『過ぎた日を想う』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
過ぎた日を想う
恋の始まりなんてありきたりすぎるだろうか。
「俺の家からもあの山見えるんだよね」なんて。
初対面の、名前も知らない同級生への初めましての言葉としては突飛すぎる。
そんな変人に片想いしてもう3年。
あの満面の笑みが忘れられないだなんて、
想定外もいいところだ。
「過ぎた日を想う」
過去の出来事も
私に必要だったはず。と
無理矢理思い込む。
そうして自分に暗示を
かけていく。
どこかで
折り合いをつけないと
正常を偽れない。
人生にはいろいろな岐路がある。
このときこうしていれば、あのときああしていれば……小さなことから大きなことまで、私にもたくさんあった。
今、一番思うのは、あの日、君への連絡を絶ったこと。
君の行動が、あのときの私にはつらかった。あのときは、君の気持ちがわからなかった。だから、もうこの関係は続けられないと思った。
それが、今では、わかるようになってしまった。
あのときの君は、こんな気持ちだったのではないかと、想像できるようになってしまった。
あれから、私にもいろいろあったから。
今では、君ともわかり合うことができるかもしれないと、思ってしまう。自分から絶った関係に、夢を見てしまう。それはきっと、君と過ごした日々には、よろこびが確かにあったからだ。
もしかしたら、本当にわかり合えるかもしれない。
もしかしたら、君もまた変わって、わかり合うのは難しいかもしれない。
ねえ、あれから君はどうしていますか。
私との日々は、まだ君の中にありますか。
君との日々を想いながら、今日も私は、こたえのない問いを繰り返すのです。
過ぎた日を思う
秋の匂いが深まる。
...散々嫌だった夏が少し恋しくなる。
夏は嫌いだ。
少し動けば汗をかくしセミの鳴き声は頭痛がする。
洗濯物が乾くからと外に干せば夕立にあう。
夜は寝苦しいし日焼けしてしまう。
本当夏は散々な目にあう。
だから嫌いだ。
それなのに秋が深まって、暑さは汗と一緒に風に飛ばされて
セミのいない毎日は静かで寂しさを感じる。
洗濯物は乾きにくくなって夜は肌寒い。
私がわがままなだけだろうか。
夜風を浴びて真っ暗な夜空を見てると
おっきい入道雲を思い出す。
また真夏の暑い空の下で冷たいアイスを食べたい。
また来年まで待ち焦がれることになるんだろうね。
語り部シルヴァ
※過ぎた日を想う
「想う」……良くも悪くも記憶に残り
それを考えている状態、ということだね
それならば、やはり病気についてになる
うつ病患者になり
死にたくて生きたくて泣きわめきながら足掻いた
指定難病にかかり
治る見込みがないなら尊厳死を選びたいと泣いた
そして今、私は生きるために
腎臓病ケアのお弁当を契約したいと資料請求中だ
過ぎた日を想う。泣いてわめいて乗り越えた、と。
そしてそれは沢山の人に助けられたからこそだ、と。
【過ぎた日を思う】
いつか過ぎた日を思うのなら。未来にとって過去である今を思い返すことがあるなら。
『あの頃は幸せだった』と思いたいものだ。
特にドラマチックなことも起きない日々を『平和で穏やかで悪くなかった』なんて、感じられたらいいと思う。
そのためには……
まずは、自身の健康かなぁ。
過ぎた日を時々思う時がある。
枯れ葉が枯れて道端に落ちてくる時も 手で掬い上げて元の形に戻してあげたい。
でも、時間は淡々と過ぎて行って
いつかそれすらもつかめなくなる。
室内の時計が高速にぐるぐると回り出して止まらなくなる。掛け替えのない日常でも大事にしたい。
過ぎた日を想う
「躾糸」
なぜ 巡り合うのかを
私たちは 何も知らない
いつ 巡り合うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかも知れない
なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の ささくれ(ささくれ知ってる?笑)
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中
縦の糸はあなた 横の糸私
織りなす布は いつか誰かの
傷を庇うかも知れない
縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき人に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
作詞 中島みゆき
「糸」
この歌詞の
あなたと私の糸が
織りなす布が いつか誰かの傷を庇うかも知れないという歌詞が好きである
逢うべき人に出逢えることを
人は仕合わせと呼ぶという歌詞はまさにその通りだと想う
私が祖母から貰い子供たちに手渡した糸は
「順番守れ!」ってことだけでした
勉強も、人付き合いも、世あたりも、仕事も
全て順番 家事も育児もご近所づきあいも順番が大事
順番が守れない人は嫌い(笑)
でも、私に嫌われたって、大したことじゃないだから大丈夫
そして同じように、あなたに嫌われても、大したことじゃないのよだから大丈夫
自分をどんな偉い人間だと思ってるのか? あなたに嫌われたってだれも困りゃしないわ どんな自意識過剰だ 謙虚になれと祖母なら笑い飛ばすだろう。そんなに自分の嫌いが大事なら、あなたに嫌われたら困るって人間になれ!なってから、あれが嫌いだあいつが嫌いだと指を差して裁け!それが私が貰い子供たちに渡した躾糸だ
努力は当たり前にするもの ワタシやりました!そんなもを、ひけらかすな!
優しさも「優しくありたい」なんて宣言してひけらかしたら値打ちが下がるんだよ(笑)
縦の糸と横の糸は違う方が良い
けれど 全く違っては強い布には、ならない
糸の質を見極める力を持て
闇雲に 自分と同じ糸を求めず
自分と同じ性質の糸を求め布を織れ
だから、黙って探すこと 見つけ出すこと
見つけてもらうことは大事だ、この砂漠のような風吹く世間で、そうして逢うべき人に巡り会えたら仕合わせなんだろう
そして 縦と横の糸で織り上げたその布は常に
今の時代に相応しいとか相応しくないとか
正しいとか正しくないとか
都合が良いとか悪いとか
そういう物差しではなく
より 味方が少なく
より 血を流している
誰かの傷を さり気なく
庇える布になれ
私が 祖母から貰った躾糸は
そんな ものだったから
私は そんな風に生きる
過ぎた日を想うと
いつも 祖母からの躾糸が
私の背筋を伸ばさせる
自分の背中を押してくれるものは
そんな過ぎた日の躾糸だ
令和6年10月6日
心幸
良くあの時 声を掛けれたな
良くあの時 続けられたな
良くあの時 耐えたな
自分エラいえらい(輝)
何故あの時 ドジぶちかましたのか
なぜあの時 深夜テンションに身を任せたのか
何故あのとき もっとねだらなかったのか
なぜあのヴゥ〜ふぅ〜(涙)
たまには過去の作品振り返ってみれば?
あなたと出会ったあの日から何かが始まったの。でももう過ぎちゃった、、
過ぎた日を想う
歳を重ねると、本当に些細なことでも
すごくキラキラしてた事のように思い出す
高校の時、初めて手を繋いで歩いたこと
ぎゅーってされたこと
バイクの後ろに乗って
景色が飛んでるみたいに見えたこと
こうやって書いてると
あれもこれも思い出して
少し照れくさい気持ちになる
あの頃の私の気持ちを少しだけ思い出す
過ぎた日を想う
昨日は終わり、今日が来、明日を待つ
憧れた明日は、いつも残酷なほどに狭い
過ぎし日に馳せた願いを
志を、呟きを
想いを
私が忘れたとしても
期待などしなかったとしても
過去の栄光に縋り付いても
私は私以外になれないのだから
おまえは歩くしかないのだよと
あの日の母の言葉を想い
その先にあるのが絶望でも希望でも
私はきっとこうするだろうと
過ぎた日のことを想いながら
名残惜しさに潰えてゆく
「部活辞めます。今までありがとうございました。」
小学3年生から続けてきた野球。
高校1年の冬、僕は野球を辞めた。
まあ、理由は色々あって、野球への熱は冷め、小説を書くことに専念しようと思った。
まあ元野球部の身としては、休日なんてやることがなくて仕方がない。
なんとなく部屋の整理をしていたら、スポ小の卒団ムービーが出てきた。
まあ、見ていると思うこともあるわけで。
思い立ったがままに自転車を飛ばして今は廃校となった小学校へ。
始めて野球ボールを投げたブルペン、低くなったマウンド、剥がれかけのホームベース。
その一つ一つが懐かしくて。
スマホを構えながら、過ぎた日を想う。
ありがとう。
さようなら。
朝のうちはくもり空
静かな町を歩いていく
いつも吠える犬も
眠たそうにしていた
こんな朝早くに
起きるなんてこと
君といればなかった
甘えていた僕さ
過ぎた日を想う
繰り返し寄せる波のように
瞳を伏せて呟いた
別れの言葉
あの日から全てが
変わり果ててしまったんだ
それは悪いことじゃなく
気づき始めたから
朝のうちはくもり空
静かな町を歩いていく
少しずつ雲が
風に飛ばされていく
過ぎた日を想う
君をずっと傷つけていた
いつも謝るだけで変えられなかった
俺は自分勝手だと分かっていながら
君をずっと傷つけていたんだ
それでも微笑んでくれる君がいて
そんな君に俺は甘えていた
君の心の中は涙で溢れていたのに
君がいなくなって俺は
俺は今更後悔してるんだ
バカだよな
今とてつもなく君が恋しい
笑顔や声や抱きしめた温もりが忘れられない
こんなバカな俺の事は全て忘れてくれ
君に幸せな事が沢山あるよう祈ってる
「今ね、すごい甘えたい」
ずっとこのまま、
ふたりの身体が絡み合うままで
_過ぎた日を思う
温めたシナモンロールを食べたから過ぎた日が全て幸せに変わる
「過ぎた日を思う」
君と離れた日を未だ想う
仕方の無い事だったとしても
あの離され方はあんまりだ
僕はまだ君を想っていた
君も僕を想っていた
そうだろう?
193テーマ【過ぎた日を想う】
悲しいお話が出来上がりました(
“親の関係で強引的に離されたふたり“
という捉え方でお願いします
それでは、またいつか
意味はないと理解していながらも、想わずにはいられない。
粗雑に歩いてきたあの日々の道端に少しずつ落としていた後悔が拭えない。
─過ぎた日を想う─ #86
苦しんだ日を想う日は数あれど悔やんだことはなかったんだなぁ