『見つめられると』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の目に映る僕だけ見つめてた さよならするには充分だった。
題目「見つめられると」
私は過去の自分が嫌い
苦い失敗の思い出が
過去の自分を嫌いにさせる
なら、昔の自分が今の自分を見たら?
今の私は
どんな大人に見える?
子供頃、学生の頃、昨日
全部の自分がみつめてくる
私はそんな過去全員を嫌いながら
安易な未来を想像して
歩いている
昔から不幸な人間だと自覚していた。
両親は「俺」が3歳の時交通事故で死んだ。その人は近所の配達業者さんで謝罪もされたし賠償金も貰ったしその人も牢獄で罪を償っている。
事故当初その人が交差点の両親を見つけたので止まろうと思ったらブレーキとアクセルが逆になっていたらしい。そしてそのまま加速して両親と衝突したと話している。もちろん警察は気にも留めなかったが一応の確認としてその車に乗ってみた。すると何ということだろう。本当に逆になっていたらしい。つまり配達の車を特定して配達業者の所まで忍び込みアクセルとブレーキを逆にするという酷く複雑な工程を一夜にしてやってのけた第三者がいるということだった。この事件はただの事故でなく第三者による無差別殺人事件と早変わりした。
しかし全く足取りが辿れず結局迷宮入りとなった。その後も「俺」の周りでは死が撒き散らされた。両親の次の被害者は「俺」の祖父母だった。「俺」を引き取ってくれた恩人だった。
でも両親が死んで1年後に同じ日に亡くなった。しかもまた第三者による被害だった。死因は薬物の大量摂取だった。普通なら食後の薬をボケて飲み過ぎてしまったのかもしれない。でも違った。祖父母はちょうど薬を切らしていて飲めなかった。そのことを話したら警察は神妙に頷いて色々調べた。すると祖父母しか飲まなかった当時の俺には苦かったお茶のペットボトルに大量に細かく砕かれて入れていた。ゾッとした。最初の事件といい今回の事件といい全て「俺」たちを家庭レベルまで詳しくチェックしてないと分からないことだ。「俺」の家の中で誰かが誰にも気づかれず侵入して薬を砕いて入れたということだ。今回の事件で断定できた。これは「俺」の周りを狙って殺している犯人がいる。しかも「俺」をよく知っていてその日に特別な思い入れがある。
そんなのは「俺」しかいない。その事件の日は「俺」の誕生日で「俺」は幼いから友達なども考えられないし親戚付き合いだって一切行っていない。それから何年経っただろう。俺の誕生日にその事件は起こり続けた。学校での親友、親しかった教師、初恋の人、そして恋人、果てはバイト先の保育園の子供にまで何人殺された?もう覚えていない。ただ一つ分かったことはこの「死神」は「俺」じゃ無いということ。だって「俺」自身をその日警察に囲まれて厳重な拘束をしていても事件は起こっていたから。警察には言っていないが俺は一度「死神」を見た。暗がりだったから顔は分からなかったがその口元は笑っていた。
それが「最期」だな。ああ付け足しておくがもう一つ。その死神は「俺」の三つ上の兄だ。三つ上って言っても顔は似ているし背丈も同じくらいだ。両親が貧しくて捨てた「俺」の兄弟だった。何で俺が知っているかって?さあ自分で考えな。
お題見つめられると
この物語はフィクションです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
少しミステリー?に挑戦してみました。でも私には少し早かったようです。
"見つめられると"
二人きり、特にそういう雰囲気の時に、至近距離で見つめてくる。
それが合図のように急に目の色を変えて。
至近距離でそんな目を向けてこられると、胸の鼓動がとても煩い。
この鼓動が伝わってしまうんじゃないかと恥ずかしさに目を逸らしたくなる。
けど鼻先数センチで捕らえられては、たとえ逸らせても逃れられる訳が無い。眼力にまた引き付けられて、再び目を合わせてしまう。
嫌、という訳では無い。
向けられる目が好きで、向けてきた時に流れる沈黙の空気も好きで、その先が分かっていて満更でもないから、無理矢理振りほどく事はしない。
そして『あぁ、やっぱり好きだな』と再認識する。
見つめられると
嬉しくて
でも恥ずかしくなって
目をそらしたくなる
でも、もったいなくて
見つめてたくて
あなたの目に自分が映るのが
たまらなく幸せで
あなたの瞳の中の自分を見るのが
また照れくさくなって
でも、今度は目をそらせなくて
このまま時間が止まればいいのに
【見つめられると】
飼い猫に見つめられると、自分が人間ではなくなって、たましいだけの何かになったような気持ちになる。
ペットのほうもそうなっているように感じる。
たましい同士で見つめ合う。
いつもはニャーニャー鳴いていて何を言っているのかわからないのに、無言でお互いの目を覗きこんでいるこの時は、全てが通じている…気がする。
至高の時間だ。
見つめられると
胸がドキドキして落ち着かない。
その視線の先に私がいなくてもいい
そう思うほどに
胸が締め付けられるけれども
あなたの瞳の中に憂いや悲しみがないことを
ただただ願う
あなたの視線が和らぎ幸せだと告げる
たとえそれが私に向けられたものではなくても
胸が締め付けられるほど苦しくても
私は笑ってあなたの幸せを願おう
見つめられると
うれしいけど、目を逸らしてしまいそうになる
「見つめられると」
つい、目を逸らしてしまう。
あなたの熱を受け止める勇気が、まだないから。
見つめられると
見つめられるとドキドキする。
メデューサに見つめられると石になってしまうように、固まってしまう。
それくらい、好きな人と目が合うと緊張して動けなくなってしまうものである。
まぁ、勘違いかもしれないけど…(笑)
8秒間目を見つめるられると
恋に落ちてしまう。
そんな研究結果があることを思い出したけど、
開始3秒で恥に負けるのがオチ。
目を反らしちゃうんだよね。
結論。素直になれない。
#15
見つめられると
「見つめられると」
君に見つめられると、ドキドキする。いつも目をそらしてしまう。
次は目をそらさないようにしたい。
お題:見つめられると
タイトル:見れば分かる
目は口ほどに物を言う。
君の考えはお見通しさ。
人の目を見て話したり聞いたりするのが苦手です。
見つめられると
(本稿を下書きとして保管)
2024.3.28 藍
去年の暮れに、猫が天国に旅立つ数時間前、まるで何かをうったえるように、じっと見つめてきたんだ
とても静かで、しっかりとした表情で
今でもときどき、あのときのことを思い出す
あの子はいったい何が言いたかったんだろう
もしもしゃべれたら、なんて言ったんだろうって
まさか「お前のことがずっと嫌いだったんだよ」とかじゃないといいけど
それならそれで受け止めるけどね
【見つめられると】
私は昨年、東京大学医学部を卒業し医者になった。
今日は新しい患者が診察にくる。
「お名前を教えてくれるかな?」
「…さくら」
「そうなんだ、じゃあ何歳かな?」
「5つ」
さくらちゃんは肺炎になっていて、しばらく他の病院で
入退院を繰り返した。
普通の肺炎ならこんなに悪化しないのだが、発見が
遅れてしまい非常にまずい状態だ。
正直もう助かる見込みはない。
今日もさくらちゃんの病室へと向かった。
今日も元気いっぱいの笑顔でこう言う
「私ね、元気になったらケーキ屋さんになるの!
それでね、ママとパパとたっくさん遊んでね…」
さくらちゃんの目は希望に満ち溢れていた。
まだ、またに私の目を見つめてこんな事を聞いてくる
「私ってホントに元気になるの?」
どれだけ見つめられて、質問をされても私には正しい
返し方なんて分からない。
見つめられると
あなたに見つめられると、嬉しくなれる
あなたに見つめられると、照れ臭くなる
あなたに見つめられると、調子にのる
あなたに見つめられると、自然と笑いたくなる
あなたに見つめられると、怒りたくなる
あなたに見つめられると、心が幸せになる
あなたに見つめられると、泣き虫になる
あなたに見つめられると、ぎゅっとしたくなる
あなたに見つめられると、幸せの形が見えてくる
あなたに見つめられると、鬱になる
あなたに見つめられると、温かい気持ちになる
あなたに見つめられると、キスがしたくなる
あなたに見つめられると、どんどん好きになっていく。
見つめられるって魔法みたい
「先生にみつめられると…その、溶けちゃいそう」
恥ずかしそうにでも観念したみたいに目を伏せて自白した彼女のあまりの可愛さと儚さに思わずうっ、と目眩がした。
見る度に美しく成長していく彼女をみると花ざかりの女の子はこうも愛らしいものかとたびたび思う。
これがもっともっと綺麗になる世界なんだから本当におそろしいものである。
「とけちゃう?」
俺がそう問うと、両手を頬に当てた彼女はあつくなった顔を冷ますようにパタパタ仰ぎながらあのね、と内緒話をするみたいに教えてくれた。
「先生と、目が合うとビリビリして、…たえられなくなる、」
ビリビリ……?
俺は目からビームでもだしてるのか、とからかいたくなったが彼女は至って真面目なのでここは大人しく話を聞く。
「じゃあ、貴方の視界に入らないようにすればいいかしら…、?」
「え!そ、そんなのダメ、やだ!!……嫌です」
あんまりに健気で意地らしいから悪戯心が働いて思ってもみないこと、出きっこないことを言ってみる。
すればみるみる焦った彼女はこれまた可愛らしく困ったようにしてきゅっと白衣の裾を掴んだ。
うわ、それすっごく可愛い。
でもあの人に言ったらこんな事で喜ぶとか童貞とかなんとか言われてしまいそうだけど…、本当に可愛い。
「あんまり、見ちゃだめです、……」
「はいはい、」
「あ、でも……適度に見てくれないと……」
「分かったよ」
貴方の反応が面白いから嫌って言うほどみつめてやろうと心に決めたのはまだ彼女が知らない話である。
2024.3.28『みつめられると』
可愛かった。愛しかった。そいつと見つめあうと、目を背けられなくなった。そして、そいつ中心の生活になってしまった。もう、戻れない。戻りたくない。そいつに私は狂わされていることを知っていても無理である。そいつの名前は猫である。
見つめられると
たくさんの人の前に立つのは苦手。視線を浴びるのは苦手。
でも、演劇は大好き。歌うのは大好き。舞台の上から見る景色が大好き。
人の視線は不思議だ。最高に怖くもなるし、不安にもなる。でも、最っ高にワクワクするし、ドキドキする。あの感覚が大好きで仕方ない。
テーマ:見つめられると