『言葉はいらない、ただ・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉はいらない。
ただ……言い方ってもんがあるだろう。
「九州のお陰で本州が守られたという功績を、東京としては感謝を送りたい」
「大杉のある屋久島に、ノロノロ台風が上陸した結果、台風の目が崩れて暴風域がなくなった」
日本のニュースは、東京・大阪に主語を置いている。
九州四国は、若干の陸地の切り離しがあるので、本州とは呼ばれない。
あれは島国である。
と、どこか遠い国のような気分がある。
雨台風としての脅威は残っているので、来週どうなるか不明瞭。注視に注視を重ね、注視していきたい。
こんな風に考えてない。
言葉など必要ない
行動で示せ
私の心を動かしたいのなら
考えるより、ただ黙々と行動をすれば良いのだ
さよならの言葉はいらない、ただ・・・
いつか「久しぶり」って言い合える日が来るのを
待ってる。
大学を出たら、皆別々の場所で働く。
どんな仕事をするのかも、どう生きるのかも、
誰と過ごすのかも人それぞれ。
それに、社会に出たら沢山のことを学んで、
年齢だけでなく中身も少しずつ大人になっていく。
今のこのメンバーが揃うのは今日で最後。
でも、この先いくら成長して大人びても、
多少性格が変わっても、
それでも変わらないものがきっとあると思う。
それを信じて、それぞれの道に進む。
いつかまた会えることを願って、
「またね」
・言葉はいらない、ただ……
アンタが娘を愛してることはもう十分に分かったから、とりあえず今は仕事に集中してて。
娘の面倒はとうの昔から慣れっこなの。忙しいのもいつもの事。だから私の事は気にしないで。
それとそのぬいぐるみは娘じゃなくてお義母さんにあげて。きっと喜んでくれるでしょう。
遠慮?まさか。娘はもうおままごとなんてしてないのよ。今いくつだと思ってたの?
父親としての責任を果たしたい?なら適当な言葉や娘へのプレゼントより、払うべきものがあるでしょう。
それが分からないなら私たちのことはもう二度と考えないで。
いっそ無かったことにしてくれた方がまだマシだったから。
お題:言葉はいらない、ただ・・
◇ ◇ ◇
抱きしめてほしい。今すぐに。
涙が頬を伝ってフローリングの床にぽたりと落ちた。
◇ ◇ ◇
今日は私の誕生日で、恋人が一緒にデートをしようと誘ってきてくれた。もしかしたら私が生まれた日を祝ってくれるのかな、なんて浮かれながらデートで着る服を選んでいると、突然私のスマホが着信を告げた。なんだろうと思いスマホを開くと、私が愛してやまない恋人からのメールだった。どうしてと疑問に思い、ふと最悪な想像をしてしまって嫌な汗が流れた。そんな訳ないだろうと思い私はメールを開いた。が、最悪な想像は実現してしまった。
『ごめん、さっきお母さんが事故に遭ったらしくて、これから病院に行くことになっちゃった。今日のデート、また今度でもいい?』
「今度? 今度っていつ?」
メールの文面を見た私の第一声はそれだった。我ながら面倒くさい女だと思った。
でも、せめてメールでは平静を装うべきだと思い、私はすぐに『大丈夫だよ』とだけ返信し、すぐにスマホを閉じた。
お母さんが事故に遭ってしまったのは仕方の無いことだし、病院に行くのも当然だ。それに、こうやってデートが別の日になったことも何回かある。それなのに、今日はとても悲しかった。そんなに自分の誕生日が大切だったのかと自分でも驚きだった。
デートの予定にもあった、お昼に行くつもりだったお店の予約は向こうがキャンセルしたらしいけど、私はお昼のことなど全く考えずに先程まで選んでいた、デートに着る予定だった洋服達を全部放り投げ、近くの椅子に座ってテーブルに突っ伏した。
◇ ◇ ◇
私は、その日放課後の教室でぼーっとしていた。その日は高校の入学式で、見慣れない顔と見慣れない教室で私は新学期を迎えた。
何故か行く気にならなかった友達からの遊びの誘いを断り、今こうして教室でただぼんやりと空を見つめている。
すると、ふと教室の扉が開いた。先生かと私は身構えたけど、教室に入ってきたのは元クラスメイト兼今の私の恋人だった。2年生になった今ではクラスは離れているけど。
「あ、ごめんなさい。ちょっと忘れ物しちゃって……」
「いいよ、敬語じゃなくても。クラスメイトなんだし」
「えっ……」
私の言葉に彼は一瞬驚いていたけど、私を見ながら「うん」と頷いて彼はおそらく彼が座っている席であろう席に向かい机の中を漁り始めた。
少しして、彼はペンケースを取り出すと鞄の中にしまい、扉の前まで進むと私の方に振り返った。
「名前何ですか……じゃなくて、名前なに?」
「私の?」
「そう、皆の名前早く覚えたくて。今日は7人も覚えた」
彼はそう言いながら何故か自慢げに指を7本立てた。私はその自信満々な表情に吹き出しそうになったけど、笑いを堪えて自分の名前を告げた。
「そっか。これで8人目だ」
私が名前を告げると、彼は嬉しそうにふわりと微笑みながらそう言い、その後に彼自身の名前も告げた。
◇ ◇ ◇
「うぅ……」
どれ程時間が経ったのかは分からない。私は、彼との出会いであり、私が彼に惚れた日のことをふと思い出していた。あの時は私の名前を知って幸せそうに微笑む彼を見て、私まで幸せな気持ちになった。でも、今は何故かその思い出が苦しい。今だけは彼に関する物事全てを忘れてしまいたい気分だった。
気分が沈んだまま、私はキッチンに向かった。お昼は何も口にしておらず、せめて何かは食べようと思ったからだ。
【ピンポーン】
突然チャイムが聞こえ、私は扉を開いた。
そこには、私が今1番会いたくて、今1番会いたくなかった最愛の人が居た。
「なんか……思ったよりもお母さんが元気で、早く帰ることになったから来ちゃった」
「あ……うん。中入っていいよ」
私が彼を中に入れると、彼がソファに座ったので、私は彼の座っている反対側に置いてあるソファに座った。
「ごめんね、せっかくの誕生日だったのにデート台無しにしちゃって……」
「いいんだよ、事故なら仕方ないし」
いつもなら永遠に続くかのような勢いの彼との会話が、今日は何だかぎこちない。
私がそう思っていると、突然彼が両腕を広げた。何だろうと首を傾げると、彼が突然必死に説明をする。
「あ、こ、これは僕が寂しくて……。ハグしてもいい……?」
その言葉を聞いて、私は涙が出そうになりながらも彼にそっとハグをした。彼は少し驚きつつも私を抱きしめ返してくれた。
今は彼からの好きも愛してるもいらない。ただ、抱きしめてくれる、それだけでいい。
最愛の人は、私が今1番求めているものを、私にくれた。
少しして、名残惜しいけれど私は彼の腕の中から離れた。すると、彼が口を開く。
「誕生日おめでとう。僕、頼りないかもしれないけど……。これからもよろしくね」
「……うん」
……やっぱり、言葉もちょっとは欲しいかもしれない。
◇ ◇ ◇
このアプリを始めたのは、2023年の1月。もともと文章を認めることが好きで、得意だった私になにかできることはなないだろうかと思案する日々。そんな時に広告でこのアプリの存在を知った。毎日更新されるお題に沿って、あるいは関係なく、ここの好きなように思いを文字にする。スタイルも構成も、文章のルールなんてどうでも良い。書きたいように書きたいだけ文字を連ねていく。
アプリの利用を開始してからというもの、投稿する度に百名近い方がお気に入りに登録してくださいました。私の文章はとにかく長く、拙さも目立つでしょう。それでもたくさんの方がそうして応援をしてくださいました。これは本当に嬉しく、心から励みになりました。もしも、このアプリにコメント投稿機能などがあれば、心無い言葉が突き刺さることもあったと思いますし、否定されることで書くこと、投稿することに恐怖が生じたことでしょう。そのような機能はなく、ただ「お気に入り」というシステムだけで応援するという仕組みのおかげで書き続けてくることができました。
アプリを制作、運営して下さる方が私にこのような貴重な出会いと固い縁を与えてくださったのだと思って感謝の念に堪えません。もしもこのアプリがなければ、日常生活でこれほどまでに文字を書くことも、文章を書くこともありませんでした。語彙力こそ人並みですが、この国語力を捨てることは私にはできませんでした。生かす環境などないなかでの生活においてこの出会いはまさに一期一会。
そして応援して下さる皆様。皆様との出会いも偶然にして必然、このアプリとアプリとの出会いがなければかなわぬものでした。どれほどの利用者様がいるのか分からない中で始めたこのアプリも、気がつけば一年を超えていました。お気に入りに登録して応援してくださる方も増え続け、私に勇気と活力と自信を与え続けて下さっています。どれほどの気持ちを込めて感謝しても足りないほどです。
私の作品は事実を元に、私の経験や人生をありのままに綴っております。しかしその構成から
「どんな人が書いてんだべ」
「どんな人なんだいか」
「堅物なのかや」
「何時の時代の人なんだずや」
と気になる方も多いと思いますし、
「話なげぇ割りに、拙ねぇだっきゃ」
「もっと分かりやすく書いてけねわ」
とお思いの方もおられるかもしれません。ですが、非常に申し訳なく思いながらもお伝えしたいことがございます。
ほかのスタイルで書けないの!
そうなんです、妹にも「小説とか書けるんじゃね? 」と言われたことがあるのですが、それは難しいんです。書いて書けないことは無いとは思います、ですがきっと長編になりますし、アプリの限界を迎えそうなんですね。
「だば、小説投稿サイトで書いたらいいんでねえのわ」
コメントが怖いんです。きっと直ぐに辞めてしまいます。目の前で面と向かって言われる分にはいいのです、反論も出来ますし、何がどうダメでどこをどのように改善したら良いのかディスカッションに持ち込みますから。ですが、インターネット上では心無い言葉が飛び交います。心か疲れちゃいます。
ですので、もし宜しければ今後も変わらず生暖かく見守って頂けましたらとても嬉しいのです。
引き続き応援を賜りたくお願いを申し上げます。また、未熟な点はこれからも自身を省みて見つめ直しながら、改善を続け精進して参ります。どうかこれからも私と皆さんでこのアプリを楽しんでいけましたら幸いです。
私には特別に言葉にはできない。
言葉はいらない、ただ皆さんに日頃の感謝をお伝えしたかった。
そばにいてくれればそれだけでよかったのに。ね。
20240829.NO.37「言葉はいらない、ただ……」
アニメ作品、美術作品を通して「日本人にとって近代化とは何だったのか」を学びのテーマとして大学4年間を過ごしたいと考えている。
言葉はいらない、ただ······
そっと抱き締めてくれ、シェリーーーーーーー!!誰だシェリーって。
そんな感じで尾崎豊の歌とかにありそうな歌詞だよねって話。
このお題はもういいでしょ。話広げにくいし話題も出てこないし。それより台風の話をしよう。
なんかやばい台風がくるみたいに話題になってたけど台風消えたみたいだね。じゃあただ雨と風が強いだけの日じゃん。
まぁ台風よりはただの悪天候のほうがよっぽどいいけど。台風なんてめんどくさいだけだからな。
子どもの頃は台風が非日常で楽しかったけど大人になるとなにもないに勝るものはないってなっちゃうね。
もし俺が富裕層で働く必要がないくらいの金持ちだったら今でも台風ではしゃいでいたかもしれないけど現実の俺は奴隷みたいな底辺なんで楽しめない。
労働階級にとって台風なんて生きる手段を邪魔する災害でしかない。台風が消えてくれて助かったよ。
世話係は、オレのことをラッキーと呼んだ。なんでも恋人に振られて、買うはずだった恋人の誕生日プレゼントの予算で買ったくじ、その当選金でオレを迎え入れたかららしい。
今日は世話係が「友達皆で前々からすることが決まってたから仕方ない」キャンプとやらに連れてこられた。
「可愛いー!」
そう言って、ベタベタ触ろうとしてきたメスに軽くうなってやる。馬鹿にすんな。世話係が泣きながら捨てていたアレコレにオマエの臭いがついてんだよ!
唸ったオレに眉毛を下げて、世話係は会釈だけして離れた川縁にオレを連れて行った。
吠えずに偉かったろが。
目線で問うと世話係は何も言わずにボールを投げた。持ってきて頭を撫でさせてやる。ほらもう一回投げろ。
投げさせる、取る、持ってきてやる。撫でさせてやるを何十回か繰り返した後、世話係の仲間が焼かれた肉を持ってきた。オレには味のついてない奴だ。コイツ良い奴だな。
肉を食い終わると世話係はオレをひと撫でして、仲間のところに連れて戻って行った。
オレはもうあのメスにも唸らなかった。でも世話係と肉をくれたオスにだけにしか尻尾を振ってやらなかった。
テーマ 言葉はいらない、ただ…
『言葉はいらない、ただ・・・』
端正な横顔。
硝子のような瞳。
その眼に反射する光。
何度も見てきたその笑顔。
言葉はいらない、ただ⋯
貴方のままで居てほしいだけ。
私は小説家を目指しています 。
小説を読むのなんて元々好きでは無いのが自分だった 。
だけど書きたいと思った時 、自身の作品を認めてくれる人に出会っては自分のやりたいことを見つけました 。
「 いつかはみんなのためになる作品を作りたい 」
と言った時 、本当に決意をした 。
自分の好きなことをしながらみんなのためになることをしたい 。と
[言葉はいらない、ただ…]
今日も貴方はあの子ばっかり…
まぁ…ネット恋愛なら仕方ないよね…
でも、…うちら、付き合ったんだよ…?
なのにあの子ばっかり、…
それに、ネタ婚しよって言われた…?
なら断ってよ、…
言葉はいらない、ただ…、
少しだけでもいいから、
貴方のそばに居させてよ、…。
これは私の今の出来事です…笑
ちょっと辛いですが…別れず普通におりますが、私が話しかけられないし、好きな人も話しかけてくれない…
まだ初めの頃は話したりしたのにさぁ…笑
辛いや…笑
とは言っても元気なので!(* ॑꒳ ॑*)/
by ただの一般人。
言葉はいらない、ただ生きていて。
どんな君でも構わない。
言葉はいらない、ただ…
何かを言って欲しかったんじゃない
ただそばにいられたことが
幸せでした
例えるならば言葉とは化粧だろう
相手に好感を与えたり、時には
似合ってないなと不快感すら感じる
人が人に惚れる時
それは相手の裏、ホントの顔を
お互いに視覚し感じた時だと思う
とは言ったものの
結局は着飾っている相手に惚れるわけだ
言葉はいらない
そんな訳ねぇだろ
「どうしたの?」
「なんで泣いてるの?」
「……泣くほどのことがあったの?」
違うの。
ただ、ぎゅってしてくれたら、それでいいの。
それだけなのに、喉につかえて何も言えない。
言葉を求めているわけじゃない。
→短編・リンドー夫妻の冒険記〜序章〜
「言葉はいらない、ただ……」
夫は私の手を取ってそう言った。
しかし後に続く言葉は、私たちのあいだに割り込んだつむじ風に攫われてしまった。
「つむじ風の言葉不明」と昔から言われるように、攫われた言葉は本人すら覚えていない。読者の方にもお馴染みの経験だろう。これが微風なら言葉を捕まえるのも苦ではないが、つむじ風は言葉を分解して方々に単語を撒き散らすものだからタチが悪い。
自然のいたずらにヤレヤレと肩を竦めて諦めるのが大方の反応だろう。
しかし私は愛する夫の言葉を一言でも失いたくなかった。咄嗟に私は彼の手を取ってつむじ風を追いかけた。今思えば、彼の「言葉はいらない」という一言に矛盾する行為だったと苦笑を禁じ得ない。
ともあれ、これが私たち夫婦の驚嘆すべき冒険旅行の始まりとなった。
振り返ってみると、一筋縄では行かない冒険ばかりだった。
第一章に詳細を記したが、単語「手」発見に至る序盤の冒険がなければ、私たちはとっくに挫けてしまっていたに違いない。
あの不思議でコミカルな一連の出来事!! この顛末は読者の方々を勇気づけ、シニカルな笑いをお届けできると確信している。ぜひ、ご一読いただきたい。
あまりに長い序章は興を削いでしまうだろう。最後に、私たちの求めた言葉の全容を先にお知らせしておきたい。
賢明な読者の方々はすでにお気づきかと思う。そう、夫の一言は「君と手を繋いでいたい」という、シンプルにして愛に溢れた言葉だったのだ!
冒険の始まり、つむじ風を追いかけたその日に、彼の望みは叶っていたのだ。
この種明かしをしたのには理由がある。この記録はクイズ本ではなく「冒険譚」である。魅力あふれる風土や風景を読者の方々に心置きなく楽しんでいただきたいと考えた次第だ。
訪れた場所や文化について、できる限り詳細に本質を失わないよう注力して認めたつもりなのだが、拙い部分はどうか皆様の想像力を持って補っていただきたい。
世界は広く、常に好奇心をくすぐる宝箱だ。
私たち夫婦の手に手を取った冒険の記録が、皆様の心に小さな探究心の火を灯すことを願ってまやまない。
テーマ; 言葉はいらない、ただ……
「言葉はいらない…ただ」(一行詩)
言葉はいらない…ただ、頭で皿を持ち上げての飯くれコール
◆
言葉はいらない…ただ、飼い主をカツアゲするちゅーる欲しさに
◆
言葉はいらない…ただ、爪切る前に逃げられる始末
◆
言葉はいらない…ただ、目力で文句を云う猫又寸前の猫よ
【言葉はいらない、ただ…】
言葉はいらないの。
ただ、ただ
君と一緒にいたかった。