『踊りませんか?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
踊りませんか?
踊りませんか?
急に言われてびっくりした
特に断る理由はなかったから
一応、はい、そう答えた
そのまま手を取られて行った場所は
誰もいない路地裏だった
覚えてないだろうけど、ずっと君のことが好きでした
よくわからなかったが
まさかの5年間同じクラスで
高校で別々になって話さなくなった
元好きだった
ぜひともに踊りましょう。
─踊りませんか?
なんて聞かれてないし
答えてないのに
何故かいけ好かないあいつと今踊っている。
ダンスのステップも知らないから
あいつに振り回されるし
どう見ても私は踊ってるとは言えなかった。
いろいろムカつくし
踊れないからみっともない感じがして
悔しくてあいつの足を踏みまくる。
それでもあいつは嫌な顔をしない。
それもまたムカついて
あいつの傍から離れたくて
手を離そうとするけど
あいつは手を離そうとしてくれなかった。
あいつはいつも私の嫌がることをする。
私のイラつきとは反対にあいつは
今日1番の笑顔を見せて居た。
─────『踊りませんか?』
踊りませんか?
そう誘われて
踊りだせるほど
軽やかな人間ではないけれど
踊るのは好きだし
踊りを見るのも好きなので
ちょっとワクワクする言葉
〜ご報告〜
昨日ここで書かせて頂いた『巡りあえたら』のお話ですが、書きながら続きのお話がどんどん自分の頭の中に広がり始めて、自分でも抑え切れないほどの高揚感を久しぶりに感じました
せっかくだから、少し長編に挑んで見ようかと思います
お話の展開としては、偶然出会った同じ顔の別人の二人が、「似ている人が三人はいる」という三人目を協力しながら探しに出るという、涙あり笑いありの冒険ファンタジーです
ここでご紹介させて頂くにはとても長すぎるので、相応しいところで…と思っています
書きながらもワクワクが止まらない感覚は久しぶりです!
やはり、「書く」ということは最高の娯楽ですね
踊りませんか?
私と。
踊りませんか?
永遠に。
今朝外に出ると
秋だなあと思いました
なんとなく物悲しく
冬がもうすぐと思いました
なぜか私の周りには
夏が嫌いな人が多くて
でも私は
夏が好きで冬は嫌い
踊りませんか?
ちょっと躊躇する言葉
踊る習慣などないですし
ただ人恋しくなる季節なのかなと
抱き寄せてぬくもりを感じる
リズムを合わせて踊る
うまく踊れる自信はないけれど
あなたとなら頑張ってみます
『踊りませんか?』
高校時代、近くに男子校があった。
その男子校の学園祭の後夜祭では、
フォークダンスの時間がある。
私が通っていたのは女子校で、
友達は、毎年フォークダンスに行っていたが、
私は恥ずかしさもあり、
1、2年生の時はフォークダンスには行けなかった。
3年生の時、今年で最後だなと思い、
満を持して、友達と一緒にフォークダンスに行った。
緊張しながら、グランドに立っていると、
すぐに「一緒に、踊りませんか?』と誘われた。
「いいですよ」といい、一緒に踊った。
それからは、最後まで切れ間なく誘われ続けて、
1時間くらい踊り続けた。
夢心地だった。
ダンスに誘われるって、こんなに嬉しいことだと
その時、初めて実感した。
一緒に踊った中の数人とは連絡を交換した。
最終的に、お付き合いには至らなかったが。
「一緒に踊りませんか?」これは私の青春の1ページ。
私の手を取り くるくると廻る世界とあなた
とぅらったった とぅらったった
誰もとめられない とまらない
とぅらったった とぅらったった
この先が地獄と知りつつ
とぅらったった とぅらったった
あなたとならばどこまでも
好きになっちゃいそう
甘く火照った貴方が
一緒に踊りませんか?
一夜限りでも今は君に夢中だ
チョコレートみたいにとろけ出しちゃいそう
口移し味わってみる?
︰踊りませんか?
ビカビカ眩しい板に目を焼いて。
暴言と敬語表裏一体あることないこと指で滑らせる。
煙たい言葉に巻かれしまったようだ。
包んだお言葉に蛆虫が湧く。
パンはカビてハムは腐りレタスは溶けて。
可愛らしくラッピング&バスケットへ。
12時間早めた時計に朱肉を押して。
「本日の誤用は?」
コットンに吸わせて終わらせてしまった。
行間を読んで笑顔でナプキン広げて。
ナイフ左手にフォーク右手に丁寧に。
おや、持つ手が逆のようだ。
ぱちぱち弾ける心を拍手で潰して。
骨と贅肉が邪魔くさいな。
チェックチェックチェック印を書いて。
にっこり笑顔がしらじらしい。
「お手をどうぞ」
爪を割ってナイトキャップを被らせる。
クズをクズと認めないいっそ冒涜。
「生まれた場所が」「人生が過酷だったから」
どんな人にでも優しさを見出そうとする。
今宵もお手を拝借。
優しいなんて言葉で纏められちゃって。
さっさとストローで全部吸わせて着火して。
お母さんがフラダンスを始めたのは
健康維持と
美しく居たいという事だった
始めてから1ヶ月が経とうとしている
お母さん
楽しそうだね
ーそうよ 楽しいわ
あなたも始めれば良いのに
今度一緒に教室行きましょう?
…んー、うん
という事で
お母さんと教室に行くことになった
教室に出向くと
様々な年代層の方が居て
とても和やかだった
ーいらっしゃいな〜
あなたも一緒に踊りませんか?
先生もニコニコしている
私は見よう見まねで
1日体験させていただいた
ーご苦労さまでした〜
どうだった?
普段使ってない筋肉を動かして
明日多分筋肉痛です 笑
ーゆっくり休んでね
また良かったらいらしてね?
はい ありがとうございます
数日後 本格的に土曜日だけ
毎週通うことになった
お母さんは私よりも当然
フラダンスが上手い
すごいなぁと感心する
ーゆっくり心を込めて踊るのよ
お母さんは言う
見習おう!
→まずは一礼
軽妙な描写のBGM
肉薄する表現でポーズを決めて
文字と文字のあいだ、くるりと回って
行間と段落の隙間、ステップを踏んで
華やかに第一章
優雅に第二章
さぁ、生意気なダンスを踊りませんか?
(於 図書館)
テーマ; 踊りませんか?
軽やかに「踊りませんか?」と言えたなら。
今はただただ、沈黙続く。
酒、煙草、大音量の音楽。
この三つがあれば最高の酩酊が手に入る。
アルコール由来かニコチン由来か区別のつかない吐き気を薄らと感じながら、小舟に乗ったかの様に身体を揺らし、ロックシンガー気取りで唄うのだ。
例え無様に踊っているだけに過ぎなくとも。
人と喋る時、愛想笑いが増えた
心の99.9%の闇をかき分け
0.01%の光を引き上げる
私の口は感情増幅器
人の心でもて遊ぶように
私の心に積み重なる嘘に
どうしたって神様の手のひらの上で
『踊りませんか?』
駅前のベンチでボーッとしていた。今日のバイトの出勤時間は11時。今は12時半。まぁそろそろ辞めたいと思ってたしな。LINEも電話も来ないし、俺が居なくても大丈夫なんだろう。あーあ、なんにもやりたくないや。全部ぐちゃぐちゃになれよ。寝っ転がりたかったけど、今どきのベンチは手すりや出っ張りで寝れないようになっている。排除アートとか言うらしい。とことんヤな世界だな。ふと目線を上げると、遠くから歩いてくるサラリーマンがやけにとぼとぼ歩いているように見えた。秋になったらしいけど、昼はまだスーツじゃ暑そうだな。昼からとはいえ土曜も出勤か。あー就活のこと思い出しそう。仕事なんかすんなよ。無職でもさ、ギリ生きてければ良くないか?なあ、おい、金なんか何に使うんだよ。働き続けて金抱いて死ぬより、一文無しで裸踊りしてた方が楽しかったりしないのかよ!なあ!聞いてるのかよ!
「踊りませんか?」
サラリーマンが振り返る。
「踊りませんか?」
サラリーマンが目を見開く。
「踊りませんか?一緒に」
サラリーマンが見なかったフリをして歩き出す。
完全に不審者ムーブだったなこれ。まぁどうせもう二度と会わないだろう。いや、最寄り駅だしワンチャン会うな。考えても仕方の無いことを考えていたら聞き慣れた発車メロディと線路の音がかき消していった。帰るか。立ち上がると、横から息切れしたような声が聞こえた。
「僕ダンスとか習ってないんでなんも踊れないですよ」
サラリーマンが袖をまくって手を差し伸べる。
「僕もですよ」
その手を取ってみた。
頭の痛みで目が覚めた。さっきのベンチで寝ていたようだ。排除アートに勝った。さて、どこまで夢だったか怪しいな。一旦帰ろう。帰って踊ろう。練習しよう。そんでまた声かけよう。今度は教えられるようにしておきたい。歩き出す前にLINEで一言、「辞めます」とだけ送った。
踊りませんか?
蒼く冷たい月明かりに照らされた、
静かな部屋で、
失われた愛を取り戻すかの様に、
記憶の中のあの人と踊る貴方。
夢と現実の狭間を彷徨う貴方は、
一人きり。
私と、踊りませんか?
私は、そっと声を掛けます。
虚空に響くその言葉に、
一瞬、貴方の動きが止まります。
遠い過去を探るように、
悲しみに濡れた、
貴方の蜂蜜色の瞳が、
ゆっくりと私を捉えました。
私はそっと手を差し出します。
貴方は儚げな笑みを浮かべて、
優しく私の手を取りました。
静かにステップを刻み始めます。
月明かりだけが、
私と貴方を優しく照らし、
冷たい夜の静寂の中、
私と貴方の影が、
一つに溶けていきます。
今、貴方と踊っているのは、
ずっと貴方の心に住み続けている、
あの方ではなく、私なのだと、
貴方に気付いて欲しくて。
私は貴方に身を任せるのです。
全部忘れて、全部見捨てて
全部無かったことにして。
ただ月夜に踊っていられたら
それはどんなに素敵だろうか
『踊りませんか?』
踊りませんか?
なんて言われた事ない
言われても踊りは苦手だから
無理かも笑 小学校の運動会でマイムマイムを恥ずかしながら踊ったな~男の子と踊る時は、本当に恥ずかしくて
(/-\*)まだウイウイしかった頃(*^-^)そんな頃があったなんて☺️ 今は踊る機会もないし社交ダンスは見てるのは好きかな~ちょっとは、踊って見たいとは思うけど実際には無理~😵
あ!踊った事が…
会社の飲み会🍻の時にチークダンスよく踊って事を思い出しました。
もう何十年も前ですけど…
好きだった方と踊ってる時は幸せ🍀でした❤️好きで好きでどうしようもない程、大好きで会える時が幸せでした。
結婚も考えましたが結局、その方を選ばず他の方と結婚しました。泣く泣くお別れしてあれから何十年も立ちますけど今でも、やはり心の中に想いが残って居て一生忘れられません。夢にも、よく出て来てくれて、あの頃の若いまそまの姿で素敵なんです。今も、お元気でいらっしゃるのか?
タイムマシンがあるのならば会いに行きたい顔を見るだけで良いから…
「もう少し、あなたと一緒にいたかったわ」
ベットの上の妻は、独り言のように呟く。
医者の余命宣告はとうに過ぎ、いつ死んでもおかしくない状態の妻。
それでもここまで持ちこたえたのは、言葉の通り儂と一緒にいたかったからなのだろう。
妻は、今年で100歳の大台に乗った。
誕生日に『めざぜ200歳』とうそぶいていた彼女だが、歳には勝てなかったらしい。
今年の例年にない猛暑で体調を崩してしまい、そのままベットから起き上がれなくなってしまった。
妻は長くない。
その事実が、儂にとってどうしようもなく辛かった。
「ねえ、あなた」
「疲れているだろう?
無理せず休みなさい」
「ごめんなさい。
でもこれが最後だと思うから、きちんとお話しさせて」
「……なんだい?」
妻の最後のお願い。
叫びたくなるのを堪えて、自分は頷く。
それを見た妻は、安心したように微笑んだ。
「私、あなたと巡り合えて、本当に幸せだったわ」
「儂もさ」
「嬉しい……
来世でも、また一緒になってくれる?」
「いいよ」
生まれ変わりと言うのは信じていない。
そんな都合のいい話なんて無いと思っているからだ。
けれど、それを指摘するほど儂は野暮じゃないし、妻が信じるなら儂も信じる。
夫婦はそういうものだと思っている。
「ふふふ、アナタって本当に私の事が好きね」
「お前ほどじゃないさ」
「でも一つ心配なことがあるの」
「心配?」
妻の口から出た言葉に、意表を突かれる。
妻は、筋金入りの楽観主義者。
結婚して以来、なにかに心配しているところを見たことがない。
一体何が気になるというのだろうか?
「もしかして儂の愛を疑っているのかい?」
「疑っていないわよ。
ただ来世でもし巡り会えても、お互い気づかないかもしれないと思ったの……
姿かたちが違うでしょうからね」
「それもそうだな」
「だから合言葉を決めましょう」
合言葉、二人だけの秘密の暗号。
ロマンチックで妻らしい考えだ。
「いいよ。
何にする?」
「私が『巡り合えたら』って言うから、あなたは『好き好き大好き愛してる』って言ってね」
「……なんて?」
「あなた、プロポーズで言ってくれたじゃない。
忘れたの?」
「忘れたかったな……
一つ目の言葉と関係ないし、他の言葉にしない?」
「ふふふ、駄目よ。
関係ないから、『合言葉』として機能するんじゃない。
それに、他の事は忘れてもこの言葉だけは忘れそうにないですからね」
「忘れて欲しい……」
まさか、この歳になって黒歴史を掘り返されるとは……
さすが妻、最後までやってくれるな!
「ではあなた、私は先に行きますね」
「ああ、儂もすぐ行くからな。
ゆっくりするといいさ」
「楽しみにしてますね」
そして妻は二度と目を覚まさなかった。
それから一年後、儂は孫に見守られながらあの世へと旅立ったのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして儂は生まれ変わった
都合のいい事に、記憶を持ったままでだ。
けれど生まれ変わった先は、元いた世界ではなく、ゲームの世界。
これはきっと『異世界転生』とやらだろう。
孫と一緒に、こういったアニメをよく見たので知っている。
そして生まれ変わったことで、心身共に若返った。
一人称も『儂』から『僕』へと変わり、自分が新しい生を受けたことを実感する。
それでも僕の心の片隅にあるのは、妻の事。
妻は来ているのだろうか?
『来世でまた会おう』と誓い合ったものの、どこで待ち合わせするか決めたわけではない。
時代すら違っている可能性がある
でも関係ない
また会うと約束したのだから。
もう少し大きくなったら旅に出よう。
きっとどこかで待っているだろうから。
「なあ、聞いたか?」
隣の家に住む、噂好きの幼馴染が話しかけてきた。
どこから仕入れるのか、遠くの地方の噂も仕入れてくる。
妻の情報が手に入るかもしれないので、仲良くしているのだ
「ウチの国のお姫様なんだが、結婚相手を募集しているらしい」
「それ、この国で知らない人間はいないよ」
「話はここから、お姫様が結婚相手に条件を付けたんだ。
それをクリアできるなら一般庶民でも婚約出来るってさ」
「それは初耳だなあ。
で、その条件って?」
「姫様の誕生日祭の日、一般に向かってお目通りがあるだろ。
その時一人ずつ前に出て、『巡り合えたら』に続く言葉を言えたら婚約だってさ」
この謎かけ、妻だ。
転生先で、お姫様なんてアタリを引くのも、妻らしいっちゃ妻らしい。
誕生祭という、誰もが注目するイベントで行動を起こすのも理に適っている。
だが一つだけ問題がある。
『好き好き大好き愛してる』
これを公衆の面前の前で叫べと!?
あの歯の浮いたセリフは、妻と二人きりだったから言えたのだ。
ギャラリーがいたら、絶対に言わなかったセリフ。
やぱり撤回させるべきだった!
けれど後悔してももう遅い。
それっぽいセリフでお茶を濁そうかとも思ったが、きっと妻はそれを許さないだろう。
次があるとも限らないから、出ないという選択肢は絶対にない。
逃げ場がないとはまさにこの事。
もはやコレを言う以外に道はない。
こうして僕は、憂鬱な気分で妻との運命の出会いに望むのであった