『裏返し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
トレーナーを裏返して着るのが流行ったことがある
もうずいぶん昔だけど
背中のタグとか縫い目とか
見せるのがカッコイイんだって
1人だけなら笑われそうなことも
みんなとやれば意味が変わるんだよ
裏返したのはトレーナーじゃなく
常識だったのかも
感情に-1をかける。言葉に表すと簡単。しかしながら、人が他人に抱く感情は簡単には変えられない。
プラスもマイナスも、符号がついたまま数値だけが変化する。符号が変わることは少ない。
ただ、符号が変わるときは、絶対値が大きく変わることはない。絶対値が大きければ大きいほど、符号が変わったときのその人との距離はグッと変わる。
好きの反対は無関心とはよく言ったものだ。
#裏返し
本八幡駅都営新宿線新鮮新宿方面の時刻表 13時00分急行笹塚行 13時06分各停新鮮新宿行 13時10分各停橋本行 13時16分各停京王多摩センター行 13時20分急行笹塚行
13時26分各停新鮮新宿行 13時30分各停笹塚行 13時36分各停新鮮新宿行 13時40分急行笹塚行 13時46分各停新鮮新宿行 13時50分各停橋本行 13時56分各停新鮮新宿行
14時00分急行笹塚行 14時06分各停新鮮新宿行 14時10分各停京王多摩センター行 14時16分各停橋本行 14時20分急行笹塚行
勉強も
趣味も
なんなら生きることさえも
裏を返せば無駄なこと
つまり無駄とは全てである
この世には、結局無駄しかない
だから私はやりたいように生きる
誰かに口出しさせるために、生きているところを隠していないわけではない。
ひとりでできるもん!
そんなお年頃の息子。
ひとりで服を着替えて
「みてみて!逆さまだったー!きゃははー」
「それは、裏返しだよ。」
その裏返しのまま、前と後ろを取り替える。
「だーかーらー!それは裏返し。」
ハテナ?の顔をしてこっちを見る。
服を見る。
もう一度こっちを見て、
ふてくされながら服を脱ぎ捨てる。
そのままどっかに行った。
だから、そのままにしておいてあげる。
これは、優しさの裏返し。
#裏返し 8/22
小さい子ってよく靴履き違える。中学3年生出ある私は裏返しなのか合ってるのか、そう考えることがある、年を取ってもある。人は変わらない。
裏返し
裏を返してもそれはそれ
『離婚』『継続』『別居』
表にはそう書かれたものが裏返しにされ
テーブルに並んでいた
「さあ、あなた。心の準備ができたら引いて下さいね」
激怒した妻を前に縮こまる
浮気は誤解だ
でも、紛らわしかったのは事実
しっぺ返しが辛い…
#裏返し
裏返し
好きだと言えば、嫌いが返ってきた。
好きの裏返しは嫌いか、なんてよく言うけれど、どうせその裏側とかいうものが何なのかなんて見えないし、わからないのだ。
その裏側には本当は何もないのだと、そのことを知ったら、君はどんな顔をするだろうか。
裏返し
お姉ちゃんはよく服を裏返しできてる。
裏返しもあるし、
後前が違う時もある。
飽きない。
『裏表紙の住人』
裏表紙に私の名 住民票はこちらです 私を探してみてください 気絶するほど美しい更紗をひとつもっています 裏庭には畑もあります 枝豆ばかりがよく実り トマトは水ぶくれしています あまり他人が気づかないそんなところが魅力です
これを引いても
あれを引いても
今手にしたやつを見ても
答えが出てこない
全部全部ハズレ
普通の紙を裏返しにしただけ
時間の無駄だったなぁ
# 101
ムーンサルト
固定されたものは裏返らない
まだ揺らぎ
まだ浮遊し
まだ諦めてない
力の限り裏返れ
※裏返し
110
何でも入るカバンを手に入れた。
文字通り何でも入るカバンだ。何をどれだけ詰めようと入るし、重さも変わらない。手提げかばんほどしかないので実用性はバッチリ。
豚の刺繍がややダサいが、どこに行くにもこれがあれば平気だろう。あと中古らしいのでやや古ぼけているのが気になるくらいだろうか。
取り出す時もすごく簡単だ。取りたいものを思いながら手を突っ込むだけでいい。
しかし、なんでもは誇張じゃないかって、妹に言われた。
そう思われるのは癪なので、これを引っ越しに使ってみようと思う。
まずは服。それぞれ10着以上あるコートやシャツ、ズボンに、と詰め込んでみたがまだ入る。
続いてテレビ。入るとも。
タンスに机、もちろん入るとも。
あまりにも気持ちよく入るものなので気分が良くなってきた。
そんな折にドアホンが鳴る。声から妹であることが分かると、ふと悪戯心が湧いてきた。
そうだと思いついて、鞄の中に自分がはいる。ここから飛び出して驚かせてやろうと思って。
「ちょっと、もう引っ越し終わったの?」
妹の声が聞こえてくる。にししと笑い声が漏れそうに鳴るのをこらえてじっと底で待ち続けた。
「なにこれ、鞄? だっさ。……なんにも入ってないし」
妹はカバンを裏返す。そこは裏地だけが広がっていて、ボロボロだった。裏返した拍子に左右がやや裂けてしまったが、彼女は気にも止めず、探し人を探すのであった。
テーマ:裏返し
タイトル:裏返しても荷物を溢さない、安心設計です!
#62【裏返し】
意外と気付かないし、気付かれない。
今日、私の右足の靴下は裏返しだった。
帰ってきて、ふぅ~と一息ついて
何気なく足元を見るまで気が付かなかった。
「襟が捲れてるよ」とか
「スカートの裾から糸が出てるよ」とか
こそっと教えてくれるあの子も
今日は何も言ってこなかった。
身だしなみに気遣いのあるあの子さえ
気付かなかった。
私の裏返し靴下。
黒のハイソックスだから気付かなかったのか?
いや、白も紺もいけるな。
しょーもない私の頭の中で
今日もくだらない思案が始まる。
僕の家は、とても裕福とは言えなかった。
毎日生きるのに必死で
母が夜遅くまで働いてくれる。
そのおかげで、学校に通えている。
突然、母がこんなことを言い出した。
「ごめんね…もう疲れたの」
急にどうしたんだろうか。
仕事のし過ぎで、顔がやつれている母。
僕の為に、ずっと働いてくれていたんだ。
『大丈夫だよ、お母さん』
『今までありがとう。ここからは僕が頑張るよ』
母の代わりに僕が働いて、家を守ろう。
そう決めた。
次の日、母は死んだ。
事故か事件か、自殺かは分からなかったけど
疲れたのは、人生だったのかも知れない。
ー裏返しー
『大嫌い。』この言葉を君に言ったのは好きゆえの嘘である。君を愛してる。故の。
大好きの裏返しなのだ。
愛情の裏返し、って表現があるけれど、
そんなのいらない。
ストレートに好きって言ってよ。
「裏返し」
裏返しにしてもみつけられなかったんだ…
大切にしてただんごむし
愛
の裏返しは
無関心
とか
嫉妬
とか
らしい。
うーん。
まだ
愛
が分かってないからなぁ。
その裏返しも
分かってないのかも。
愛
が分かれば
わたしにとっての
裏返しは
何なのだろう。
#裏返し