『逆さま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【逆さま】*179*
久々逆上がりしたんだよねぇ~
一応できたんだけど、頭ぐわんってなったし笑
逆立ちはもう思い出せないくらいやってない
やっぱりまた頭ぐわんってなるかなー
逆さまから見ると違う絵に見えたり
逆さまにしても同じ読み方だったりね
逆さま
うちには逆さまの住人がいる。
今も3人から4人、冷たい環境に置かれている。
「使い切っちゃうね」
彼がそのうちの赤い子を選んだ。オムライスによく合う。
お尻の方を持ちフリフリすると「あっ!」と叫んだ。
「ふっ」
思わず笑ってしまった。
フタが開いて、飛びちった赤い液体。
「ごめん」
いつもクールな顔なのに、赤くなっている彼に思わず笑ってしまった。
「拭けば大丈夫」
――ただ一緒にいられるだけで良かった。
今から反対言葉ね
やだよー
あーお腹いっぱい
なんにも食べない?
食べない!
チョコないからあげないね
えーんまずーい
昨日はお弁当いらないの?
いらなーい
寝坊しないぞー
たまにまずいよー
ざんねーん
あ、お風呂洗わないで?
いいよー
わーい洗わないでよー
じゃあ洗わないー
あー疲れない!
いつまでもやろうね
『逆さま』
今日は自分に宛てて書きます。
逆さまだって。
逆さまかあ。
カラスは真っ白の『fake fake!』、最近聞いてないよね。
久しぶりに聞こうかな。
逆さま。ううん。
まず今の生活のことだね。
昼夜逆転も甚だしいからね。
逆さま。さかさま。
好きな語感だなあ。
さくさくしてる感じと、くるくるしてる感じがする。
今日ほんとつかれた。
今日も誰かに宛てて書きたかったのに。
でもこんな日もあるよね、生きてるし。
明日もなんとかやっていこう。
あなた、今日はこんな文でごめんなさい。
なんとなく、あなたに宛てた手紙を書くつもりで書くことにしていましたが、
元気が出ない日もありました。
あなたも、今日はほんとうにお疲れ様です。
また。
作品26 逆さま
急いで階段を駆け上がる。右手で強く握っているスマホには、彼女から送られた一通のメッセージが表示されていた。
『ありがとね』
たったそれだけのメッセージ。それだけなのになぜか、すごく嫌な予感がした。
屋上の扉を押し開ける。柵の向こうには、足を踏み出そうとしていた、あなたがいた。
人の生死が濃く出てくる場面を今まで全然見てこなかったせいなのか、ただ単に睡眠不足のせいなのか、すごく吐きそうになる。
とりあえず、とめなくとゃ。
「何してんの。危ないよ早く戻って来て!」
彼女は、ぼんやりと目付きでこちらを向いただけだった。
「ほら早く!」
深くため息をつかれた。
「……いいんだよこれで」
私の叫びに返ってきたのは、その言葉だけだった。
何がいいの?死んでもいいってこと?なんでそんなこと言うの?なんで。
「なんで……?」
次はしっかりこちらを向いてくれた。気のせいかもしれないが、その目には怒りが宿っていた。
彼女の足が動く。雨が降っていたせいで、滑りやすくなってる。下手に動いだら死んじゃうかも。いや、それが狙いなのか。でもやだよ。それは、ヤダ。お願い動かないで。お願い。死んでほしくないの。死なないで。
「しんじゃ、やだ……」
死のうとしている人に言っちゃだめなのに、言ってしまった。
恐る恐る彼女の目を見ると、たしかな殺意が宿っていた。口が開く。
「取れない責任の言葉を吐くなよ。それがどれだけ苦しめるか知らないくせに。」
深く息を吸う音が、ここまで聞こえた。
「紛い物の救いの言葉をほざいてんじゃねーよ!これ以上お前の気色悪い願いを、あたしに言うな!」
ヒュッと、私の喉から変な音が鳴る。
「ずっと苦しかった!どんだけ頑張ってもすぐお前と比べられて!そのたびにこぼれた希死念慮を否定されて!お前の綺麗事は、あたしの首を絞めてったんだよ!あたしは殺された!お前のその言葉に殺された!お前が、あたしを殺した!」
お前のせいだと叫んだ言葉が、頭の奥で響く。
頭が痛い。私が悪いの?ただ死んでほしくなかっただけなのに。私が悪いの?友達がいなくなってほしくなかっただけなのに。私が悪いの?本当に、それだけで言った言葉なのに。
「わたしがわるいの……?」
ただ、一人にしてほしくなかっただけなのに。私が悪いの?
「一人ぼっちにしてほしくなかっただけなの。」
涙が出てきてしまった。かのじょも、肩を激しく上下させながら泣いていた。
しばらくしてから、彼女は言った
「……分かったよ。」
そして、手を伸ばしてきた。
「ほら。手、握って?」
私の思いが、伝わったんだ!
それが嬉しくて、その手を握る。彼女が落ちてしまわぬように、強く握る。ねえほら、戻ってきてよ。
突然、腕が痛くなった。まるで、強い力でひっぱられたかのように。
「一緒に死ねば、問題ないだろ?一人にならないじゃん。」
手離すなよと言う。えっといった言葉は、届かなかったようだ。
視界が反対になり、真っ逆さまに落ちていく。
最期に見たのは、あなたの顔だった。あなたは笑っていた。けれど、目は笑っていなかった。
私の記憶は、逆さまで終わっている。
逆さま
仕事に就いた。経験のある界隈の職種で非正規雇用なので、割と気軽に始めた。10年ぶりの社会復帰は職探しの段から目新しいものがたくさんあって、なかなかに楽しい気分だが、滑り出してみると怒濤のトラブル続き。現場裏でケンカが始まり第1週からワンオペ。少ない人員の一人が突然ぶっちぎって辞めてしまい、その穴を埋める形でワンオペ。適当仕事で荒れた部分を原状復帰させるためという上の意思決定で個別担当を持つことになり、現状チェックをしてみると「あってはならないモノ」が恐ろしいほど出てきた。いやはや、みんな人間じゃのう…
10年ぶりに見る「宮仕えの場所」というやつなのだが、自分のものの見え方もずいぶん変化している実感がある。私より若い人達が圧倒的に多いなかで、何かと老婆心が湧くが、如何せん私はド新人という立場。ものは言わずに居るが、気分的には映画「マイ・インターン」のロバート・デニーロだ…
トラブルや軋轢を解決する方向性や手法について、私の目には見える着地点への糸口が、若い人達には見えていない。そして、現状にテコ入れしなければ事業として躓くリスクさえある脆弱な点が綻びている部分に、会社の注力が薄い事実を現場サイドで感じていても上層部は吸い上げない。大丈夫か。
……なんて感じの「逆さまな視界」は新鮮ではある。みんながんばれー、などとしみじみほのぼのしてしまう。まあ、疲れはするんだけどね。今のところ、毎日なんだかんだと楽しく仕事に臨めている。
逆さまに落ちていく感覚は、そうそう味わえるものじゃない。
日常でそんな事があったら大事故だ。
だから〝アレ〟は人気なのかもしれない。
安全が保証されていて、なおかつ真っ逆さまに落ちていくスリルを味わえる、〝アレ〟。
カタカタカタカタ·····。
体が斜めになったまま空へと向かう。
鉄骨で出来た骨組や建物や森がだんだん見えなくなって、やがて空しか見えなくなる。
·····ガタン。
広大な敷地の、多分一番高いところでピタリと止まる。さぁ、いよいよ。
一拍呼吸を置いて、地上へ向けて一直線。
声が後ろへ流れていく。
風が顔に当たって痛い。
その勢いのままぐるりと回って、頭が地上に、足が空へ向く。
体が上を向いたり下へ向かったり、右に傾いたと思ったら左に急旋回。何が何だか分からなくなって、変にテンションが高くなる。後ろの席からは壊れた笑い声。
最初にコレを発明した人はどんな人なんだろう?
ジェットコースター。
安全が保証された恐怖は楽しいと、最初に気付いた人は凄いと思った。
END
「逆さま」
逆さまの景色
いつもと違う景色
見方によって変わるものもがある
それを理解するだけで人生が何色にもなる
常に様々な角度から人生を色付けしよう
天地がひっくり返っても、俺が貴女から離れることなどあり得ません。
どんな障害があろうとも、関係ありません。
貴女を守り、貴女を愛すること。
それだけが俺の存在意義なのですから。
「逆さま」
天橋立。股をのぞいてみると、天と地が逆さまになり、まるで龍が空に舞い上がっているように見えるのだという。
実際に行き、見たわけではないので詳しくは分からない。しかし、実際に見に行ったとしても私は見えないと思う。
理由は主に2つ考えられる。1つ目。逆さまに見える景色は星座のようなものでそのままでは見えにくい。2つ目。私の想像力が足りない。これはあまり考えたくない。自分に想像力がないと認めたくないのだ。
ひとって
ほんとにふしぎだね
わたしのココロは
わたしのもののはずなのに
どうしてか
言うことをきいてくれない
思い通りにならない
でも、どうやらあなたもおなじみたい
わたしにはあなたの逆さまなこころが見える
口にするコトバに対して行動すべてが
真逆のことをしてるの
わたしだけじゃないみたい
好きとか愛してるってコトバと裏腹に
わたしを突き放すアナタは
とても愚かで可愛らしい
真っ逆さまに、奈落の底へ堕としてあげたい
私は貴方が大嫌い
逆さま
あなたの一番は、私…そう思っていたのに、いつの間にか、遠のいていた…
あなたの側に居たくて、色々頑張っていたのに、気が付くと、あなたとの距離は、広がっていた…何時でも、さり気なく、あなたに近付いて、あなたの為に、時間もお金も費やして来たのに…
今は、思い描いた未来より、反対の現実が広がっている…どうして…ただ、あなたに、寄り添いたいだけなのに…
空には届きそうもないので、
水面に散った輝きを集める事にした。
ついに手に入れたぞ。
今夜だけの星空。
逆さまの月が揺れる。
これは多分、風のせい。
作品No.250【2024/12/06 テーマ:逆さま】
何度も何度も、きみは僕の前に現れる。
時間も場所も選ばない。自分勝手なのは、まるで変わらない。
きみが現れるようになってから、僕は部屋の窓を厚いカーテンで塞いだ。けれど、それは意味がなかった。
そこに窓さえあれば、きみは僕の前に姿を現す。それは決まって、逆さまに落下していく姿で、しかも笑顔だった。
せめて何か言ってくれればいいのに、きみはただ笑顔で落下していく逆さまの姿を、僕に見せつけるだけだ。
もしかしたらそれが、きみなりの僕への復讐なのかな。だとしたら、もう充分だ。
「もう、やめてくれ」
逆立ちはできないけど
いつも逆さまでぶら下がってるみたいに
ふわーっと生きてた。
寒くなってからお風呂に入るし
眠くなるまでスマホ見るし。
座った時に長い髪が床に着くのを
ずっと待ってた。
流石にそんなぼーっとしてても
楽しく生きれないわけで、
とりあえず自分が好きそうな絵柄の
漫画を探すけど、
売ってるかどうかはまた別で。
来年の2月発売とか
ちょっと先のものばかり。
いつもなにか
ここにない感じがして。
上手くいい表せないけど
きっと私は
人生の大半を寝て過ごす
だらしない生活を送る人になるんだろうなぁと。
そんな中出会ったのは
ぽっかりと空いた胸の穴を
埋めることができないとわかった日々だった。
そりゃあ
宇宙の謎とか
そういうのに全てを賭けたら、
熱心になれると思うし
つまらない人生は送らないはずだ。
でも足りない。
違うんだよな。
愛情でも、食欲でもないのは
とうに分かりきっている。
じゃあ他に何が…?
そんなことを考え始めたらキリがない。
頭が痛くなってくる。
だから今日は
"Good Midnight!"
今日こそは幸せを掴んでやるんだ。
正しくあるべき
清い言葉
心の中にあるべき
醜い言葉
どこにあるか分からない
誰かを救う言葉
何もかもが
逆さまに見える
小さな
教室の様な世界
ありとあらゆる
魑魅魍魎
どれもが
正解では無い
どれもが
不正解では無い
そんな
小賢しい多様性が
誰かを殺すのかなぁ
逆さまに考えて
その目で見て
何も変わらない
そう思う
建前と本音
どちらもがどちらにも届くから
どちらも
逆さまに見えるのさ
そんな
チープな地獄が
身近にあってたまるか
こんばんは。2 〜3日前に、メモ手法を目にしました。1日に6ページも書くんだそうです。A 6のノートにです。
確かにその方式だと、いつでもポッケの中にはノートと鉛筆を入れてある状態になり、忘れる前に書くことができるような気がします。自分の気持ちをどうやって切り替えていくことができるのかが今後の課題です。
努力って…
カッコ悪い事ですか?
額に汗してガムシャラって…
カッコ悪いですか?
泥んこになっても頑張るって…
間違いですか?
教えてよ…
その拳の震えはなに…
隠したふりした気持ちはどうするの
僕は見ていたんだ
誰も通り過ぎてく花壇に
君は水を巻き太陽に葉を繁らしては
足を停める人に微笑むことを
逆さまな自分の心には嘘はつけない。
君が他の人を優先して、いつも私にしていたことを他の人にやっていたところを見ると、なんだか落ち着かない気持ちになるの。そんな、月と星に囲まれた夜だった。
砂時計を逆さまにすると、新たな時間が始まる。
それが全部落ちると、また逆さまにして新たな時間を作る。
そうやって時間が過ぎていく。
過ぎていく時間の中で、私は何ができたのだろう。いや、これから何ができるのだろう。
そんなこと誰にも分からない。
だけど、きっと楽しいこと、つらいこと、悩むこと、落ち込むこと、
色々な感情を持ちながら時の流れを感じるのだろう。
逆さまにした砂時計。過ぎていく時間。
砂時計を逆さまにした私は、過去の自分を背負いながら歩いていく。