『言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
考えていることを人に伝えるのが得意じゃない
形がないからなのか、表現が浮かばないからか
気がつくと頭の中の自分と会話していたりする
大切なことこそ、言葉にできない
グリーンのようなピンクのような、
ふわふわとした柔らかい気持ち
自問自答の、私だけの秘密
言葉にできないことも、なかなか悪くない
/言葉にできない
「痛い! 痛い!」
掴まれ、引っ張られる髪が抜ける嫌な音が頭皮から聞こえる。どれだけ叫んでもその手は離されず、部屋の端にまで来ると乱暴に壁際へと投げ出された。
あまり見ない彼の怒りように、今回はやり過ぎたかと思った。どちらかと言えば今まで溜めていたものが爆発したと言った方が正しそうだった。
「ンなに死にてぇなら今すぐ殺してやるよ」
ゆらり、と彼の目が光った——そう見えたのは実際は彼が愛用するナイフで、躊躇いもなく勢い良く振り下ろされた。
ナイフが、寸分の狂いもなく僕を貫いた。
正しく言えば僕の右手を貫いた。
良く手入れされたそれは、僕の手を床に縫い止めている。
血が溢れているのに痛すぎて感覚が無い。
見上げれば冷たい青い目が僕を見下ろしていた。
何に対してか分からないけど、じんわりと目元が潤んだ。
「……いたいよ」
そう、小さく呟いたら視界を揺らしていたものが溢れた。
それを見た彼が、やっといつもの暖かさを持った目に戻した。
「溜め込む前に言えって、いつも言ってんだろ」
「……それにしたって、もっと別のやり方があるでしょ……」
「真っ当な道歩いたことなんかねぇだろ。これに懲りたら次からちゃんと吐き出せ」
そう言って、ナイフも抜かずにどこかへ行ってしまった。数分で戻ってきた彼の手には救急箱があって、さっき刺したその手で、僕の体の包帯の数を増やしていく。
未だ吐き出せないでいる感情を言葉にできないまま、僕はその手をじっと眺め続けた。
友達と話してる時、不意に言葉にならない気持ちが溢れてくる。憎悪や不満とか、思ってもないような言葉が心に出てきてそれを必死に理性で止める。そんなことをしてる自分に腹が立ってくるんだ
「言葉にできない」4/11
目の前に、料理(?)がある。
匂いは良いのだが、見映えが、、、
調理した本人に目をやると、
食え、と言わんばかりの表情だった。
私は、箸で食べ物(?)を摘まむ。
固形だと思っていたのに、プルプルと震える!?
私は、恐る恐るそれを口に運ぶ。
「あ、、、うん」
さわやかな陽射しを浴びて、僕はパンツを脱いでみた。
風がなびく。僕の僕がふわっと気持ちよくなる。
調子にのってじゃんぷしてみる。
ぷらんぷらんぷら〜ん。
う〜〜〜ん。
君への気持ちを…私は、言葉にできない。
「ねぇ、きぃーみぃー!一緒に学年委員やらない?」
「…めんどい。図書委員やりたい」
「えぇ!?そ、そこをなんとか…おねがぁい(うるうる)」
チャイムが鳴った。なんで今こんなことをしているのかと言いますと、学年委員を1人でやりたくないがために道連れにしようとしているからです。幼馴染くんは相変わらず冷たいし、他の女子もみんな引いちゃうし…。一体どうすれば?私1人でやる他ないのでしょう、きっと。
私は副学級長となった。話し合いでは積極的に学級長を助け、優秀さを保とうと頑張っています。そして、一日の終わりを締めくくる部活。ちょうど話し込んでいた男子に問いかけた。
「あのさ、学年委員って誰になったの?」
「んーとさ、学級長が…」
「へぇ。まぁ、あんまり変わってないかもね」
「まあな。」
「書記は?」
「それは…(ニヤ)アイツだよ。」
指が指す方向は幼馴染くんだった。
「え?…は?え、君が書記になってくれたの!?え、待って、マジで嬉しいんだけど」
君は照れ隠しをするようにそっぽを向いたが私のその時の嬉しさは言葉にできないほどだった。
ーきぃみぃ!本当は素直じゃんー
[言葉にできない]
欲しいものをひとつ手に入れられる。
その代わり、大事なものを失うという。
欲しいものも大事な物も特にないと思っていたし、そもそもこの誘い文句も半信半疑だった。
なのに。僕の名前は声にならなかった。
思い出せない。五十音並べても引っかからない。
学生証を見ても、そこだけなんと書いてあるか読めない。
そうか。
言葉にできないほど。
徹底的に失うほど。
僕は自分の名前を大切にしてきたらしい。
心のどこかで叫んでいるのです
大人の言うことは全て正しいのですか
年上の人を敬えというのは何故ですか
子供には何をしても許されるのですか
純粋な子供の思いを汚すのは誰ですか
そもそも『ひと』は平等ではないのですか
私たちは 誰を 信じたらいいのでしょうか
人の縁とは不思議なもので
遠い昔にやり残したことを
もう一度学ぶために
出会うこともあるそうで
お互いを知るために
出会うこともあるそうで
近くにいる誰かを支えるために
生まれてくることもあるそうで
人それぞれに進む道は違うけれど
皆がしあわせに過ごせますように
心のどこかで祈りながら
やり場のない感情もまた
心のどこかで叫んでいるのです
『言葉にできない』
祈りだ。
ただ、一心に祈っている。
何をどうしてほしいのかは、言葉にできない。
誰に祈っているのかも、さだかではない。
けれど、ただ。
ただ、祈っている。祈り続けている。いつまでも。
#言葉にできない
頭痛がする、朦朧として吐き気もひどい、
その上、カラカラと背に降り注ぐ陽光は、容赦なく身体を焼けつけている。
「あつい…」
うわ言のように呟き、歩く、歩く。
靴下に入る砂つぶは、一つ一つが燃えるよう、その上、汗がべたついて、僅かな水分は余計に奪われる。
「……!」
目の前には、青く透き通った砂漠のオアシス、緑乱れ、生命が息づいている。自然と足速となり、紅く痛んだ脚を鞭で打つように働かせる。
着いた瞬間、獣みたいに顔を突っ込み、生命の雫を咽喉に通していく。
渇いた体が潤いをもち、ぼやけた視界は、いくばくかはっきりとした。
助かったという安堵と同時に、疑問と不安が浮かび上がる。
「私はなぜここにいるのだろうか」
私は砂漠の探検隊でも、イスラエルの商人でもない、こんな荒涼とした地に踏み入れるような人間ではない。
そもそも私は一人家にいたはずだ。
一日中、現代的娯楽に勤しみ、深夜のラーメンに満足し、ぐっすり眠りについたのだ。こんな目に遭ういわれはない。
わかったぞ、これは夢なのだ。
明晰夢というのを聞いたことがある。
しかし、夢にしては渇きも、痛みもやけにリアルだ。
突如、私に途方もない恐怖が沸き立った。
声が聞こえたのだ、命じるような機械的な声
「まけたんなら、やり直し」
背筋が凍る。
私は知っていた、この砂漠も、このオアシスも、ああ、そうか、そういうことだったのか。
記憶のダムが決壊し、口をあんぐりした男は、震えながら許しを請いたが、砂漠は全てを砂に変えて、男の言葉を掻き消した。
「まだ終わらないの?」
「ええ、なかなか難しいようで…」
「もういっそのこと、あなたが私の息子ならいいのに」
「私は単なるロボなので、彼の感覚を知れる程、人間的にできてはいませんから」
『言葉にできない』
春の昼下り やさしい陽射し おだやかな気温
この心地のよさ 言葉にできない
まどろみを待つ 身体は素直
言葉にできない
なんて言えばいいのか
ことばでは
伝えられない気持ちが
あるような気がする…
あなたに会いたい…
それだけ
きっと
言葉では感じられない
想いがあるの
伝えられるほど
軽くはないの…
#27 言葉にならない
社員になったことはなく
アルバイト パートしかやってこず
職場の人達に恵まれ良くしてもらった
結婚を機に仕事を辞める時
あなたならどこでもやっていけるよ
と賛辞を贈ってくれた
それを胸に違う場所でも頑張れている
言葉にできないほど残酷な世界だ
自殺志願者やらいっぱいいる
対策をしていてもしてる人はいる
でも、現実は僕達の知らないところで自殺をする
対策してもだよ?自殺する人がいる
ほら、言葉にできないほど残酷な世界だろう?
そう思うのは僕だけかな?まあ、いいよ。さようなら
今ね麻婆豆腐を食べたんだけど、やっちゃたよ。
花山椒を多く入れすぎた。
汗が止まらないよ。
昨日はインドカレーでスパイスが効いてて。
タラタラと流して、いい歳して代謝がいいのかね。
辛くて言葉にできない。
#言葉に出来ない
「言葉にできない事」
言葉にできないほどの悲しさ
あなたにとってとても悲しい時って
どんな時かな?
私は、誰かが誰かいじめるとき
間違えたところを多数人で一人を責めるとき
今日は、その話をするね
みんなはさ、間違えた時、忘れものをした時とか
ってあるよね?
まぁ、確かにさ忘れものばかりしていて注意
されるのはわかる
けどさ、ただの一回でさ凄く怒られたりしない?
間違えだって間違えただけで「馬鹿」とか
「こんな事もできないの?」とか言う人が多いよ
ね。だけど、共通で言えるのは「私達は人間」
なのだから忘れものもする事もある
間違えだってあるんだよ
それなのに多数人で一人を責める?
正直、多数人で責めてどうするの?
「自分は弱いので仲間がいないと何もできません」
そう言ってるのと一緒だよ
ねぇ、よく考えてみて?
一人で耐えてるの凄いよね!だからさ、こんな多
数人で一人責めていいのか考えてみて行動しな
い?
勇気いる事だよね、無理なら味方作ろう!!!
ほら、明るく元気になろ!
お題《言葉にできない》
忘れられたわたし。
今日も教室には雨が降る。
破り捨てられた教科書も。
目の合わない日常も。
いつか終わる。
いつか変わる。
淡い期待の海に溺れて沈んでは、浮上を繰り返す。
そんな日々に疲れてしまったわたしが出会ったのは。
風に揺れる向日葵のように、陽に煌めく髪の少年。
色褪せた本を宝物のように抱いて笑った。
「君が望むなら。――ひとひらの夢を魅せてあげる」
瞳から優しい花びらが、零れ落ちた。
感謝の言葉、謝罪の言葉、恥ずかしくって、意地を張って伝えられない時がある。
言おう、言おうとしても、思ってもない別の言葉が口から出て、相手に呆れられることはないだろうか。
大人になって成長することで素直に言えることもあるし、絶対に言わない大人だっている。
人間って不思議だね。
言葉にできない
言葉に出来ない
小田和正の歌
高校生の時友達が小田さんの大ファンで、よく一緒にコンサートに行った
あの頃はチケットを取るのに前日から徹夜してチケットをゲットしたものだ、
中野サンプラザや、横浜文化会館?
今では考えられないが、外でただ待つ徹夜だ!
真っ暗な中ただただ並んで待つ
危ない奴らだった
中野あたりは今では夜も賑やかだが、昔の夜は中野でも静かだった
今思うと、あの頃の行動は
言葉に出来ないくらい ヤバかった