『踊りませんか?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
踊りませんか?
使うことがない言葉
誰と踊る?
ぼくなら思考と踊る
独自の世界を築くため
踊りとはミックスすること
思考をミックスして世界を駆け巡る。
辛い
苦しい
怖い
どうしよう
もう、お先真っ暗だよ
色んな感情、やらなければならないことが
頭の中でぐちゃぐちゃになっていた
そんな中
ふと自分に言われた
踊りませんか?何もかも忘れて
「踊りませんか?」
いやそんなだって
じぶん踊れません
けれども人生一度きり
憂いてためらうことなかれ
虫や花々 空飛ぶ鳥さん
自由に舞ってる
お手本に
風にまかせて かざぐるま
足を軸に
回って回って
差しだされたその手を
離さぬように
.踊りませんか?
「やっぱり、歩きにくいわ」
足の折れたヒールを、宙に向かって蹴り出した。
それは思ったような放物線は描いてくれず、ゴトリと数歩先に落ちて転がった。
残された方のヒールを脱いで、手に持つと、同じように放り投げる。
折れていようが折れていまいが、高さが一〇センチもあるようなヒールに、私は慣れていないのだ。
それを言うなら、借り物のひらひらしたワンピースも。小さなバッグも。真珠のネックレスとイヤリングも。
足の裏に、芝生の冷たさが沁みた。
でも、気分は悪くなかった。
紺色の夜空に、金色のコインのように輝く月が浮かんでいる。
その光の下、裸足でダンスだなんて──まるで映画みたいじゃない。
私は中庭の中央に滑り出すと、少しつま先出ちになって、静止した。
自分の影を抱くように、そっと腕を広げる。
頭のなかで、音楽を鳴り響かせながら、最初のステップを踏み始めると、周囲の雑音はゆるやかに遠のいていった。
自分が作り出す風の感触を肌に感じて、心のままに身体を動かす。
軽やかに跳ねる鹿のように地面を蹴り、宙を舞う。
そうしたかと思えば、獲物を狙い森の中を疾走する狼のように、靭やかで力強いジャンプを繰り出す。
追って、追われての、影とのダンス。
徐々に呼吸は熱を帯び、脈打つ鼓動が、もっと、もっと、と踊れば踊るほど、私に訴えかけてくる。
……ああ、あなたはそこにいるのね。
すっと、そこにいたのね。
汗がキラキラとした玉になって飛び散っていくのを目にしたとき、頭の先から足の先まで、痺れるような快感が走った。
腕に抱いた目に見えぬ影が──過去の自分が、じっと私を見つめ返しているようだった。
その瞳の中で、誘うように光の輪が踊っていた。
2022/10/05
人の元々持っている能力は中々越えられない。
どんなに頑張ってもできないことがあるのは仕方ないことだと思う。
でも、1秒という時間の中でその人よりも,と踏ん張っている人がいる。
誰かのためにやっているわけじゃないのに本気でやっていたから,その時に出る涙は宝石だ。
大粒の涙。 誰かのためにあげるわけではない涙は一番美しい
踊りませんか?
あの人と踊れたらどんなに素敵なんだろう、と少女は遠くから憧れの彼を見ていた。
とあるパーティーに招待された少女は会場に併設されたテラスで一休みしていた。
自分では到底届くはずのないキラキラした存在。
かっこよくスーツを着こなす今日は一段と輝いている。
『彼と踊れたら…なんて』
こんないち少女に、彼が振り向くとは思えない。
会場では、パートナーがいるカップルたちが音楽に合わせて楽しそうにステップを刻んでいる。
動きに合わせて、ドレスのスカートが揺れたり、くるくる回って蝶のように美しかった。
『せっかくお洒落したのになぁ』
落ち込みそうになる気持ちを振り払うように、彼らから目を逸らした。
『踊りませんか?』
振り向くと、憧れの彼のがそこにいた。
『えっ…と、でも…わ、たし』
突然のことにパニックになり、鼓動が早くなる。
しどろもどろになる少女に、彼は微笑んだ。
『お嬢さん、僕と一緒に踊りませんか?』
そう言って、手を差し出す。
これは夢なのか。
少女は勇気を出して自分の手を重ねる。
美しい満月が二人を照らしていた。
この言葉をあなたに届けるまでに
どれだけの夜を過したと思う?
たったのこれだけ。
踊りませんか?
言葉の裏側をあなたは知らない。
でも、それでいいの。
はい。
って答えてくれたから。
君からのメッセージに
この気持ちを気づかれないようそっけなく返信
君は思いもしないだろう
君からの連絡ひとつで僕の心が躍ることを
踊りませんか、私と
朝焼けが遠くなるまで、滲んだ血が黒くなるまで
疲れ果てたら足を付け替え、骨が塵になるまで
いつまでも
私と踊ってくれませんか。
手を取って踊るロンドに振り回されて
僕の初恋彼方へ飛び去る
毎日違うリズムやテンポで踊ったり踊らされたり
浮かれたり沈んだりして何とかなってる
大人になったな
哀しいけど
壁際の美女、と言えば聞こえはいいけれど。
ぼうっとフロアを眺めていると、
向こう側の壁際に佇む華やかなドレスを身に纏った彼女に、
手を差し出している彼の後ろ姿が見えた。
(踊りませんか?)
踊りませんか?
世界の覇権を狙う、国々の為政者たち。
悪魔は、誘う。
踊りませんか?世界の舞台で。
自国のため、侵略してみたり、
天然資源の輸出を止めて、
他国を困らせてみたりして、
思いっきり踊りませんか?
あなたは、きっとヒーロー、ヒロインになれますよ!
「踊りませんか?」
なんて言われたこともないし、言ったこともない。
今後の人生でも言われることはないだろし、言うこともないだろう。
ここでの「踊る」を「ダンス」と考えなければいいか。
「こころ踊る」「希望に胸が踊る」などの意味で使ってみよう。
80過ぎて「残りの人生、一緒に踊ってくれませんか。」なんて口説くのもありかな。
おはよう
おやすみ
お疲れさま
会いたい
ありがとう
美味しい
楽しい
好き
頑張りすぎるな
言えなくなる日が来るまで、言えるだけ言う。
踊りたい。
踊りたいけど、関節硬い。
右膝痛い。
今から痛いから老後心配。
踊るなら、カッコいいのがいいなって思う
しなやかに踊りたーい。
ストレッチとか必要なんだろうなって思いながら、
ケーキを食べる
食欲の秋
様々な事があった また思い出も増えた 何よりもひとり一人のあの笑顔 本当に素晴らしかったし 凄く勉強にもなった でも寂しい 今寂しい もう会えなくなるんだ それがただただ寂しく感じた 雨風と共に どこかに飛んでいってしまったみたいに、、、 本当に有難う
こんな煩わしさなんて全て忘れて、
今夜は俺と踊りませんか?
2022/10/6:踊りませんか?
窓の外の洗濯物が風に吹かれて揺れている。
隣同士の服が袖を取り合った。まるでダンスをしているようだ。靴下やタオルはバックダンサー。
踊りませんか?
と誘われる。
いいえ、わたしはここにいますので。
遠慮をしながら、心はすでに踊っている。
嫌な事あった。
なんだかむしゃくしゃする。
あーどうしようもなくなる。
頭が爆発しそうだわ。
誰か私と踊りましょ。
何もかも忘れて。