『裏返し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛の反対語は無関心というもので。
うん。
この不愉快でグツグツ煮えた感情があるということは、どういうこと?
愛してる人のあれこれで、くそ腹立つのは、反対語とは異なる裏返し?
うん。
兎にも角にも、なんだろうね。
時々ね、君からの感情は無関心なのかなって感じるよ。
君は僕が数日いなくても、健やかで清らかに日々を過ごしているでしょう?
うーん。わからない。
言葉にしても収まらないこの感情はなに?
愛の裏返し?愛の一方通行?愛じゃないなにか?
ああ、むかつく。
3日目
「ロディ、ジェシカ破綻。吊っていいと思う」
シンと静まり返った屋敷にたんたんと響いた。
「双子だから疑いたくなかったけど、明らかに破綻してる。これは焦った狼確定でしょ?」
同席している者たちの視線を気にも止めずそう続けたのは、初日から寡黙気味だったサンドラだった。
「サンドラ?でも、その2人は占い師から人狼ではないって診断されてるんだよ?
僕はそうやって場を掻き乱してる君が狂信に見える。…サンドラが狂信なら最後の狼は、、ロディかなぁ?」
メガネをクイっとあげサンドラに反論したのは、誰が死んでも冷静に屋敷を出るために考察を続け、積極的に議論に参加していたフェイだった。
「ごめん。この人数で狂信は残ってないと思うんだ。
それに昨日の段階で狂信はメアリーだってなったじゃないか」
「ロディが擦り寄ってくるんですけど、、
無理。ロディ吊ろう。ジェシカもそう思うでしょ?」
「っ。、、ロディさんはずっと人間だと思ってますのっ。
サンドラも昨日そう言ってたじゃない。ねぇどうして?今はフェイさんかアンナさんじゃなくって?」
少し怯えているような態度でサンドラに反論するジェシカに軽く舌打ちをし睨みつける。
「あのさ、いつまで能天気でいるの?終わらなかったからそこを疑うしかないじゃない。
フェイ目線狂信もいるなら人狼と協力されて私達が殺されるんだよ?分かってるの??
ずっとビクビクして怯えて。そんな食べやすそうなあなたがなんでまだ生きてるの?生きてるだけで怪しいのよ」
そうイラつきながら詰め寄ろうとするとジェシカの前にロディが身を呈して庇った。
「はぁ。お話しにならないわ。私は生きてここからでたいの。
ま、適当に…フェイあたりから吊りましょうか。」
「ダウト!!」
ずっとこの議論を静観していたアンナが急に大きな声でサンドラに言い放った。
「ずっとロディやジェシカに詰め寄っていたのに、急にフェイ吊ろうとか言い始めて、、
焦りすぎじゃない?まぁ、狂信いなかったらあなたで最後だもんね。そりゃ、焦るか笑
言ってることブレブレだし、サンドラが最後の人狼でしょう。はい、終わり」
「だって。それはっ。フェイは私を狂信って言うから!!!」
アンナに指摘されるまで饒舌に罵っていたサンドラが吃っている様子をみてアンナとフェイは嘲笑うかのように言った。
「この様子でわかるでしょう。最後でボロが出たね。
もう時間なんて無視して投票しましょう」
「そうだね。サンドラはあって狂信だと思ってたけど、まさか人狼だったんだ笑
演技が最後まで保てていれば勝ててたかもね?」
とこの3日間時間を測っていたタイマーを叩きこわした。
「やっと終われる!あはは。沢山人が死んじゃったけど生きて出られて良かったわ」
「そんな、、嘘よね?サンドラ?ずっと騙してたの?」
「あージェシカが今日まで生きていたのはサンドラに情が残ってたからかなぁ?」
「サンドラ?…だっておかしい。昨日まで一緒に屋敷を出ようって話してたのに。嘘だよね?」
「チェックメイト」
ふふ。と小さく小さく。誰にも聞こえない声量で呟くサンドラを置いて今日の吊り投票が終わった。
サンドラ 3票
「はっ。あんなに裏切られたのにあなた達は入れなかったんだね?優柔不断は身を滅ぼすわよぉ?」
「ちがう。いやだ。サンドラ!!!ちがうでしょう?あなたじゃないでしょ?あなたはそんなことできるような子じゃない!!!!」
「人狼はサンドラじゃない!!だって。あの時っっ、
なぁ答えてくれサンドラ。今までの時間ずっと僕達に嘘ついてたのか??」
泣き叫び処刑を受け入れられないジェシカとロディ、
そんな2人をニヤニヤ見ているアンナとフェイの前にいるサンドラの前にGMが銃を突きつける。
「あっはははは。こんな状況になってもっ。あんなに罵って突き放してもそんな甘い考えなんだ?
この3日間で分かったでしょ?人間の本性なんてわからないものよ」
泣き笑うサンドラに銃の引き金が引かれた瞬間、サンドラはポケットに隠していた人形を取り出した。
「大好きよ。ずっとずっと」
「道連れは“アンナ”よ!!!!!」
銃声が響いた瞬間サンドラとアンナが同時に頭から血を流して倒れた。
「はぁぁぁ??アンナ?クッソ藁人形がまだ生きてたのかっ。」
『人狼がいなくなったためゲームは終了です。
お好きな時に屋敷から退室してください。』
たんたんと告げるGMの声の後に玄関からカチャリと鍵の開く音が聞こえた。
「え??さん、どら??なんでっ。なんで。なんでっ。
人狼じゃなかったら力を合わせれば勝てたじゃない!」
「そうだよ!サンドラ!!だって、人狼側は多くても2人で!俺たちは3人で、、えっ??」
そう2人は忘れていた。この最終日になった日に、全く発言もせずに部屋の物陰に隠れていた男に。
アンナが人狼だって気づいたけど、この人数だと最後は運になる。ううん。確実にヤられる。そんなの許さない。
確実に2人を生かすんだ。絶対に能力を使わせない!!
ただ心残りとして2人は私に生かされたと知ったらきっと酷く傷ついてしまう。
心優しい人だから。2人を傷つけたくない。
だからあんな言い方して、突き放したのに、、、
「本当にバカなひとたち、」
そう言い残して自分を抱き起こし泣いている2人を見て満足そうに微笑みサンドラは冷たくなっていった。
〜配役〜
サンドラ:藁人形
ジェシカ:市民(呪われ)
ロディ:復讐者(メアリー)
フレディ:ギャンブル狂
フェイ:狂信者
アンナ:狼(LW)
お題「裏返し」
初めての頭使う系でめっちゃ破綻してると思うけどゆるしてね😉
考えるの難しかったけど、意図が伝わって欲しい。
裏返し
パンケーキ焼いてたら、うわめっちゃ綺麗じゃーん、って思ったのに裏返したら焼きムラがあって綺麗じゃなかった。盛り付けるときは綺麗なほうを上にする。
トースターでパントーストしたら、焦げの具合良すぎるでしょ、って思ったのに裏返したらトースターのあとついて焼けてて変な感じだった。これも皿には良いほうを上にして置く。
例え下手くそだけど、大体の人ってこんなもんだよね。付き合いが浅い人には綺麗な部分しか見せたくない。でもそんなんつまんないじゃん。だから人付き合いって、お互い裏返した自分さらけ出してやっていきたいなーって思う。おもしろそうじゃん。
だけど現実って、そんなeasyなものじゃないんだよなぁ
裏返しじゃ済まないくらい多くの面を持っている
表があれば裏があるとか裏の裏は表とか言うけど僕達は二面ですむほど単純じゃないし二面ですむほど素直じゃない
【裏返し】
本は良い。知識を得られるし、文字から想像を自由に膨らませることが出来る。そもそも本という形状が好きだ。活版技術や冊子にするという技術を普及させた過去の人類に感謝を言わざるを得ない。こうして気軽に読めるのはこうした軌跡があってこそだ。
そしてそれら本達が一同に会する、図書館や書店という空間はまさに知識と想像と技術の社交界である。ありとあらゆる本が沢山集まる空間というのは、読書好き本好きとしては脳汁幸せホルモンがどはどばなのである。
個人的な図書館と書店の違いとしては、図書館は本にとっての歴史があるということ(旧い文献が沢山あるため、情報の比較や振り返りには強い)、書店は流行や売筋が分かりやすいということ(そして何より買うことが出来るという)時代によっては、本は非常に稀少で、鎖につけられて持ち出しが出来なかった、ということらしいので、そう考えると今という時代に生きられて良かった。
本題にいつ入るのか、という話なのだが、私はいつも図書館で本を借りたり、書店で本を買う際には、いつも裏表紙を表にしてしまう癖がある。
図書館なら裏表紙に貸し出し用のバーコードがあり、書店の本にもバーコードがある。貸し出しカウンターやレジに渡す時に、作業がしやすくなるだろうという配慮もあるにはあるのだが、それ以上に、自分の選んだ本や好きな本の表紙を他の人にあまり見せたくないからだ。
この気持ちが分かる人間は他にいるだろうか?多分大半の人間は気にもすらしないだろう。裏表紙を上にするのは全然平気なのに、表紙を上にするのだけは照れが入ってしまうのだ。
独占欲?自意識過剰?それとも別の何かか。
果たして分かる時が来るのだろうか。
「裏返し」
裏返さないと何のカードか分からない
トランプのように、
裏返ししてくれないと分からない
相手の本性
裏返し裏話裏の裏は表?津々浦々裏切り者は恨まれる。絵空事より裏腹に真実は口裏にあるだろう。影裏の中に虚ろにうつろう裏言葉。裏面には触れてはならぬ。裏店を抜けた裏通り。恨めし怪し裏盆で。
ティシャツ 洗う時 裏返しにすると 汚れが付かなくて良いと よくティッシュをポケットに入れたまま洗ってしまう私に 教えてくれた人がいた が シャツのポケットにティッシュを入れたまま 裏返して …
裏返しになった言葉をも、貴女は額面通りに受け取ります。
それは貴女の美徳であり、微笑ましい愚かさです。
そのままの貴女で良いのですよ。
そのまま、幼く涙もろく世慣れない、今の貴女のままで、構わないのです。
決して合わない視線。貴方の腕をすり抜ける私の手。貴方の中での私の存在はもう薄くなってしまっていることに気づき、軽く目眩がする。誰かが言っていた、好きの裏返しは嫌いではなく、無関心だと。本当にその通りなのかもしれない。あんなにも愛おしそうな表情をしていた貴方はどこへ行ったのか、その顔には何の感情も灯ってはいなかった。別れるその最後まで、貴方は私を見ていなかった。
#裏返し
『裏返し』
私の友人は言う。
「あなたの『優しい』はムカつく。」
どうやら、私の「優しい」という純粋な褒め言葉の中に、何か煽りのような意味を感じるらしい。これは恐らく、私と友人の間柄だからこそ、素直な褒め言葉が煽りに聞こえてしまうのかもしれない。けれど、人は結構そうやって、言葉の向こう側__言葉の裏側にある意味を探しているように思う。
言葉に限った話ではない。私たちは二面性をもつものと生きている。私たちの顔や言葉にも裏表がある。なんだか嫌だ。漠然と、素直に生きられる世界がよかったと思う。どうしてわざわざ、見えないところまで考えなきゃいけないのだろう。
私が考える『私たち』は、中心に心があって、そこに繋がっているのが体。その中に顔があって、そこにある口から、言葉が紡がれていく。顔や言葉に裏表があるのは、心に何かがあるからだと思う。でも__心にもきっと裏表がある。相手の気遣いはありがたいけれど、どこかで厚かましく思っている、みたいなものが。私の場合、人に優しくされた記憶を思い出すと、ありがたかったと感じる反面、自分は相手に何もできていないじゃないかと自分の無責任さに呆れてしまう。挙句の果てには、涙が溢れて止まらなくなる。漠然としているけれど、ひとつの物事にプラスな感情とマイナスな感情が同時に現れるようなことがあれば、それはきっと『心の裏表』と言えるだろう。
心の中心の、もっと中心__心の底。裏表がないところは、きっとそこだけだと思う。ほとんど全ての日本人が自然を見て美しいと感じるように、人は底では一本の線で繋がれている。そこから、『私』を司る私の心が、私の思いを好きなように描く。素直に感じられるところがあるはずなのだ。大切な人に大切にされたら、それ以上の幸せはない。こう考える人が、世の中には多数なはずだ。それは、裏表のない心の底で、その状況を幸せに感じているからだ。何もやましいことを考えず、ただ「幸せだ」と笑えるのが、愛おしい。
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このカードを裏返しにすれば
あなたには違う文字が見えているんでしょうけれど
私には見えないの
たとえそこに『好き』と書かれていても
「この中から好きなカードを裏返して!」
なんて僕の好きな子が言うものだから、会話出来たことをみっともなく喜び、そしてそれを悟られないように、敢えて素っ気なく一枚選ぶ。
「ふむふむ、このカードはね……実はさっぱり分からなくて!君と話したかっただけ、私の好意の裏返しだよ!」
引っかかった~なんて喜ぶこの子に、僕は、初めて、素直な気持ちを口にした。
「裏返し」
昔付き合っていた女の子がいた。
当時はもちろん好きだった。
しかし、自分は振られたため、別れてから間もない頃はとても彼女が憎かった。
今では随分と時が経ったので、特にこれといった感情は無く、ほぼ無関心に近い。
゛好きの裏返しは嫌いでは無く、無関心なのではないか ゛
僕のこの心の色は
貴方に届いているのかな
何を聞かれてもきっと
裏を返しちゃうんだろうな
寂しいな
寂しくないよ
悲しいな
悲しくないよ
好きだよ
好きじゃない
愛してる
大嫌い!!!
貴方のその気持ちを裏返したら
そこは何色に染まっているんだろうね
例えば僕と見えてる色は
裏返しなのかもしれないわ
本当の僕に背いちゃったりして
貴方に僕は伝わらなくて
天邪鬼な僕の色
貴方に届いたらいいなと願うこの唄
『TRUE COLORS』
#裏返し
オセロの白の部分を裏返しにしたら黒のように。
昨日を裏返しにしたら明日のように。
大好きを裏返しにしたら大嫌いなように。
この人生は、裏返しにできることで埋め尽くされている。
それは、真剣衰弱をする時のように。
裏側を覚えていくしか方法は、ないらしい。
でも、真剣衰弱は他の人が出した裏側の面も覚える。
相手が失敗したことを覚える。
それが、きっと人生の上手い生き方かもしれない。
でも、自分からやってみないと勝つことは出来ない。
時には、誰も知らない裏側を自分で戦わなきゃ行けない時がくる。
その時は、相手に聞いてみたっていい。
ただ相手の意見が100%正しいかは、分からない。
決めるのは、いつも君なのだから。
我が家には大きくて大らかな猫がいた。
冬の夜は毎日私の布団で一緒に寝た。
寝初めは横向き。
徐々に伸びをしながらお腹を見せ始め、最終的に完全な上向きになる。
猫にとって致命的な裏向きポーズ。
そしてお腹全開でイビキをかきはじめる
フワフワの柔らかいお腹に顔をうずめると、そのこだけの香りがしてたまらなく幸せだった。
お世辞の言葉の裏には
言葉の凶器が隠されている。
表向きは褒め言葉でも
裏返せばただの凶器にしかならない
言葉は幾つあるのだろうね。
#裏返し
君が顔を真っ赤にして言った「大嫌い」
君が口を緩ませて呟いた「そんなんじゃねえよ」
君が目を細めて放った「可愛くねえなお前」
君がそっぽを向いてぼやいた「うるせえブス」
君の言葉は動作や表情と一致していない
動作や表情は私に対して好意的なのに
言葉はまるで突き放すかのように棘がある
愛情の裏返し、と言うヤツなのだろうか
周りの皆も私もいい加減気がついている
でも君だけ気がつかれているとは知らず
今日も私に棘を刺した
どんなに嘘で中身のない言葉でも
君の言葉で傷ついた私が君を好きになるなんて
世の中そんなに甘くないと次会ったら言おう
『裏返し』
「裏返し」
フリースを裏返しに着てた友達がいます。
裏返しになっとるよ!とニヤニヤして教えると、脇腹から飛び出たタグを見て、そのままスルーしてまた話し始める。
なぁ、フリース裏返しになっとるって!とまた笑いながら言った。
めちゃくちゃでかい声で、じゃけぇ裏返しに着とんじゃって!!と逆ギレされた。
うまく切り返して笑いにできる、センスの良い人が友達にいます。
【裏返し】
光を当てられても返せない
光を当てられたら倍以上に輝く
存在を軽視された
求められて創られた
こんなにも裏返したような僕らなのに
どうしてか僕がホンモノで
きみが偽物なのだと言う
それならもうこんな世界の言うことなんて
なにも信じなくていいと目を逸らした
絶望の中で人を救う歌声を
どうか届くべき人のところへ
2024-08-22