『過ぎた日を想う』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「今」以外は全て過ぎた瞬間で過去だ。
想うことも想い始めはもう過去だ。
過ぎた日を想うというのは
一瞬一瞬に出来上がる過去の記憶を
時間で区切って「一日」としてまとめたものを
一日もしくは複数日をその頃として思い出すこと。
今を費やして頭の中で過去の追体験。
楽しい記憶だろうが悲しい記憶だろうが
自分の意思でやりたくてやってる時はいい。
けど、思い出したくもないのに
不意に勝手に始まるのは勘弁してほしい。
あれ、ホント何なんだろ。今がもったいない。
想わねば本日
何をして、何を思ったのか。何を得て、何を失ったのか。どんなことを成して、どんな失敗をしたのか。昨日のぼくはどう生きたのだろうか。
ぼくは昨日を想う。朝に目を覚まして見た天井の染みから、寝る前に視界を横切った蝿の腹の模様まで、全部を想う。ひとつひとつを丁寧に、決して落とさないように。
そんなふうに想う間に、気づけば空は夕焼けに染まっている。橙は紺へと流れて、太陽は退き月に身を譲る。
はっと目が覚める。天井の染みが目に映る。私は慌てて昨日のことを思い出す。決して落とさないように、丁寧に。
ドラムを舐めていたあの日、ライブで最悪な演奏をした。
中1の頃、バレンタインライブ というライブである曲をやった。
友達にギターやらない?と言われてやってみたがどうもうまくいかなくライブ2週間前にドラムにする!と言い ドラムの練習をしていた、が小テストの勉強 期末の勉強 とありあまりドラムの練習時間を作れなかった。
結果、ライブは私のせいでボロボロ
いや、私だけではない。全員ボロボロだったと言える
そんなあの日を思い出して私は今日もクリスマスライブまで練習をしている。
もう、先輩方にがっかりしてほしくないから
─過ぎた日を想う─
どうすれば良いのだろうか。
幸せだった生活を懐かしむこの気持ちは。
君と過ごした、楽しい日々を想うこの気持ちは。
どこに捨てようか、誰に譲ろうか。
毎日考えて、でも意味なくて。
楽しかったのは事実で、
好きだったのも事実で。
過ぎた日を想うことが、
無意味だというのもまた事実で。
どうすれば良かったのかな。
どうすれば幸せだったのかな。
どうすれば、笑っていられたのかな。
全ては君しか、解決出来ない問題。
僕だけでは、どうにも出来ないんだ。
題名【無力な僕】
懐かしい歌に
懐かしい香りに
ふと気づけば
意識は遠い過去に
小旅行
痛みも消えた
輪郭だけの過去は
ただ懐かしく
そこに静かに
横たわっている
その時には
分からなかった
気づけなかったと
自分のものさしで
意味を後付けし
今を生きている
あの痛みも
あの苦しみも
全て
無駄ではなかったと
「過ぎた日を想う」
過ぎた日を想う
世界はきらきらと眩しくて、何にでもなれると思ってた。
空だっていつかは飛べるかも。空想でいっぱいだった小さな私。
それから少女になって、大人になって、ままならない世界の色の深さと複雑さを思い知る。
私は他の誰にもなれなくて、持っているのはこれしかない。私は私と手を繋ぎ、その手の力を強めていこう。
今はまだそんな余裕はないけれど、いつかは辿った道を振り返り、過ぎた日を眩しく想う時が来るかもしれないね。
ほんのひととき想いを巡らしてみた、ある秋の日の午後のこと。
#49
あの日。
僕がキミの手を掴まえていたら。
行かないでくれ、と引き止めていたなら未来は変わっていたのかな。
何度も夢に出てくるんだ。
僕のせいだって、周りから責められ続ける悪夢を。
あの日をやり直すことはもうできない。
過去にはもう戻れない。
嘆いても、何も変わらない。
こんな僕を見たら、キミは何と言うだろうか。
呆れた顔をするだろうか。
一緒になって落ち込む優しさもあるから、もしかして涙を見せるかもしれない。
キミのことを思い出すのは決まって悲しい顔だ。
僕の思い出の中のキミは寂しそうな表情ばかりだよ。
これも僕のせいなんだろうな。
キミを幸せに出来なかった、僕の責任だ。
そんな僕は、辛いとか苦しいだなんて思っちゃいけないんだ。
過ぎたあの日を尊ぶことで赦されることじゃないけれど、
今日もキミの悲しげな顔を思い出しては自分を戒めるようにするよ。
︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎小さなあの子と僕の記憶︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎
眠い目を擦りながら重い瞼を開ける。
開けると僕の視界には不向きな自然の光が、
差し掛かる。
そう、嫌でもかってくらいに眩しすぎるこの光。
夜が明け、
朝が来たんだなって改めて思う。
昨晩ずっと、前に僕の窓に
訪れたあの子の事を考えていた。
その鳴き声で僕は
苦しい朝も
憂鬱な朝も
耐えられたから。
感謝してるからまた会いたい。
君の姿が変わったとしても、、
今は何も考えず、あの子の事だけを
考えている。これが恋心というものなのかな。
今日もまた布団の中で
キミの存在を知ったあの日を、
あの遠くに飛んでいってしまった
過ぎた日を想う。
終。 #002 「過ぎた日を想う」
過ぎた日を想う
今、彼と別れてきた。交際期間、四年。何故、別れたか?私にもよくわからない。ただ言えることは、もう彼を愛していなかった。
四年前、同じ大学の心理学の時間、たまたま隣に座ったのが貴方だった。朝までアルバイトをして、心理学の授業は眠ってしまい、ノートを貸して欲しいと言われた。連絡先を交換し、後日、ノートを返してもらうために、一緒にご飯を食べに行った。
それから何度か会い、付き合うことになった。
一緒にディズニーランドに行って、
「やっぱり、シンデレラは可愛い」
と言うので、私はシンデレラが嫌いになった。
初めて温泉に行った時は、私の浴衣姿を見て
「可愛いよ」
と、言ってくれた。
優しく包み込んでくれる夜が好きだった。
一緒に笑ったり、時々、喧嘩したり、彼しか見えない日々が続いた。
過ぎた日を想う。
たくさん思い出はあるけれど、何故か彼のことが愛せなくなった。お互い、そうだったと思う。私が別れを告げた時、彼はほっとしたみたいだった。
今までありがとう。
貴方を本気で愛していました。
いい人を見つけて幸せになってね。
さようなら。
たくさんの思い出
たくさんの後悔
全てを握り締めて
今日もあなたとの日々を
もう戻らぬ日々を
想い過ごします
【過ぎた日を想う】
人付き合いは、嫌いやないけど苦手なんやと思う。
おはよー!あれ、昨日休んどった?
うんーちょっと熱出て
えー大丈夫ー?
最初はなんとなく上手くいくけど、ボロが出る。
ハーフとか 空気読めへんとか 単に合わんとか
そんなシンプルな理由で上手くいかへん。
我ながらとっくに人嫌いになっててもおかしないんやけど。
なにそれ!笑
天然やんな〜
ツッコミやめて笑笑
周りの人に恵まれたから、人と関わる楽しさを知ってしもとる。理不尽な理由はわからへんけど、無意識に人を傷つけるとかはしたないから、空気読めへんのは直したかった。
新しい環境。新しい人。
過去を振り返ったらしんどい思い出もある。
そやけど関係あれへん。今には全く関係あれへん。
今だけ見とったらええ
後悔ばかり想い出す
すぐにいいことが出てこない
これは性格なのか脳の癖なのか
過ぎた日を想わず
楽しい未来のことを考えよう
過ぎた日を思う (10.7)
え?——あぁ、ごめんね。“ブックストア”って私のあだ名だったから。小学校の頃の。
ちょ、ダサいとか言わないで。
呼んでたのは一人の男子だけだよ?「ブックストア、今日読んでるのは何の本なん?」みたいに、毎日私の読書に干渉してくるだけ。
別に悪口じゃないし困ってなかったけど、ある日宿題で
「嬉しかったことも、嫌なことも、今のみんなの気持ちを教えて」
って作文を渡されたんだ。それで——何となくあだ名のことを書いたら、すぐ呼び出されちゃって。
ほら、あの頃いじめとか問題だったじゃん?だから、仕方ない。
でもね。
次の日名字で呼ばれたら、肺が急にちっさくなって息が苦しくなったの。視界がじんわり滲んで、よくわかんないけど嫌だーって。
先生はからかってると思ったんだろうけど、私にとってはアイツからの“特別”のしるしだったの。些細な会話の繰り返しが、私の大好きな時間だったんだよ。
彼にとって私ってなんだろう。
都合のいい女?
「……みじめだ」
私はまたお酒を流し込んだ。
"過ぎた日を想う"
いつだって後悔ばかりが想起する。
あのときこうしていればとか。
あのときこう言ってあげていればとか。
ああ、間違ってしまったなと、苦く思うのだ。
でも幸せだったことや、楽しいことだって、後悔と同じ数だけあるのは確かで。
だから僕はたぶん。
間違ってばかりでもなかったはずだし。
それが間違っていたかどうかは、きっともっと後になって噛みしめることになるのだろう。
過ぎた日を何度も想いながら、今日も僕は今の僕だけができる選択を、どちらがいいだろうと天秤にかけている。
【過ぎた日を想う】
『過ぎた日を想う』
過去を振り返ることが年々増えてきたなと思う。もし自分の人生に心底満足していたなら、ここまで振り返ってたのかな。
人生をやり直せるならいつからがいい?っていう質問をたまに耳にします。やり直したいなんて思わない!前しか見てない!って言い切れたら格好いいですね。
私の場合は割と頻繁に、自分に対してこの問いを投げかけることがあります。答えはだいたい、高校生から。それか、高校も選び直したいから中学生の進路を決める頃からになるかな。
もしそこで別の道を選んでいたら、今とは違った人生になっていたのか。今頃どこで何をしていたのか。しかし思い返してみても、当時自分が選んだ道以外に選択肢ってなかったような…
それでも過去か未来かどっちに行きたいかと問われれば、即答で過去!
ということはやり直したいんだね、やっぱり。それは別の人生に興味があるからというんじゃなく、今の人生に納得がいってないからだと思う。納得できる部分もあるけど、全体通して見るとやっぱり納得いかない。現状に対して「なんで?」と思う部分がたくさんあるから。けどそれもこれも全部自分が選んできたこと。だから不満も満足も全部受け入れないと、、ってことになりますね。
昔の自分に会いたくなって、過去に働いていた場所を再訪したことがあります。
知ってる人いるかなとかそういうことじゃなく、ただそこの風景をもう一度見たくて。
もう従業員じゃないから内部には当然入れないけど、建物の外観とか中の雰囲気とか、あぁこういう感じだったなーこのドアから毎日出入りしてたなーとか。
懐かしさと、退職してから10年も経つのに何も変わっていない安心感がありました。
無意識に当時の社員さんの顔を探してしまってましたね笑 見当たらなかったし、私も気づかれてなかったと思いますが。たぶん。別に気づかれても良かったけど。
退職後、結果的にここでの仕事が足掛かりとなって今の仕事に繋がりました。
だから当時この仕事を選んだのは正解だったことになる。…けど間違いだったかもしれないと今は思う。思ってしまう。。
自分の経験で言うと、人生にタラレバは尽きないなと思います。言いだしたら本当にキリがない。なんなら生まれるのがあと10年遅かったら良かったのにとか。両親が出会うの早すぎたわとか。何の根拠もないのに。
ドラえもんの道具で過去に戻ってそこから人生をやり直しても、満足してたかなんてわからない。もしかしたら今よりもっと辛い状況になってたかもしれない。隣の芝はどこまでも青いんだろうと思います。
自分がこれからどこに向かうのかまったくわからないけど、たまには過去に戻ってみるのもいいことだと思う。くよくよしたっていいんだよ。そこで何か気づきがあるかもしれないし、なくてもいいし。
この先後悔が消えることはきっとないけど、満足100%になることもたぶんない。
行きつ戻りつしながら歩んでいったらいいのかなと思います。
もう終わったこと。
好きだったことも
毎日が幸せでワクワクしてたことも。
過ぎ去った日々は戻らない。
美しく、切ない色の記憶に変わるだけ。
物事は必ず終わりを迎える。
変わらないものはない。
そしてまた新しく迎える。
過ぎた日を想う
楽しくて仕方なかった日
悲しかった日
後悔で溺れた日
幸せを感じた日
うん。色んな日々を味わえてる
明日想う今日はどんな日かな
舞華
暗がりの道を歩き、ふと上を見やると電柱の明かりが点滅していた。この辺りにはこれ一つしかない、点滅する電柱。そうだ、確か、私があの時待ち合わせたのもここではなかったか。もう二度と来ることなどないだろうと思っていたがしかし、奇妙な巡り合わせだとも思った。あの頃からずっと、明かりはチカチカと点滅していたのか。
[過ぎた日を思う]
人生で出会う人達は必然なのか偶然なのか。
あの日あの時、こうしてたら、こうしてなければ
出会わなかった人達。
些細な事から重要な事まで毎日選択の繰り返しが
人生。
目の前には常に岐路があり、どちら一つにしか
進めないのが人生。
その中で出会っていく人達ってある意味
運命の人な気がする。
今まで出会った人達、これから出会う人達、
過ぎた日に想う、自分の選択は間違いじゃなかったと。
これからの日に想う、きっとこれからの選択も
間違いないんだと。
出会ってくれてありがとう。