『誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#誰よりも、ずっと
側に居て
異変を知らせ
寄り添ってるその身体を
先ず大切にしてみる。
水を飲み栄養ブロックを摂り
たっぷり寝てみる。
何処の誰が何を言っても
心臓と肺と血液と細胞がちゃんと頑張ってる。
だから、ちょっとそれ置いて休憩しな?
僕は朔が好きだ。
僕は月が嫌いだ。
折角の漆黒の夜に明かりを灯す、あの月が嫌いだ。
だから、僕は、月光がない朔が好き。
僕は、自分の名前が嫌いだ。
“朧”
龍から、すぐれた人になるように。
月から、優しい光で包み込むような人になること。
僕の名前の由来。
馬鹿げているだろう?
朧には、月が曇ってぼんやりしたさま、だとか、物の姿がかすんではっきりしないさま、という意味がある。
僕は、一生、曇っているんだと、この名前から突きつけられるような気がする。
だから、僕は僕の名前が嫌い。
そして、月も嫌い。
曇っている月なら、無い方がいい。
僕の名前を決めていいのならば、朔がいい。
月のように優しい光で包み込めるような人でもない。
龍のように優れている訳でもない。
じゃあ、僕は一体何者なのだろう?
僕は誰よりも、ずっと、月が嫌いだ。
そして、誰よりも、ずっと。朔を待ち望んでいる。
誰よりも、ずっと嫉妬深いし、根に持つし、マイナス思考だけど、それでも生きてます。
永遠ってあるのだろうか?あったところで俺にたどり着けるのだろうか?こんなことを考えていたって前には進まない。永遠の有るなしに関係なく、俺の命が有限であることは決まっている。俺はとにかく前に進まなければならない。世界という盤面においてこの寿命の限りせめてひとつでも駒を前に進ませることが俺の使命だ。しかしそれでも、永遠があるのかないのか、それが有害なのか無害なのか考えずにはいられないのが人間ってものだろう?
誰よりも、ずっと
"努力の男"
巷じゃそう言われている。
眉目秀麗な彼は
今日も脇目もふらずに大剣を振るう。
聞けば小さい頃の憧れだった
騎士団に入れたんだとか。
もともと身体が弱かったくせに
いつの間にかあんな偉業を成し遂げるまでに成長して
でもあいつは、何処か遠くを見やってる。
周りが何度となく
褒めたり、貶したりしてみても
いつも何処か遠くを見てるんだ。
多分、誰よりもずっと
情に厚いだけの男なんだろう。
#誰よりも、ずっと
消えてしまいたいなんて
呟くきみに
かける言葉なんて
持ち合わせない僕は
ただオロオロと
キミのそばで狼狽えるしかなくて
情け無いね…
誰よりもずっと近くにいたいのに
キミの心に遠く及ばない
少しでも
キミの唇から溢れる
悲しい言葉を
この手のひらで受け止めていこう
誰よりも、ずっと
あの子は自分よりも勉強も運動もできて、
顔が可愛くて、絵が上手くて、楽器が出来て。
自分なんかって思うことがあるかもしれない。
でも私は、君は、ただのあの子の下位互換じゃない。
その人にしかできないことがあって、
その人にしか考えられない発想があって。
人と比べるなとは言わないけれど、
誰よりも、ずっと自分を大切にね。
『誰よりも、ずっと』
誰よりも一番自分の事が分かるのは
自分自身…だから誰に何を言われても
最終的に決断するのは自分
…………なのに…………
いつも周りに流されてしまう自分が
憎たらしい。
誰よりも、ずっと怨んでやると決めたのに憎みきれない。端からすれば一人相撲で恨んでる困ったことに逆恨みで、忘れたほうがいいのはわかっているのに、忘れられないこの恨みわざわざ意識を向けずにいるほうが精神衛生上もいいはずなのに一体どこまでしつこいのか愚かしいったらありゃしない。そんな言葉を聞かされてまるで告白のような執着はまるで惚気を聞くようで、すっかりとあなたへ送りたかった思いが小さく胸の中で沈んでいった。
誰よりもずっと
愛をくれた
楽しいをくれた
幸せをくれた
悔しいをくれた
いつもありがとう
君に恩をいつか、必ず返すよ
誰よりも、愛しているのに!
ずっと、あなただけを見るのに!
あなたは私を愛してくれない!
私を、選んではくれない!
こんな不条理が、許されていいの?
ねぇ神様。
‐誰よりも、ずっと‐
♯31
お前が夢を叶えるその時をそばで見てたかったんだ。
誰よりもお前の努力を知っている私が
誰よりもお前が進む道を応援していた私が
誰よりもお前が夢に向かい踏ん張る後ろ姿を見ていた私が
お前のことを一番に祝いたかったから。
在り来りだけど、精一杯の祝福をお前に!
誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと#54
静玖ちゃんへ
あの苺の日から丸々四年経ちました。
元気にしてますか?最近通話できてないよね。しーちゃんの声聞きたいな。この前話してくれてたイラスト可愛くて上手だったよね、しーちゃんが好きなアーティストのファンアートすごく可愛かった!しーちゃんももちろんかわいいよ!
これまでのお友だちの誰よりも、ずっと私のことを理解しようとしてくれたのすごく嬉しかった。ありがとうね。私にとって最高の親友だよ!
可愛い便箋買ったから久しぶりにお手紙書いてみました。また苺食べようね。
お手紙って今となってはちょっと恥ずかしいなって思ったよ。また遊ぼうね。
柚伎
誰よりも、ずっとあなたを見てたから愛も欺瞞も幻と知る
-誰よりも、ずっと-
あなたの事を知っているんだ。と、
そう思いたい。周りに自慢したい。ことが多々…
恋人だけじゃない。
友人に対してですら、そう思う事が多くある。
その度に、自身の独占欲と執着心を強く感じて嫌気がさしてしまう。
治したいけど治らない。抑制しようとしたってどうにもならない私の特徴。
でもまぁ、表に出していないだけましかしら?
でもそれで、何回傷ついたのかしら?
【誰よりも、ずっと】
僕、君のことを待っていたんだ
ここで一人
長い長い時を過ごしていたけれど
ようやく来てくれたんだね
ここで命を落としてから
僕は本当に長いこと一人ぼっちだった
この廃墟は冷たくて寒くて寂しい
もう僕には
陽の暖かさも感じられない
もちろん自分自身の温もりさえも
ねえ、誰が僕を
こんな冷たい世界に閉じ込めたんだろうね?
君ならよーく知ってるだろう?
本当に長いこと、君が来るのを待っていたよ
待ち侘びていたんだ
復讐の時を
君に会いたかったよ
誰よりも、ずっと
誰よりも側であなたと過ごし
誰よりもあなたの好きなところを知り
誰よりもずっとあなたと支え合い
誰よりも幸せに最期を迎えた
私の人生はあなたで飽和していた
誰よりも、ずっと
誰よりもなんて
比べる必要も
勝ち負けにこだわる必要も無い
そのままのあなたが
とっても素敵だよ
誰よりも、ずっと君のことを考えてる。
寝ても覚めても君の為。
ふっと街で見かけた君。
知らない男と笑顔で歩く。
それなのに忘れられない。
あいつよりも君のことを考えてる。
誰よりもずっと…?
比べられないな。
代わりがいないのが、わかるだけ。
唯一無二。
お父さんも。
お母さんも。
それを教えてくれただけで、充分。
今までずっと、一緒にいてくれてありがとう。
それを教えてくれたのがふたり。
誰もあなた達の代わりにはなれなかった。
だから…あなたには代わりはいない。とわかる。
そして私には、代わりはいない。とわかる。
世界中、ひとり残らず代わりはいない。
…たとえ誰かを殺したとしても、もとには戻せない。
どうしたって唯一無二なんだから諦めて、
宝石みたいに自分を大事にするといいよ。
壊してしまうほうが、簡単なんだからさ……
壊れるまでは大事にしたいね。
(そして壊れてしまうって悲しいけれど、とてもきれいなことでもある…蛇足だけどね。)
(きれいなことにするのは、自分だけどね。)