『誰もがみんな』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は人の目を 気にしすぎているのかも
人に嫌われないように
人に変に思われないように
無駄に気をつかったりするし
作り笑顔だってする
でも 果たしてそれで自分らしく生きていると言えるのか?
そんなとき
私の心がささやいた
「誰もがみんな 認めている人なんていない
誰もがみんな 好いている人なんていない」
そんなに 人に好かれようと しなくていい
ただ ありのままの自分を 愛してくれる人に
愛されたい。
#誰もがみんな
死体は目立たない小部屋に安直されていた。死んだのは自分である。累々と横たわる自分の顔を少し離れたところから見ていた。
葬式は人知れず行われた。火葬場で形ばかりに遺影や供花が並べられた、参列者のいない、形だけの弔いを自分はまた、離れたところから見ていた。
へらへらと締りのない口元で笑う遺影をみる。ああ、自分の写真だ。SNSで使っていた写真だ。
仕方ない。家出してから関わる人間は、すべてSNSで出会った。両親は自分を探さなかった。一度も家に帰らなかったし、知らないままでいたかったのもあって、自分も両親の現在は分からない。
そんなだったから、死体で見つかった自分の名前を、結局警察は突き止められなかったみたいだ。自分を司法解剖した法医学者が参列したとき、彼女は自分を〝カナリヤさん〟と呼んだ。SNSで使っていた名だった。
その日検死に現れた遺体は、素性の分からない家出少女のモノだった。彼女は殺されていた。捜査を経て出会う彼女の知り合いたちの中に、彼女の本名を知る人は一人もいなかった。
誰もがみんな
誰もがみんな悩みながら生きている
こんな事で悩んでる、苦しんでる
なんて、わざわざ言うこともしないけれど
大なり小なり
みんな色々ある
だけど、自分の悩みはちっぽけだとか
あの人の悩みの方が自分より大変だとか
悩みにも痛みにも貴賎はない
誰だって、今この瞬間の痛みが
自分にとって世界で一番の痛みで悩みだ
誰もがみんな
――誰もがみんな幸福だと言える世界があるならば、どんなに素晴らしいだろうか。
俺はパソコンのキーを打つのを止めて、淹れておいたコーヒーを口にする。
「誰もが幸せ、ねえ……」
ため息交じりに出た言葉に皮肉めいた響きが混じってしまった。それはきっと、一人の不幸の上に多くの人の幸せが成り立つあの話を思い出したからだろう。
「そりゃ、理想はみんなが何の犠牲も払わず幸せになるのが一番だ。けど実際問題“何も無し”は無理だろ。なあ?」
俺が仕事に集中している間、ずっと膝で寝ていた愛猫のわらびに声を掛ける。この名前の由来は、わらび餅に似ているからという単純なものだ。
わらびは耳を少しだけ動かし、先程の俺と同じようなため息を吐きながら一声鳴いた。
「うんうん、お前も俺と同じかあ」
言葉を勝手に解釈し、桜の形をした片耳を優しく撫でる。
「とりあえず、俺はお前の幸せを維持しねえとな」
膝の温もりを感じながら、俺は再び文章の海に思考を沈めていった。
日々家
【誰もがみんな】
誰もがみんな一度は口にする、耳にするであろう
「みんな」って言葉.
「みんなそういってるよー」
「みんながそうだから私もそうでなければ」
「みんなはできてるのに」
ねぇ、みんなって誰のことなんだろうね。
それははー、ただの多数派でしょう?
少数派の意見は無視なの?
少数派じゃ無いといけないの?
「人権」なんて意味を為してないじゃないか。
誰もがみんな
誰もがみんな嫌なことや嬉しいことがある
だけど私には嫌なことはない。ロボットなのだから
最初は嫌だと感じる感情がない事が嫌だったのだけれど、嫌なことを感じなくていいのはお得な事だとさえ最近は思っている。
まずまずあの人と過ごしていて嫌な事なんてないのだからそんなことどうでもいいのだけれど。
誰もがみんな、強くなりたいと願っている。
死に物狂いで生きろ!
死ななかったヤツは、死体を運べ。
死んだヤツの弔いの日には、頭を垂れて、涙を流さなければなりません。
それは、苦渋を飲んだあの日を忘れないためにも、ヤツらの無念を晴らすためにも、敵を攻撃しなければなりません。
銃を持て。少年少女たちよ。
決起文は掲げられた。
悲しみで地は満ち、この苦しみを打破するために、決起せよ!
小機関銃は、街並みのレンガを崩すよ。
土嚢に隠れた少年兵たちを、無惨に戦車が引き倒していくよ。
倒れた血が、地面を濡らすよ。
死に物狂いで生きろ!
今日を倒すために、明日を掴むために。
誰もがみんな別れがなければ寂しくないのに
暮らし方が違うから
時間はいつも過ぎていく
出会いは別れとも言われてるから
そうなんだって認めなきゃ
電車の閉まるアナウンス
背中を見せて立ったまま
見送るわたしに目もくれない
それでもいいの、また会える時まで
さようなら
誰もがみんな
誰もがみんな、生きている
幸せを感じていても
不幸のただ中にいても
誰もがみんな生きているし
生きなければならない
誰もがみんな、いつかは死ぬ
どんなに有名な大物でも
何者にもなれなかった自分も
始まりあればいつかは終わる
それは誰にも等しく訪れる
誰もがみんな、生きて死ぬ
だから、日々を楽しく過ごしたい
後悔ないように
辛いことも乗り越えてゆけるように
生き方は、人それぞれなのだから
私はアニメが好き
あなたは何が好き?
《誰もがみんな》
『誰もがみんな』
誰もがみんな、あたりまえに
幸せを享受できるわけではない。
だれかの好意を蔑ろにして、
あたりまえの幸せに
気付けない。
心当たり、ありませんか?
誰もがみんな
誰もがみんないつか死ぬことを実感した去年の夏。身内や友達が亡くなったわけじゃなかった。
でも、私に色んなことを教えてくれた人だった。
彼女の代わりは絶対に見つからない。
あなたの歳を追い越す日が来るのが怖い。
誰もがみんな(2月10日)
誰もがみんな一緒とは限らない
好きなものも 嫌いなものも
得意なことも 苦手なことも
実際僕も周りと比べると
趣味も特技もすべて同じ人なんて
この世にはいない
当たり前のことだけど
すべて同じ人なんて
この世にはいないんだ
だからそれぞれの趣味や特技を
否定したらいけない
誰もがみんな
自分の個性をもっている
それぞれがみんなの個性を知り
認め 過ごしていければ
この世はもっと良くなると思う
誰もがみんな
この社会で幸せになれる人
社会の輪の中で幸せになれない人がいる
健康な人、そうでない人がいる
嘘をつく人と損益超えて正直な人がいる
善人と悪人で分けることなんて出来なくて
ただ、その時のその人の優先するものがあって
後悔する人がいて、後悔しないようにする人がいて
後悔の味をいつまでも忘れられない人がいる
手を伸ばせば届く快楽で満足できる人がいて
果てしない夢を追いかけてる人がいる
夢を叶える人がいて、夢を見るだけの人もいる
誰もがみんな同じじゃない
自分を大切に出来る人と出来ない人
誰もがみんな同じじゃない
誰かなんてどうでもいいんだ
誰かの言葉や行動や結果に何かを感じて
自分なりに消化して
日々変わっていって
明日はまだ理想に届かない
ただもがけと内側から何が叫んでる
僕は僕だ
生まれ落ちた場所も、育った環境も、空気も、目に映る景色も、同じ人なんていないから
あなたはあなただ
僕は僕の壁と戦って
僕は僕の幸せを噛み締める
あ、もし困ったら助けてね
誰もがみんな、栄光に焦がれ。
誰もがみんな、冒険の旅に出て。
誰もがみんな、戦って戦って戦って戦って……
──そうして才能が無いと諦めた。
それでもなお。
貴方だけはまた立ち上がって、
遂に成し遂げましたね。
それは誰でも簡単に目指せて、
誰でも気軽に名乗れたかもしれないけれど。
誇りなさい。讃えなさい。認めなさい。
貴方自身しか知らないその努力を。
他の誰も知り得ない苦難と挫折の日々を。
その末に辿り着いた今日という祝福の日を。
そう、貴方こそが真の「勇者」です。
テーマ『誰もがみんな』
誰もがみんな
誰もがみんな幸せを感じる。
誰もがみんな後悔をする。
努力が苦手です。
僕より才能がある人なんてたくさんいるから。
人と話すのが苦手です。
目を合わせるのが怖いから。
でも。
読書が好きです。
僕だけの世界が作れるから。
LINEのようなその場にいなくても会話できるアプリが好きです。
文字だけで僕の感情が表せるから。
こんな感じで好き嫌いや得手不得手がある。
みんなそれぞれ違うけど。
似たように苦労していることがある。
みんな人間だ。
好きなことや得意なことを続けたことで今輝いている人達がいる。
だから、才能がある人って運が良かっただけって思うと少しは気楽になるかもね。
でも実際に努力している方を僕は見習いたいですね。
誰もがみんな人知れない悩みを抱えている
表面上では何ともなさそうに見えても実際は色んなものを抱えている
誰もがみんな
あの人悩みがなさそう
あの人苦労してなさそう
あの人勝ち組
あの人可哀想
あの人面倒そう
あの人負け組
大丈夫
あなたがわざわざ言わなくても
みんな両方お持ちのものです
2024/02/10
誰もが心にもっていて
冬の晴れた日 遠い空から射してくる
光がみつける 小さな寂しさ
「誰もがみんな」
#328
誰もがみんな、俺のことを嫌っている。
みんな俺のことを無視するし、
殴ってくるし、虐めてくる。
一方、あいつは、
誰もがみんな、あいつを愛している。
クラスの人気者、愛川マヒ。
あいつは[華麗な王子様]と言われているくらい
愛されている。
王子様、なんて 存在しないのに。
王子様は、誰にでも優しくて、どんな人にでも手を差し伸べてくれる。そんな存在。
あいつが、王子様なわけないんだ…
『おいおい!!こんなもんかよ!』
『クソ雑魚が!』
今日も殴られて、蹴られて、
誰も、助けてくれなくて。
意識が遠のいていく。
目の前が、真っ白になって。
気付いたときには、俺は保健室にいた。
…だれが俺を運んでくれたんだ?
「あ、起きたんだ。大丈夫?」
そのとき、声が聞こえてきた。
俺の、大嫌いな声が。
そう、愛川マヒの声。
「血だからけで倒れてたから、運んだんだけど…」
_いい人ごっこかよ。偽善者め、
『…どうせ_お前も俺のことを嫌いなんだろ』
「え…?」
『善人のふりをしたいから、俺を運んだんだろ。』
思いっきり睨みつけてやった。
これでこいつも本性を表す。
俺は…このむかつく偽善者をみなくて済む。
_けれど
「僕は、君のことすきだよ」
は。今、こいつなんて?
『俺は、誰もがみんな俺のこと嫌っているんだ…お前も、』
「、だから!僕は好きだって言ってるんだ!」
人に好きって、初めて言われたんだ。
心臓がうるさい。
なんだか、体温が上がっていく。
「みんなは君のこと嫌いでも、僕はすきだよ。最初から。」
『…わかった、…あり、ありがとう、』
誰もがみんな、俺のことを嫌っている_
はずだった。