『赤い糸』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
赤い糸
運命の糸
愛する人
私だけ
見てて
分かってるの
赤い糸
見えてる
私だけ
「愛してる」
の言葉が一方通行で
分かってるの
分かってるよ
「運命の人とは赤い糸で繋がれている」
…なんて、誰が言ったのか。実際ここ16年生きてきて俺は、「この人…!…運命だ!」なんて事起きた事ないし。
幼馴染とか、転校生とか。そんな漫画みたいな事は起きないし、期待するだけ無駄なのだ。
人でごった返す街中には、カップル…カップル…カップル……
「赤い糸で結ばれてんのかなぁ」
ボソッと呟き、空を見上げる。
俺にあるのは、夏…梅雨のジメジメした空気と曇った空。
「…雨。」
太陽さえも俺を慰めてはくれないようで、傘を忘れた俺は1人、雨に濡れながら走る。
近くのコンビニで雨宿りしながら、雨で重くなった服から水を絞り出す。
「…もうすぐ、七夕か。」
はぁ、と溜息をつきながら、カップルが七夕に浮かれる様を想像し、更に憂鬱になった。
「帰ってゲームでもするかぁ…」
シトシトと降る雨を小走りで帰った。
「赤い糸」
#創作
赤い糸?そんなものはない。
僕の人生を作るのはその場の思いつきと運だ。
あったとしてもとっくのとうに切れている。
例えば、互いの小指から伸びている赤い糸の先が違ったとしても、切り落として結び直してしまえば良い。
身も、心も、赤い糸を喰い込ませて、肌に奔る赤い傷すら繋がりに変えて、決して離れないように雁字搦めにしてしまえば良い。
運命? そんな不確かなものに身を任せてないで。
君を僕から離れられなくして、血すら交わるほど深みに君を連れて行くことが出来たなら。
ほら、勝手に繋いだ結び目なんて、君の胎に隠してしまえばもう誰にも判らないよね?
「赤い糸?アレか?『たーてのいとはアーナター、よーこのいとはワータシー』…違うのかよ、歌って損だわ。
そんで赤い糸?だっけ?そんなのあるわけねーじゃん。
だってアレだろ?そういうのはお熱い世の中のカップルさんたちが言うような言葉だろ?
俺たちには無縁だわ。」
そう言っていた俺が、ついに、ついにこの俺に、赤い春がやってきた。
赤い春ってなんだよ。赤い糸だろ。そして春は青い春だろ。なんだよ赤い春って。もうどうでもいいよ。なんか混ざってるけど。俺こんがらがってるな。
赤い春でいいよもう。
ただ、その片想いの相手には、赤い糸が見えないらしい。
だったら俺が見せてやるよ。
赤い春をよ。
_2023.6.30「赤い糸」
赤い糸
生命の糸、赤い糸。
私の夢は、『 』です。
いろんな人を助けます。
繋いで、結んで、時には千切れるけど
その時は、めいいっぱい泣きます。
そして、2度と繰り返さないために
頑張ることが出来ます。
だから、私の夢は、『 』です。
全ての職業に誇りを持って
( )の秘密
結ばれているのかしら、これは繫がっているの?この赤いコード、抜いてもいいかしら?
赤い糸、日頃から私はタイプの人を見つけると
「運命の人だ、赤い糸で結ばれてる!」
とか勝手に思ってるけど
やっぱりそんなことは無いのかも
赤い糸なんてないよー、、
運命の赤い毛糸玉を拵えて神様に納品する仕事をしています。有史以来、みんなにgood luck.
…赤い糸は、私と貴方を結ぶ…
赤い糸…それは、両想いで結ばれた恋人にだけ見える糸…私は、貴方と赤い糸で結ばれている…赤い糸で結ばれた恋人達は、きっと、誰で幸せになれる、私は、そう信じてる。私と彼は、今日で付き合って5ヶ月が過ぎた。この5ヶ月間、色々あった…けど、それでも、彼を嫌いになる事なんて1度も無かった。この5ヶ月間、沢山言い合いや喧嘩もしたけど、それでも、貴方となら、どんな事も乗り越えていける、私は、そう信じてるよ。この先も幾つもの喧嘩や言い合いを重ねても、その分以上にお互い強くなって、沢山絆や愛を深めていこうよ♡大丈夫だよ。私は、例え何があっても、ずっと貴方の隣にいるから。貴方から、私は、離れたりしないよ。この先も永遠に…だから、この先も、ずっと二人で幸せになろうよ♡
見えないのに、赤い糸って…
本当に赤いの…?
いつからか、
植え付けられた赤い糸のストーリー。
こんなにたくさんの人がいるから、
絡まるかも知れないよね。
途中で切れちゃうかもしれないし。
だけど…またどこかに結んで繋いでいくのかも。
「運命の赤い糸」って最初に言った人に会ってみたい。
ここまで浸透している、運命の赤い糸の原作者だもの。
何が見えたんですか?
どんな様子の糸でしたか?
私の糸は誰に繋がっていますか?
赤い糸の他に何色がありますか?
#赤い糸 -7-
私はあなたが大好き、見つけるとすぐに食いついちゃう。
目の前にいなくても、微かな音であなたの居場所もわかっちゃうんだ。
あ、今、その草陰に隠れたでしょう?
私はあなたが隠れた草陰に飛び付く。
ほーら、捕まえた。
羽をバタバタさせて、必死に私から逃げようとする。
そんなに暴れて、可愛いわね。
逃げられないのが分からないのかしら?
私とあなたは、赤い糸で繋がれているのよ。
羽をむしって、喉元に歯を食い込ませる。
赤い糸が赤い水溜まりに変わる。
やっと大人しくなったわね。
私は棲みかに持ち帰る。
ごめんなさい、赤い糸で結ばれていたのは、あなただけじゃなかったみたい。
私は電線に並んでいるあなたのお仲間を見て、にやりとした。
私には、電線から赤い糸が何本も垂れ下がってみえた。
【赤い糸】
赤い糸
君と自分は赤い糸で結ばれていると思っていた。
ただの勘違いだったんだ
君と自分は、恋人でも何でも無かったんだね。
すっかり冷めてしまった関係が、氷のように冷たくて
怖くなって逃げた君は
別の人と赤い糸で結ばれた。
赤い糸で結ばれているなんて
ただの被害妄想だ
静かに赤い糸を切る
「ねぇ、面白い話してあげる」
「なに?」
「君は赤い糸って信じる?」
私がそう言うと意味がわからないという顔をした。
「結ばれてるとかそういうのか?」
「そう!あのね、思いを伝えて断られた人にだけ見えるんだって!」
「それが?」
「現に私は君に一応告って断られた」
彼は頷いた。
「その日から自分が本当は誰と結ばれるのか見えたんだぁ!」
「でっ?誰だったんだ?」
「え〜、言わな〜い!」
「はぁ!?ここまで来たら気になるだろ!」
言うわけ無いよ。だって、私は君に告白して見えた糸が繋がっていたのは君だったんだから。
なんで、君は私の事を振ったの?
それだけがわからないや。
そんな事を思いながら彼への思いをまだ諦めていない僕は彼の隣を歩いた。
# 49
私の赤い糸をズタズタに切り刻んでいった、あの悪女……人でなしの今井裕子。
お蔭で、あまりにも短くなり、誰とも繋がらなくなってしまった。
私のおもいを踏みにじったとき、先が解れたらしい。
赤いシリーズを思い出してしまった。
犯人を当てて、ピアノをもらった人。本当に、居たのかな?
「赤い糸」
君と僕
8年前に初めて出会った
それは運命だった
普段向かわない場所
普段なら会わない人
間違いなく運命だった
もう会わないけど
君が解いた赤い糸
私はまだ握りしめて
手繰り寄せて終わりを確かめることもしなかった
でも
似た人を見つけたり
あなたと話したことを思い出したりしても
もう大丈夫
泣かないよ
先の切れた
手応えのない赤い糸
私も解くね
さようなら
秘密の運命
誰にも言わないで
ツギハギ合わせて
「アナタ」と「ワタシ」
温もり通った一本線を
秘密の道標にして
#赤い糸
もう私。
待つのやめた。
やっぱり自分で探しに行かないと。
赤い糸
彦星と織姫みたく
ずっと繋がっている
どれだけ遠く離れても
会えないかもと何度思っても
この赤い糸は繋がっている
信じていれば きっと
この世界が運命で編まれているのだとしたら、それは残酷なことだと思う。
おまえの運命は、たくさんの人の元へと繋がっていて、オレもそのひとりなんだろう。
糸が見えなくて、よかった。見えていたら、オレという祟りは、自分のもの以外は全て切っていただろうから。
出来ることなら、オレの糸でおまえを絡めとって、閉じ込めてしまいたいよ。