『逆さま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
全部ひっくり返ってしまえ
この苦しさから開放して。
もう自分のどこにも体を支える力はない
私への悪口は自家生産
内部から出できて蝕む。
自分に自信が持てなくて
自分を常に人と比べて自分を否定する。
一瞬はしゃいだ自分を馬鹿にして
冷たい言葉をぶつけまくる。
自分を蝕んだ毒が外にも漏れる
自身でシミュレーション済みだから
簡単に、人を別の誰かと比べて蔑み否定できる。
冷静に考えると既にめちゃくちゃ
なのにみんな大事にはしない
怒鳴らず、イライラも隠しながら
ヒソヒソ声やDMで鬱憤を晴らす
いっそ全部逆さにして
全部壊れてしまえばいいのに
【逆さま】
皆が走って、ボールを投げて転ぶ校庭の片隅で
僕は
鉄棒で逆さまになっていた。
まさき君が蹴ったサッカーボールが空に向かって落ちていく。
それを見た僕は、いま鉄棒にかけているこの足を離せば、そのまま空に落ちて行ってしまうのだろうかと怖くなった。
何処まで落ちるんだろう、ビルよりも雲よりも下へ宇宙より下はあるのかな
僕は鉄棒にしがみついてゆっくりと元に戻って地面に足をそっとつけ手を離し立つ
『ねえ!僕もサッカーまぜてぇー!』
僕もボールを空に向かって高く高く蹴りあげたくなった。
─逆さま─
私を置いて行く夏。大合唱する蝉の声。
空に比べて濃い海。風で揺れる向日葵。
眩しく感じる太陽。大きく白い積乱雲。
そして目の前で明るく照らされる踏切。
黒と黄、そして今明るく光始めた赤色。
蝉の声も太陽の暑さも、どうでもいい。
これで私の最後の夏は、終わり。
綺麗な夏に、さよならを。
逆さま
逆さまって、
あんまり良い意味では使われない言葉だけど、
逆さまに覗いた世界は、
いつもと違った景色が見えるんだ。
まるで魔法みたいに。
きっとあなたの周りもそうだよ。
だってほら、昔の人も股から覗いて言ってる。
青い海を天に見立てて、橋をかけて、
空に龍が飛ぶのだもの。
見つけてみてね。
※ラストの場所わかりますか?わかってもらえたら嬉しいです!
#110
#逆さま
あぁ散ってゆく
地面めがけて
天空へ
ひらりとひらりと落ちてゆく
一番星 光っても
涙が落ちて消えてゆく
逆さま
今日も働いた。エライ自分。朝4時30分に起き、朝ご飯を準備しながら弁当も作り6時頃に仕事に向かう。
エライ自分。明日も頑張ろう。
。たしでき好がとこのたなあらか前とっず
。すでのるすを方え伝なんこ、らかいなえ言てくしかず恥
。なかのる来が日るえ言と々堂にたなあかつい
。ねよいなれしもかうゃちっなにのものか誰、といなしく早
。なかうよみてけかし話てし出を気勇は日明、らかだ嫌はれそ
。ねでいなわ笑どけう思とだ審不動挙、とっき
。らかる張頑、私
私の気持ち
あなたに好きと伝えた時。その時の私の気持ちをずっと忘れない。あの時の私の気持ちを考えながら、あなたの返事を待っている。
逆さま 白海心音
夜の天気は雷雨
夜勤明け
海をぼんやりながめる
自分を顧み次へステップする為の
お決まりの儀式
悪天候の翌朝は
眩いほどの
光り輝く水面に
清らかな気持ちとなる
天と地が逆転し
吸い込まれてしまいそうだ
心を洗い流し身を清める
新しい自分のスタートライン
ー森の小さなうさぎー
「愛」 が 「あい」 に なったよ。
逆さま
逆さまの、マイブーム。
インナー(ババシャツ)を
逆さま、裏返しに着ること。
縫い目が肌に当たらず、何げにストレスフリー。
気づかずに、裏返しに着てわかったの。何分おっちょこちょいなもので。
縫い目なしのも買ってるけど、わたしはこれで間に合わせてます。
「幸」って逆さまにしても「幸」
だから幸せの反対は不幸なんかじゃない
でも1本取ると「辛」いになる
今の当たり前の幸せが
何か1つ欠けたら辛い
だから今幸せと思っていることを
大切にしないといけない
もう限界だった
こんな状態がいつまで続くのだろう
そう思ったら涙があふれてきた
つらいのは私だけじゃない
頑張っている人はたくさんいる
もっとつらい人もいる
分かっているけれど
この沈んだ気持ちはどうにもできなかった
あふれる涙をぬぐったら
水面に美しい景色が浮かんでいた
逆さまにうつる
美しい世界
#逆さま
#52
逆さま
時計の針を 逆さまに回して
過去へと戻りたいと思う
もう一度やり直せるなら
違う自分になれるだろうか
胸に秘めた 夢や希望
逆流する時の中 消え失せていく
でも諦めたくない 未来への想い
逆境に負けず 立ち向かう
人生も逆さまに捉えてみれば
大切なことに 気付けるかもしれない
失敗が糧となり 成長する道
逆境を乗り越えて 輝く自分になる
そう-信じていたい、たとえ、逆さまでも。
逆さまに落ちてる
あぁ、やっと楽になれる
やっと自由になれる
もう縛られる事は無くなるんだ
『……あれ?』
目が覚める。見慣れた白い天井。私の部屋だ。
それなのに違和感がある。
ムクリと起き上がり、部屋を見渡す。
物が散乱した机、子供の頃から使い古した棚、しっかり閉じた押し入れ。部屋のものは何も変わらない。
気のせいかな、と思い時間を確認しようとした時にやっと違和感の正体に気づく。
普段ある場所に時計がない。
向かい、逆側の壁にかけられている。
『逆さま……になってる。』
よく見てみれば窓の位置も、机の場所も全てあべこべになっていた。
上下までは入れ替わってはいないものの、配置だけ逆になっているとやはり違和感を感じるようだ。
誰がこんなことを……と思いつつ、とりあえず自分の部屋を出ることにした。
階段を降りて、居間の方へ足を運ぶ。
ガチャリと居間と廊下を繋げているドアを開けた瞬間、固まってしまった。
家具、間取り、全ての位置が私の部屋同様逆さまになっていた。
入ってすぐの右側にキッチンに繋がる通路があったはずなのに、左側にキッチンがある。
テレビの位置も向かいにあったソファーと入れ替わっているし、向かって若干左側にあったダイニングテーブルも今は右側にある。
自分の部屋だけでも奇妙なのに、居間までこうだとさすがに気味が悪い。
しかし、庭に繋がる大きな窓の位置は変わっていないところを見ると、無理なあべこべは無いようだ。
だとしても違和感は拭えないが。
「起きたの?」
聞きなれた声がして振り返る。
そこには見慣れた格好をした母がいる。
だが、何かがおかしい。
『あ、おはよう。お母さん、部屋どうしちゃったの。』
違和感を覚えつつも、母に話しかけると、その違和感は確信に変わっていく。
「部屋?何も変わらないでしょ、馬鹿なこと言わないでちょうだい。」
母は私を冷たくあしらい、キッチンに戻っていってしまった。
普段の母からは聞かない低めの声。
いつも優しく笑顔で答えてくれるはずなのに、無表情。
部屋の間取りとか家具の位置とか、そんなのどうでもよくなるくらい、一番の違和感だった。
いつも温厚で優しい母から “馬鹿” と言われたのが割とショックだったようで、ヨロヨロと朝食のあるテーブルに向かう。
朝は洋食が多いのに、今日は和食。
ご飯と味噌汁、お魚。
ここもあべこべなのか……と思い食べようとした時に、最悪の予想が頭をよぎる。
もしご飯もあべこべだとするならば。
母は料理上手で、美味しいご飯を作る。
でも今の母は全て逆さま。
という事は、このご飯……。
恐る恐る、ご飯を口に運ぶ。
美味い。
普通に炊きたてのご飯だった。
#逆さま
「1名様でお待ちの…逆さま〜」
そう読み上げた店員の低い声は途中から急に甲高くなった
「奥の方へご案内致しません」
錯乱しているのか彼は手前にある入口へ案内する
「す、すみま1/1000」
店員はそう言いながら頭を下げず後方へ反り返った
後ろにたまたま座っていた私と反転した彼の目が合った
謝罪の場面に反するように彼の表情は満面の笑みだった
狂っている 自分が呼ばれるのを待ってる場合じゃない
早くこんな店から出なければ
そう思い急いで出した私の脚は店の奥の方へ向かっていた
17.逆さま
ある日、逆さまな世界になっていた。全てが逆さま。
家も逆さま。言葉も逆さま。
みんな普通に暮らしていた。
まるで今までこれが当たり前のように。
でも僕は違和感を感じていた。
いつも通り僕は、学校に行った。いつも言われない、
「かっこいい〜!すごー!」っていう声が
聞こえてきた。すごく嬉しいと思ったが、すぐさま
逆のことを言っているんだと思い出した。
僕の憧れている好きな人が初めて声をかけてくれた。
「ずっと好きだったんだ。大好き!」って言って
僕から離れた。 僕はとても悲しくなった。
だって好きな人から好きって言われたけど
今は逆の言葉で話しているのだから
「嫌い」って言われたってことじゃないか。
次の日、僕は学校をサボった。
この世界から消えようと思ったが全てが夢だった。
僕はホッと胸を撫で下ろした。
物事を逆さまに考えると
それが間違いじゃない事が多い
世の中が常識を求めてきても
それが人の道に反しない限り
逆さまな考えを持って行動すると
自分にピッタリと当て嵌まり
心地よい生き方が出来たりする
この国は生きにくいようで
それからちょっとズレた
生き方するとね
これもまたいい感じがするんだなぁ
と思う今日この頃........。
逆さまの発想
自分の思い込みを外したら
自分が思う常識を違う視点から
見直してみたら
思考の振り幅を大きくしてみたら
自分の中にいるもう一人の自分は
どんな自分だろう?
相対する存在とか
自分と正反対とか
自分に無いものに惹かれる
自分という器を広げたかったら
逆転の発想って大事だね
[ #37. 逆さま ]