『通り雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
山嶺の背伸びのためらい撫ぜてゆけ
前線南 いま蛇眠る
雨が降った☔と思ったらすぐに通り過ぎて行っちゃった。なんか悲しい😭
通り雨
喧嘩した友達との帰り道
通り雨が降り二人で慌てた
その後喧嘩したことがどうでも良くなり
たくさん笑った
その時の空はとても輝いていた
幻雨影
現実味の無い
世界で 只・・・
何を想い 描く・・・
感覚は薄れて
叶わぬ 時・・・
天空眺め 流れ・・・
私の胸の奥
止まない雨
僅かな水泡
小さく消え
深く沈み出す・・・
諦めと言う中で
自らの意思は
虚無と無力・・・
掴み損なう終焉
私は選ぶ結末
悲劇微笑み・・・
もう・・・
私の存在等・・・
- 通り雨 -
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たまにある降ってすぐ止む通り雨。
ずっとは嫌だけど、降って欲しい時に限って
ずーっと降ってる。
天気のように気分屋になれたら
気が楽なんだろうな…。
2022. 09.27.
ポツリ 、
勉強の合間にぼうっと窓の外を眺めて入れば 、突然ガラス越しに小さな雨粒が当たる 。
その1粒を合図に 、次々にたくさんの雫が落ちてきて窓を叩いた 。
あーあ 、こんな天気じゃ勉強もやる気にならないや 。
数学の課題の上に突っ伏して目を閉じようとしたその時 。
ザーザーとうるさい雨音に混じり 、LINEの通知音が響いた 。
バッと勢い良く顔を上げてロック画面を確認すると 、彼の名前と「 課題終わった ? 」の7文字 。
雨でどんよりした表情も消え去り 、スマホを持ってひゃーなんて声も上げてみたりしちゃって 。
あなたの通知1つで
わたしの心は晴れ模様 。
『通り雨』
大樹の陰で雨宿り
遠ざかる君は濡鼠
「なにも今じゃなくても」
呼び止める手を振り払い
飛ぶように駆けていった人
滴る雫が涙になろうと
いずれ晴れて乾くだろう
今日は夕方に雨が降ったみたいです。
私はお昼寝をしていて気付けませんでした。
お母さんがお仕事から帰っている時に降り出したようです。
「ただいま」と私の部屋に来たお母さんは雨に濡れてしまっていました。
そして、急いでいたため私が読みたがっていた本が買えなかった、と謝っていました。
お母さんは悲しそうな顔をしています。
私は全く気にしていないのに。
それよりも雨に包まれるとどんな気持ちになるのか、どんな感触なのか。
気になることがたくさんありました。
だけど、お母さんには笑顔になって欲しくて、また今度晴れた日に買ってきてねと笑いかけました。
「通り雨」
誰かが泣いた時。
風船が飛んで行った時。
お花が枯れた時。
お空は涙を流します。
沢山の人がいる中のそのたった1人が
人生を諦めようとした時も
ほら、お空が泣いている。
塩っぱい涙が落ちてきた。
でも、お空は直ぐに泣き止むよ。
泣いている暇なんてないからさ。
お空が僕を見落として、雨が降らなくても
僕は傘を捨てないよ。涙がなくなるまで。
🍀通り雨
今日、学校から帰っている道中に
大粒の雨がポツポツと降ってきてた。
鞄には大切な書類が入っている。
応急としてタオルを1番上に被せ守る。
通り雨ではなさそう。
身体が冷えてくる。家に着いたら1番にお風呂に入ろう。
雨がシトシトと降り青々とした木々にその雫を落としていく。
きっとお日様が雲から顔を出した時美しい宝石の木が現れるのだろう
通り雨
通り雨って、強い雨が降るけど、
長くは降らないよね。
この前、嫌なことあったけど、
嫌なことのあとは良いことがあるもの。
人生に似てるかな。
これからも雨が降っても必ず晴れると思って
生きていく。
~通り雨~ 恋した瞬間
あなたを待ち続ける喫茶店。ふと窓の外を見ると雨が降っている。さっきまで降っていなかったのに・・・・。数分後、嘘みたいに晴れた。
あなたとの出会いを思い出した。
あの日、あなたは見ず知らずの私と、雨宿りをしたね。覚えてる?
それがあなたに恋した瞬間だよ?
あなたの横顔がとても素敵だったから。
通り雨
一瞬、過去を思い出し
涙が溢れて…
何事もなかったように
日常に戻る…
でも…
心の奥底に眠ってる雨は
気づかないうちに深く
なっていく…
いつもは隠れてるけど…
ある拍子に姿を表す
通り雨
また…
いつやってくるのか
わからない…
臆病に笑ってる…
こわい…
涙する…
下駄箱を出ようとして気づいた。
「え...」
ポツポツと雨が降っていた。音がしないぐらい少しなのだけれど、駅まで30分程度はあるから、この中傘をささずに行くのは些か躊躇われる。
今朝、いつも見るニュース番組の気象予報士は晴れだと自信満々に言っていたからそれを信じて傘を持ってこなかったのに。
「わっ!?」
一瞬視界が真っ黒になって何事かと一歩下がると、目の前に開いた傘を差し出されていた。私が持っているのよりなんだか大きく見える黒い傘。
「ん」
「え?いいよ、君が濡れちゃうよ」
「俺は男ですから濡れても良いんです。先輩どうぞ」「悪いよ」
「いいですから」
「でも────」
言い終わる前に傘は私の足元に置かれ、彼は薄い鞄を傘がわりに走って行ってしまった。置かれた傘を手に取るとやはり大きい。足元に置いていってしまうなんて。
「カンタかよ...」
某アニメの毬栗坊やを思い出してふふっと笑みが漏れる。さて、彼の行為を無駄にしないように、帰ろうと一歩踏み出して気づく。
「雨、止んでる...」
彼、服大丈夫かな、濡れてないかな。雨、止んで良かったな。
そう思いながら少し熱った顔を撫でた。傘返さなくちゃ。
今まで見ているだけだった彼に話しかける理由ができたことに胸を躍らせた。
#通り雨
自室で作業をしていると、
景色が白むほどのゲリラ豪雨がやってきた。
街全体を水が覆っていく。
大きな音を立てて、人々をずぶ濡れにして。
まるで、寂しがるいたずらっ子のように。
いじわるなことを言われても、
まったく手を緩めない。
加減がわからず、
誰かに迷惑をかけてしまっても、
雨は変わらず雨のまま。
少し、いや、とても羨ましい。
どうしてそこまで、
誰かに対して何かをしようと思えるのか。
どうしてそこまで、
雨として自身を貫き通せるのか。
話ができるなら聞いてみたい。
屋内の声も掻き消えるほど、
激しい激しい通り雨。
誰にも聞こえないなら、
私も何か口ずさんでみようか。
お題 通り雨
暖かい季節に沿わない
冷たい私達の別れ
季節の変わり目に逆らい今日を生きてる
時が流れていつかは見知らぬ二人になる
水たまりに映る私の顔
涙で溢れて歪んでいる
きっと通り雨のせい
降ってきちゃったね
君の事だから準備は…
え?傘忘れたの?珍しいね
私?え〜と…
じゃん!持って来ました!
と言うわけで、さぁ、はいったはいった
行くよ?しゅっぱーつ!
うぅ…照れ隠しでついおどけてしまった
ただでさえ子供っぽいって言われるのに
でも、今日くらい良いよね?
せっかく傘一つ分、距離が埋まったんだから
彼のうっかりに乾杯!通り雨に幸あれ!
『通り雨』
通り雨、雨宿り、夏の日の
光景
通り雨のような出来事が、
大雨になってしまった
私の人生
大雨になってから気づいた
あれ以来、ずっと大雨に
うたれている気がする
通り雨をやり過ごす、自分で
あったらよかったのにね
「天気予報が嘘をついた」
好きな曲のワンフレーズを口ずさむ。
突然泣き出した空の機嫌を伺いながら、なんてぴったりな歌詞だろうかと思わず笑って。
洗濯機を回しているのに、というこちらの不満も聞こえないふり。何がそんなに悲しいのだろうか。
「雨は好き。頭が痛くなるのは嫌だけれど」
少し重くなった頭を机に預け、目を閉じる。
雨音が響く静かな部屋に鼻歌がにじむ。
急に暇になってしまった……こんな時はミルクティーでも飲むに限る。ケトルのスイッチを入れた。
「……あれ?」
ケトルがご機嫌な歌を奏で出したところで、雨音が止んでいることに気付く。
カーテンをめくってみると、気分やな空はいつの間にか泣きやんでいて、うとうとと夜の瞼を下ろそうとしていた。
「もう少し、早ければなぁ」
西日に目を細め苦笑する。
まぁ、でも、たまには何もしない日もいいかもしれない、と自分に言い聞かせて。
のびをひとつすると、ミルクティーを入れるために台所へと向かったのだった。