『過ぎ去った日々』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
過ぎ去った日々
「すれば良かった、」「しなければ良かった、」
後悔は今までに数え切れないほどしたけれど、
そのおかげで今、
後悔しないように生きようと思えている。
前までの弱い自分なら、
やり直したいと思っていたけれど、
今の自分は過ぎ去った日々は全て
良くも悪くも良い思い出に変えることが出来るし、沢山の後悔があったおかげで、
今の自分があると
自分がしてきた選択を肯定している。
過ぎ去った日々
昔私のことを憎んでた人たちとの絶交
過ぎ去った日々
昔暗い人生を送り続けた日々からの脱出
過ぎ去った日々
長く続けてた短大生活からの卒業
過ぎ去った日々
亡くなった父との別れ
そして
私自身の交通事故による入院生活
過ぎ去った人生は
良いことも
悪いことも
忘れられないもの
過ぎ去っても忘れてはならないのが
大切な人との絆かもしれない
土産屋の小さな袋が何故か捨てられず
とっておいた何枚かの袋が煎餅の缶から出てきた
イルカの描かれた袋のセロファンテープ
それは荒く剥がされていて
中に何が入っていたかは もうわからない
◇
その日、おそらくは夏の日
手にしたデジタルカメラが嬉しくて
水族館で見ていたのは 目の前の魚ではなくて
画面越しの魚
写真は全てぶれていた
もう出口になってしまったことに気づいた僕は
「再入場」という言葉を覚えた
ぶれている魚たちは まだ生きているだろうか
今のぼくをみて 何を思うだろうか
過ぎ去った日々
若いころは
思い出したくないことを
ふと思い出して
何とも言えない憂うつな気持ちで
過ごした日もあった
それは五十を過ぎた今も同じだけれど
まぁ、これから先
会うこともないだろうし
とか
会ったとしても
お互い年を取って分かりゃしないよ
なんて思えるようになって
おばちゃんになるのも悪くないって
思ってる
「過ぎ去った日々」
戻る方法とかあったらいいのに
戻りたくない日が大抵だけど
戻りたい日もある。
#過ぎ去った日々
人は変わるものです
良くも悪くも、どんなに同じ時を重ねても
いつしか合わなくなるものです
気負わず、気にせず
過ぎ去った日々
仮に私が20歳なら365掛ける20で7300日という
日々が過ぎたのだ
なんてあっという間だったのだろう
歳を重ねるたびに時間の貴重さを思い知らされる
言うまでもないが時間は有限だ
この有限な時を自覚し誰と過ごし、何のために使うのかもう一度深く考えようと思った
最後に自分の時間が無くなる時、あの時、こうしていれば良かったなんて後悔しないためにも
残業後対話篇 ~過去の美しさとは~(テーマ 過ぎ去った日々)
1
これは、西暦2020年を超えた日本の、ある会社での、一人の会社員の、残業が終わってから帰宅するまでの心の中の話。ひどく狭い範囲の話。
私には、人に言えない癖がある。
『イマジナリーフレンド』と呼んでいる想像上の友人と、内心で話し合う癖だ。
もう40も過ぎだ独身男の、痛い行為。蘇った中二病、とでも言おうか。
イマジナリーフレンドは、私の想像上の存在だからして、私の内心は言葉にしなくてもわかるし、イマジナリーフレンドの考えることももちろん分かる。
なにせ、私が考えているからだ。
『何の意味があるのかは、わからないけどね』
イマジナリーフレンドは、だいたいいつも余計なことを言う。
2
残業を続けていると、他の社員が皆帰り、私だけになる時間がある。
もちろん、私が先に帰るときもあるが、しばしば、そういうこともある。
PCを閉じ、タイムカードを切って、後は机を片付けて帰るだけ、と時計を見ると、だいたい22時前後だ。
(学生の頃はよかったな。)
そう。社会人になってから、『早く帰る』なんて全くのレアケース。逆に、休みに出てくるのはよくある。コモンケースだ。
『そうかな?学生の頃より良くなったこともたくさんあるだろう。』
(そんなのある?)
『例えば、宿題がない。』
(まあ、ないけど、家の時間もないからね。22時に会社から出て翌日は8時までに家を出るんだから、宿題なんてあってもできないよ。)
『お金はある。』
(使う時間がないよ。)
『アマ◯ンで電子書籍を大人買いしている。』
(それはある。)
仕事のストレスから、面白い漫画などを見つけたら即買いしてしまうことも少なくないのだ。
そういえば、本屋に行かなくなって久しい。
学生の頃はお金がないので古本屋を巡って本を買い集めた事もあった。
そういう、有り余った時間で、お金がない分を工夫したことも、学生の楽しさだったのかもしれない。
『では、アルバイトで生活したら、学生と同じような生活になるのでは?』
(それは・・・。ある程度の稼ぎがないと、行きていけない。老後とか。)
40を超えて独身だと、確かに考えることはある。
結婚も子育てもしない、ということであれば、そこまでお金は必要なのではないか。
アルバイトや非正規雇用で程々に働きつつ、日々を暮らしていけば、人間らしい生活が送れるのではないか、と。
(しかし、だ。人間らしい生活が送れるかは疑問だ。)
おそらく、『一人で行きていくなら十分稼ぎ』は非正規雇用やアルバイトでは無理だ。
(例えば、50歳で死ぬことがわかっていれば、やるかもね。)
『あたかも一万年も生きるように行動するな。という言葉があるよね。今のきみはそれを考えるべきでは?』
(何歳で死ぬことを予定して、その分に必要なだけお金を稼ぐってやつ?)
『そう、それ。病気になるかも。貧乏するかも。そう不安を煽って貯蓄や投資を言うけれど、独り身で行きていくなら、子どもがいないなら、今日死んでも明日死んでもあまり変わりはない。』
(まあ、親より先に死ぬ不孝はしないつもりだけどさ。)
結局、お金が大事なのは、不安を消すためなのだ。だから、ゴールが決まっており、それに必要なだけのお金があれば、お金より大事なものはたくさん出てくる。
『すでに近い境地だとは思うけどね。結婚するかもしれない年齢の時は、マンガの大人買いとかで発作的に数万円使うとか、きみ、しなかったじゃん。』
そうかもしれない。
(現在から過去を思う時、過去の自分が不安だったことまで思い出すのは難しい。だから、過去を思い出すと美しかったことだけ思い出してしまうのかも。)
『本当に記憶を持ったまま学生に戻ったとしたら、「まともに稼げる会社に就職できるか」「単位を落として留年したらどうしよう」とかの不安と、再び付き合っていくことになるってわけ。』
3
昔が良くなかったことは他にもある。技術進歩だ。
(そもそも携帯電話だってかろうじて高校の途中から持っていたくらいで、それまでは電話もなかった。スマホは社会人4年目くらいからだった。)
『そう。昔の不便さにも鈍感になるよね。本当によかったことだけ、楽しかったことだけ覚えてる。』
PCも遅いし、大したこともできなかった。ゲームばっかりしてた気もするけど。
同時に、毎日を過ごすのに精一杯だった気もする。
「なんだ。今と対して変わらないか。」
『でも、一つだけ大きな違いがある。あの頃のきみには可能性があった。将来への希望といってもいい。何者にもなることができた可能性。』
(今の私にはない。)
『ないこともない。いつだって、今日が人生で一番若い日なんだから。』
4
話がだれてきた。
『だれてきても、誰も咎めないよ。』
(自分の心は咎める。)
だから、イマジナリーフレンドはしゃべるのだ。
『結局、今の状態も、きみは10年したら「あの頃はよかった」って言ってるよ。自信がある。』
そうかもしれない。
今も、過ぎ去るのだ。
何もしなくても、なにかしても。
(だから、何か行動を起こしたくなる、というわけだ。)
『きみは、結果的には「あの頃はよかった」という気持ちがもっと大きくなるよう行動すべきだと思うね。』
(どういう意味?)
『きみは学生の頃のことを思い出すけど、その頃付き合っていた女性もいないし、トモダチとつるんでいたくらいだ。女性とのお付き合いやデートなんかの思い出があれば、もっと「あの頃はよかった」と思っただろう、ということさ。10年後、50歳を過ぎたきみが「まあ今と変わらないか」と思うのであれば、人生を楽しむ「かい」がないということだよ。40歳でなにかを初めてやる?結構なことじゃないか。』
(今が人生で一番若い日、か。)
『過ぎ去った日々を思うのは、懐かしむだけではなく、今日明日をより良くするためだよ。』
今日のイマジナリーフレンドは、何だか良いことを言い過ぎだと思う。
そして、会社の電気を消して、私は帰途についた。
何をしようか、と考えながら。
あの時後悔したこと。
今でもずっと後悔してる。
勢いで言ったこと、あの人の前であんなこと言ったこと……
他にももっとある。
けど、嬉しかったことも、楽しかったことも、それと同じくらいある。
どっちもも、過ぎた日々。
どっちも、同じ時間。
同じ時間を過ごすなら、楽しんだ方がいい、そんなのは無理に決まってる。それは、楽しい方が圧倒的に良いけど、そんなのは、絶対にない。
苦しい時も、落ち込んだ時も、悲しい時とも、怒った時も、マイナスなことも沢山あったけど、プラスなこともその分あった。
これからもそう、過去を振り返るのもいい。
前だけを見続けるなんて、難しすぎるから。
あの頃は毎日が楽しかった
今は何もかも変わってしまいあの頃は幻だったのではないかと時折疑問に思うときがある
あの頃は輝いて見えた
目に映った景色やそのときの出来事、皆活気に溢れていた
あの頃はもう過ぎ去った日々
ふと思い出してはあの頃に戻ってみたいなと
過ぎ去った日々…
過ぎ去った日々の輪郭あいまいに
美談となっていくも善きかな
過ぎ去った日々
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.9 藍
過ぎ去った日々
彼氏と別れた。
私が体調不良で休んだ日学校で彼氏が私の友達に手を出したらしい。首を突っ込まれてイライラしたと。信じらんない。許さない。昨日友達も混ぜて遊んでいる時怒ってる?と聞いてきた。は?いやなんで今?どこをどう見たらそう思うの?と思いつつも怒ってないよと言った。多分その事だろう。
元々彼氏は女絡みが多かった。彼女よりも女友達を遊びに誘いその女友達が私を誘わない限り一緒に遊ぶことはほぼなかった。そういうところから嫉妬していた。初めは嫉妬で終わっていたがいつからかそれがストレスに変わっていた。友達に手を出したこともその他の色々な話をまぜて私は別れを切り出す決意をした。
別れを切り出すと相手の返事は「うんわかった」のみ。あっこんな軽く終わるんだと思ったと同時に楽になれるとも思った。なのに次の日彼からLINEが一通。昨日はわかったって言ったけど考えてたら色々思い出して俺はまだ別れたくない。優雨はもう別れたい?。は?いや昨日わかったって言ったじゃん。とりあえずなんで別れを切り出されたのかわかっているのか聞いてみた。帰ってきたのは俺があかんことしたから?。意味わかんない。そんなの当たり前だろと思ったが送るのはやめた。どんどん問い詰めていくとほんとに何も自覚がなくてがっかりした。
別れられたのに思い出すのは彼のぬくもりと優しさと笑顔ばかりで余計苦しくなった。でももう楽しかった日々はどこにもない。全て過ぎ去った日々だ。もう前を向いて歩くんだ。これから訪れる未来の日々に向かって。
【225,お題:過ぎ去った日々】
過ぎ去った日々、きっと未来よりもずっと遠くにある過去
「おいてかないで...」
それでも無情に離れていく、もう二度と手が届かない所へ
卒業は別れの時じゃない、と誰かはそう言ったけど。
私はそうは思わない。
だってさよなら。大好きな人。
何も言えなかった恋。
私は、あなたの何の特別でもないから。
きっとここで一生のさよなら。
手に取って愛おしいと思える時まで生きてみたい。
No.11 過ぎ去った日々
過去が僕に語り掛けてくる。お前は本当にそのままでいいのか、と。
お前のやりたいことは本当にそれなのか、と。
お前はそこまでの人間なのか、と。
でも僕には分からないのだ。僕がそのままでいいのか、やりたいことがなんなのか、僕がどこまでやれるのか。僕は何一つ分からない。ただただ何一つわからないまま、焦りとともに歩かされている。僕が何者か、何をしたいのか、どこへ向かっているのか。何一つわからないまま。それでも歩けと過去は僕を急かし続ける。
でも、だからこそ僕は好きを大事に抱えていたい。
読書は好きだ。僕を知らない世界に連れていってくれるから。と言っても、自己啓発本だとか、いわゆる論説文みたいなのは好きじゃないけど。
ゲームは好きだ。現実を忘れさせてくれるから。特にRPG系はいいよね。僕も主人公と一緒に冒険してるみたいで。
音楽は好きだ。特に歌うことが好き。僕はちっちゃい頃から音楽が好きなんだ。ピアノも長く習ってたし、中学時代は吹奏楽部だったし。だから、音楽を聴くことで色んなことを知った。学んだことが多すぎて、具体例が出てこないのが悲しいけどね。自分の感情を理解する手段のうちの一つ。
アニメは好きだ。これは読書とも近いんだけど、僕を知らない世界に連れていってくれるからね。実際にキャラクターたちが、動き話し生きている。自分の目の前で繰り広げられる冒険譚。浪漫があっていいよね。僕は大好き。
演劇は好きだ。僕、これでも演劇部経験者なんだよ。まぁ、役者はあんまり上手くないんだけど。裏方が好きだったのもあって、基本的に裏方専門だったし。舞台はなまもの、とか、Show must go on、とか色んな言葉があるけど、本当にその通りだと思う。同じ脚本、同じ役者でもやる度にちょっとずつ違うし、演出が変わればもっと変わる。その上、本番前ってすっごく緊張する。でも、それがすっごく楽しい。あのピリッとした緊張感は何回味わっても新鮮で好き。開演前のブザーが鳴った瞬間とかドキドキとワクワクでたまらないよ。自分の手で劇に音が付いて、彩られていく感覚、とかね。
演劇とか舞台を作る側も楽しくて好きだけど見る側ももちろん好きだ。安定した高いクオリティと、その場の判断で飛び出すアドリブ、それに対応できる柔軟さと頭の回転の早さ、そして、役者同士、裏方同士、お互いへの信頼。そういったものが、強く感じられるから。そう考えると声優さんたちも本当にすごいよね。体を動かすことなく、声だけで演じてるんだから。これって本当に難しいんだよ。演劇をやったことがあるから、ちょっとだけわかるけど。
ねぇ、みんなの好きは何?好きを隠してない?
僕はね、人生短いからこそ好きは隠したくないし、他の人の好きを知りたいと思う。確かにあまり良くない趣味とかも無いでは無いのだけど。僕は生きることがあまり上手くないから、だからこそ笑顔でいるために好きを大事にしていきたいな。
テーマ:過ぎ去った日々
物語っぽくするのって難しいですね。一人称はこだわりがあるとかではなくて、ただ僕が使いやすいし言いやすいってだけです。私って言いにくいの私だけですかね?
【過ぎ去った日々】
「早く1人暮らしがしたい…。」
「早く卒業したい…。」
高校3年生頃ずっと思っていた。
今日、遂に念願の1人暮らしを始めた。
家に着くまでは、ドキドキワクワクだった。
<ガチャリ>
<タッ>
新生活に向けて一歩踏んだ瞬間だった。
まるで、1人この世に取り残されたかのような孤独感が襲ってきた。
「寂しい…。」
今まで実家で暮らしていた。
家族とは、ギクシャクしたことはあるが、特別仲が悪かったわけではない。
どれだけ今までの生活が恵まれていたか。
どれだけ暖かかったのか思い知った。
自分で選んだ人生。
1度くらい外の世界を知った方が良い経験になる。
そう思いながら、この1人暮らしを乗り切ろうと思う。
金曜ロードショーで
3年前に流行った恋愛映画が放送されていた。
主人公達の甘くて、酸っぱい出会いや生活に
付き合いたての自分たちを重ねて、共感したっけ。
あいつは、映画や邦ロックが好きだった。
よく一緒にレイトショーを観に行ったし、
フェスにも二人で参加した。
今思えば、映画の好みも違うし、
私の音楽の楽しみ方は一人でじっくり味わう方だし、
好みが合う、気が合う はその程度のものだった。
それでも、彼と私は最強の二人だった。
ただ、一年がすぎる頃、些細なお互いの違いが気になり、
バランスが崩れ、不穏な空気が流れるようになった。
彼は今どこで何をしているだろう。
フェスで元気に走りまわるような女の子が
隣にいるのだろうか。
きっと、私ではなく、その子の方が
彼にとって良いと思う。
そんなことを考えながらぼーっとテレビを観ていると
つい1時間ほど前まで仲睦まじかった二人は
別々の道を選んでいた。
「 過ぎ去った日々 」
風船みたい
過ぎ去った過去
でも大丈夫
種をつけておいたよ
いずれ花が咲くんだよ
〈過ぎ去った過去〉