トロッコ問題というものを聞いたことがあるだろうか?トロッコ問題というのはトロッコのふたつの分かれ道の片方には誠実な人を一人、もうかたほうには犯罪者を5人をしばりつけあなたはどちらの命を優先するのか?と言うものを考える思考実験である。どちらかのためにどちらかを犠牲にする、その選択は自分のためかもしれないし、誰かのためかもしれない。この問題はそうした倫理観、死生観を私たちに問うている。どちらが正しいのか、それは時代や人生経験によって変わるだろう。
さて、このトロッコ問題では時折第三者を使ってトロッコを止めるというものもある。例を挙げるなら、自分を犠牲にするものや大きな人を犠牲にするというものもある。では、あなたがトロッコ問題の場所にいるとして、あなたは自分の身を捨てられるだろうか。そのレールの先にいる、名前も年齢も顔すらも知らない、誰かのために命を捨てられるだろうか。私は断然Noだ。
では、その選択をした時、トロッコの先にいるのが自分の両親や、関わりの深い人、親友、恋人だったらあなたはその選択を後悔しないだろうか。誰かが知り合いだった時に後悔しないだろうか。
結局、私が何を言いたいのかと言うと、誰かのためは結局のところ、じぶんや周りの人のためになるということだ。人生という名のトロッコ問題では必ず犠牲にしないといけないものが出てくる。何がが大切か、それを考えることこそが誰かのためになるのかもしれない
7/27/2024, 8:20:15 AM