『言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉にできない
息をはくように、
太陽が沈んで月が出るように、
雨があがって虹が出るみたいに、
みんな当たり前みたいに、
こんな私にも優しくしてくれるよね。
ありがとうって気持ちでいっぱいで
なんとか伝えたいと思っても
上手く言葉にできない。
伝わってるかなって不安で、
返せてるか不安で、
言葉に詰まってしまう私に
優しく大丈夫だよって言ってくれる。
言葉にならない、この気持ちは、ぜったい言葉にできない。
自分の思いを言葉にできない人が増えている。
例えば映画を見たあと、SNSでその映画の評判を探して共感できたものにいいねを押す。それで終わりか、せいぜい「面白かった」と一言呟く程度で済ませてしまう人は多いのではないだろうか。
何が面白かったのか、つまらなかったのか。
自ら突き詰めて考えてみるのも、意外と楽しいかもしれない。
なんて。ここを見ている人はこんなアドバイス必要ないと思うけどね。
言葉にできないことは、別に無理に言葉にしなくていいと思うよ。
だって心の中で完全に熟していないってことなんだから
[言葉に出来ない]
死にたい
運良くどっかの無差別殺人犯に殺されたい
何か食べて運良く死にたい
心では毎日思うけどけして
言葉に出来ない
言葉にできない
「言葉にできない」という言葉を身近で耳にしたことはあるだろうか?
例を挙げていくと、「言葉にできないほどの感動」や「言葉にできないほど嬉しい」、「言葉にできない状況」他にも、「言葉にできない気持ち」なんてものもあるだろう。
今回はこの言葉を使って、文章を作っていく。
『言葉にできないこの想いを今日も心の奥底に仕舞い込む。
そして、いつも通り君と一緒に過ごす。
楽しくて、心地よくて、それでいて息苦しい。
…いつまでも、"これ“は続いてゆくのだろう。
君と一緒にいることを選択し続けるのなら。』
言葉にできない
心の傷に蓋をすると
なんで傷ついたのかを忘れていく
ただただ痛い傷だけが心に残って
ただただ私を苦しめるトラウマだけが刻み込まれる
どうしてと聞かれても
なんでと言われても
諦めてしまったから、分からないんだ
この古傷はもう、
言葉にできない
言葉にできない
あなたに
会えなくて
ずっと
寂しい
もしかして
もう一生会えないような
ちゃんと
あなたに挨拶していたなら
もう
言葉にできない
なな🐶
2024年4月11日964
僕の顔は鱗
君の心はサガリバナ
どうやっても掴めない
どうやっても見えない
深く不覚に沈んでいく
僕の目は透明で君の口は開かない
勘違いすんなよ
八方美人なのはお分かりだろう?
分からないのなら死んでしまえよ
できないのなら死んでしまえよ
石ころにも満たないそんな命とっとと海に投げてしまえよ
なぁそうだろ?せいぜい苦しんでくれよ
その横で、僕が全部肯定して、受け入れてあげるからさ。
もうキミには会えないけれど.
キミからの連絡を待ってしまう僕がいる.
キミとの思い出は最早言葉にできないくらい沢山ある.
キミはもう、僕のことは覚えてないんだろう.
【言葉にできない】
言葉にできないほど大好きなの俺
言葉にどうやってすればいいのかわからないくらい
言葉にできないほど大好き
心の叫びはーーー!!!
言葉にできないしーーー!!!
誰かに聴いてほしいけどーーー!!!
誰にも聞かれたくないからーーー!!!
心の叫びなんですーーー!!!
言葉にできない
それでも心にはある
心の中をのぞけたらどれだけ良いだろう。
それでも、言葉にできないからこそ。
目と目で伝え合う幸せも生まれる。
「言葉にできない」
時々どうやって言葉にすればいいか、どうすれば相手に<これ>が伝わるのかわからないときがある。感情や感じたこと、自分の考えや質問。言葉にするのはとても難しいこと。伝えたいのに、言えないのは悔しい。でも逆にすぐ言葉にできないことはいいことかも。一回立ち止まって、今まで言葉にできなかったこと、伝えれなかったことをちゃんと相手の心に届かせれる言葉を大切に選んで、見つけたら、言いたいことを伝えればいい。
題 言葉にできない
⋯⋯ ハイ、コンバンハ。⋯⋯ ェ、補導対象⋯⋯ もう日を跨ぎましたか。ちょうど良かった、お巡りさん、俺に手錠をかけてください。⋯⋯ ハイ、俺は、悪いことをしました、⋯⋯ 今日あったことを話すには、過去とか、理由とか、すごく複雑で、ちょっと長くなりそうなのですが⋯⋯ 分かりました、ありがとうございます。
⋯⋯ 俺が2歳の時、父さんが事故にあって死んだそうです。マそれはどうでもいいんですけど、それ以来、母さんはひとりで俺を育ててくれました。
それはすごくありがたいんです、でも1年くらい前から、母さんは仕事以外で頻繁に家を空けるようになって、多分、男を作ってるんだって感づきました。それで、この前、ついにマンションの前で、シャレこんだ母さんとピシッとしたスーツを着た男が話してるのを、窓から見てしまって。恥ずかしいんですけど、俺泣いちゃって。急に母さんが気持ち悪くなって、⋯⋯ 父さんのこと、捨てるのかって、思ってしまって。
それで、最近俺、母さんを避けるようになりました。
⋯⋯ なんか、もう、全部ヤになって、今日、どうしても学校行きたくなくて、初めてサボりました。適当にフラフラして、時々泣きそうになったら道端に座って休憩して、いつも通りの時間に帰ると、珍しく母さんがいて。学校から連絡があって仕事を切り上げてきたって言ってました。母さん、すごく怒ってて⋯⋯ 。
俺、なんかすごく悲しくなって⋯⋯ 床が崩れていくような感覚がして、こんなの初めてだったんです⋯⋯ 。いや、怒られたのがショックだったんじゃなくて⋯⋯ 先生に言われないと、俺のこと気にしないんだなって⋯⋯ すんません、うじうじしてて。
⋯⋯ 今は、こうやって、ショックだったって、言葉にできてるけど、母さんの目の前だと、なんか、うまく話せなくて、俺、混乱して、
「お前のせいだろ、お前のせいでこうなってんだろ。なんで産んだんだよ。」
って、怒鳴ってしまって。
その場にいたくなくて、逃げてきました。
⋯⋯ 俺、産まれてきた意味がわかりません。嫌なことばっかりだ⋯⋯ 。すんません、泣いてばっかで。
でも、俺、なんであんなこと言っちゃったんだろうって、それで、ずっと辛くて⋯⋯。
思ってることが全部伝わればいいのに⋯⋯ 。
これが、俺の罪です。捕まったら楽になるかなって、思って⋯⋯ 。
⋯⋯ ダメですか、そうですよね。
⋯⋯ ァ、送ってくれるんですか、すんません。俺、パトカー乗るのって初めてです。
⋯⋯ ェ、母さん。
言葉にできない/2023.04.12
言葉にならない直感が私を支配する
もちろん理由なんてない
得体の知れない不安が私の首に手をかける
分からない、分かりたくない
考えるなと言われた数だけ言葉にしょうとする恐怖
____________________
きみのことが痛いくらい好きで
一言で表せられないほどきみが好きだった
____________________
Theme:言葉にできない
「言葉にできない」
あなたに会えると思うと
胸が苦しくなるし、
鼓動が早くなる
言葉にできないくらい
幸せだと感じるよ
今日何してた?
誰といたの?
あなたと一緒にいた子は友達?
寂しいな
声が聞きたい
言葉にできない、言葉にならない想い達が
涙となって溢れ出る
「何があったの?」
そう尋ねると太郎は唇を噛み締めた。そして目を泳がせながら何か言おうと口を開きかけ、目を伏せてしまった。
「言わないとわからないよ」
さっと太郎の目に悲哀が広がる。
その時、私の脳裏に昔のことがよぎった。子供の頃、自分は口下手で言いたいことが言いたくても言葉にならなくず同じような経験をしたのだ。
「今は、言えないかもしれないけど大人になれば言えるようになるよ。」
への字になりそうな唇を引き締め、私は告げる。
「君たち子供はこれから沢山の経験をして、沢山のことを知る。そしたら言葉が湧いてくるようになる。今の経験も大切なものを守る力になるんだ。」
太郎は唇をへの字に曲げていかにも不服そうだ。
「いま困ってるんだよ」
しかしその目にはもう迷いも悲哀もなかった。
祖父が亡くなった、と連絡が来たのは夜中の3時をまわった頃だった。枕元に置かれたスマホから軽快な音楽が鳴り、画面の眩しさに目を顰めながら出た私の耳に飛び込んできた内容に、それまで停止していた脳が一気に動き出した。ベッドから降りながら電話の相手に『始発で帰る』と伝え通話を終了し、ほとんど使っていないスーツケースに目につくものを詰め込んだ。
あれから一睡もせずに最寄りのバス停から駅、そして駅から始発の電車に乗るまで私は何も考えられなかった。正確に言えば『考えて手が止まる』のを避けるため、ただ機械のように準備と行動をしていた。空いている席を見つけて腰を落ち着けた瞬間、どっと疲れに身が沈んだ気がした。動き出した電車の振動に、ふわふわと睡魔が寄ってきたが、これから乗り継ぎがあるため何とか意識を繋いでおくため、リュックからイヤホンを取り出し音楽プレーヤーを起動させた。レポート作成、散歩、読書、、、と自分で作ったプレイリストたちの中に見覚えのないリスト名を見つけた。いつか酔った勢いで作ったのか、はたまたリスト名を変えたきり忘れていたのか。再び襲ってきた眠気を頭を振って、【私の思い出】と書かれたリストを再生させた。
最初の曲は子どもの頃に好きだったアニメの歌だった。しゃもじやお玉をマイク代わりにして両親や祖父母の前でよく歌っていたのを思い出す。音を外しても、歌詞を間違えても誰もそれを指摘せず、可愛がってくれていた。
次の曲は中学か高校生か、とにかく友達との話題に入れるようにと聴いていたアイドルグループの曲たち。当時興味もないドラマや音楽番組に、話題のアイドルが出るとなると慣れない夜更かしをしたものだった。次の日には観たドラマや歌の感想を言い合い、友達との関係を壊さんと努力した。それでもアニメや漫画は好きだったので、家族には学校では話さない自分の好きなものをひたすら話した。
流れていた曲が終わり、次は最近の曲かなと思っていたところで音が消えた。というより、何も再生されない。さっきの曲で終わりだったのか、と思って再び音楽プレーヤーのリストを確認しようと画面を見た瞬間、曲が流れ始めた。それは私が大学に進学するために地元を離れる、と祖父に伝えに行った時に流れていた曲だった。題名は知らない、でも母に聞くとそれは祖父が唯一好きでよく1人で流していた、とのことだった曲。題名を知らない私が、この曲をリストに入れることはできるはずがない。そしてリスト内の曲を見返してみて私は気づいた。これは『私』の思い出の曲ではなく、祖父の『私の思い出』である。
それに気づいた時、私は言葉にできない想いに息が詰まった気がした。そして息苦しさに慌てて深く息を吸った。鼻先がツンとして、熱い息が漏れる。祖父の顔を見るまでに涙を少し流しておこう。彼の思い出は、笑顔の私のまま終わって欲しいから。