『過ぎ去った日々』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『過ぎ去った日々』
過ぎ去った日々。
そのどれもがキラキラ輝く宝物だ、なんて。
そんな風に言える人生だったならば、きっと。
こんな惨めな思いをして苦しむこともなかった。
過去の後悔に思考を引きずられることもなかった。
自分の将来に絶望するなんてこともないんだろうな。
順風満帆で、しあわせな日常を謳歌できたなら。
こんなif物語はいくらだって紡げるのに、
失敗した過去を修正することは叶わない。
時折思い出しては顔を歪めてしまう、あれやこれも、
消し去ることはできない。
それは誰もが同じこと。
それでも、こんなどうしようもない日々を肯定できることがあるとするならば。
それはきっと、君に会えたこと。
君の価値観を良いと思える感性を持つことができたのが、なにより嬉しいんだ。
君に出会って、過去の弱さを自分の強みに変えることができた。
日常が色鮮やかになって、今が一番最高だって言えるようになった。
過ぎ去った日々は変えられない。
それでも、その先に君がいるのなら。
こんな人生でも価値があると思うんだ。
過ぎ去った日々は戻ってこない。
もうやり直せない。
「やらなければよかった」
は実現できない。
過ぎ去った日々はもう戻らない。
恋星ゆい🥺
朝は6時にスッキリ目覚めて
夜は10時をすぎたら夜更かしだと思っていて
積極的に授業中手を挙げて
ランドセルじゃんけんしながら帰って
帰ったら、Ds開いて。
いい意味で世の中を深く知らないで、無邪気だった
''あの頃''
………戻りたいなぁ
僕がまだ学校にあがる前の頃の話。当時は喘息をこじらせていてあんまり外に遊びに行くことができなかった。家で遊ぶのは嫌いじゃなかったけど、本当は、近所に住んでる子達に混じって鬼ごっことかかくれんぼをやりたかったんだ。それを母親に言ったらひどく怒られてさ。でも、その時の僕も幼いながらに精神状態がやや不安定だったらしい。母の静止を無視して家を飛び出した。行く先なんて考えずなりふり構わずといった感じで街を走り抜けた。案の定、帰り道は分からなくなるし息が上がって苦しくなる。独りで泣いても街の人は誰も手を差し伸べてくれなかった。たったひとり以外は。
馴染のない住宅街の隅っこで蹲ってたら女の子がどうしたのと話しかけてきたんだ。歳は僕くらいだとなんとなく思った。涙でぐしゃぐしゃの僕にその子はポケットからマーブルチョコを取り出して分けてくれた。「ピンク色が美味しいんだよ」って言ってたけど、味はすべてどの色も同じということを当時は知りもしなかったからピンク色がとても美味しいと感じたんだ。
女の子は僕の手を引いて自分の親に事情を話してくれた。そこからは大人である彼女の母親がどこかへ連絡をしてくれて、僕の母が僕を迎えに来てくれたのは1時間以内だった。怒られたけど、それ以上に心配されて抱きしめられた。今でもそれはいい思い出として残ってる。
やがて数年が経って僕の喘息がおさまってきた頃、クラスに転校生がやってきたんだ。彼女の出身は僕と同じ地区だった。ある日、たまたま昇降口で居合わせた時、その子が鞄からマーブルチョコを取り出したのを見つけた。なんだか懐かしくて僕はその手元をじっと見つめてしまった。そうしたら彼女は「食べる?」と言ってきた。笑い方が、なんだか見たことある気がする。そんなことをぼんやり思っていたら、
「ピンク色が美味しいんだよ」
そう言ったんだ。確信したよ。この子だって。あの日僕を助けてくれた女の子に間違いないって。奇跡とも思った。もう過ぎ去っただけのあの日が、一気に蘇ってきたんだよ。
彼女の家庭は転勤族だった。せっかく知り合えたのに。せっかく話ができるほどに仲良くなったのに。彼女はまた、転校しなきゃならなくなってしまった。僕はまだあの日のお礼を言えていない。だからちゃんと伝えなければいけない。君が僕の前から再び消えてしまう前に。そう決心して、君のことをメールで呼び出した。約束の時間までまだ1時間以上あるというのに僕は指定した公園のベンチにいる。ポケットからマーブルチョコを取り出した。筒型の容れ物を振って出てきた色は、ピンク色。一番美味しい色だ。縁起の良い色が一発で出て、この後、君にお礼以外にも伝えようとしていることを後押しされた気持ちになった。
“ありがとう”と“君が好き”。
それだけを、伝えたいんだ。
〈過ぎ去った日々〉
大して記憶にも無い。
自分がどう生きてきたのか。何が起きて何を思ったのか。その大半が記憶に無い。
現在私の齢は二十二で、昔も今も決して良い環境で暮らしているとは言えない。確かなのは常に頭の隅で異様な焦燥感がのさばってきていることだけ。そしてそれは日を追う事に、我が物顔で占拠地の規模を拡大していく。
これまで私の身に起きた事柄は、大概が思い出そうにも不鮮明で、きっと思い出しても微笑ましく感ぜられはしない。のさばる焦燥感が「やめておけ」と一言窘めるだけだ。
今日これから起きる出来事も、明日、私にとってどういうものになるのかは粗方予想が付いてしまう。今世生涯を無為に過ごしていく腹積もりをせねばならぬのだ。
『インターミッション』
回想はバスルームにもやってきて 泡に思い出が投影される どんなカットもセピアにすれば格好がつくかな 物語は続くのに散乱する部屋 途中休憩の看板が出ているうちに 私は記憶を整理する
またあしたー!
って当たり前のように言ってたけど
卒業式
またあおーねー!
に変わって少し寂しい
毎日会っていた友達
好きな子
嫌いなやつ
うざい先生
ふざけあった日々
もう、思い出になるのかな
ちょっと切ないね
#過ぎ去った日々
3月10日(日)今日は、過ぎ去った日々について考えました。もう気づけば、小学校の卒業式です。小学校生活6年間が、つい昨日のように感じられます。初めて、波崎西小学校に足を運んだ1年生。階級が上がった、2年生。理科や社会、リコーダーが増えた3年生、高学年の仲間入りをした4年生、6年生の背中を追いかけた5年生、中学生への準備をした6年生!!6年間優しく、時には、厳しく育ててくれた、先生方や、お母さん本当にありがとうございました。時には、反抗したこともあったと思います。しかし、いつも私達を応援してくれました。中学校に行っても、呆れさせてしまう事もあると思います。しかし、中学校に行っても、小学校にいた頃と一緒のように応援してくださいよろしくお願いします。
臆病な私は春を嫌った
振り返れば居た友とは縁が遠のいた
朧気な不安との葛藤の末
うまれたのは何者にもなれなかった私だ
道を外れてしまった私には重く辛い罪だった
数十年前の哀しい友の懺悔
友は言った
「俺は中学の時に親に捨てられて、頼っていた先輩に悪事の道を進められた。
それからの俺は悪魔に魂を売ってしまったんだ。」
私は言った
「貴方と貴方から酷いことをされた人達の過ぎ去った日々は戻らない」
「罪の償いをしなければ、友として貴方を許さない」
友は言った
「俺は罪悪感を抱えながら生きることに疲れた。自首をすると約束する」
それなのに、貴方は数日後、電車に飛び込んだ...
私は今でも、友として自分自身からも逃げた貴方を許さない。
過ぎ去った日々を
愛しい日々だと思えるのは
君が僕の隣で笑顔で居てくれるから
晴れた日は太陽の下ではしゃいで
雨の日は湿った匂いと雨音を楽しみ
雪の日は真っ白な世界に目をキラキラさせ
嵐の日は強い風に怯えて僕の手を離さず
すべての日々を精一杯生きている君が
あまりにも眩しすぎて…
僕は戸惑うことが多かったように思う
これからも…ずっと
僕の傍で笑っていておくれ
僕は君を愛し続けるから
君だけを…愛している
過ぎ去った日々を振り返ってはならない。
ただ悲しく虚しいものだから。
#『過ぎ去った日々』
No.63
過ぎ去った日々を
いつまでも
思い返す
更新されず
同じ想い出を
何度でも
思い出せる
まるで
昨日のことのように
君への
言葉に出来ない気持ちを
いつまでも
抱えて
生きていく
過ぎ去った日々は、二度と帰ってこない。
あの時こうすればよかったのにとか、何であんなことしちゃったんだろとか、今している後悔でさえ、いつかは過ぎ去り、消えてなくなる。
前を向けとか、振り向くなとか。
そんなこと、出来るわけない。
地図もなくて、正解がわからないまま彷徨って。
どっちが前なのかもわからなくなる。
でも、今はすこしだけ。
過ぎ去った日々を思い返したい。
前を見なきゃいけないのは知ってるけど、そうするにはここは広すぎる。
流れる日々は速すぎる。
だからちょっと、ちょっとだけ過去を眺めて。
そろそろ歩こうかなって思えるまで、帰ってこない時間に思いを馳せる。
そのくらい、許されるよね。
最近、年齢のせいか、昔のことをふと思い出す。
学生時代、就職したての頃、バリバリ仕事をしていた頃の自分を俯瞰して見る。
過ぎ去った日々とは、素敵なものであって欲しかった。満更でもないが、勿論、後悔も多い。
青春のリグレットがあるから、人は前に歩ける。
全てが素敵な思い出なんて、つまらない。
過ぎ去った日々
今朝はとても暖かで心地よく、黄色い木々の葉が微かに揺れているのを見た。
安らぐ香りのする木々で、そばを歩いているだけで元気が出てくるようだった。
一緒にいた友だちも「安らぐね」と言った。
その木々の間から虹のような光が差し込んで、美しかった。
電車の車窓に君と行った海が映ったの
行かないでって言ってくれれば
私はきっと、またこの駅で降りられたのに
(過ぎ去った日々)
公園の桜の蕾はまだかたく
空気はひんやりと透明だ。
早春の厳かな気配。
季節の色や香りにふと
過ぎ去った日々が想い起こされる。大切な日々。
懐かしい想い出を胸にしまい
桜の開花を待つ。
明日のために満たす今日。
題「過ぎ去った日々」
現在は日々がストレスなく穏やかに過ごせるのが一番大切だと思う。
しかし、後日ある価値観から振り返ると、それは意味もなく過ぎ去った日々として悔やまれることにもなるんだけど、あの時頑張って〇〇しておけば良かったとか何とか、そこの折り合いはきちんとつけておいた方がいい。
問診で
酒量問われて
言い澱む
隣で妻が
過去を暴露す