『誰にも言えない秘密』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰にも言えない秘密
誰にも言えない秘密を、繋がらない電話の向こうに吐き出した。
日々家
両親に秘密にしていること、それは大学に行きたいことだ。うちは貧乏で、金銭的に大学に行くことは難しい。だから、医療系の専門学校に行く予定だ。医療系に進むことが決して嫌なわけではないけど、大学に少し興味がある。楽しいキャンパスライフを送りたいけど、きっと無理かも。
「A兄ちゃんは私と遊ぶの!!」
そう言ってA兄ちゃんの腕にしがみつく。周りにいる小さな子達からずるいずるいと文句が飛んでくる。
A兄ちゃんは仕方ないなあと困り顔で屈んで私を肩車してくれた。
そのまま小さな子たちをぞろぞろと引き連れて空き地をぐるりと回った。しばらくして、もういいでしょ、次はあたしの番!と声が響く。
私は大声で叫ぶ。
「いや!!絶対に降りない!!」
そんなこんなで優しいA兄ちゃんはいつも私だけを特別扱いしてくれていた。最終的には私がごねるだけごねて気づけば解散の時間になるのが常だった。
私はそうやって小学5年生から1年間ずっとA兄ちゃんを独り占めしていた。
高いところが苦手な私。小さい子たちにいつも自分のお菓子を分け与えていた私。
1年間…
私はA兄ちゃんに体を触られていた。人気のない場所に連れて行かれて口を塞がれて、体を押さえつけられ、下着の中を触られる。
誰にも言えなかった。
けれど、幼い私は必死に考えた。どうすれば他の子たちを守れるか。
それが、一年間に渡るA兄ちゃん独り占め作戦だった。
私は6年生になってからA兄ちゃんがいる場所には行かなくなった。心が壊れてしまって、人と関われなくなったからだ。
けれど、当時からずっと願っている。
どうか被害者が私一人でありますようにと。
大人になってからA兄ちゃんに会った。A兄ちゃんは笑いながら「特別な」と言ってファミレスで使えるクーポン券をくれた。
言葉で表しようもない感情が心の中で渦巻いたけれど私はただうつむいて「ありがとう」と言うしかできなかった。
帰り道、いつもの川路を歩く。犬の散歩をする人、買い物に行く人、幼い子を自転車に乗せて走る母。それから-何やら騒々しい声。あまり関わらずに帰ろう、そう思っていた。群衆の中心に碧月を見つけるまでは。
団を抜け出してランドセルを放り傍に近付くと「覚えてろよな!」と捨て台詞を吐き、去っていった。
「大丈夫?」
「別に、いつもの事だしキッチリやり返したし。どうせ、アイツが最近気になる女子とオレが仲良くしてるのが気に食わなかったんだろ」
ま、オレ女子力あるし?そう言って"いつも通り"に振る舞うが、本当は。少し震えた声、ぐしゃぐしゃになった髪、所々汚れたお気に入りの服、擦り傷。強がっている事は目に見えている。そもそもここは碧月の通学路とは大きく外れているし、ここまで来るのも随分気を張っただろうに。しかしそれを指摘すれば余計に隠そうとする訳で。
「な、すぐそこの商店街寄り道しない?お使い頼まれてるから手伝って」
「えー、けが人をこき使う気?」
「その程度じゃ大したことないんでしょ」
絆創膏を渡し、髪を整えて、服を叩く。少しはマシになったかな。そして仕上げに……
「行かないの?」
手をにぎって問う。不安な人には信頼できる人の体温が効くって本に書いてあった。
「行くし!」
ようやっと、本当の"いつも通り"に戻った。嘘と強がりを解く方法は、俺だけが知っている。
お題:『嘘を掬いとる』
《誰にも言えない秘密》
闇に魅入られし者。
ずっと大好きだった彼に言い放たれた。
私は果たして闇か光か。それは、この世界の真実を知る私にも分からない。
私の存在が闇ならば、私はあなたに裁かれたい。
迷うことなく、その引き金を引いてほしい。
この身この命、全てあなたに預けます。
あなたの全てを信じているから。
月の御魂に固く誓った。あなたにも明かさぬ、私の決意。
「誰にも言えない秘密」
誰にも「秘密」はあるだろう。
外面は綺麗だけど中は腐ってるかも。
古そうに見えても中は素晴らしい経験が詰まってるかも。
その秘密は誰かを傷つけるかもしれないし、逆に言ったら笑われるかもしれない。でもそれは、相手から見た自分が良くも悪くも想像以上だったってことになる。
神から授けられた人間の頭脳や感情。その中に「秘密」があるのかも。「秘密」は神からもらったアクセサリーだ。
誰にも言えない秘密
くふ
ねー
しってる
だれにもいえないから
ひみつ
っていうんだよ
俺には誰にも言えない秘密があるんだ。
それは、、、斜め前の男の子が好きなことだ。
これは同性愛者の物語にでもしようかな?また後で書きます!さよ~なら~!
「誰にも言えない秘密」
家族にさえも言えない。
親友にも言えない。
そう!
誰にも言えない秘密?
だから、ここでは言えないよ!
秘密だもんね。
皆さんも公式には言えない秘密
一つはあるでしょう?
ヒントは?
そうだな〜?
とうしようかな〜?
恋愛でしょう!
う〜
かもしれないし
そうでないかもしれない?
だから誰にも言えない秘密なんですよ。
めぐみより
ジェロニモ ・・・じゃない
誰にも言えない秘密 を
こんなトコに
書けるはず無いダローーーーーー!!
ジェロニモ家無い ヒ、ミ、ツ。
誰にも言えない秘密。
化粧箱の中に隠しておく。
時々そっと取り出しては、秘密の薫りをかぐ。
すみれの花の様な、茉莉花の花びらの様なその薫り。
深く深く吸い込んで。
またそっと化粧箱の中にしまい込む。
そんな秘密が今日、またひとつ増えてしまった。
私のあのノートには、私の秘密がたくさん詰まっている。好きな物も、好きなことも、嫌いな人も、怖かったことも、少し照れたことも、人には言えないことも、好きな本のことも、全部全部書いてある。
だから、あのノートは、他の人に見られたら終わりってこと。
けど、それを書いている時、なんだか気持ちがふわふわして、少し嬉しくなれる。
俺には誰にも言えない秘密がある。
浮気してることだ。
ここに書いたけど絶対に言うなよ?
ーーーーーーーーー
言うなっていったじゃん(´;ω;`)
[誰にも言えない秘密]
人前では命あってこそ
命が大切
明るく元気に♪って言ってる
でも心の中では
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい
私はもっと幸せになりたい
お母さんの所に逝きたいたい
ずっと一緒に幸せで居たい。
神社の裏手にある寂れた鳥居の向こう側。そこに私の傘がある。黒い傘だ。蝙蝠傘と呼ばれる傘だ。昨日ひどい土砂降りだったから、いつものお気に入りの傘ではなく、こっちの無骨なやつを持っていったのだ。果たしてその選択は大当たり。お気に入りを使えなかった私の気分はともかくとして、大きくて無骨な傘は私と私の荷物をまとめて、無事濡らさずに送り届けた。ここでは新調したばかりの革靴のことは考えないようにする。
しかしそんな無骨な蝙蝠傘は、今や鳥居の向こう側。そして、昨日の私はずぶ濡れで、家路を辿ったわけだった。昨日の朝に降り出した滝のような大雨は未明にかけて降り続き、帰路に傘の共はなく。朝にはあれだけ死守したワイシャツも、ネクタイも、全部全部が濡れ鼠。髪のセットは諦めていたが、なにもここまで徹底的に洗い流さずともよかろうにと天に唾を吐きたくなった。どうせ土砂降りに返されるからやめたけれども。我ながら賢明だった。何にせよ今日は晴れたのだ。ものの見事に日本晴れ。であればもういい。濡れ鼠も幸にして、風邪を引かずに済んだのだから。
神社の裏手にある寂れた鳥居の向こう側。青い空によく映える、赤色の。その足元に、私の傘が転がっている。
私は石段を駆け上がって、少し弾んだ息のまま、昨日の雨粒を残して湿った石畳に膝をついた。にいにい、にいにい、小さな声が、蝙蝠傘から漏れている。
ああ、全く参ったことだった。私の部屋はペット禁止。とはいえこの小さいのを見捨ててゆくことは、私にはできやしなかった。
かくして私は誰にも言えないふわふわでちびっこい二匹の秘密を抱えて、雨上がりの帰路を辿るのだ。ひとまず駆け込んだ動物病院の待合室で、不動産屋に電話をかけたのは言うまでもない。
「誰にも言えない秘密」
『誰にも言えない秘密』
歳を重ねると、秘密は誰でも少なからずある
言葉は難しい
口から出た言葉はいくら否定しても、
それはその人の言葉になるから
口に出したい、ちょっと聞いて欲しい
そうやって言葉にすると、色々ズレていく
秘密にしなきゃいけないことは、
結局誰かを傷付けることになる
秘密は秘密でいい
誰にも言えない秘密
誰にだって秘密の一つや二つ
あると思う
恥ずかしい事や
誰かを傷つけてしまうことや
甘酸っぱい思い
色んなことがあって
十人十色
面白いね
私にもあるよ
内緒だけどね
これだけ長い間生きていれば、
誰にも言えない秘密の一つや二つ、三つ
あるでしょう。
言えないというか言わないというか。
隠し事ということでもない、この微妙なニュアンス
64:誰にも言えない秘密
最後に君と会話して数ヶ月経ったね
会えるのは最後だって分かってたけど
最後の最後までいつものテンションのまま
挨拶すらしなかったね
あの時はね、また顔を見れる気がしてたんだ
君と話すのが当たり前の日常すぎて
自分の感情に焦点をあてることがなかったけど
今になって気がついたよ
君と話すのがすごく楽しかった
君のお陰で心が軽くなった日だってあった
当たり前の日常だけど、本当に温かくてね
きっと私、君が好きだったんだろうなー。
君の行く場所にも、僕の行く場所にも
それぞれは必要ないからさ
言わなかったことを後悔はしないよ
でも、ちょっぴり寂しいかな
「誰にも言えない秘密」
誰にも言えない秘密、
誰しもが1人はかかえてるとおもう。
だから私はそれに対して「教えてよ」なんて言うこと
はない。
誰にも言えない、すなわち教えたくないのだと思うか
ら。
相手から言いたいと思える日まで
ずっとまっておくのも、大切だと思う。
それが、友達だと思うから。
友達の秘密、家族の秘密、そして自分の秘密。
人によっては、自分の本当の秘密がわからない人も
いると思う。
秘密ってそういうものだから。
誰にも言えないし、
自分が本当にこうだと認めたくないものだから。
だから私は聞かないし言わない。
“秘密”
あなたにはありますか?
(題・誰にも言えない秘密)