いつからだろう。
気が付けば、君の姿をずっと目で追いかけていた。
無理やり用事を作って、毎日君と話していた。
写真を撮る時には、いつも君の近くにいた。
ギター片手に歌う時は、いつもラブソングを歌った。
みんなの中で目立つことをたくさんした。
ライブだけじゃなく、練習にも誘うようになった。
とにかく必死だった。
君の心の中で、僕の存在が大きくするために。
同じ空間にいる時間を長くするために。
「去年の秋くらいからかな。
それからずっと君のことが好きなんだ」
「貴方のこと、好きよ。
でも、その気持ちは恋愛感情になるには難しいの」
「…そうか…」
「ごめんね。私の中で、貴方との距離が近過ぎたの」
〜距離〜
12/2/2022, 9:31:22 AM