『誰かのためになるならば』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は多少なら我慢して笑顔を作り会話をしようと思います。誰かのためになるならば‥我慢をしてしまいます。自分は後回しにしてしまいます。いいのか悪いのか分かりません。
トロッコ問題というものを聞いたことがあるだろうか?トロッコ問題というのはトロッコのふたつの分かれ道の片方には誠実な人を一人、もうかたほうには犯罪者を5人をしばりつけあなたはどちらの命を優先するのか?と言うものを考える思考実験である。どちらかのためにどちらかを犠牲にする、その選択は自分のためかもしれないし、誰かのためかもしれない。この問題はそうした倫理観、死生観を私たちに問うている。どちらが正しいのか、それは時代や人生経験によって変わるだろう。
さて、このトロッコ問題では時折第三者を使ってトロッコを止めるというものもある。例を挙げるなら、自分を犠牲にするものや大きな人を犠牲にするというものもある。では、あなたがトロッコ問題の場所にいるとして、あなたは自分の身を捨てられるだろうか。そのレールの先にいる、名前も年齢も顔すらも知らない、誰かのために命を捨てられるだろうか。私は断然Noだ。
では、その選択をした時、トロッコの先にいるのが自分の両親や、関わりの深い人、親友、恋人だったらあなたはその選択を後悔しないだろうか。誰かが知り合いだった時に後悔しないだろうか。
結局、私が何を言いたいのかと言うと、誰かのためは結局のところ、じぶんや周りの人のためになるということだ。人生という名のトロッコ問題では必ず犠牲にしないといけないものが出てくる。何がが大切か、それを考えることこそが誰かのためになるのかもしれない
「提出締切は明日」
リビングのソファに寝転び、進路調査の紙を見つめる。
家業を継ぐヤツが羨ましい。
夢はでっかく少年よ大志を抱けとばかりにダメ元で記入したヤツもいる。
自分は、そこまで強気に出ようと思わない。いや、そもそもやりたいことが特にないのだが。
「本当に何もないの?」
そう言う姉は、やりたいことが無いというのを理解出来ないのではないだろうか。
姉は、幼い頃から看護師になりたいと言っていて、今は看護専門学校生だ。
「強いて言うなら……誰かの役に立つ仕事……かなぁ」
「逆に、何のためにもならない仕事なんてあるのかな。真っ当な仕事は全部誰かのためになってると思うけど」
「たしかに……あー、もうマジで何書いたらいいかわかんねー」
「だからさー、やりたいこと探すために大学進学希望、でもいいと思うんだよね」
「いいのか、そんなんで」
「大丈夫、大丈夫。大卒ならどんな職業目指すことになっても大抵なんとかなると思うよ。それにまだ高一だしね」
適当な姉貴に唆されそうだ。
進路調査の提出締切は明日。
────誰かのためになるならば
テーマ 誰かのためになるならば
漆黒の世界に手を伸ばして、
心も体も全て全て
黒く染まった。
「今回の依頼は...」
前と似たような依頼だな。
僕は個人で仕事をやっている。一人でいることにはもう慣れているから。個人でやってるせいでお金に困ることがたまにあるのは秘密。
「命だけは..!?」
「もうその言葉飽きちゃったんだよねー」
もう何十回も言われて本当に飽きちゃった。金持ちの言うことや胡散臭いニンゲンの言うことは信用がない。この仕事のせいだが。
「...洗濯めんど」
クリーニングに出せないのが少々癪だ。
「恨むわ...」
もう命の宿っていないニンゲンを見て、僕の方に言い放った。
あぁ。僕のやってることに意味はあるのかな。
おわり
……どんな仕事をしているかって?私の仕事は……人を、助ける仕事…かな。
大変じゃないかって?もちろん大変だよ!でも……楽しくて、好きな仕事なの。
昔からなにをするにも人の役に立つことが好きでね、手伝いしたりって……そんなことばっかりしてたの。
……辛いよ。例え人助けができても、私を助けてくれる人は多分居ない。ある意味孤独よ。
でもそれでも、できるからやるの。大変な仕事だからこそ、誰かのために私がやらなきゃって思うの。
ね、いいと思わない?
……そうね、でも………オススメはしないわ。人助けが好きな人でも……壊れていくだけだわ、結局。
あなたは……自分の好きなことやって、自由に人生を楽しんでね。………………私みたいに、ならないように。
「誰かのためになるならば」
誰かのためになるならば、
お話ししょうかな。
誰かのためになるならば、
黙っていようかな。
誰かのためになるならば、
お茶を入れようかな。
誰かのためになるならば、
笑顔でいようかな。
誰かのため?
いや、
私たちの未来のためになるならば、
なんだってやろうかな。
犠牲になる必要はないから。
よし死のうと決めて頭に過った人間の顔は、
もう会えもしないお前ひとりだったよ
「誰かのためになるならば」
相手の喜ぶ顔が見たくて、誕生日プレゼントを贈る
私の趣味はプレゼント選び
自分のためじゃねえかと思わなくもない
あっつすぎて 誰かのためになるならばと思って
いま アイス食べた
ちんめたくってとってもおいちかった!
・・・・確実に
俺のためにはなった
いーことした。
誰かのためになるならば自分を犠牲にしてもいい。
そんなことを言う人が理解できない。
自分が一番大事でしょ。
事の発端は些細で
本当に粗末な理由だったよ。
「誰かに知って欲しかった」
たったそれだけの行動理念に
聞き手である事が得意だった幼少期が合わさり
文字を覚えてからは記者を志す様になった。
語彙のパズルは時代と共に変化し
飽きる事も無く、記者への道は明るく思えた。
だが、現実は…社会は違ったよ。
需要と供給にそぐわぬ物語は修正液に塗れ
冤罪を解く為に見聞きした一部始終は
上が好んだ場面だけが切り抜かれ縫合され
ノンフィクションはフィクションになるんだ。
君なら耐えられるかい?
少しでも誤解を晴らす助けになれば…
少しでも事実を知る人が増えれば…
そう思い、言葉をいくら連ねようとも
上が検閲して少しでも気に入らなければ
無惨にシュレッダーが食い散らすんだよ。
…
さぁ、もう分かっただろう?
私はもう君達を手伝える心強い記者ではなく
望まれた話を描くゴーストライターでしかない
“誰かの為に”だとか、そんな浅い行動理念じゃ
君達もゆくゆくは私と同じになるだろうね…。
ー 誰かのためになるならば ー
【作者の戯言】
一度突き放した後に若者達の活力に当てられて
結局は後半で実力を発揮してしまうタイプの記者
親切にして人に感謝されたあと、
なんかにやにやした気分になって
「んふ」なんて声にだしては幸福感を覚えたり
一体どっちが助けられてるんだ
【誰かのためになるのなら】
誰かのためになるならば
将来を考える時に根底にあることは「誰かのためになる」ことだ。誰かのために人生を費やしたい。
でも誰かって?
身近な人が子どもだったから、子どものために働きたい。大学が教育学部だったから、教員のために働きたい。
家族だから、家族のために働きたい。
今までだって
クラスの皆のために、委員長になってクラスをまとめる。
サークルの人が楽しめるように、周りを見ながら動く。
弟妹のために、相談にのったりたまには勉強をみたりする。
本当に人のためだったのか、人のために行動する私が好きなだけなのかもしれないけど、自分の行動が誰かのためになっているのであればいいなって思う。
そして、本当に好いている人のためならば、私の全てをあげてもいいと思う。自己犠牲的なのは良くないと思いつつ、自己犠牲してもいいくらいの恋をしたい。
そんな人が早く現れたらいいな。
誰かのためにすることが
自分のためになるならば
悪くないんじゃない?
自分を損なって
誰かのためになにかするのは
その誰かにキッツい思いを
させるかもよ。
え?それを狙ってるの?
そりゃ、キツい。
(誰かのためになるならば)
誰かのためになるのなら私は死んだって構わない。
なんなら覚悟はもう決まっていた。
自分と他人を比べても自分が衰えてるのは
目に見えている。
なら、私は誰かのために死んだほうが
気が楽かもしれない。
「もういいよね」
なんて通じる世界なら私はとっくに死んでいる。
生暖かい風が足元を掬った木の葉が不自然に揺れ始める
…雨だ。
❧
_誰かのためになるならば
傷ついたっていいかな、なんて
少し思っただけだったのに。
「誰かのためになるならば」
私は私のためにこのアプリに文章を投稿している。
だから、もし誰かに読んでもらえて、さらに心に残っているのなら幸運なことだと思っている。
どのような思いで私の文章が読まれているのか、私にはわからない。
だが、誤字脱字は気づきしだい修正している。
少しでも読みやすいように意識しつつ、私はこれからも自分の心のままに文章を綴っていくつもりだ。
誰かの為になるならば
死ぬことだって
いいとさえ思う人なんて
この世には居ないんだよ。
でも、居るって信じたい
自分もいるのは何故???
誰かのためになるならば、私のやっていることは価値があると思える。
誰かのためになるならば、私の立場が危うくなっても構わない。
誰かのためになるならば、自分の気持ちを追いやって苦しくなっても構わない。
私は、誰かのためになるならば、罪悪感を持たずに進むことができる。事柄にもよるけれど。
安心して息のできる場所は、1人が頑張ったところで作れる物ではない。
だから、まず、その人の心の中に温かい心があることを確かめて、気持ちのいい関係、居ていいんだと思える関係を作っていく。
そういうことをやってきた。
素敵な人たちと出会ってきた。
今、私は、出会う機会を手放してしまっている。
誰かのためになるならば頑張れた自分はどこへいったのだろう。
自分頑張る意味あるのか、何を頑張るんだ、やりたいこと、人の言葉に翻弄されて考えることすらしにくくなった。
節目としてた時を、他の人の気持ちと同じくらい自分の気持ちを大切にして楽しく過ごすきっかけとなる時を、エネルギーがないにしても自分のために頑張れていたらなと今でも思う。
今までありがとう自分、でもごめんね。
きっかけを掴めなかったことで、空虚な時間を過ごしました。
なんともないように振る舞っていたけれど、報われなさに限界が来ました。
今まで頑張ってたのにごめんね。
誰かのプラスになって、自分のプラスになることが1番。
自然に苦しみ楽しんで切磋琢磨できるのがもっといい。
でも、今の自分がその相手になれるのか不安だ。
「誰かのためになるならば、僕は幸せになれなくてもいい」
貴方がそんなことを言うから
私は悲しくなってしまって、「あなたさえ幸せならば、他の人が不幸になろうとも構わない」そう言った。
すると彼は、驚いた顔をして、
「そんなこと言うもんじゃないよ」と言った。
私は怒らせてしまったと思い目をそらすと、上から小さく、ありがとう。という声が聞こえた。
パッとあなたの方を向くと少し照れくさそうにして、今度はあなたが顔を背けた。