『誰かのためになるならば』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
《誰かのためになるならば》
誰かよりも
自分自身のために
わかば
━━━
《誰かのためになるならば》
あなたのために、と…
そう思ってきた
他人軸の私
もっと素直になればよかったな…
あおば
誰かの為になるならば
と思い残業した。
誰かの為になるならば
と自分の気持ちに蓋をして
誰かの為になるならば
と頑張り続けた私。
結局誰かのと思っていた思いは
自分の為だった事にも気づいた
気づいた時には
自分から仕事を辞め
仲間から離れた
離れたから
気づいた私。
自分の為に
生きていこう。
それが必ず
誰かの為になる
誰かのためになるならば
誰かのためになるならば、そう思って町の人の手助けをしているといつの日からか聖女と呼ばれるようになった。
そんなつもりはなかったが、自分の行いが誰かのためになっている証を貰えたようで照れくさくも嬉しくなった。
しかし、ある日いつものように手を差し伸べると“偽善者”と言われ睨まれた。
頭を強く叩かれたような衝撃と自分のおこないが偽善的に見えていた事への悲しみが体中を巡る。聖女などと担がれて、私は調子に乗っていたらしい。
――傲慢だったのだ。誰かのためになるならばなどと思い、声をかけ手を伸ばすことなど。それは、私のただの自己満足だったのだ。
ぼたぼたと情けなく涙が溢れる。なんて弱い。
きっと本当の聖女なら追いかけてでも助けるはずだ。しかし私の足は地面に縫いつけらたように動かない。
……ああ、町の皆さん、神様。ごめんなさい。私はただの偽善者でした。
日々家
[誰かの為になるならば]
誰かの為になるならば…優しくしてきた、尽くしてきたし、我慢もたくさんした、傷ついてもぐっとこらえた
そんなに人の為の人生でした
今は自分の為に天国へ行きたいって思う
自分を大事に満足させないと
誰かに手をさしだす やさしさは出てこない
誰かが幸せになるのなら、身を呈してもいいのか。
誰かのためになるのなら、自分の思うことを制限してもいいのか。
誰かのためになるのなら、嘘を重ねてもいいのか。
それって本当に、誰かのためになるのかな。
お題 誰かのためになるのなら
保険証の裏側の臓器提供の欄、今年度も全て黒く塗り潰す。
辛い時も苦しい時も、誰にも助けてもらったことがないのに、なんで私は誰かを助けないといけないわけ?
私は私のために食事制限して運動をして、病気にならないように気をつけてる。
努力の一つもしていない、怠惰の極みのような奴等に無償譲渡する為にそんな事をしてるわけじゃない。
自分が助かる為に他人の死を願ってる奴等に、なんで私の臓器を提供しなきゃいけないの?
自分の身体を粗末に扱ってきた罰だろ?
浅ましい奴等、大人しくあの世に逝けよ。
テーマ「誰かのためになるならば」
君ではない誰かのためになるならば
君にも笑顔を送れるだろう
/お題「誰かのためになるならば」より
煙草は嫌いでした。
貧血には気をつけていました。
マグロやほうれん草は好きです。
でも魚は食べすぎないようにしました。
高血圧が心配だったからです。
輸血をされたことはありません。身体はいたって健康です。
煙草は嫌いでした。
真っ黒の肺の写真が気持ち悪かったから。
自分の身体まで黒くしたくなかったから。
自分の心臓が、あの写真より汚いことを知っていたから。
意地でも身体は健康でありたかったのです。
心臓の黒さを、肺の桃色で隠せると思ったから。
でも、黒はどんな色を混ぜても薄くはならなくて。
桃色がどんどん濁るのが許せなくて。
だから綺麗なままで、切り取っておきたいと思いました。
理科室のホルマリン漬けを見るのが好きでした。
どこかの誰かの心臓は、赤いのでしょうか。
もしも肺が黒くても、
心臓が黒いよりよっぽどいいと思ってしまいました。
ごめんなさい。気持ち悪いなんて思ってごめんなさい。
私の桃色を使いませんか。
赤い心臓と混ぜれば、きっと綺麗な色になるでしょう。
ホルマリン漬けは、色が変わらないけれど
血の巡るグラデーションは、どんな色より美しいはずです。
本当に切り取るべきは、この黒い心臓なのでしょう
でもこの黒は、私が背負わなければいけないのです
心臓だけしっかり抱えて、私はいきますから
どうか私の桃色を、その血の赤で染めてください
どこかの誰かのためになるならば、惜しむものなど無いのです
#誰かのためになるならば
【誰かのためになるならば】
君の為になるなら
僕はどうなってもいいの
僕が壊れるくらいに
ちゃんと愛をつたえてね
誰かのためになるならば
誰かのためになるならば
自分の身を削っても良いのだろうか
誰かのためになるならば
自分に嘘をついてもいいのだろうか
それはほんとに
自分のためになるのだろうか
誰かのためになるならば、死ねるかい?
そんな訳ないだろ。
そうしないと、誰かが死ぬんだぜ。
それは仕方ない。
自分の命は惜しいと。
俺がその人のために死んだら、その人はずっとその十字架を背負って生きていくんだぜ。
それはその人の勝手だ。
死なずに生きるのも俺の勝手だ。
その人が…俺だったら?
…死なないよ。お前だって、俺に生きて欲しいだろ?
確かに、そうだな。
誰かのためになるならば命も惜しくない、なんて、子供の頃に見たヒーローくらいのもんだ。
そのヒーローに散々憧れてたけどな。
最初から死ぬつもりなんてないんだよ。カッコよく助けたいって思ってるだけだ。
じゃあ…助けてくれるかい?
当たり前だ。
死ぬかもしれないぞ。
そんなつもりはないけど、その時はその時だろ。
俺はお前に生きてて欲しいけどな。
じゃあ、二人で生き延びよう。それが一番カッコいいエンディングだよ。
ヒーローだって死なないもんな。いつだって皆を助けてくれる。
まあ、俺には皆を助けるような必殺技はないけど、お前一人くらい気合いで何とかするよ。
気合いか…うん、きっとそれで何とかなりそうな気がするよ。
よし、じゃあ、行くか。
俺達は二人微笑みながら、目の前の白く重い扉を開けた。
私はアイドルだ。
可愛いが大好きで、汚い部分は嘘を吐くの。
誰かのためになるならば、全力で歌い続けるよ。
私は上手く歌えてる?可愛く見えてる?ファンサとか喜んでくれる? でも実際はステージに立つと手は冷たくなって足は震えてくる。怖いんだ。
それでも私は戦いたい、アイドルだから。
バカにするやつは嫌いだ 。見下されるのも嫌いだ。
「アイドルなんか」っていう言葉はこの世でいちばん大嫌いだ。
熱いファンの愛があって、スタッフさんの愛があって、いつも家族の愛があって生きてる“アイドル”。私は、世界一あざといお前らの姫なんだ。私を見てろ!!!!
バカにするやつは嫌いだ 。見下されるのも嫌いだ。
「アイドルなんか」っていう言葉はこの世でいちばん大嫌いだ。
向かい風を切り裂いてゆけ、誇り高きアイドル目指してこうぜ。
誰かのためになるならば…
私がご機嫌に過ごす事。
これで家族の1日が180度変わる。
だから甘いものも我慢しないぞ〜。
献身?反吐が出るぜ。「あなたのために」っていうのは大体エゴだね。やるなら「自分がそうしたいから」だ。
誰かのためになるならば、私の命を捧げたい。
こんな私が生きてるより誰かに捧げた方がよっぽど
良いに決まってる。
精神を病んでから、こんな風にしか考えられなくなって
しまった。
お題「誰かのためになるならば」
【誰かのためになるならば】
なんだってする!
なんて人ただの強がりだと思ってる
実はヒーローもだったりして。
期待に応えるヒーロー
期待に追われるヒーロー
ほんと、誰かのためになるのは
大変なんだよ。
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Mrs.GREEN APPLE 様
〚REVERSE〛の歌詞の一部を使わせていただきました!
ミセスの皆様いつもありがとう
誰かのためになるのなら
誰かのためになるのなら、だまって目をつぶらないといけないこともあります。何か、まちがってない?と思いますが。その場が、円満であるためには、誰かのためになるのなら、仕方のないこともあります。
そうやって、自分の心に折りあいをつけることも、時には、大切なことだと思います。
もきゅもきゅ、と音がした。
なんだろうか、この音は。
恐怖を感じて外に出てみれば、権力者がなんともない顔で立っていた。
「…………権力者」
「やっほー、演奏者くん。変な音したね〜」
故意的でなければ鳴りそうも無いような音を聴いてるのに、彼女はいつも通りの顔を僕に向けた。
「………………どこから鳴ったか分かるかい?」
「ん〜、知らない。というかどうでもよくない?」
「なんで」
「ここはユートピアだよ? 変な音くらい鳴るでしょ」
今まで鳴っていなかった音だろう、とツッコミたいが、彼女は権力者だ。もしかしたらもう既に音の発生源とか何もかも知っていて、何らかの理由で僕に真実を伝えたくないのかもしれない。彼女は僕のことを敵視しているような素振りもあるから。
「…………そうかい?」
「そうだよ〜」
そんなふうにニコニコと笑顔を見せるきみの気持ちが分からないけれど、まぁ大体そんなもんでいいだろう。
演奏者くんが出てくる数分前。
『なにか』がいた。
ボクが見たことないような、元々この世界にいなかったそんな物体。
もしかして、もしかして、コレも『迷い子』なんだろうか。
体を左右に揺らしながらボクの方を見つめる『なにか』が不意にこちらに向かって駆け出してきた。
スライムのような形をしていた『なにか』がボクの方へ向かって来ながらありえないとこが開いた時、ああこれはダメなやつだと悟った。
意志を確認できるようなものじゃない。殺さなくちゃいけない。
ガシッと掴んで雑巾を絞るように捻れば『もきゅもきゅ』なんて音がして。
絞れたそれが何故か蒸発した時、演奏者くんが外に出てきた。
彼とそつなく会話をしながら、例え異形の姿であったとしても、『迷い子』を殺しちゃったんだな、と実感した。
きっと偉い人に怒られるだろう。でも、殺さなかったらボクが、演奏者くんが、そして他の仲間が殺されていたかもしれない。
そう考えると、ボクの行いは誰かの為になったんだな、なんて思った。
立ち止まってしまった。
歩き出す勇気がなく、立ち止まってしまった。
そんな時、出会った歌。
『誰もが また立ち止まるけど
また歩き出すんだ まだまだまだまだ』
勇気づけられた。
もう一度歩き出したら
わたしも誰かを勇気づけられる人になれるかな。