『誰かのためになるならば』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
I'll write it later.
お題「誰かのためになるならば」
私はなんの取り柄もないただの人間だ。特に秀でるものもなく、誰にも勝るものを持っていない。しばらく会わなければあっという間に忘れられてしまうくらい無個性な人間だ。それでも…
「俺は貴方が大好きです。ずっと傍にいてくださいね」
彼だけは、私のことを好きでいてくれる。私の存在が誰かのために、特に彼のためになるならば、このまま生きていていいのだと思えた。
「もちろん、私もあなたのこと大好きだから」
嬉しくて、私は笑顔でそう返した。
テーマ「誰かのためになるならば」
いつまでたっても僕らは
大人になれないままでいるよ
あの時生きてた証を
どこかに置き忘れてしまった
いつだって僕らは
同じ唄を感じて
いつだって僕らは
言葉なんていらなくて
こうやって唄って
目の前の壁にぶつかって
そうやって生きたって
自分の居場所を探して
こうやって唄って
人ごみの中に埋もれて
そうやって生きたって
世の中なにも変わらなくて
どうして
遠回りしたんだろう
最初こそ『それ』は当たり前だと思っていた
だのに
感謝どころか『それ』こそ当たり前になっていた
虚しさは募るばかり
けれども
『それ』を手離すことすら出来ない
悲しさも募るばかり
(誰かのためになるならば)
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居心地の良さは
その互いの『想い』で変わる
『保護』か『束縛』か
さてこの『オモイ』はどちらなのか
(鳥かご)
『 誰かのためになるならば 』
綺麗事は嫌いだ 、 大嫌いだ 。
でも 、 苦しそうな 君の顔を見ると 、
泣き出しそうな あの子の顔を 見ると 、
辛そうな アイツの 顔見ると 、 やっぱり思うんだ 。
“ 誰かのためになるならば ” って ____ 。
でも 、 そんな綺麗事を言う 俺も 大嫌い 。
太陽みたいな人だった。いつも校内を走り回って先生に怒られるような明るくて眩しい人。クラスの中心になって皆を引っ張っていく存在。
余命が決まっていた僕にとって関わることは一生ないと思っていた。ジャングルジムから落ちて骨折した、という人気者の彼と同室になって毎日が楽しかった。自分がすることに興味を示してくれたり、知らない世界を教えてくれた。
それから、骨折が治ってからも度々訪問があった。日ごとにパチパチと弾けるような火花から、太陽のようにキラキラと、周りと照らす存在に。そんな姿がいっとう好きだった。
神様はいつも残酷だ。
いつもの簡単な手術が終わって、自分の部屋に運ばれる。
慌ただしく走る音と、声。ここまでの焦りようは事故で大怪我を起こして、生存が難しいと言われる程のことだ。
すれ違いざまに顔が見えた。
血まみれの顔が。僕がよく知っている顔が。
その後、一命を取り留めたがドナーが必要だと風の噂で聞いた。ほかの先生がヒソヒソと話をしている場所に行ってみたり、それとなく情報を集める。いつもは不自由な体が、ここまで動けるのかが不思議だった。....彼のためのドナー登録をしておいて良かった。
いつもの身体検査が終わり、なにか要望があればという所で伝えてみる。
「ねえ先生、僕長くないですよね。」
小さな頃からの主治医だ。
「.....君たちの関係を長くみていたからこそ、君が何を言おうとしていることもわかっている。...君の意思は変わらない?」
肯定の代わりにニッコリと笑う。あなたが本物の親だったら良かったのに。
「...はあ、わかったよ。担当に伝えておく。」
先生が僕の病室から出ていく。自分の手すらもぼやけていて、あまり長くないことは悟っていた。
それならば。
他でもない、君のためになるならば。この命、差し出すことも厭わない。
眠る瞬間、カサついた大きな手が頭を撫でてくれた、気がした。
誰かから呼ばれたような気がして、深い眠りから覚める。体が鉛のように重たくて動かない。
....ここは、どこだろうか。
「...起きたね。」
見覚えのある先生が俺の顔を覗き込んでくる。目元が微かに赤い。情報がまとまらない俺を他所に、先生はストレッチャーを使って俺の体をどこかに連れていくようだ。
起きてくれなかったら、アイツの顔が立てられないからな...と移動中に呟く。
そこは冷房が付いているのか肌寒いを通り越して、刺すような痛みを感じるほど。
いくつかの部屋を通り過ぎたあとに、目的の部屋についた。
冷えた部屋の真ん中に安らかな顔で目を閉じているアイツがいた。
どうして、こんな場所にいるんだ。
「...本来は2~3時間程度までだが.....今回はトクベツだ。私のわがままで面会できるように、と院長に頭を下げて頼み込んだ。...1日で目が覚めたのは僥倖だな。」
ストレッチャーに乗せられたまま隣に寄せられる。痛みで動かない体に鞭を打って、なんとか顔をアイツの方に向ける。
...あーあ。いつ見ても綺麗な顔してやがる。
腕はさすがに動かなかったから、先生に持ち上げてもらった。
ずっと、手を繋ぎたかった。
夢でもいいから、と願うほどに。
握った手からは何も伝わらないが、ここに、一緒に生きていた証があった。
折り紙で蛙足の鶴をやたらと見せてきたり、体調が悪い日でも毛糸を編んでいて、それが自分のためのマフラーだと知らずにモヤモヤしていた頃もあった。
俺を見つめる目が、部屋に差し込む光でキラキラとしている。眩しくて少し、顔を見れない事が何回か。
余命だとしても、アンタに出会えて、くだらない事で笑いあって、その上生命をもらった。いまでも貰った鶴は机の上に置いてあるし、マフラーは冬になると肌身離さず付けている。
世界で1番幸せだった。出会えて良かった。
神様、どうか声を聞かせて。
叶うなら、二度と離れないように、もう一度結んで欲しいんだ。
僕の太陽。
あなたがそこにいてくれたなら、それでいいんだ。
俺の淡月。
出会えたことに感謝を。
【誰かのためになるならば】
「いいよ」
今日も断れなかった。黒板消し、掃除担当、など
ぜんぶ断れずにやってしまう。
それでも、誰かのためになるならいいか。と思って
今日もまた生きていく。
《誰かのためになるならば》
最近、どうも彼女の様子がおかしい。
僕の公務も立て込んでいる物はない為、時間の不規則さによる睡眠不足などが原因ではない。
が、ここのところ食欲もあまりないようで、いつもの覇気が感じられない。
しかし、理由を聞いても「何でもない」の一言で済まされてしまう。一体何があったのか。
「…すみません、ちょっとだけ出ますね。」
そう断りを入れて、彼女は部屋を出る。
「はい、いってらっしゃい。」
彼女を監視している立場ではあるが、この場合、僕は性別上付いては行けない場所なので部屋で待機している。
これまでの経験上、彼女が逃げ出したりなどはしていないのでここは彼女の行動を信頼している。
そういえば知る限りでは、こうして化粧直しに行った直後が消沈の具合が一番大きい。
…失礼な行為とは思うが、彼女の為にも恥を忍んで。一つ確かめておいた方がいいか。
そう判断し、化粧室手前の廊下までと決めて、彼女が向かったであろう方向へ気配を消して行く。
すると手前の曲がり角向こうから、複数の女性の声がした。
「…何よあの女、生意気にも程があるわ…。」
「あれだけ言ってもあの方から離れないなんて図々しい。」
「どこの馬の骨とも知れない女をお側に置くだなんて、あの方の品位が貶められるだけですのに…。」
「ここは是非とも彼のために…。」
なるほど、状況は漠然とだが把握出来た。
彼女が僕に伴っている事を気に入らない者達が、攻撃の矛先を向けやすい彼女にその鬱憤をぶつけていると言ったところだろう。こちらの事情も知らず、呑気な事だ。
まず、集団で個人を攻撃するというその心根が気に入らない。更に悪いのは、監視による帯同を実行させている僕にではなく、それを余儀なくされている弱い立場の彼女に目標を定めているところだ。
端的に言えば、弱い者いじめだ。腸が煮えくり返るようだ。
都合の良い事に、声の主達はこちらへどんどん近付いてくる。
僕は曲がり角すぐの影で待ち構えた。
「ですから次は…きゃっ!」
角から飛び出てきたのは三人。いずれもそれなりの高官のご令嬢だ。
だが、これを見逃しては本人達の為にもならないだろう。
「次は? 彼女にどうなさるおつもりなのか。そして、どのように僕の為にならないのか。
あちらでお聞かせ願えますか?」
腹の奥から湧き上がるどす黒い感情を押し殺し、僕は笑顔で女性たちに化粧室の方とは反対側の曲がり角を指差し、そう告げた。
「何、短時間で済みますので。」
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その後、僕は執務室に戻った。
まあ相手は箱入りに近いご令嬢だけあって、話は数分で済んだ。
ご令嬢の一人が僕に懸想していて、一緒にいる彼女を追い出したいと毎日口頭による攻撃を仕掛けていたらしい。
まず間違いなく、彼女が最近様子をおかしくしていた原因だろう。
取りあえず『僕の任務への妨害と見做される為、このままでは自分達への処分だけでは済まない』とやんわり言い聞かせたので、今後の被害は無いだろう。
が、集団による卑怯な手口。そして、何故彼女はこの事を話してくれなかったのかという疑問。
これらが入り混じり、複雑な心境になったところで彼女が戻ってきた。
「すみません、今戻りました…。」
やはり先程もダメージを受けたのか、微かにではあるが窶れが深まっているように見える。
僕は彼女の目の前へ行き、疑問を口にした。
「あの女性達の事、どうして話してくれなかったのですか?」
すると、彼女は驚いたように大きく目を見開いて動きを止めた。
しばし後、彼女の喉元が上下に動き、辛うじてといった風に口を開く。
「…なんで知って…?」
「申し訳ありません。失礼とは思いましたが、先程曲がり角の所まで様子を見に行ったもので。」
理由は何だ。どうして相談してくれなかったのか。
焦燥に駆られた僕は、被せるように続きを早口で告げる。
「貴女を監視していると言っても、貴女を不当に扱うつもりはありません。何故知らせてくれなかったのですか?」
そうすれば。守れたのに。
しかし、途端に彼女の顔は真っ青になった。
「…え? あの、ど、どこまで聞いていたのですか?」
ん? この反応は一体どういう事だ?
先程とは全く別の意味で様子がおかしくなっているじゃないか!
これではまるで、彼女の方が何か起こしたような風だ。
「は? いや一体貴女達はここ毎日何を話していたのですか?!」
ずっと抱いていた焦燥感の上に、状況が全く見えなくなった混迷も合わさり感情がかき回されて口調が強くなってしまった。
それに驚いた彼女はビクリと肩を震わせて、目を泳がせながらおずおずと話し始めた。
「あ、あのですね…言わなかったのはいつも忙しい貴方の手を煩わせたくなくてで…」
…まただ。
あの夜、彼女がこっそりと僕に命を預ける決意をしていた時もそうだが、何故ここまで自らを慮らず僕を労るのか。
貴女は、闇に魅入られし者の筈なのに。
「そんな気を使わなくていいです。不当な扱いをそのままにしておくほうが心配になりますので。」
話してくれなかった理由を聞き、少しホッとしている自分がいる。
少々気持ちが軽くなったところで、話の続きに集中する。
「…で、ここ毎日化粧直しに行くたびにあの女の子達に貴方の側から離れろ、どうせ卑しい身分の者だろうとか言われてまして…」
卑しい身分の者。
ここで、僕の中の何かが弾け飛びそうになった。
人間に貴賤など本来はない。
それに僕の乳母…本当は実の母だが、は、その卑しいとされる身分の出だ。
だが、贔屓目無しに高潔な精神の持ち主だった。その故郷である砂漠の村の人々も、辛抱強く優しい人達ばかりだった。
だから僕は、彼らを守ろうとしたのだ。彼らのためになるなら、自分の立場も惜しくはなかった。
そんな人達を卑しいと呼ぶとは何と醜悪な価値観だ。
その醜い価値観を、彼女に押し付けた?
しかも集団で?
やはり見逃すべきではなかったか。
「や! 私は全然気にしてないんですけど! ずっと無視出来てましたし! でもさすがに今日は言ったんです!!」
危うくあの女性達への怒りが表に出そうになったところに、何やら想定外の展開が。
言った? 貴女が? 何を言ったのか?
「こんな影で固まってネチネチとしか物も言えないなんて貴方が一番嫌うやり方だって! 身分が卑しいという見方も地雷だから!
これがバレたら絶対に嫌われるって!! 貴女達の為になりませんよいいんですか、って!!」
彼女は真っ青になりながらそう叫び、こんなの脅しみたいじゃん…だから聞かれたくなかったのに…と憔悴し始めた。
何だ。
彼女は、自分できちんと跳ね返していた。
その言い分も至極真っ当で、申し分なくて。いっそ清々しくて。
腸を満たしていたどす黒い物はその清々しさに全て浄化され、暖かく柔らかい物に変化した。
その心地良さに驚いて、思わずくつくつと笑いが漏れた。
「…呆れましたか?」
何故だろう、彼女は少し不安げに聞いてくる。
「まさか。本当にすっきりしましたよ。」
最高の気分で答えれば、彼女は憑き物が落ちたかのように安堵した明るい笑顔を向けてくれた。
「だけどもう、僕の為になんて無理はしないでくださいね。」
これからは、そんな貴女を憔悴させたくはないので。
誰かの為ならば一所懸命 今 目の前のことを頑張ってやる
それを乗り越えていけば
きっと未来は良いことが起こるでしょう
幸せを感じるのは良いよね
1人で途方に暮れていた時に
手を差し伸べてくれた人がいる
寂しくて虚しくて仕方ない時に
一緒に泣いてくれた人がいる
一歩も動けなくて涙を流していた時に
ただただ傍に居てくれた人がいる
いつもいつも自分のことで精一杯で
「ありがとう」を伝えることができなかった
だからこそあの時の私と同じような人に出会ったら
今できることをしようと思う
手を繋いだり
話を聴いたり
一緒に佇むことばかりで
到底力になれるのか分からないけれど
もし誰かが笑ってくれるなら
少しでも顔を綻ばせてくれるなら
あの時返せなかった「ありがとう」になると思うから
もらった温かい心をお裾分けできるような
そんな人になれますように
*誰かのためになるならば**
「一人娘だったの」
そう呟いて、女性は淡いピンク色のスイートピーを花立てに挿した。
かすみ草とスイートピー、それに黄色のガーベラをバランス良く整えていく。
スイートピーと同じ色の洋型の墓石には、家名ではなくただ一文『ありがとう』の文字。
墓石を縁取るように掘られているのは桜の花。
ロウソクに火をつけ、濃い桃色の線香を火に近付けると辺りに桜の香りが拡がった。
女性は静かに手を合わせる。
私も隣に並び手を合わせた。
女性の娘さんは高校2年生、17歳の時に交通事故にあい、帰らぬ人となった。
学校の帰り道、前方不注意の車に後ろから追突されて、ほぼ即死状態だったと言う。
不妊治療の末に授かった一人娘で、大きな怪我や病気もなく元気に育ち、友達も多く、休日には両親と共に買い物に出かけたり、映画を観に行ったりしていた親孝行な娘さん。
高校に自転車で通うとなった時、保険に加入した。
本人が怪我した場合ではなく、誰かを怪我させた場合を想定して。
車の運転手は裁判で悪びれもなく言ったそう。
『スマホを取ろうとしていたんだ、仕方がないだろう』
仕方がない?なんだそれは。
聞いているだけの私でも頭にくると言うのに、この女性の気持ちを考えると更に怒りが募る。
が、女性の続く言葉に自分の浅はかさを知った。
「裁判官の方もね、怒ってくださったの。でもね、そんなのどうでも良かったのよ。だって娘は戻らないもの」
女性は儚く笑う。
その事実を受け入れるのに、どれだけの時間を要した事か。
「ここにお墓を買うって決めて、この近くにマンションも買ったの。いまでもお友達の方が来てくれて。いい子達なのよ」
娘さんの保険金は、お墓と度々訪ねて来てくれるお友達へのおもてなしのために使うと決めているのだという。
娘さんのために貯めていたお金は、娘さんのお墓の近くにいるために買ったマンションになったと笑う。
用事がなければ女性は毎日墓へ来て、娘さんと会話する。
「ふぅ、長居しちゃったわ。お仕事の邪魔じゃなかった?」
「いいえ、大丈夫です」
立ち上がった女性に合わせ、私も椅子から立ち上がる。
平日の管理人の仕事はそれほど多くはない。
それじゃぁ、と言い残し女性は駅へ向かって歩いていく。
その後ろ姿が見えなくなるまで見送って、私は休憩室に戻る。
机に置かれた湯のみを片付け、ガラス張りの扉の向こう側、整然と並ぶ墓石を見る。
『仕事はね、難しいことはないよ。掃除をしながら見回り。枯れた花は回収して、墓石に異常がないか確認する。これを大体、一日三回から四回。お供え物は夕方に必ず回収すること。鴉や猫に荒らされるからね。あとは法事の準備などだけど、これは実際やってみればわかりやすいかな。難しくはないから。それから一番大事なのは、お客さんの話を聞くこと。掃除よりも、こっちの方を優先してね』
仕事を教わるとき、そう伝えられた。
初めは何故なのかよく分からなかったが、今なら理解できる。
ここには色んな人の色んな人生が詰まっている。
時間は悲しみを癒すのに必要なものだけれど、残された人にはまだこの先も人生が続く。
無くした人との思い出を、心の中で整理して、人に話すことで哀しみを昇華させる。
私はそのお手伝いをしている。
その人の人生に、直接関係のない人間だから。
故人のことを何も知らない他人だから。
けれど、全く関係のない人間では無いから。
適度に他人で、適度な関係者。
だから、話しやすい。
あなたが顔を上げ明日を生きるために必要ならば、私が話を聞きましょう。
あなたが未来で出会う誰かのためになるならば、私が涙を流しましょう。
あなたが過去に囚われそうならば、私が手を握りましょう。
「こんにちは、いい天気ですね」
私は今日もお客さんに声をかける。
誰かの終わった人生と、これからの人生を見守るために。
━━━━━━━━━
(´-ι_-`) 墓石は『深海』がイイ
誰かのためになるなら、と差し伸ばした手。それは誰かのためだけじゃなく、明らかに我欲が混じった行為だということを自覚しておきたい。
ー否定的な意味ではなく。
いいじゃん、だって私がしたかったんだもの。大切なのは、行動したことを他責にしないこと。良いことも悪いことも、結果を受け止めること。
誰かのためになるのなら、声を大にして言いたい。
かなわない恋愛に心を費やすのはやめた方がいいよって。
愛は与えるものでもあるけれど、受け取るものでもあるんだよ。
だから、まずは自分を大切にして愛してあげてほしい。それから、周りに愛の輪を広げてあげるの。そして、あなたに愛の輪を広げてくれる人がいたら、その愛をためらわずに受け取ろう。
そうやって広がっていくのが本当の愛。
一方的に与えるているだけで、あなた自身の心が疲弊するのなら。それは愛じゃなくて欲。
それでもいいって言う人もいるけどさ。結局自分を満たしていないから、誰も幸せにならないの。昔の私がそうだった。
自分を心から愛していたら、その愛に引き寄せられる人が現れるよ。そして、その人からの愛を受け取って。
愛こそすべてだから。
大学3年、就活のエントリーシートを書くのに自分の人生を振り返った時 自分には何も無いと思い知らされた
「私はこうしたい」
「私はこう思う」
そういう『自分』というものが存在しない
常に誰かを思って行動し、言葉を紡いでいた
これからの長い人生、本当にこのままでいいのだろうか?
これからは自分に素直に生きてもいいのでは?
1度 浮かんだ疑問は消える事なく次々に浮かんでくる
『誰かの為になるならば』そう思って生きてきたが、これからは自分の為に生きて行こう
嘘をつき通す。
つき通した。
父の死因を、病死だと。
20年間
話すことも動くことも
自らできなくなった母に。
おむつを着けて寝たきりの母に。
正常な頭で意志疎通のできる母に。
知られて絶望せぬよう
自責の念にかられぬよう
その最期まで。
自己犠牲をするだろう
なんて、以前の私ならいっただろう
でも今は絶対に言ってやらない
あなたに言われたから
「貴方の人生はあなたの人生だよ」
【誰かのためになるならば】
誰かのためになるならば
自分自身であれ。より自分自身になることは、自分のためにもなるし、「誰か」どころか皆のために、よりよきなにかを差し出せる。これは「天秤」だの「二極性」だのを絶した真実だ。手の届くところに「次の段」がある。遠いものなんかじゃない。
だから今日も進もう。
誰かのためになるならばと
身を削っては長く続かない
誰かの前に
まずは自分を満たしてあげて
そこから溢れるものが
誰かのためになったらいい
誰かのためになるならば
ピンチでも
誰かのために
なるならば
動いて見せよう
自分の立場で
『誰かのためになるならば』
誰かのためになるならば僕は快く命を捧げよう、
僕は全員が全員に生命を捧げるつもりはない。
君がそれを求めるのなら、僕はこの命を捧げる。
それで、君を、救うことが、出来るというのならば…