『距離』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君が分かっていることが私に分かるとは限らない
そんな君とのすれ違い、心の距離
君のおしりを見ながら歩く
尻尾ふりふりかわいいね
街中 今日もパトロール
あの角その家この電柱
途中で誰に会えるかな
ひとりで歩けばダルい距離
君と歩けばどこまでも
「距離」
#262
あなたとの距離は何キロ?
新幹線だったら何時間?
心の距離はどのくらい?
愛おしいあなたとの距離が
近付いていけますように…
【距離】
「これ、ありがとな」
朝、学校に着くと、昨日隣の席の相川君に貸したノートが返ってきた。
「すっげえ助かった! 今回のテストは、伊藤のお陰でいい点取れそうだわ」
「そう? それなら良かった」
調子がいいこと言ってるだけかも知れないけど、何だか嬉しい。
「伊藤って結構、字綺麗なんだな」
「なに? もっと汚い字を書いてそうに見えた?」
「思ってねーよ。むしろ伊藤らしかったっつーか……あ、いや、今のは忘れて」
「ふふっ、何それ」
照れたように頭を掻いている相川君が面白い。私は思わず吹き出した。
「あー……あのさ。今後も、テスト前にノート貸してくれたら嬉しい。席替えしてからも」
「えー。ノートの予約?」
「そう! 伊藤が他の誰かにノート貸す前に、予約」
「しょうがないなあ……それなら、相川君にだけ貸すね」
「マジで!? よっしゃ!」
素直に喜びを表す相川君が可愛く見えて、その笑顔に胸がきゅんとした。
相川君と私の席の距離は、いつも通り。だけど心の距離は少しだけ近づいた気がしたんだ。
肌が触れるくらい
近くにいるのに
どうしてこんなに寂しいのだろう
息がかかるくらい
近くにいるのに
どうして想いは伝わらないのだろう
測れない心の距離
#距離
#47
距離って難しいものだと思うんです。数学で出てくる距離を求める問題とか、人との距離とか、あとマラソン大会の距離を聞いて絶望したりもしました。可もなく不可もない距離が良い。でも学校と家の距離は短いほうがいいです。
手を伸ばせば、届いてしまいそうな
でも、絶対に掴むことの出来ない君の背中を
今日も私は眺めてる。
---二作目---
親友、という距離感。
あいつの隣に居られて、それだけでも幸せなはずなのに。
もう少し距離を詰めてしまいたい、と。
そう思ってしまうのだ。
...誰かが、俺とあいつの間に割って入ってくる前に。
この距離感で居られなくなる前に。
#距離
136作目
心地良い距離はある。
どんな距離でも心地良くならなければ。
そっと離れよう。
【距離】
廊下、通りすがりに貴方と目が合う。
まるで時間が止まったみたいに周りがスローモーション
に見えるのは気のせいか。
それともあなたが魔法でもかけて時をとめたの?
そんなわけがあるわけない。
あ、通り過ぎちゃう、、、
ストン あぁ終わっちゃった。
あぁ距離が離れていく、、、
距離
好きな人と隣の席になった。
でも、授業以外であまり話さないし、共通の話題もないし、そもそもの距離感が"クラスメイト"のまま。
そんな訳で、今日も君との距離は机一つ分空いたまま。
「何してた?」
「今日は午前中に機種変行って、その帰りに綺麗な色のセーターないかなーってぷらーっと見て。お腹空いてきたから前に一緒に行ったパン屋さんの裏の静かなカフェでお昼食べて、本屋さん寄って、それから、部屋の掃除してた」
「お疲れ!あれ。晩御飯は?」
「晩御飯のこと忘れてた……掃除してたらさ、写真が沢山出てきてね。それ見てたら…今」
「今度、一緒に整理しような」
「うん…あ、何時の便だっけ?」
「最終便の1個前の、19時40分着だよ」
「迎えに行くね」
「いいよ。寒いから家で待ってて」
「待てない、行く。」
「…ありがと。」
心が走る、距離。
物理的な距離
心の距離
このバランスが大切
でも適度なバランスがわからない人にとっては難しい
〜距離〜
心の距離は見えない
正直感じるけど
確かにないものだけどそらせない存在だからつらいんだ
分からないからこそつらいんだ
本当は聞きたい
聞いたらさらに距離ができる気がして
踏み込めない
でもこれだけはいえる
あなたと手を繋いで歩いていきたい
物理的に遠くへ行ってしまった恋人。俺との記憶を失ってしまった恋人。
足りなかった。何もかも。
おまえの隣にいたのに、救えなかった。
この無力さを噛み潰すように、黙々と課題を片付ける。
ああ、おまえがいたら、哲学絡みのレポートなんてすぐ終わるのに。
私は言った「年齢の差があり過ぎる」「世代が遠い」と…
彼は言った「交際に年齢なんて関係無い」「君が好きだ」と…
今私には交際60日になる20歳差の彼氏がいる
今凄く幸せだ。
あの時彼が言った事は本当だった。
恋愛に距離も年齢も世代も関係ないんだ
私は彼が好きだ
彼を愛してる
冬はね、私とあいつの距離を縮める良い季節なんだよ
そうだよ、私と炬燵だよ
冬の道を歩く。
一歩一歩、前に進む。
時には立ち止まって
時にはしゃがみこんで。
どうしてこの道を歩いていたんだっけ?
もう足が前に出ないかもしれない。
何でこんなに辛いのに
歩き続けているんだろう?
本当にこの道で合ってるのかな?
どこに向かっているのかな?
もう歩くの止めちゃおうかな。
そう思って何気なく後ろをふり返る。
スタートがあんなに小さく見える。
もうこんなに歩いてきてたんだ。
ずっと続けてここまで来れたんだ。
それならもう少し歩いてみようかな。
ゴールはまだ見えないけれど
時々ふり返れば美しい景色が広がっている。
どこまで行けるか分からないけれど
一歩ずつ、一歩ずつ。
-距離-
息子お気に入りのVTuverが、子供の頃雑草を食べていたらしい。クローバーが美味しいのだそうだ。(この時点でどのVさんかわかる人もいるかも)
そしたら息子が、
「そう、クローバーは美味しいんだよね」という。
「実は僕も小さい頃雑草食べてたんだよね」というのだ。
「そんなのお母さん知らないけど!」
というと、にーっと笑って、
「そう、お母さんの知らないところで僕、雑草食べてたんですよ」
衝撃!!息子は親の目を盗んで雑草を食べていた!!
親が知る由もないことなんて、掃いて捨てるほどあるだろう。これまでもいっぱいあったし、これからもさらにいっぱいあるんだ。
今日、彼は推薦で一足早く大学入試を受けてきます。
受かれば一人暮らし。きっと家を出ていくんでしょう。
自分の実力を、ちゃんと出しきれるよう、がんばれ。
〈距離〉
いつからだろう。
気が付けば、君の姿をずっと目で追いかけていた。
無理やり用事を作って、毎日君と話していた。
写真を撮る時には、いつも君の近くにいた。
ギター片手に歌う時は、いつもラブソングを歌った。
みんなの中で目立つことをたくさんした。
ライブだけじゃなく、練習にも誘うようになった。
とにかく必死だった。
君の心の中で、僕の存在が大きくするために。
同じ空間にいる時間を長くするために。
「去年の秋くらいからかな。
それからずっと君のことが好きなんだ」
「貴方のこと、好きよ。
でも、その気持ちは恋愛感情になるには難しいの」
「…そうか…」
「ごめんね。私の中で、貴方との距離が近過ぎたの」
〜距離〜
虚廃
薄れ消え逝く
記憶視つめ
孤を描いた日々
儚い息吹きに
響かせた聲
時の掛け橋へと
刹那に刻み
夢魅せられて
遥か彷徨い
全て糧と棄て
残したのは
「私ノ 苦境想・・・」
縁取られた彼方
哀しみと引き換え
選ぶ私には もう・・・
囚われた意味に
気付いた失いの音
奏で私だけ そう・・・
「取リ止メノ無イ 壊レタ・・・」
魅せられた・・・