決して合わない視線。貴方の腕をすり抜ける私の手。貴方の中での私の存在はもう薄くなってしまっていることに気づき、軽く目眩がする。誰かが言っていた、好きの裏返しは嫌いではなく、無関心だと。本当にその通りなのかもしれない。あんなにも愛おしそうな表情をしていた貴方はどこへ行ったのか、その顔には何の感情も灯ってはいなかった。別れるその最後まで、貴方は私を見ていなかった。 #裏返し
8/22/2024, 3:22:42 PM