『誰かのためになるならば』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
道路の道端に
"一輪の花"
キミは誰の為に
誰に見つけて欲しくて
咲いているの?
…誰かのためになるならば…
エネルギー保存の法則、位置エネルギーと運動エネルギー、幸福量保存の法則、レプトン数の和etc
この世のものは大抵つり合うようにできてる
平均をとれば当然上と下が生まれる
当たり前のことだが皆それで一喜一憂する
あぁ阿呆らしい
プラスがあればマイナスがある
誰かが儲ければ、誰かは損をする
誰かが勝てば、誰かは負ける
誰かが誰かを好きになり、誰かは誰かはを嫌いになる
誰かのためになるのなら、誰かはそれで嫌になる
皆で幸せなんて都合の良いことなんてない
そんな世の中
判断したくないとき、いっつも人はこう言うんだ
「誰かのためになるのなら」
それが他の誰かの不幸になるとも考えずに
誰かのためになるならば。
わたしは誰かのためになるように生きてない。
人助けに興味ないし。
人のためを考えなかった。
自分が幸せなら良いし。
自分さえ助かれば良かった。
だから。
私のためになるならば私はなんだってする。
誰かのためになるならば
暑くても暑くても
人の集まるところでは
マスクをして
手洗い、うがい
頑張っている
誰かのためにも
自分のためにも
自分のことは
自分で守る
あの数年間に
学んだこと
【誰かのためになるならば】
誰かのため、なんて
大それたことは考えていないけど
今日も文章かいて投稿する
わたしと同じ寂しい人に
なぐさめの言葉を届けるために
誰かのため、なんて
大それたことは考えていないけど
そして、わたしも受け取る
わたしに似た誰かが書いた言葉を
こうして同じ時間
同じテーマを考えている人が
何人もいるって事実が
心を少し暖かくする
誰かのためというわけではないけれど
わたしの言葉が誰かに届き
慰めになっていることを
仄かに期待して苦笑い
誰かのためになると
産まれてきたことに意味ができるみたいで
あこがれる
誰かのためになるならば、君のためになるならば、私の内蔵などいくらでもくれてあげる。
誰かのドナーに
【誰かのためになるならば】
誰かのためになるならば
最善を尽くす
たとえ命の危機があったとしても
誰かのためになるならば
どんなことをしてでも
全力を尽くす
誰かのためになるならば
誰かのためになるならばたとえ死んでもいいわなんて偽善は言えないし、言うとしても一生愛した人にしか言わないわ。その人が裏切りはしない限り、
誰かのためになるのなら、私は人格を捨てててわも、あなたを愛したい
けたたましい蝉の声が響く夏のある日、僕は彼女に恋をした。
彼女は大垣製薬社長、大垣裕彦の一人娘で僕達とは別世界の人だ。それに加えて才色兼備とくるんだ。
もはやラノベのヒロインかなにかなんじゃないか。
その日はクラスメイト達と夏祭りに行く予定になっていた。
「今夜、近くの神社で祭りがあるんだが大垣さんも行かない?」
と僕はいつもの様に大垣さんに声を掛ける。
彼女は
「ごめんねぇ。今日はお父さんと用事があるの。」
互いの家で遊ぶ程の仲の僕からの誘いは断らない彼女に珍しく断られてしまった。
仕方が無いので家に帰り、無意識にテレビを点ける。
ニュースでは彼女の家から煙が昇る映像が映し出された。
僕は大急ぎで自転車に跨り、彼女の家に向かった。
野次馬を掻き分け、乾いた銃声が響く敷地内に入る。
煙が充満する中、彼女を探すがどこにも居ない。
彼女の部屋から男の声がする。
僅かに開いた扉からそっと覗くと、耐火スーツに身を包み、手には小銃が握られていた。
「なんなんだアイツら……」
「誰だ!」
1人の男が気づいたのかコチラに銃口を向け近づいてくる。
僕は隣の部屋に転がり込んだ。
床には血痕が伸びている。タラリと嫌な汗が頬を伝う。覚悟を決めて血痕を視線で追う。
どうやら血痕は本棚で途切れているようだ。
辺りを見回すと赤黒い血が付いた本がある様だ。徐ろにゆっくりと前に傾ける。すると本棚がゆっくりスライドし、この部屋には似つかわしく無い白く無機質な扉が現れた。
その扉の向こうは僕を飲み込むかの様な暗闇が続いている。
創作物の中でしか見たことも無いソレに、僕は高鳴る心臓を抑える。
後ろから鈍く部屋を蹴破る音が響く。
僕は戸惑いと覚悟の混じった拳を握りしめ扉の中に走り出した。
彼等に追いつかれない様に……
無我夢中で走ると開けた場所に出た。
薄暗い中、緑色の液体が不気味に光る部屋に出た。
「なんだコレ……」
そこには彼女と瓜二つの灰色のスライムの様なモノが培養槽の中で眠っていた。
「見られちゃったね。実は私、人間じゃないの。」
後ろから静かに寂しそうな声が響く。
中央の機械では白衣が赤黒く染まった大垣裕彦の姿があった。「ようやく私の悲願が達成される。この誤った世界を滅ぼし新たなる世界に作り変えるのだ。アハハハハハハハハハハハノ ヽノ ヽノ ヽ/ \/ \/ \!」
狂気じみたその笑い声が室内に響き渡る。
突如、けたたましい破裂音が鳴り響く。
その瞬間、柔らかいスライムの様な物に呑まれる。
吸収しきれなかっただろう衝撃が彼女の体を吹き飛ばす。吹き飛ばされた肉体は這いずりながらも彼女に集まり再び体のパーツを形成していく。
「噂通りの化け物らしいな」
そう言って耐火スーツを纏った男達の中からリーダーであろう男が出てくる。
彼女は鋭く通った声で
「失せなさい!貴方々に渡す物など何もありませんわ。」
と言ったあと何かブツブツと呟き始める。
すると周りにあった培養槽の中身が不規則に動き出す。動き出したソレは培養槽を割り、這い出てくる。
這い出てきた不定形のソレは彼等の前に集まると1つの個体として体を形成しようとするが生成が不十分なのだろうか、形成しきれず崩れ落ちる。
3m程の塊になった所で彼等に襲い掛かる。
彼女は僕に向き直ると
「この技術が彼等の手に渡れば悪用されてしまう。それは阻止しなければいけない。
それに私はお父さんを止めたい。私はこの世界が好きだから、君が生きているこの世界を守りたい。
コアを失った私達は、塵になって消える。そうすれば彼等も目的を失い、お父さんも止められる。お願い、私のコアを破壊して。」
「何言ってるんだよ。そんな事僕には出来ないよ!君を殺す事なんて僕にはできない。」
彼女は透き通った真っ直ぐな瞳で僕を見つめる。
「誰かの為になるならば、私の事はいいの」
僕が聞いた彼女の最後の言葉だった。
仕事として、何らかの形で実質的な貢献している人が多いと思う。
生活の一部として、またはカタチあるモノでなかったとしても。
では家庭ではどうだろうか?
家族に家事として、お手伝いとして関わって生活していることが多いはず。
学生ではどうだろうか?
行動としてではなく、家族、友達に人として当たり前に関わっている。そして言葉を交わしていることが、それだけで誰かの救い、願い、慰め、支えにもなる。
何も出来てない、出来ることが出来ない、そういうときは生きて存在しているだけでいい。
そういうときは忘れてしまうが、それも誰かの支えになっている。
だから大丈夫、あなたらしく笑っていればいいよ。
『誰かの為になるならば』
双子の弟が死に、私は「それ」をつくりだした。
朽ちかけた死体を繋ぎあわせ、微量な電流を少しずつ心臓に流せば神経が動き出す。はじめは弱った魚が跳ねるようだったのが、少しずつ人間らしい動きを取り戻していった。私と瓜二つの顔で眠るそれを眺め、私は感慨深い気持ちに落ち着いていた。
これが成功すれば、死人に口なしなどとはもう言わせない。近頃めっきり増えた、凶悪な犯罪やおびただしい数奇な事件にも牽制をかけることができるかもしれない。
狂人といわれたって構わない。誰かのためになるならば、研究者冥利に尽きるというものだ。
そのためになら私は、実の弟の死体だって利用できる。
やがて瞼をあけたそれは、特別驚きもしていないようだった。腐敗がはじまっているが、私のしたことをすべて見透かしているかのような瞳まで、生前のままだ。
「どうして、僕を死なせてくれなかった?」
流暢に喋りだしたそれに、私は内心おののいた。
が、感情なくつとめてこたえる。
「人類への貢献だ。私の実験が誰かのためになるならば─」
「違うね、兄さん。自分でわからない?なら僕がふたつほど説明してあげようか。」
途端に言葉を遮り、それは今にも崩れ落ちそうな身体を起こした。腐った体液が私の頬に飛び散る。
恐ろしい予感がした。
「ひとつは、僕を激しく憎んでいるから。幼い頃から、僕と兄さんにたいする周囲の扱いの差は歴然としていたものね。四六時中研究に明け暮れる兄さんより、婚約者がいて、普通に優等生の僕の方が優れてみえたみたい。父さんや母さんからの愛を独占した僕を、殺したいほど憎んでいたんだろう。だから墓を掘り起こしてまでして、僕の尊厳を踏みにじったんだ。」
「──もうひとつは、何だ。」
全身に冷たいマグマが流れている。爆発することもできず、私の身体を蝕みつづけた、愚かな劣情。
血に濡れたその唇が、赤い三日月に歪んだ。
「そんな禁忌を犯してしまうほど、僕を愛しているからさ。僕を見るその目をみればわかるよ。」
ずるりと顔が溶けてゆく。私と同じその顔が。
皮膚が流れ落ち、瞳が濁る。それはもう死体に戻ろうとしていた。
暗がりの研究室に、悪魔の声を永遠にこだまさせて。
「僕のためだとお言いよ。自分のためだと。」
ポットに満ちた珈琲の香り
「誰かのためになるならば」
そう言い聞かせて
わたしはわたしをいびつに型どっていないかな
一杯のあたたかさに心を満たして
ふっと窓辺を見上げた
#誰かのためになるならば
じぶんの番が来た
声が震える
いつか貰った優しさの
姿形を思い出す
手に取りやすいように
差し出すのは技術だ
負担にならないくらいだけ
気持ちをのせた指を
恐々 君の前に晒すよ
「あのぅ…夏休み1週間お休みしたいんですけど」
「お店に1人しかいない時間がありますけど、お腹痛くなったらどうすればいいんですか?(怒)」
「連勤は無理です」
「飛び休みはやめて下さい」
「夜遅くまでは勤務できません」
雇われ店長が言われる言葉たち。
無論、現場に理解のない会社は
人員の補充などしてくれない。
自分が犠牲になって
私の働きが誰かのためになるならば
スタッフのお望みをなるべく聞こう。
そう思って
朝早くから夜まで残って
休日返上して
なんて事をやっていたらメンタル壊して
働けなくなった。
誰かのためになるならばなんて言葉は
今の私にはいらない。
自分のために治さなきゃ。
#誰かのためになるならば -25-
お題『誰かのためになるならば』
主様のためになるなら、何でもしたいと思っている。誰かと争うことは好きじゃないけど、それが主様のためなら俺は戦おう。
俺が誰かのためにそう思うのは、もしかしたら初めてのことかもしれない。みんなの手伝いをするのは、自分のためにやっていることだ。承認欲求を満たすために感謝されるようなことをしてきた。
本当の俺はとても身勝手で感情的な、どうしようもない奴なんだ。
そのどうしようもない俺を救ってくださったのは前の主様と今の主様だと思っている。
「主様、ありがとうございます」
水分補給用のハーブ水をグラスに注ぎながら、つい唐突な感謝の言葉が口から溢れてしまった。
「なぁに、フェネス」
「いえ、何でも! 主様のお顔を見ていたら、つい言いたくなってしまって……」
驚いた顔をしていた主様は、ふふ、と笑っている。
「変なの、フェネス。私の方が言わなきゃいけないのに。お水、ありがとう」
ああ、この笑顔のためなら、俺は何だってしよう——そう決意を新たにした。
人に優しくしよう。
誰かのため、 自分のため、
そんな考えはなくたっていい。
優しくされる、 その度に
自分も少し、 優しくなれる。
そんな『優しさ』ってやつは、
自然と 誰かの支えになってるんだから。
#113 君も幸せになっていい
誰かのためになるならば
自分はどうでもいいなんて
かっこよさげで
かっこよくない
君にも幸せになる権利はある
耳触りのいい言葉でカッコつけて
幸せになる権利を捨てないで
「誰かのためになるならば」
誰かのためになるならば、わたしは…
何だってやってやる。
それくらいしないと…
わたしは…
#誰かのためになるならば
私は喜んで命を差し出すだろう。
誰かが、私の命を使って生き延びてくれるのなら、
それほど嬉しいことはない。
私はあなたの中で生きる。
存在意義を失った体は切り分けるかポイされて、
……あ、でも、
自分の心臓がだめなら、
あなたの中でも生きられないじゃないか。
〜誰かのためになるならば〜