『踊るように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
踊るように生きて踊るように死ぬ
それが人間の生き方かもしれない…
でも音楽は喜怒哀楽で違う
じゃあ恋の音はなんだろうか
題名「踊るように」
踊るように。
僕はいつも君を見て感じる。自由で美しい。
笑ってる時、真剣な時、眠そうな時も。
でも、それは僕に向けての演出では無い。
わかっていても、見てしまう。いつも
踊るように舞い落ちるあの枯れ葉も
歌うように咲き誇るあの花も
必死に息をしている私も
同じように活きている
私の母は決して人当たりが悪い訳ではありませんでしたが、どうやら他人を手の平の上で操ろうとする節がありました。
頭ごなしに怒鳴り付けるようなことはしないのですが、自分の思い通りにならないと、途端に不機嫌になるのです。静かに不満を態度で表し、それでも思い通りにならない時には、涙を浮かべることさえありました。
こちらは感情的になった訳でも、理不尽な要求を押し付けた訳でもない。
ただ、母に自分の要望を伝えただけなのに、泣かれてしまうとどうにも弱くて、何故か悪いことをしてしまったような気がして、私は慌てて謝るのです。
小学校も、中学校も、高校も、私は母の顔色を伺いながら選びました。
父はどうだったかと言うと、完全に母の味方でした。
厳しい父というより、母を心の底から愛していて、私が少しでも母の機嫌を損ねようものなら、すぐに拳が飛んできました。
母はそれを止めるどころか、私が父に怯えて自分の意見を取り下げると、機嫌を良くするばかりです。
そんなこんなで、私はいい年になっても反抗という言葉を知りませんでした。
思考を放棄するというのは、とても楽なことでしたが、親の望みだけで形成された人生は、とても味気ない物でした。
だから精々、鳥籠の中で踊るように、呼吸をするのです。
『踊るように』
#踊るように
季節がくるくる巡るのが良かったの
それなのに一瞬で過ぎてくようで
ほんの少し寂しくもあるの
暑い日がどんどん増えてきて
こんがり焼いた秋刀魚も前ほど遠のいて
降り積もる雪にしんみりするのも少なくなったなぁ
踊るようにステップを踏みながら歩く彼女。
「そんなに楽しい?」
「当たり前でしょ?だって3ヶ月ぶりのデートだし」
「そっか」
「…ありがとう」
「なにが?」
「今までの人たちは、これだけ日が空いてからのデートだと、なんでこんなに会えないのって言われて、そのあともあんまりいい雰囲気じゃなかったから。で、そのあとに大体別れてた。だから、こんなに楽しんでくれて感謝してる」
彼女は、一度歩幅をあわせてくる。
「そりゃあ見る目がなさすぎよ、あんたもその女たちも」
「そうかもね、ホントに」
「頻繁じゃなくたって、デートできるだけ感謝しろっての。てかデートじゃなくても会えたり話したりできるだけで奇跡だかんね?」
「はは」
「…あたしはそういう考えがあるからさ、過去のやつらとは絶対同じにはならないからね。あんたが人間として終わらない限り別れない、だから安心して」
「…うん、ありがとう。君を好きになってよかった」
「ちょ、そういうことさらっと言うなって!!」
「そっちこそ」
「んーもう!!さっさと行くよ!!」
真っ赤になった彼女はずんずんと歩いていく。
僕は笑いながら、最高にカッコよくて最高にかわいい彼女のあとを追った。
【踊るように】
踊るように、暮らす。
踊るように、生きる。
踊るように仕事をして、踊るように人と会う。
すべては旋律に乗って、ただ流れていく情景。
軽やかに。
華やかに。
羽のように。
踊るように。
自分を大切に、機嫌よく生きるための心持ち。
花が揺れている。ただ一輪、風に揺られ。甘い香を漂わすわけでも、華美に彩られた訳でもない花は、夕暮れと踊るように遊んでいた。
雨粒はすべてのものを
濡らしていく
まるで水の天使だ
踊るように地面を跳ねた
僕は急いで静まり返った
暗いアーケードの下へ
これからどうするか
傘がないとここから進めない
雨は通り過ぎるか
雨は降り続くか
君を忘れられるか
それともまだ続いていくか
体育の時間が苦手
速く走るように
遠くへ跳ぶように
足をつかず泳ぎきるように
見本通りに踊るように
いろいろ要求されるけど
体は言うこと聞いてくれない
そんな自分を恥じる15の私へ
50m走12秒でも
なんにも困らず大人になったよ
ゲラゲラ笑って
ズンバを踊ってるよ
-踊るように-
それは踊るように近付いて来た。
そして藁は吹き飛んだ。
それは踊るように追いかけて来た。
そして木の板は吹き飛んだ。
それは踊るように何度も挑んで来た。
だがレンガはビクともしなかった。
それは踊るように屋根に登り踊るように煙突に入った。
それは踊るように熱された湯に落ちて踊るようにもがいて踊るように踊るように………もう踊らない
(踊るように)
3匹の子ブタのオマージュ
心が踊るように
毎日を楽しめたら 幸せだろう
毎日が しんどいけど
なにか ひとつでもいい
楽しみを見つけて 過ごしてみよう
美しいと思った
暗闇を照らす蛍のように
彼女は戦っていた
まるで天使が踊るように
剣を振るう彼女
赤黒い水飛沫を背景に
彼女は舞う
この胸の高まりは
一体何であろうか
あぁ、、、
彼女から目が離せない
〈踊るように〉
鳥が飛んでいる。
青空をスーッと、飛んでいる。
それは、青空で踊っているように飛んでいた。
「踊るように」
忙しい日々に心が萎んでしまうから。
空気をいれるように、
心が弾むことを求めてしまう。
踊るように
外に出なくても…
経験不足でも
いいの…
あなたにときめき
あなたに心踊り…
しあわせを感じられたら
踊るように…
恋したい
チャレンジ49(踊るように)
踊るように喜び 踊るように友を迎え
踊るように 空に手を伸ばしたい
踊るように飛び跳ねる
悲しみを燃やしつくすように
足がふらついて、踊るように転ぶ
老化の始まり
これだけは、ご勘弁を
禍々しい雰囲気の要塞の中、青空まで吹き抜ける訓練場で今日も今日とて兵士達の訓練が行われていた。
「これ、今日勝った方デザート奢りな」
「今日はデザートやな、おっけ」
一際輝くバッジを胸元に付けた2人はそれぞれの得意武器を手に取ると一定の距離を開ける。訓練場に鳴り響く笛の音と共に2人の姿が一瞬で見えなくなった。
「……ふ、ちょっと遅ない?𓏸𓏸」
「喋っとる余裕なんてない癖にな……っ!」
煽りながらもお互い攻撃を交わし交わされ、金属音がけたたましくなり続ける。一般兵から見れば戦場と言うよりは、まるでお互いの動きを把握しているのではないかという程美しく踊っているように見えた。
数分後、決着がついたのか2人の動きが固まる。
「よっしゃ今日は俺の勝ちやな!」
「くっそ……今週は𓏸𓏸の勝ち越しか」
「来週も俺が勝つで」
「んや、譲られへんわ」
2人はにっ、と笑い合うと晩飯の話に花を咲かせながら嵐のように去っていった。
『踊るように』
心が踊るように高鳴る瞬間。
───────大好きな人から、告白されたとき。
『踊るように』
発表会8小節のステージ後
君はかわいいスキップで降り
腕伸ばし身を翻し求めてる
夢の中の創作舞踊家
♯踊るように