『貝殻』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
※お題と関係ないです
自分に自信なくて、
変わりたくて
まずは垢抜けを頑張ろうと思った
スキンケア、マッサージ、メイク
色々とした
お小遣いだって減らされたし
時間だってかかる
けど変われない
ずっとしてるのに
周りから言われる言葉は
昔と変わらず否定的な言葉
自分なりに頑張ってたつもりだった
つもりだっただけで努力が足りなかったかな
と考えてもっと自己肯定感が下がる
『醜形恐怖症』という歌には
「結局努力する子が一番なんて
戯言には騙されない。
少女漫画の最後笑うのは
綺麗な顔したヒロインだから。」
「お金や時間を惜しまないで
どんな努力を積み重ねても
"加工だ" "メイクだ" "いじった"(整形)
とか元良くなきゃ叩かれる始末」
などという歌詞がある
努力して可愛くなる曲とかあるけど
「元が悪かったら努力しても
マシになるだけで可愛くはならない」
「美人も努力してるとしても
土台が違うから美人より努力が必用」
と思ってしまう
もうめんどくさい
無意味じゃん
もうやめよう
勉強を頑張ろう
確かに私はなにもできないけど
そんなに否定する?
少しだけでいい
だから認めてほしい
ただ、それだけなのになぁ
紫色の空が広がり、青色の海がたぷたぷと揺れる。
ベージュ色の砂浜には、色も形も様々な貝殻が散らばっていた。
ワンピースを着た少女が、裸足で砂浜に足跡をつけていく。
オレンジ色の巻貝を拾い上げ、ふっと息を優しく吹きかけた。
貝殻は砂でできていたかのように、小さな粒子となってバラバラになり空に浮かんだ。
そして細かく並び、映像を作り出した。
それは貝殻に詰まった、狂気の映像。
戦争を繰り返し、栄光と領地の為に戦った兵士達の、血と怨嗟の記憶。
悲鳴と命乞いの声が鳴り響いた後、その映像は夢だったかのように消えてしまった。
少女はさっきと同じ様に、貝殻を拾い続けた。
狂気の墓場であるこの砂浜の
貝殻が全て消え去るまで
お題『貝殻』
海に行くと
貝殻を探す
うすピンク色の
桜貝を
さがす。
見つけると
何か
いい事がありそうで…。
少女の
初恋が
実るような…。
貝殻をお土産に貰った。
巻貝の殻で先っぽが少し欠けている。
うん、間違いない。これは法螺貝だ。
吹けって事か。
(貝殻)
《貝殻》
うちに秘めた想い
そっとしまっておきます
わかば
━━━
《貝殻》
固く口を閉ざす
誰にも言わない、言えない
あなたのことは…
あおば
掘り起こして、埋めて、
また掘り起こして。
小さな背中が立ち上がる。
差し出されたバケツいっぱいの、
きみからの贈り物。
【貝殻】
暑すぎる日本の夏。
今日も何もせず、暗い部屋の中液晶を眺める。
言うなれば私は引きこもりだ。
言わなくても引きこもりだが。
自分はまだ中学生なのに、もう昔を懐かしんでいる。
小学生の頃は何も気にせず、海にこもりまくっていたのが懐かしい。小麦色の肌も、白に近づいてきた。
子供の頃に集めた貝殻は、全部粉々になってしまった。
大人になったら、粉になったものですら記憶からなくなってしまうのだろうか。
昔ばかり見てはられないから。
、貝殻
八
秒
の
木
漏れ
日
半
日
目
の
初
秋
【貝殻】
砂浜と貝殻みたいに
ずっと一緒にいたい
私にはあなたが必要
"貝殻"
「貝殻ってね、耳に当てると波の音するんだよ!」
目を輝かせながら
きみが言うもんだから
自然と笑顔がこぼれるんだよ。
がんになってから
治療とか頑張りながら努力してるきみが
健気にそんな話を楽しそうにしてるから
ぼくも楽しくてもっときみになにかしてあげたいなって。
そう思ったから
きみのすきな水色の貝殻を
プレゼントしようかな。
「今日はつかれた…海でもよって帰ろうかな…」
俺は仕事が終わって久しぶりに海に寄ろうと思っている。今は深夜3時39分。
「行くか…」
そして俺は海についた。 ザザン、ザザン 海が綺麗に波を打っている。
コツン、 俺の足元に何かがあたった。暗くて見えない。
「なんだ?」それは貝殻だった。「なんだ、安心した。記念に持って帰ろう。」
その日から、俺は眠れなくなった。
貝殻 #3
浜辺に行けば貝殻なんてそこらじゅうに落ちてるでしょ?でも、その中でも一際目立つ貝殻があるとしたら、それはきっとあなたのような貝殻なんだろうな。
何百、何千個の中の1つ。きっと出会えたのも運命だよね
贅沢に大きくカットしたバター
ほんのり昆布の香りがする醤油が
パチパチ跳ねる炭の上で
ホタテを最高の晩餐に仕上げてくれる
さっきまでは騒がしくお酒を煽ってたのに
あまりの美味しさに会話も忘れる
締めは貝殻に残った出汁に白米を入れて
これが本当に最高
来年もみんなでバーベキューしようね
貝殻
「そっちは、どうだい?」貝殻を耳に
当てて僕は、君に問いかける。
「変わらず青く透き通っているわ
貴方のおかげね!」
水質は、元に戻りつつある。
君の故郷を汚すわけには行かないからね
僕と君が出会ったのは、僕が小学生の頃
君は、海の上に顔を出して船の上で
釣りをしていた僕を見上げていた。
両親は、釣れずに粘っている僕を
遠くで見守っていたが君の存在には
気づいていなかった。
上半身を貝殻の水着で隠し
そして下半身である鰭をちょっと持ち上げて僕だけにその姿を見せてくれた
人魚である君
それ以来秘密の友達である君に僕は、
ちょくちょく会いに行った。
しかしある時 君が僕に言った。
観光客が増えて住処にしていた海の
水質が落ちて人魚である私たちが
住めなくなった事
私たち種族は、繊細な生きもので水質が
一定以上汚れると生きて行けないと
言う事
僕は、離れたくなくて思わず君に
問いかけた。
「もう会えないの?」
君は、困った様に苦笑して
僕の質問に答えてくれた
「水質がまた元通りになればまた戻って
来られるんだけど....」と君は、そう答えてくれた。
その言葉を聞いて僕は、幼心に決意して
君に宣言した。
「僕が大人になったら海を元通りにして
君の故郷を取り戻してあげる」とそう拳を
握り締めて君に約束した。
君が幼かった僕の言葉を何処まで信じてくれたかは、正直分からない。
しかし君は、僕を馬鹿にするでも無く
呆れるでもなく僕の小さな手に
手の平大の巻き貝を握らせた。
君は、言った。
「この貝殻を耳に当てると私が別の海に
行ってしまっても貴方の声が聞けるから」
遠くの海に行ってしまった君と繋がる
唯一の連絡手段を僕の手の中に残して
君は、仲間と共にこの海を去った。
それから十五年君との繋がりは、まだ
続いている。
青く透き通った海の景色を眺めながら
君との電話が中々切れずに居る
この仕事が終わったら僕は、もう一度
秘密の友達の君に会いに行く....
『貝殻』
貝殻のように、いつまでもそばにいてほしいの。
私の隣はあなたしか考えられないのだから。
年に何回か父の実家に行っていた
山があり、川があり、海がある
フェリー乗り場前の土産物屋には色んな物が売っていた
僕はカラフルな幸せの砂をよく買っていた
しかし家に帰ってからそれをどうしていたか全く記憶がない
⬛︎貝殻
#貝殻
波に攫われ
刻の海を泳いで
運命の導くままに
流れ着いた貝殻
そっと耳をあてれば
囁いてくるよ
大丈夫…大丈夫…
悲しみも喜びも
生きてる限り繰り返しやって来る
ものだから
どう乗り越えるのか
逆らうのではなく
どう受け入れて身を任せてゆくのか
その中で少しずつ育っていくから
行きたい場所で生きられるから…と
貝殻の囁きに心を
今ひととき心を寄せて
流してしまおう
悲しみにサヨナラを
俺には昔、好きな子がいた。
その子は、病気で、長くは生きられないといわれていた。
その子は海が大好きで、よく二人で海にいっていた。
海に言っては、貝殻を二人で集めて、ネックレスを作っていた。
その子が亡くなる1日前、久しぶりに二人で海に行った。
その子はとても楽しそうに貝殻を集めていた。
一時間後、自慢げにネックレスを見せてきた顔は、今でも忘れられない。
次の日、いい顔をしてその子は旅って行った。
今まで一緒に作ったネックレスは、今も俺が持っている。
《 貝殻 》
十人十色
十匹十色
十羽十色
十頭十色、、、、、
十貝十色
貝殻もみんな違うよね
貝殻
修学旅行で1番憂鬱な時間がやってきた。
海水浴だ。時間は1時間。
私は泳げない。多分5メートルも泳げない。
酷いカナヅチだ。
でも、友達はみんな泳げる。
クロールとか平泳とかバタフライとか軽々こなすぐらいには泳ぎ慣れている。
これが何を意味するか。
つまり、みんな泳ぎに行って私だけ砂浜に取り残された。人というのは時に冷酷だと実感する瞬間だ。
流石に,私が嫌われてるってわけでは無いはず…
多分。
砂浜には誰もいない。友達以外の大勢の生徒も,みんな海の上。勿論、それぞれのグループで。
風が気持ちいい。日差しが熱い。
…やること,ないなぁ。
ふと足下を見ると貝殻。
よく見ると,あたりに散乱している。
暇つぶしにいい感じの貝殻を探してみる。
ピンクの,ちっちゃくて綺麗な貝殻。
白くてでかい二枚貝。
深緑のぐるぐる貝。
以外と色々あって面白い。
コレクションがどんどん増えてく。
1人でいること,少し寂しくはあるが同時に、なぜか心が休まる気がする。
そうだ、海から友達が帰ってきたらこれをプレゼントしよう。
あの子はピンクが好きだって聞いたから,この貝殻。
あの子の隣にいつもいる子の好きな色は知らないけど…青ってイメージだからこの貝殻にしよう。
喜んでくれるかな?
いや…
「え、あー…別にいらないかも。気持ちは嬉しいけど、何に使えばいいのかわかんないし…」
「てかさ、ずっと思ってたんだけどなんでいつもわたしたちにくっついてくるの?正直鬱陶しい」
…って言われるかもしれない。
やめとこ。友達に変に刺激は与えない方がいいな。ずっとひとりはやだし。
あ、みんな海から上がり始めた。もう時間か。
友達の姿も見えてきた。
貝殻なんて集めてるの幼稚だと思われたらどうしよう。いや、そもそも何で友達のことで自分がそんなに悩まなくちゃいけないんだ。
苦悩やら恥ずかしさやら憎しみやら虚しさを
ちっぽけな貝殻に込めて全部砂浜に投げ捨てた。
そうしてから、
屈みっぱなしで怠くなった体を無理やり引きずって、自分の可能な限り自然な笑顔を浮かべて、
この醜い感情が察されないように,
友達らの元へ私は走りはじめた。