逆さま』の作文集

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逆さま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/6/2023, 12:25:24 PM

逆さま

目覚めたら、目の前に靴があった。
おかしい。こんな靴買った覚えがないぞ。
それになんだか頭がぼーっとする。

「…お目覚めかな?」

ドスの効いた低い声が聞こえた。こいつは男だ。
…誰だ?
こちらが声を出そうとしても
なぜか出てこない。
とても息苦しかった。

「混乱してるみたいだから説明してあげるよ。」

男はゆっくりと椅子に腰掛けた。
…それは俺の特注だ。勝手に座るな。

その瞬間、俺はあることに気づいた。
今までなぜ気づかなかったのだろうか?

宙吊りになっているのだ。
多分足はロープで吊るされているのだろう。

「ここはね、デスゲーム会場だよ。」

…デスゲーム?
なぜ俺がそんなことを?

だめだ。何も思い出せない。

「君はとてもお金に困っていたみたいだね。だから、
僕の提案にもすぐに乗ってくれたじゃないか。」

っ!思い出した。
俺は…ギャンブルにハマって…
生活が…苦しかったんだ。

「フフッ。その様子だと、思い出したようだね。」
「そうさ。君はこのデスゲームに成功したら大金がもらえるという企画を信じ込み、まんまと引っかかったんだよ!」

男の顔は優男のような顔からいっぺんし、
鬼の形相へと変わった。

あぁ…俺は
騙されたんだ。この男に…!

「いやぁ、契約を結んだときの君の顔は
今でも忘れられないねぇ…!」
「獲物を見つけた猫みたいに目ん玉見開いてさぁ!!」

ふはははは!!!!
映画の悪役のような笑い声が室内に響いた。

「さぁ、さぁ!!ここから本番だよ!」
そう言って男は俺の真下に木材を持ってきて
火をつけた。

「さぁて、ここから何時間死なずに耐えられるかな?」

密閉された室内。
このままだと、焼き焦げるか、中毒死するかの
どちらかだろう。

…俺が馬鹿だった。
こんなうまい話あるわけないのに。
真面目に働いていれば…

手も足も動かない。
意識も薄れてきた。

「この部屋の物は…あまり売れなさそうだね。」

男はあたりを物色し始めた。
俺が死んだ後に売りに行くのだろう。

せめて普通に倒れて死にたかった。
逆さまなんかで死にたく…ない…

12/6/2023, 12:24:03 PM

私はずっと死んでもいいと思ってた。

いや、むしろ死にたいと思っていた。

それは、君と付き合っても変わらなかった。

なんなら今死んだ方が幸せなまま死ねるんじゃないかって、思っちゃうんだよね。

でも、こんな彼女でごめんねって君に言った時の君の言葉がずっと頭に残ってる。


僕もよく死にたいって思うよって言ったらどう思う?


そっか。

こんな気持ちなんだ。

たまには逆の立場になることも大切だね。

まぁ、一時的だとは思うけど。

"逆さま"

12/6/2023, 12:23:00 PM

逆さま  No.3


覗き込んだ川に映る私は
夕日に照らされて輝いていたから、思ったんだ

このワタシなら
優しくって、可愛くって、
誰にでも愛されて。
妹も親も大切に思っていて
友達もいっぱいいて

…もし、私もちょっと生まれる時間や場所が
ちがったなら。

ここに映るワタシみたいに
輝く人生だって、あったのかな。


川に映るワタシに「ばいばいっ」っていって、
ワタシを追って飛び込んだ。
冷たくて痛かった。
水の中には、もうワタシがいなかった
さっきまで、手で掴めそうなところで
ほほえんでいたのに

12/6/2023, 12:18:58 PM

「逆さま」

もしも世界が逆さまになったら、きっと私は人気者になれる。

勉強が得意でいい大学に行き、お給料の良い会社に就職して仕事もできて容姿も整い、友人がたくさんいるでしょう。

仲の良い両親からたくさんの愛情を注いでもらえたかな。お金持ちのお家で何不自由なく過ごせたかな。

上司に毎日怒鳴られることもなくて心身ともに健康に日々を穏やかに充実して過ごせたことでしょう。

でももし、世界が逆さまになったらこの世界でたった一人の大切なあなたに出会えなかったかもしれない。

あなたがいない逆さまの世界より、あなたがいるこの世界が私は好き。

12/6/2023, 12:16:30 PM

300字小説

師走の礼

 夜、目が覚めると部屋が逆さまになっていた。
 いや、違う。俺が逆さまになっているのだ。目の前に眠っている俺の顔がある。その上に俺が逆立ちするように浮いているのだ。
『幽体離脱!?』
 まさかお笑い芸人じゃあるまいし。身体に戻ろうともがくが、手足は空を掻くばかり。どんどん上に上がっていき、背中が天井に着いたとき
『しょうがねぇなぁ』
 呆れた男の声がして、グイッと肩を押される。俺はそのまま落ちて身体にぶつかり、目覚めると普通にベッドで眠っていた。

 大掃除。念を入れてタンスの天板を掃除する。その後
「誰か知らんがありがとう」
 盆に礼の餅とみかんを乗せて置いた。
『こいつは良い』
 あの声がする。見上げると盆は空になっていた。

お題「逆さま」

12/6/2023, 12:15:58 PM

あれ?天地が逆さまだ。


あ、そうだ
今私落ちてるんだった。


(もう一作思い付いたので書きます)


今とても遠いところにいるキミに
天地が逆さまになるほど反り返って

『アイシテル』

と叫んだ僕は
すごく馬鹿だけど、

ホントに馬鹿だけど、、、

キミを忘れないでいられるんだ。

No.3『逆さま』

12/6/2023, 12:11:44 PM

逆さま

「……」
「やあ歩翔!久しいな!」
「……」
「歩翔?」
「!たいよ、」
「あ!る!と!!具合が悪いのか!?」
「……す、すまない、少し考え事をしていただけで」
「本当か!本当に大丈夫か!?」
「……うん」
「……君のその返事は本当に参っているときだと俺は分かっているんだ」
「ごめん、迷惑かけて」
「なぜ謝る、謝らないでくれ。俺ができることならなんでもする」
(……太陽、本当に優しいんだな…………天と地のような差、俺、俺は関わってはいけない、光を汚すことに、)
「歩翔」
「っ……本当に大丈夫だから」

「俺は」
「君がどれだけ地に堕ちてしまっても、俺は救ってやるさ」

12/6/2023, 12:01:21 PM

「逆さま」

思いきって空を飛んだ


これで最後だと思って見た
逆さまな世界
ゆっくりなようで早かった
壮絶な世界


目が覚めた時に見た
絶望の世界
普通なふりして生きてる
地獄の世界

12/6/2023, 12:00:35 PM

逆さま 
今のあなたの状況と
私自身を裏返せたらと何回も思ったか
もう耐えられない
大事なものが指をすり抜けて消えてゆく
どんなに願っても
神なんてものは存在しないし
助けなんてやってこない
歪なほどの天秤は一行の良い方向へ向かず
悪い方にしか向かない。
願い叶うなら、永遠も未来もいらない
だから今この時を
一緒にいられるこの時をいつまでも
一いつまでも続けられれば。
それが叶わないのなら
自分の命を使ってもいいから
先に死なせて。
そうずっと昔から思っている

12/6/2023, 12:00:31 PM

「無防備な」

膝枕。
逆さまに見上げる。
無防備な喉仏、発見。
思わず「エッロ」って言いかけた、
誰か私に天誅を。

12/6/2023, 11:58:13 AM

努力をやめた努力家
僕はよく努力家だと言われる
「大変な努力家」
「素晴らしい努力家」
「○○ってめちゃくちゃ努力家だよね」
そう言ってもらえるのは嬉しい
だけど僕は
そんなに言ってもらえる
資格はないんだよ
全然努力が足りてない
頑張り切れてない
どうせ報われないと
いつもどこかで諦めてる
「もう努力なんてしたくない」
そう叫ぶ自分の影が
「もう全部投げ出したい」
と嘆く自分の影が
「どうせおまえなんかが
努力しても所詮無駄なんだよ」
とせせら笑う自分の影が
僕の後ろにいつもいる
だけど
僕は努力をやめたら
自分には何も残らない
努力をやめた努力家は
どこへ行くのかわからない
そうさ僕は努力をやめた努力家
だけど全部丸ごと自分だろ?
諦めてる影の自分に負けたくないから努力してるんだろ?
影の自分がいるのは
自分がいるからこそだろ?
全部まとめて僕なんだよ!
ネガティブかつポジティブ
前向きかつ後ろ向き
努力家かつ怠け者
諦めたいし諦めたくない
たとえ努力をやめても
自分はそのまま
全て内包する僕の中にいるだろう

12/6/2023, 11:57:49 AM

逆さま

いつも私は最前線
私以外はみんな敵
ヴィランに飲み込まれることなく
許されざる神秘のその奥まで
手を延ばしたところで遠ざかるそれに
苛立ちを覚えて
今日も距離を縮めて
やっと辿りついたところで
私の視界は反転
逆さまに落ちてゆく
見上げれば
私を見下ろしている
これが、私の最後の景色

12/6/2023, 11:57:05 AM

もう君なんて嫌いだから
目の前に現れないで欲しい

この文を最後に途切れた会話

時が止まっている履歴を
見返しては閉じるを繰り返す日々

自分が嫌われれば
目の前に現れないのだと
あの子の元に帰れば
本当に幸せになれるはずだと

未練が溢れる程愛している彼に
残した言葉に囚われ続けている

12/6/2023, 11:55:34 AM

私は今日も目を覚ましてしまった。

いつも変わらない毎日だった。学校に通って、虐められて苦しくなって、、

誰かに助けを求めたんだ。

何度も、何度も「助けて」って。

でも、誰も助けてくれなかった

何が、「つらくなったら言って」だよ..何が、「私は貴方の味方だから」だよ...。

でもこのクルシミも、やっと終わる。

終われるんだ、やっと。この地獄はもう、、


さらりと風が吹いた瞬間

私はその場所から重力に身を任せた。


最後に聞いたのは女の悲鳴だった__。





「サカサマ」

12/6/2023, 11:54:19 AM

〜逆さま〜
逆さまの気持ち
素直になれなくて
つい思っていることと反対のことをいった
本当はそうじゃないって言葉にできなくて
本当は違うんだって気づいて欲しくて
でもすれ違ったまま時は流れる
今度こそ伝えるから
まっていて
いつもありがとうって
大好きだって

12/6/2023, 11:54:12 AM

私は好き?
――嫌い。
紅茶でいい?
――珈琲がいい。
温かいの?
――冷たいの。
シロップはいる?
――いらない。
ミルクはいる?
――いらない。
私は嫌い?
――す……きじゃない。


/お題「逆さま」より

12/6/2023, 11:50:19 AM

逆さまに落ちていくモチベーション
湧き上がる眠気
物足りない食欲
やる気が起きないデク人形
一通りまだある3大欲求
でも布団が恋しい
布団になりたい

12/6/2023, 11:47:12 AM

「逆さま」

愛してるなんて言ったくせに、
クリスマスも誕生日も隣にはいなかった。
今年はいるんだね。
好きだとすらもう言わないのに。

12/6/2023, 11:45:19 AM

逆さま。 いつの間にか反対になっていた。

いつからだろうか。

12/6/2023, 11:41:06 AM

地球を逆さまには、また違う国がある
地面に耳をつけてお話しできるなら
どんなことを話そうかなぁ

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