『誰にも言えない秘密』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あぁ、この子はなぜこんなに苦しんでいるのだろうか。
母親という名ばかりのポストにいつからわたしはなってしまったのだろう…
ティーンエイジャーの娘は誰よりも繊細なのかもしれない。
まただ…体に傷が増えている
助けてほしいと、気づいてほしいと何度も訴えていたのだろう
誰が、こんなにも辛くするのか概ね見当がつく。
そんなにも沢山傷ついていたのにごめんね
待っていてねお母さん頑張るから
対価はつきものなの
きっと大丈夫よ
だから安心してね。
心だけはブレないように悪魔に魂を売るから
悪魔で報復を。
Prologue=Monologue~誰にも言えない秘密
『誰にも言えない秘密』
誰にも言えない秘密は、
恥ずかしいから言ーわない。
誰にでも言いたくないことくらいあるよね。
彼氏、家族、友達
皆何かしら持ってるって。
そんなこと当たり前。
前に勤めてた会社の社長が
株式会社●●●●●●●●●の専務に
毎月●0万の賄賂振り込んでたこと。
◼️誰にも言えない秘密
誰にも言えない秘密
私には誰にも言えない秘密がある
他の秘密を暴かれたとしても、これだけは墓場に持っていくつもり
_誰にも言えない秘密
ここにだって書けるわけがない。
綺麗なものじゃないけど
私だけのものなら
宝物か。
この人の顔が世間一般に見てもかなり整っている方なのだと気づいたのは付き合ってしばらく経ってからだし、くしゃみをするときその整った顔が容赦なく不細工に歪むのが実はかなり好きだということは生涯この人に悟られないようにしたい。あまり見られたくないであろう姿を見て喜ぶ変態が恋人だなんて事実、一生知らなくていい。そう思っていたのにこの人ときたら、寝起きで浮腫んだ自分の顔を見てやたらにこにこ嬉しそうにしていた。正直引いたが、こっちはこっちでくしゃみ顔で喜んでいるから咎められない。変態が二人。恋愛感情というものは人間の目を狂わせるな、と他人事のように思う交際二年目の朝。
(題:誰にも言えない秘密)
庭の隅 ベッドの下に 額の裏 学習机の 引き出しの底
お題「誰にも言えない秘密」
こんなとこ 出てってやるさと 嘯いて 扉に鍵が ないのも知らず
お題「狭い部屋」
夕暮れ迷子
日が長くなったこの頃の夕暮れは
こうやって、いつまでも歩き続けていたいような…
だけど、早く帰りたいような.…
どっちつかずの夕暮れ迷子_
言えるもんか。
だって、それを知ったら君は僕のこと避けるだろ。軽蔑するだろ。友達やめるだろ。
君との関係を壊すくらいなら、言わなくたっていい。そういう場合だってある。僕のためでもあるし、君のためでもある。だから分かってくれよ。これ以上追求しないでくれ。
でも本当のこと言うと。
それさえも、全部知ったうえで君には友達でいてほしい。僕の全部を受け入れてほしい。
決して言えないけどね。
これって一種の独り善がりってやつなのかな。
人間生きていたら誰だって人に言えない秘密の一つや二つ、三つや四つ、いや五つ…これ以上はキリがない。
とにかくみんな隠し事は持っているものだと思う。
その中でも別にバレても問題がないものと、これだけは墓場まで持っていかなきゃいけないものに分かれている。
この仕事はその別にバレても問題ないものをいかに出し惜しみしていくかだ。なんせ初出し情報に価値がつく世の中。
最近何にハマってる、誰とご飯に行った、どこで遊んだ。
俺のアレルギー情報なんて誰が興味あるねんと言いたいが、中には変わった人間もいるもので需要があるらしい。
自分にまだ需要があるということなのでまあ有難いことだ。
「風呂」
「ん」
このタオルでがしがしと頭を拭く美丈夫は『それ』ではない。
バレたらそれはそれで終わるが、そもそもこの関係自体、人に言っているから成り立っているものだ。
つまりこの秘密は共有されている。
では俺にとって『それ』が何か。言えないから秘密なのだ。
なのでヒント、人来る前に風呂場の掃除しといた方がいいよ。
あんたの歯ブラシ変わってないけど、ゴミ捨ててあったね。
つけまつげって虫みたいやね、気持ち悪くて声出たわ。
別に俺は気にしないけどあんたは気にしいだから困るでしょ。
全部捨てといたよ、黒い袋にまとめて。『それ』も纏めて。
もうちょっと匂わした方が牽制になるんかなとは思うけど。
「流しといた」
「ん、髪乾かしたる」
「ありがとう」
この平穏を守れるなら。全て飲み下そうと思うのだ。
『誰にも言えない秘密』
作者の自我コーナー
いつもの。ちょっと暗い話になりました。
気付かないふりをするのは、健気、なんでしょうか。
黒いゴミ袋って最近見ない気がします、あれ以外に。
誰にも言えない秘密
バレてしまった時点でもう
秘密ではないのだ
誰にも言わないからという言葉ほど
信用できないものはないと思う
誰にも言えない秘密があった
君が好きだと誰にも君にも
言えなかった…
君と一緒に歩けると
思わなかった…
今はとなりに君がいる
秘密なんかない。誰かに知ってもらってないとストレスが溜まるから。聞いてほしくて眠れなくなる。誰でもいいから聞いてほしい。
だから、私には「誰にも言わないでね」っていうのは無理(笑)
でもこんな私にもあるかな小さな秘密が。
昔・・・いややめておこう。思い出せばまたストレスになってしまう。
ただ、心の中で謝っておこう。
「ごめんね。○○さん」
【誰にも言えない秘密】
[5/20 突然の別れ
[5/24 逃れられない
続編
登場人物
桜井 華 (さくらいはな)
恵美
優子
高峰 桔梗
(たかみね ききょう)
樹 (いつき)
優子のストーカー騒動からひと月程たった頃。
「桔梗、明日 恵美たちと買い物に行くのだが、よければ一緒に行かないか」
「私も行ってもいいんですか?」
「もちろんだ。恵美も、桔梗に会いたがっていたしな、樹は母がいるから大丈夫だ」
そして翌日、約束の時間、恵美たちは既に来ていた。
「お待たせ、彼女が...」
「高峰桔梗です。よろしくお願いします」
「こんにちは、若いねー。高2だっけ、私にもこんな時代があったんだなー」
「だよねー、何年前だったかな?」
「じゃ、そろそろ行こうか」
桔梗が行ってみたい店があるというので、そこに行くことになった。
「桔梗ちゃん、これ着てみて」
「こっちのもカワイイよー」
こうして、桔梗人生初のファッションショーが始まった。
「こんなに買ってもらって、ありがとうございます。大事にします」
その後、みんなで食事をした。
「恵美さんは赤ちゃんがいるんですか?」
「そうよ、ナナって言うの。今度、家にも遊びに来てね」
「はい、ぜひ」
「優子さんは、仕事なにされてるんですか?」
「私は、小さなクリニックで看護師をしているのよ」
「白衣の天使さんて、結構モテるんじゃないんですか?」
「残念なから男運ないのよねー」
「華さん、前から聞こうと思ってたんですけど、どうして警察官になろうと思ったんですか?」
「華は昔から正義の塊だもんね」
「お巡りさんはピッタリだよね」
「まぁ、そんなところだ」
「そうなんですか」
桔梗はなんとなくだが、納得できなかった。何か誰にも言えない秘密があるのではないかと。
恵美たちと別れ帰宅の途中で、桔梗はもう一度、華に聞いてみた。「華さん、警察官になった理由って本当は別にあるんじゃないですか?」
「桔梗は鋭いな、その通りだ。だが、今は言えない。すまない。話せる時がくるまで待ってくれ」
つづく
むかしむかしの話。
私にはかつて近所の公園で遊ぶ学年違いの
同性の友達がいた。
同じ学校に通う近所に住んでいる友達を仮にAとしよう。
Aは私の家とそう離れていない住宅地に住んでおり、苗字もなかなか聞かないような名前だったからよく覚えている。
私とAは近所の公園で出会い、Aが一人で遊んでいたところを私が声をかけたことが知り合うきっかけだった。
知り合って以来、私とAは時折公園で遊ぶようになった。お互いに遊び道具を持ちより、ままごとの真似事をしたり、バトンを振り回したり、一輪車で広場を走り回ったりと、年頃に相応なことをしたことを断片的に覚えている。
ある日、私とAはそれぞれお気に入りの玩具を持ち寄り、いつものように公園で遊んだ。私は細かいビーズを編むように繕われているネックレス、Aは兎のぬいぐるみであった。
Aが大事そうに抱えている兎のぬいぐるみを見て私は心底羨ましいと思った。
私は当時、欲しいものをなかなか買って貰えないという環境であった。しかも当時人気だったデザインの兎であったものだから、Aが学校であったことを色々話してくれていたが、全然頭に入ってこなかった。
私は無意識にポケットの奥に入っていたビーズの指輪を取り出していた。
兎のぬいぐるみとこのネックレスを交換しない?ネックレスに指輪もつけるよ。悪い話じゃないと思うんだけど、どうかな。
少しだけ読んでいた漫画で、取引をするシーンが頭をよぎった。取引を持ちかけたキャラになりきりながらAに言った気がする。ネックレスも指輪も綺麗で、正直手放すには惜しいとは思ったけれど、それを容易く上書きするくらい、当時の私にはぬいぐるみの方が魅力的に思えた。Aは快く承諾し、私たちはお気に入りのものを交換することとなった。
それからAとは自然と疎遠になってしまった。
元々Aとは学年も違く、公園で時折会って遊ぶだけの仲だったので、いずれは疎遠になっていくだろうとは薄々思っていたが、今振り返ってみると思いの他早かった気はする。
最近になって実家に帰り、近所を散歩してきた。Aの家を前を通り過ぎたが、家も表札も全然知らない姿となっていた。
今も私のそばにいる兎のぬいぐるみ。
ぬいぐるみのことは家族にも誰にも言っていない。
【誰にも言えない秘密】
秘密とはいっぱいある人もいるし無い人もいる
秘密っていうのは、誰にも言えないこと。
でも秘密にしてねって言われた時は?
秘密の意味って何なんだろう
一つだけしかないのだろうか
それとも二つや三つ、いやそれ以上あるかもしれない
秘密にもたくさん意味の広がりがある
そして、秘密が沢山ある人もいる。
たまに考える。
秘密にしてねって言うのは
内緒にしてねって言ってるのと同じなのではないかと
でも、また違う意味なんだろうな
私にだって誰にも言えない秘密がいっぱいある
だから、きっといろんな漢字や言葉にも広がりがある
もしも、あなたには誰にも言えない秘密がないかもしれない、けど、誰にも言えない秘密がある人もいっぱいいることだろう
「誰にも言えない秘密」
※これは「猫好き 花純」のリア友が書いたやつです!
リア友は「このお題難しい!いつもこんなお題を花純が書いてるんだとわかって嬉しい」と言ってました〜
私の秘密は野球好きなことです。
私はそれを5年間隠しています。
またできた誰にも言えない秘密
君の中にどうして私は消えないだろう
私の中からも君は消えてくれない
どうしたら飽和するだろう
どうしたら解消するだろう
君は今日どうしている?
君は今何をしている?
そんなこと考えるのはよそうとずっと
なのにどうして
また誰にも言えない時間が経つまで今はまだ
誰にも言えない秘密は
自分との秘密である
私が
私のために
私と、秘密にすると約束したのだ
私は 私を裏切らないために
この秘密を抱いて
私同士で手を取り合って
生きていくのである
私には秘密がある。
秘密かはわからないが
それは「体調不良を隠すこと」。
熱があっても家族には内緒。
私は中学時代の反抗期から、「人(家族)を心配できない」「家族が風邪をひいたら怒る」と思われている。
実際反抗期はそうだった。本心ではないけど、口からはそのように出てしまっていた。
現在大学4年生。この家にいるのも最後の年となった。反抗期は終わった。
しかし、ずっと家族にはこのレッテルを貼られている。
だから、心配できない。
私が風邪をひくと、
「あー、こんなの〇〇(私の名前)ちゃんなら、絶対激怒してるもんね。私たちが優しくて良かったね」と母と妹は言ってくる。
それが嫌で私は体調が悪くても絶対に家族には内緒にしている。
流石にやばいと思ったときや、インフルエンザが流行っているときなどは、素直に言うが、熱も実際より低めに申告する。
こっそり薬を飲んで大丈夫なように振る舞う。そして、だれも気づかない。こっそりおかゆを作ってくれる、なんて無い。
でも、バファリンはだめだった。副作用が少ないって言われてるけど、副作用出まくり。食欲不振、下痢、吐き気、低体温などなど…
実は22年間で初めて飲んだ。本当に辛いけど、熱は下がったし、またこれを家族に隠す。
「誰にも言えない秘密」