『踊りませんか?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
踊りませんか?
今だけでも、全て忘れてバカやろうよ。
チャレンジ75(踊りませんか?)
小学校のPTA活動が縮小している。保護者が学校に集まることが難しいため、仕方ないことかもしれない。
私の子供時代には、運動会や授業参観に、父親が参加することは少なかった。そこで父の日に設けられた行事が、父子のフォークダンスだ。恥ずかしさもあって、運動会よりも参加者が少なかった。子供会の役員とPTA会長は、かなり困っていたらしい。昔も今も、保護者の協力を得るのは難題のようだ。
『踊りませんか?』
「それじゃあ、今日のところはこれで頼むよ」
王宮内のとある一室。
王族派の領主貴族から麻袋を受け取った。
中身は、麻袋にはとても似合わない、銀貨が数枚。
「ええ。ありがとうございます」
僕はそう言って、宮廷道化師らしく、にやりと笑った。
この生活は3年前から続いている。
王族派と貴族派に分裂した貴族社会で、ほどよく情報を流して、いい感じにバランスを取る。
王宮に出入りし、王家とも関係を持つ、宮廷道化師だからこそできること。
王も知っている。
今の政治情勢の肝は、僕が握っているのだと。
王が不利にならないように調整する代わりに、それを見逃してもらっている。
情報を統制して、人を動かしてバランスを取るのって、とっても楽しいんだ。
みんな、僕の思う通りに踊ってくれるんだ。
……あぁ、そういえばそこの柱の裏でずっといる貴女。
どこかのご令嬢かな?
もしよろしければ貴女も、僕の手の平で
……踊りませんか?
#踊りませんか
時代というステージ
遠目に眺めながら
他人事のように
自分を今日も生きてる
だから羨んだり妬んだり
嫌いな自分に膝を抱えているだけ
時間の無駄使いばかりさ
せっかく人生というステージ
キミだけのステージ
立ち上がって叫び声あげて
誰かを巻き込むこと怖がらないで
踊りませんか?
下手くそでもいい
笑われてもいい
時代はいつかキミに追いつくから
追いかけなくていい
時代を踊れ!
男だ。
男がいた。
男はどうやら道行く人々に避けられている。
男は道行く人に何か尋ねている。
男はなにを尋ねているのだろう。
もう少し近ずいてみよう
「踊りませんか?」
「お願いします。踊りませんか?」
「踊りませんか?」
男は道行く人に踊らないかと尋ねているようだ。
男はなぜそんなことをしているんだろうか。
この調子だと私のところにも来そうだ。
私は暇だった。
私は暇だった。
私は何も無いのに街にでては人間観察をしている。
私は何か面白いことが起きることを望んでいた。
男の問いに肯定的な答えを示したら
面白いことが起きるのではないか。
男が私の前にきた。
「踊りませんか?」
私は心臓の高鳴りを覚えた。
私は焦っていた。
私はさっと
目を
逸らした。
男は私の前にはもう居ない。
私は心臓が痛い。
鼓動が脈打つ度に痛い。
また尋ねられた時。
私は自分の気持ちを発せるだろうか。
また、会えるだろうか。
《共に踊りましょう》
(刀剣乱舞/加州清光)
「今の世界が幸せとか不幸とか分かんないけど、例え地獄のような日々だったとしても、俺はその地獄の業火の上で踊ってやるんだよ」
加州はそう言うといたずらっ子のような笑みを浮かべる。
例えこの戦いに終わりなくても、心が折れるくらいなら
いっそ笑い飛ばして地獄の中で踊ってやるのだと。
「あるじは一緒に踊ってくれる?」
血のような赤い瞳に微笑まれ、審神者は何と答えたか。
貴方なら、なんと答えましたか?
テーマ 巡り逢えたら
あなたもあたしも量産品
それでもあなたと出会った一期一会
巡り逢えた喜びに
希少性などどうでもいい
_________________
テーマ 踊りませんか
うちの母ちゃんは、目立ってナンボの精神でできている。
ピンクの髪に派手なピアス。重そうなつけまつ毛に武器みたいな付け爪。笑えば喉の奥が見えるし、怒って近づいてくる時は地面が揺れる。参観に来たら廊下の端から俺を呼ぶし、運動会では誰よりも声を出して垂れ幕と団扇で応援してくるし、文化祭の劇では俺が悪役で高笑いしてるシーンなのに号泣してる。
さて、今日は夏祭りだ。老人会のじいちゃん、ばあちゃんが静々と踊る中、ピンクの半被に鉢巻きで勢いよく柏手を打って踊っているのは……うちの母ちゃんだろう。
半ば強引に踊りに誘う姿に恥ずかしさを覚えながらも、踊り始めた人々は案外楽しそうにしている。
あれは実は踊りたかった小さい子を連れた親子だな。
あ、めっちゃアレンジした踊りで若い子にダンスバトル挑んでる?
ビール片手のオッサンズの踊りはあまりに陽気だ。
巻き込む姿に感心していると、母ちゃんと目が合ってしまった。
「何傍観者のカシコのフリしてんだい!ほらほら同じ阿呆なら踊らにゃソンソン!」
ウチの盆踊りは阿波踊りじゃないけどな。
ま、俺がどんな対応をしたって「お前の母ちゃん強烈だな」と笑われる未来は変わらないだろう。
俺はひと息つくと、母ちゃんに見つからないよう被った狐の仮面を脱ぎ捨てて、隣の同級生に差し出した。
「コレ被っててでいいので、良かったら一緒に踊りませんか。」
後日、どちらかが仮面を被って盆踊りを一緒に踊ると恋が成就するなんてまことしやかな噂が出来上がっていた。
ついにうちの母ちゃんは恋のキューピッドの異名まで手に入れたらしい。
ふふん。流石は俺の母ちゃんだ。
踊りませんか?
ShallVie dance
踊って舞って良い晩、良い音頭!
踊って最高!
その輪郭に
まとった虚しさが
いつかあなたを
連れ去ってしまうなら
どうか
この手をとって
今夜僕と踊っておくれ
去年も断ったね。
今年もお断りです。
今、24時間心電図ホルターを装着中。
【踊りませんか?】
I'll write it later.
お題「踊りませんか?」
踊ると聞くと、ある物語を思い出す。
赤い靴を履いた少女、あの時切り落とした足は
何処へ向かっていったんだろうか。
ころんころんと軽い音がすぐ近くで聞こえた気がした。
嫌なことでもあったなら
私と踊りませんか?
何もかも忘れて楽しく
今夜は踊り明かしましょう
踊りませんか?
テーマ 踊りませんか?
いっしょに踊ろう歓喜のワルツを奏でて、
一緒に踊ろう罪人貴族も巻き添えに、
最後には皆が倒れる。
「人間誰しも死と隣り合わせなんだよ〜」
僕達が満月の下で踊っていた時、物陰から聞こえた。
「そう、でもいい、僕は今が大切なのだから、昔のこととかは忘れてる。」
「...そっか〜」
「そういう子、僕は嫌い」
物陰から飛び出して、殺しにかかってくる人。涙を流しながら、手を震わせながら、殺しに来ている。
「あなたは人を殺さないでしょう?」
「...は?」
僕はそう言い、満月の下、高い高い城の上、最後の踊りを君に披露した。
「グシャ」
「僕の大切な人を奪ったのに...!奪ったのに...!まだ償いもさせてない!」
嘆く、ただの屍に。嘆く、屍の罪を。
「僕が...僕がいけないのか?そんなはずじゃ..!本当は...ホントは...」
思い詰めた少年は綺麗に、華麗に、光に照らされていた。
おわり
踊りませんか
星空の下
貴方は手を差し出す
掴みどころのない表情
本気なのか 気まぐれなのか
それでも手を取ってしまうのは
貴方が この現実を
忘れさせてくれるような
そんな気がしたから
「踊りませんか?」とかけまして
「グレープ」と解きます。
その心は「舞踏/葡萄」でしょう。
踊りませんか?
【⠀マナー講座 社交ダンス編⠀】
あなたはダンスパーティー会場にやってきました。
踊りませんか?
そう誘ってくるのは基本的に男性です。
なぜなら社交ダンスは西洋のダンス。
西洋の文化は男性にジェントルマンな振る舞いを求めます。
男性が女性をリードすることがスマートとされているのです。
ただ、最近では全てがこの通りではありません。
もちろん女性から男性に声を掛けたっていいのです。
何といっても時代は令和なのですから。
さて、もしあなたが声を掛けてきた男性と踊ってもいいわと思ったならば、男性が差し出した右手にそっと左手を添えましょう。
これで交渉成立、よろしくお願いします、の合図になります。
その際、あなたは男性の半歩前を歩くようにして、ダンスフロアへと移動します。
間違っても男性に引っ張られる形であったり、あなたが男性をグイグイ引っ張ってはいけません。
あくまでもエレガントに、男性にリードしてもらうようにしましょう。
またお断りする場合でも、ストレートに踊りたくないと言ってしまうのはよくありません。
疲れているのでごめんなさい、などお相手を傷付けないようにすることも大切なマナーです。
さて、曲が終わり席に戻ろうかという場面です。
その際、無言で席に戻るのもいけません。
お互いにありがとうございました、という挨拶があると良いですね。
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Shall we dance 普及協会
お題
踊りませんか?
踊りませんか?
ダンスパーティー。
そんなものが日本で行われるとは。
これも時代だろうか。
しかし困ったものだ。
参加しなければならない身だが、相手がいない。
パーティーはカップルでの参加と決まっている。
身近な人や事情を知る人には断られた。
ナンパ紛いの事でもしてみようか。
誰か私と踊りませんか。
いや、踊ってください。
嬉しいことがあったなら
嬉しい気持ちそのままに
悲しいことがあったなら
悲しい気持ち振り払うように
夢のなかで
踊りませんか?
………踊りませんか?
美しい蝶のような貴女
宜しければ一曲お相手願えませんか?
貴女に釣り合うステップは
踏めないかもしれないけれど
もしこの曲を最後まで外せずに踊れたのなら
僕と一緒に人生を踊りませんか?
一目見た時からお慕い申し上げておりました
きっとこの先も変わらずに