『言葉はいらない、ただ・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「言葉はいらない、ただ・・・」
まるで、夢の世界だった。
どこまでも澄み渡った空に、柔らかそうな白い曇。
太陽は雲の影を蹴散らすように、照り輝いている。
その下には、何十階とあるビルが夥しく並び、そのすそには家が何軒もたっている。
全く変わらない、情景。空と広がった世界が麓に見える。普通の人からすれば、いつも通りの、景色。
──音が聞こえないことを除けば。
僕には、耳に障害がある。
生まれつきだ。そのため、音も聞こえないし、しゃべれもしない。
耳にある、外耳という器官に、膜が張られ、鼓膜まで、音が届かないらしい。
不思議なもので、僕の行った病院では、「今までない症例かもしれない」と告げられた。
だから生まれてから一度も、自分の声、そして世界の音を、聞いたことはなかった。
ただ、音が闇に飲み込まれなような、黒い静寂が、いつも張り付いていた。
手術をする、という手はあった。だが、いくつか問題が生じた。
まず、この膜はなにか、ということだ。
いつ、どういった経緯で生まれたのか分からず、切り取っていいものかも分からないらしい。
次に、執り行った場合、耳にはいる情報量、音量に耐えきれるか、ということ。
僕の場合、耳が膜に阻害されているせいで、音は全くと言っていいほど聞こえない。
聴覚障害の人で、治りやすいのは、まだ少しでも耳が聞こえている人。だから、急に来た情報量、音量に耐えることもできるし、慣れることもできる。
ただ僕は、そういった都合が一切効かないため、執り行いが配慮という名で、躊躇われた。
また、膜を切り出した場合、その膜が再生するかも分かっていない。
そのため、手術を執り行う人がおらず、手術は難航した。
そんなとき、急に手術を執り行う日が来た。僕の誕生日、の次の日。明日。
突然的に決まったことで驚いた。訊いてみれば、親類らが、誕生日プレゼントとして予定していたものらしい。
いわば、サプライズ。
ただ、僕の気持ちは配慮してくれなかったらしい。
だが、目に見えた不安のなかには、「音を聴きたい」という、小さな愉しみがあった。
夜。君が来た。
『手術、できるって』
そう伝えると、とても、嬉しそうで、楽しそうだった。
でも突然、はっと、なにかに気づいたかのように、目を伏せる。
そんな表情を見て、なにか、不安になった。
ずっと笑顔だった君。
『頑張って』 そう君が書いた紙に、言葉に何度救われたか。
入院していたときにだって、会いに来てくれたことで、どれだけの不安が、鳴り収まったか。
なのに。
なんでそんな顔をするんだろう。
そう紙に書くと、驚いたように、君は目を見開いた。
『だってこういう風に、紙に書くことがなくなるんだって思うと。』
書いた紙を見せつけると、君は笑った。悲しみ、苦味を押し付けたような笑みだった。
苦しくなった。急に、手術をするのが嫌になった。
手術なんかよりも、君の笑顔の方が見たかった。声よりも、紙に書かれた言葉の方が良かった。
言葉はいらない。声も、手術もいらない。
ただ。
『君と、こうやって話したい』
上っ面の言葉はいらない 。
ただ 、本音が聞きたかっただけ 。
なのに君はいつものらりくらり逃げ回って 。
そんなだから 、死んじゃうんだよ 。
トラクターに引かれた君へ 。
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ほんとに のらりくらり しちゃったよって話 。
【言葉はいらない、ただ・・・】
(※性的表現有り🔞)
こんな遊び人のオレにだって
恋愛ですごく求めたことがあった。
前、長い間想い続けていた人が居た。
オレはその人に5年ほど片想いをしていた。
「また仕事を休んだのか?」
「うん 休んじゃった」
彼はすぐ休む癖がよくあった。
仕事を休んだ日の夜は決まってオレを家に呼んだ。
「はい、たのまれた酒とタバコ」
「おお ありがとな」
彼はハイボールの缶酎ハイと
マルボロの青のタバコを好む。
彼はいつも無機質なパソコンの前にずっと座って
酒とタバコをたしなんでいる。
「明日は仕事行くよな?」
「もちろん行くよ」
「本当に?」
「本当」
「サボらない?」
「しないよ
…約束しようか?」
彼はオレに優しくキスをした。
キスはいつもタバコと酒の味がする。
「…ずるいヤツ//」
彼がダメ男なのはわかっていたが、
嫌いになれなかった。
オレは彼に心の底から惚れていた。
彼もそれをわかってて
オレの恋心をもてあそぶ。
オレ達は恋人では無い。
それでもオレは彼によく呼ばれ
会う度に体を重ねていた。
「ねえ やっぱり良くないよ
オレには彼氏がいて
あなたには別に好きな人がいるのに…」
「今更そんなことを言うのか?
なあ 彼氏とオレ、どっちが好きなんだ?」
「それは…」
「どっちも好き」なんて言えるわけが無い。
「あなたは?
あなたはオレとあの子、どっちが好き?」
「そりゃ あの子が好きだ」
「…そうでしょ?なのにいいの?」
「かまわない
あの子はオレのこと好きじゃないから」
「…最低なヤツだ」
「お互い様だろ」
彼はまた唇を重ねてきた。
「お、おい…気が早いよ//」
「じゃあ ベッドに行くか」
オレ達はベッドに向かった。
ふかふかでふわふわなベッドに彼が寝転ぶ。
「おいで?」
オレは罪悪感を感じながらも
彼とベッドに寝転んだ。
彼の大きな手がオレの頭を優しく撫で
体を抱きしめる。
「オレのこと好きだろ?」
「うん…//」
抱きしめられて伝わる体温に恥ずかしくなった。
彼がこんな近くにいる…
それだけで嬉しく恥ずかしかった。
彼の顔を近くで見ててポーっとしてたら
キスをされた。
深く 熱いキスだ。
オレはキスに溺れて
気持ちがとろけて体が熱くなった。
「え🔞い顔…//」
彼はニヤついてオレのとろけた顔を見る。
オレもその興奮した彼の表情に興奮し始めた。
お互いに服を脱ぎ捨て
直接肌の体温を感じた。
「お前のこのスベスベとした若々しい肌が大好きだ//」
「オレだってあなたのその大きな体が大好きだよ//」
熱い肌を重ね合わせ 更なる快感を求めた。
「ああ…//」
オレは『快楽』だけでなく
彼からの『愛』も求めていた。
彼と会う度に体を重ねれば
いつか『体』だけではなく
このオレ自身を愛してくれると思っていたから。
たとえそれが叶わなくても
彼がオレを望んでくれるのなら
『体』だけの存在であってもいいと思っていた。
「ああ…すごいぃ//」
左薬指に光る彼氏から貰った指輪を横目に
好きな他の男に抱かれるのは
罪悪感ながらも興奮した。
脳内でわかっていても
オレの心と体は正直だった。
「あ…愛斗っ//…もうイキそうだ//」
言葉はいらない、
「ああ ダーリンっ///
いっぱいちょうだい///」
ただ…
「イ…クっ…///」
「ああああああああぁ…っ///」
彼からの『愛』が欲しかった。
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
「オレ達付き会い始めました!」
彼は画面の奥。
オレとは違う別の女が彼とうつっていた。
彼は配信者でオレの他にも女はいくらでもいた。
だから彼に彼女が出来てもなんとも思わなかった。
オレと彼は同じく男だが
彼は男に興味がない。
当然、彼は若い女が大好きだ。
ただ彼はオレのことを
「若くて女のような美人だから」という理由で
オレを呼んで抱いている。
彼のなかでは
オレのように若いリスナーは珍しかったのだ。
実らないオレ達の恋は
配信者の彼にとって『汚点』であり、
リスナーにバレてはいけないので『秘密の関係』として関わっていた。
今日も彼は配信を初め、オレは彼の配信を見る。
そして女が居ない間に
彼はこっそりオレに連絡をするのだ。
「なあ、家に来ないか?
今日は暇なんだ」
オレは心の中で葛藤をしながらも
いつもの酒とタバコを買い、彼の家に向かう。
「…来たよ」
「おう いらっしゃい」
玄関でキスを交わし、
また秘密の密会が始まる。
言葉いらない、ただ…
全力で勝つことだけに集中しろ
言葉はいらない、ただ…
ぎゅってしてほしい。
/『言葉はいらない、ただ・・・』8/30
部屋のチャイムが鳴ってドアを開けてみれば、ずぶ濡れの君がいた。
「どうしたの、とつ――っ」
言葉は最後まで言えなかった。腹に衝撃があったからだ。
「どうしたの、突然?」
改めて受け止めて、衝撃に尋ねた。
「きょう、とめて」
背中に回された手に力が入る。呻くように絞り出されている声は、きっと今にも泣きそうなのを我慢しているのだろう。
「……いいよ」
少し考えて、承諾した。手の力が少し弱まる。
「いいけど、中に上がる前にまず、シャワー浴びておいで」
玄関先に君を残して、マット代わりと体を拭くバスタオル等々を取りに室内に戻った。
君をバスルームに通した後、君に合うサイズの服なんてないのはわかっていたが、なにかないかとクローゼットの中を漁りながら考えた。
(冷凍うどんあったっけ?)
/8/29『突然の君の訪問。』
サヨナラの風景。
あんずは、青葉の季節に俳句の里に行っています(*^^*)
街中なのに、長閑で畑が広がっていて、新緑が素敵です、爽やかで、手に届きそうな青い空。
ヘルパーさんお姉さんと行く、五月。近くの公園で、ブランコなんかも、乗せてもらの。エヘ。^_^♫
不安定なブランコに座るのに、お姉さんと、息を合わせて乗るの。あとは、自分で、漕ぎます。思いっきり、バックしてそれから、浮遊感にダイブするの。
靴の裏が見えるぐらいに高く、高くーー。お姉さんは、水分補給しながら、私を守ってくれた。
途中、外野が、チラリと見ていたが、私は、気にしない。❢私は、ブランコが好きだからせっかく来たら楽しむの💛(#^.^#)
俳句の里は、付き添いのヘルパーさんのお金と払った。
小さな、箱庭で、咲いている花達。
『お姉さんに、これは、何の花ですか??』と、訊くとお姉さんは、俳句の里のおじさんに訊いて上げると、ツカタカと、フットワークが軽くおじさんと
お話ししている。立ったり、しゃがんだり、まるで、おじさんとお姉さんは、お花とおしゃべりをしているようだ。
丁度、朝ドラの『らんまん』牧野博士もこんな風に草花と対話しているのかな〜??(#^.^#)なんて、馳せてみたりした。
ヘルパーさんのお姉さんは、美人で、何時もサバサバしていて、スポーツが大好きなお姉さんだ。もう一人のヘルパーさんのお姉さんは、カワイイお姉さんで、
人力車の車夫さんに、『姫には、この道は、キツイから、遠回りして言った方がいいですヨ^_^』なんて、言われたりされてはりました〜(#^.^#)うわあ~、お姉さん、姫だって〜って、
何度も、私は、心の中で、リピートして、嬉しくなり、くすぐったい気分になった。(〃ω〃)(私の事ではありませんが(笑))
ヘルパーさんのお姉さんは、別れの川柳を詠まれました。そうなの。お姉さんと、あんずは、今日で、、サヨナラなの。
箱庭のような所は、正岡子規が晩年病床で、見て来た風景もこんなに狭い世界なのかな〜?只、その中で、感じたことや見た風景や今の自分と向き合いながら、俳句にしたのかな?
そう、想うと胸が痛いです……。私も、誰かに、お世話になりながら生きています。自分の空は、狭いけれども、その中で、好きなことをさせてもらっています。
こうして、俳句の里にも行けていま〜す(*^^*)♫
お姉さんと、おじさんに、教えてもらった季語を乗せて、私なりに俳句を詠んで投函した。
ヘルパーさんのお姉さんと、一服をしたの。私は、ジンワリ暑かったのと、夏を感じたかったので、ラムネを飲んだ.。o○ラムネ瓶のコツを知っているから
私は、一気に飲んだ。窪みに、ラムネ玉をカタンと傾けて遊べば良かったな〜(#^.^#)💙と、私は、思った。.。o○お姉さんは、不敵に裏切っていい〜?!とか、私に、訊かれた。
美人故の、ミステリアスだぁ〜^_^ お漬け物屋さんの、きゅうりのバーを食べられた。ε-(´∀`*)ホッ
ずっと、仲良くしてもらっていたが。最近、ズレを私は、感じていた。
ヘルパーさんのお姉さんは、お父さんに渡してお別れした。
ヘルパーさんのお姉さんのキレイな大きな瞳は、涙ぐんていた、。ーー私は、言葉に、詰まりながらお姉さん今迄、仲良くして下さりありがとうございました❤と、心を込めて、精一杯、言った。
私、間違ってないよね……??これでも、頑張って考えてもん。五月の空は、こんなに爽やかなのに……(´;ω;`)終わり
【言葉はいらない、ただ……】
喋るの苦手なの、知ってる
言葉はどうしても、重くなってしまうから
何を言われても、きっと響かないから
そこにいてくれるだけでいいよ
「言葉はいらない。ただ…」
ならば、言葉書かないでおこう。
キラキラ輝くダイヤモンドも
バラの花束も愛してるも
いらない。必要ない。
どんなものもガラクタになってしまう。
だから
言葉はいらない、ただ…
態度で示して
#3
「言葉はいらない、ただ・・・」
いっぱい愛してほしい
言葉はいらない
貴方の目線が私の全ての原動力となります。君の指、腕、足、髪の毛、そして目。愛おしいと言葉にするのはあまりにもおかしくて、胸の奥にしまってあります。恋をすると、ありきたりな言葉しか出てこないな。
わたしはこれ以上辛い思いしたくない。あんなに酷いこと言われたのに復縁できるって思ってるらしい。そんなの無理だよ。
言葉はいらない…ただ
言葉はいらない…ただ…ただ
傍に居たいから
気持ち繋がってたいから
私はそれだけで幸せいっぱい
にゃー
「ん?ご飯はさっき食べたでしょ?」
にゃー
「だーめ」
にゃーん
「甘えてもダメだよ~」
にゃうん
「あ~、もう可愛いなぁ」
仕方ない。あとでちょっとだけおやつあげちゃおう。ゴロゴロご機嫌な愛猫を撫でる。
「長生きしてよ~」
みゃ!
知ってか知らずか元気な返事が返ってきた。
『言葉はいらない、ただ…』
#言葉はいらない、ただ…
言葉はいらない。
言葉でなんと言われようと…
行動と気持ちで表してくれたら十分だから、
お題 言葉はいらない、ただ...
何か言葉をかけられるよりも、ただ抱きしめて欲しい時ってありませんか?
そんな時、この「アナタを抱きしめーるくん」が貴方を程よい暖かさと力で抱きしめます!
さぁ、今日限りのお値段です!お電話お待ちしております!
カット!!
そこに。
言葉はいらない、ただ・・・触れるだけでいい。
ただそれだけができれば。
このゲームは終われる。
「ぎゃー!? 何か毛があるっ! モフっとした感触がある~!」
「大丈夫だって。危ないものは入ってないから」
「絶対だな。その言葉、信じるからな!」
出題者は椅子に腰かけながら優雅に頷いている。
私は再び箱の左右側面にあいた穴に腕を突っ込んだ。誰だよ。文化祭の出し物に中身当てクイズなんて案を出したの。
早く終わらせたい一心で、私はとうとう覚悟を決める。生物なんか入ってたら目の前のこいつを殴ってやろうと、固く心に誓いながら。
【言葉はいらない、ただ・・・】
「すきだよ」「ずっと一緒だよ」
言葉にしたって不安になる。疑いがある。
安心できない。
言葉だけじゃなくて、、、
ただ、私のそばに、私の隣にいてくれれば
言葉なんてなくなって安心できるのに。
私の愛を受け止めて欲しい。
身勝手かもしれないけれども、私は貴方が欲しい。
その愛に言葉はいらない。ただ、貴方が抱きしめてくれればいいだけ。
それだけで私は、救われる。
誰かが辛い時、悲しい時、うまく寄り添おうなんて考えなくていい。
下手な言葉ならいらない。
あなたが家族や友達なら
ただ頷いて話を聞いてくれるだけでいい。
あなたが恋人なら
ただ抱きしめてくれるだけでいい。
「あなたの気持ちを受け止めるよ」
「辛かったね」
「でも私がいるからね。1人じゃないからね。」
そんな気持ちを込めて。
私はそうしてもらって、何度も救われてきたから。