悩むのは疲れた。
誰にも見つからない場所に行きたい。
お願い。今だけは、1人にさせて
『この天井は』
この天井は空に繋がっている 不器用な天使が螺旋階段を駆け上がる 言葉を紡いで空に投げる 雲で描く
拙い絵文字 空より何より誰かと繋がりたいと思っている 強く強く何よりも