『遠い日の記憶』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
たおやかな母の手に引かれ
やって来たのは
賑やかな祭り囃子
幼子の自分には
なんてキラキラした音を出す人達だと思った
強き父の手に引かれ
やって来たのは
どこかの街の盆踊り
幼子の自分には
夜がこんなにも賑やかで楽しいものだと知った
いまはもう
すべてすべて
遠い日の記憶
二度と帰らぬ
遠き日の掛け替えのない記憶
#遠い日の記憶
遠い日の記憶
なんなことがハッキリ残っている
自分の失敗が。
自分の恥が。
人はネガティブなのかな?
これから、嬉しいこと・楽しいこと
だけを思い出に残そう
遠い日の記憶
幼稚園児の頃、母がいなくなった
今はもう分かる、離婚
でも、不思議と寂しいなんて思わなかった
周りの友達が母親に愛されているのを見ても
私も母に愛して欲しいなんて
思わなかった。
高校一年の時、父から離婚に至った経緯について聞いた。
その内容から、も
私は、、、
たまにあの日を思い出す。
思い出すと言ってもトラウマのようなだが。
それでもとても綺麗なあの日の記憶は、
僕をあの日から支配している
遠い日の記憶。
幼い頃に、ばあちゃんとじいちゃんと姉と私でお風呂に入って、タオルで大きなおまんじゅうを作ってもらって喜んでいたこと
熱く 汗が滲み
不安と卑下で
鬱鬱とした
最初ページには
戻りたくない
遠い日の記憶
手を引いてもらい
父の笑顔を見上げながら
歩いた記憶
大人になっていく私
段々と手をつなぐ事もなくなった
見上げる孫の手を引いて
散歩する父の姿
そして
突然倒れた父の手を握り
驚いた。
『こんなに小さかったかな…』
今はいくつもの
些細な後悔ばかり。
もっと もっと
ああしておけば…と。
すべてが遠い日の記憶
だけど
最期の小さな手だけは忘れない
忘れたくない…。
nori
遠い日の記憶。
懐かしい
戻りたい
『遠い日の記憶』
君は覚えてないだろう。
女の子に声をかけてばかりの俺を叱ったこと。
嫌なことがあるとすぐ煙草を吸う俺を叱ったこと。
いつまでも母さんのことを引きずっていた俺のことを
叱ってくれたこと。
君が俺のために怒ってくれて、俺のことを思って泣いてくれて、それが何より嬉しかったんだ。
君のおかげで俺の人生は救われたんだ。
最期の時、俺は君を守ったつもりだったんだけど、
多分守れてなかったんだね。
あの後君もやられちゃったんだろう。
悔しいな。君にはもっと長生きして欲しかった。
けど、一緒に終われたからこそ、この平和な世界でまた君と生きていられるんだと思う。
もう君は昔の君じゃない。
かつての出来事を覚えているのは俺だけだ。
それでも、君は相変わらず優しくて、美しくて、厳しくて、俺のことを叱ってくれる。俺の隣にいてくれる。
例え君が何も覚えていなくても、君との時間が無かったことになるわけじゃない。そうでしょ?
ただ、君の隣で君の笑顔を見続けたい。
前世の記憶があろうとなかろうと、今も昔も俺の願いは変わらないんだ。
『遠い日の記憶』
家族が笑い合っていた時を覚えている
両親のあの笑顔がつくられた笑顔だったのかは
わからないけれど
ケンカばかりの家の中で
この記憶の幸せ感は
いつまでも残っていてほしい遠い日の記憶
前は当たり前の明るくて楽しい日常生活が今にとってはもう自分の周りはどこを見ても真っ暗でとてもつまらない
あぁ前の、遠い日の記憶の時に戻りたい
ダイエットして綺麗になろうとしてる女の子を
少しくらい痩せてもデブはデブだと思ってしまうその考え方が許せない、というか残念
痩せて少しでも自分に自信がついたならいいじゃんって思うよ
それでショートパンツ履いてなにが悪い?
着る服に権利は必要ない
手から離れた私の風船
あーせいせいしたって強がったけど
涙がポロリ
なぜ手を離してしまったのだろう
いまだに悲しい
遠い日の記憶
海のベンチに腰をかけ
夏の夕日を見ながら
涙が頬をつたう
あなたにもう一度逢いたい
あの頃のあなたの笑顔を守りたかった
ずっと触れていたかった
ありがとう、大好きな人
小学二年生
病気になったと同時に 私は不登校になった。
そして今、何も変われないまま ここにいる。
変わり方が 分からなくなってしまった。
学校の行き方がわからなくなってしまった
本当の自分が 分からなくなってしまった
何度も迷子のお知らせしたの。 みつからないの。
遠い日の記憶
カエルの鳴き声が鳴り響きながら、
家族でスイカを食べて花火をした。
あの頃は本当に楽しかったなぁ。
今の薄汚れた私とは大違いw。
戻りたい。
ただ、ただ、戻りたい。
その日私は森の中の大きな池で
鯉に餌をあげていた。
そこが何処かなんて
今の私には分からない。
ただ夏の遠い日の記憶だ。
#遠い日の記憶
時折、ずっとずっと昔の夢を見ることがある。
何年も前。遠い日の思い出なのに、やけにはっきりとした夢。
兄と喧嘩をして、泣きながらいつも遊んでいる公園に走ったのだ。喧嘩の原因も、その後の事もぼんやりとしか記憶に無いのに。その数分はいつになってもくっきり残っていて。
泣きじゃくりながらブランコに乗っていれば、同い年くらいの子が声をかけてきたのだ。
「だいじょうぶ?」
「だいじょう、ぶじゃ、ないっ」
心配するように聞かれ、強がる事もせずただ涙を落とす。ひっくひっくと言いながらブランコを揺らしていれば、その子が私の手を掴んで。
「こっちきて!」
そう言って少し奥の草むらに歩かされた。ぽかんとしていれば、その子はしゃがんで、何かを探し始める。
「何してるの?」
「よつばのクローバー探してるの!見つけたら幸せになるんだよ。一緒に探そう!」
幼い声なのに、やけに頼もしく聞こえた。
私もその子も手が汚れる事なんて気にせず、一生懸命草をかき分けて。少しして私の視界に映る、四枚の葉っぱ。
「あったぁ!」
と、小さな手で四つ葉を掴んで。そこで目が覚める。
なぜこの夢を何度も見るのかは分からない。けれど、この夢を見るとなんだか良いことがありそうで。
ずっと前の遠い日の思い出。その後の事も、クローバーをどうしたのかもあまり覚えていない。それでも、私の中では今でも生き続けている出来事だ。
(遠い日の思い出)
#遠い日の記憶
♪懐かしい痛みだゎ〜 ずっと前に……♪
心に秘めた想いは
誰にも話さず…
彼にも伝えないと決めた
別れは
傷つけてしまったかもしれないけれど
それ以上に
傷つけられた心に
刺さったナイフははそのままに…
どうすれば良かったのでしょう
彼のココロと私のココロ
両方とも守れる方法は
あったのかしら…
ふと思い返すことができるのは
想いが風化し始めたからでしょうか…
高校生の時のいじめ‥
あの出来事で人生の歯車が全て狂ってしまった。自殺未遂、パニック障害と何十年と向き合って生きていかなければならないとは思いもしなかった。