『衣替え』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私はたくさん衣替えをして活躍します。
春には私の素の魅力を輝かせて、
夏には柔らかい身体を透明な鎧で覆って、
秋には私の甘さをドロドロに煮詰めて、
冬にはふわふわの白を纏う。
私が誰かわかる?
春には素の赤色と甘さを輝かせ、
夏には甘い飴を纏い、
秋にはたくさんの砂糖で煮詰め、
冬には生クリームの玉座に座る。
もうわかったかしら?
私は苺。どの季節の衣でも私の魅力は変わらないのよ。
「衣替え」
今現在、
長袖長ズボンの下は、上下ヒートテックの肌着を着込み腹巻きは薄手のものを2枚重ねにして着ている
これからどんどん寒くなるのに…
私これからどうなっちゃうの〜??!
冬はまだまだ始まったばかりだ
最近肌寒くなってきたけど冬服を着るとまだ少し暑い。
冬はいつ訪れるの。
お題「衣替え」
先週一気に寒くなったものだから
コートをクリーニングに出して
洋服を入れ替えて
羽毛布団を干して
タイツやヒートテックを買い足したのに
いやまだ昼間暑いんだけど
朝晩もそんなに冷えないし
どうりでコートが売れないわけだ
『衣替え』
『衣替え』
家内が亡くなって初めての冬。肌寒くなってきたので厚手の上着の発掘に乗り出すものの、普段の生活はもちろん衣替えも自分ではしたことのない私にはどこを探せばいいのか検討がつかない。総当たりの構えでようやく見つけ出した手編みのカーディガンを羽織ってみると身に覚えのある暖かみが体を包んだ。私の知る家内の趣味のひとつが編み物で、冬に身に纏うもののほとんどは彼女のお手製だった。
いるものもいらないものも入り混じる押し入れには手つかずの毛糸が至る所に見えていたが、そのひとつがころりと転がって頭に当たる。手に取った毛糸を戻そうとした私はふと思いついてそれをやめ、インターネットで編み物の始め方を検索した。家内がよく使っていた道具箱を漁ってかぎ針を見つけ、動画を見ては編み、間違いに気づいて解きを繰り返す。毛糸が毛糸のまま時間が過ぎたことも多々あったが、積み重ねは知識となり技術となり、覚束なかった手元はそれなり様になっていった。
そうして出来上がったのは簡単な編み方でもできる不格好なマフラー。家事をこなしつつもひと冬に私や孫たちになにかしらの服や小物を作っていた家内は自分のことは後回しにしていたなとふと気づいてから思ったよりも時間がかかってしまった。
「編物って大変なんだな」
仏壇にマフラーを供え遺影を見つめる。
「でも人のために作るのは楽しいでしょう?」
家内がそう尋ねてきた気がする。
「うん。まあ、そうだな」
そうして私に新たな趣味ができ、今は技術の研鑽に邁進している。
衣替えをしていると
お前のものがたくさん出てきて
いっぱいで仕方ない
お前のものと俺のもので
あふれかえった部屋を見て
ものの数だけ思い出があって素敵だなぁ
と言うと
そうだね
と言うお前がいた
軽やかに衣替えする君に比べて僕は泥臭いまま
「衣替え」
蒲公英が
白色になっている
地面に落ちている
蝉の抜け殻
紅葉が赤く染まる
雀の羽毛が
ふっくらとする
私も自然も
【衣替え】
「衣替え」
さらりとした麻のワンピース
風に透けそうなほど薄いブラウス
熱の眩しさとともに夏を脱いだら
きっとあなたも私のそばからいなくなる
「私服と制服」
俺の通っている高校には制服がない。
一見、自由で良いと思うだろうが、実は結構面倒くさい。
とくに男子生徒は、毎日毎日服装を考えなくてはならないのが面倒で、中学時代の制服のスラックスとシャツで登校しているヤツらも少なくない。
俺も基本的に中学時代のスラックスにユニクロのシャツで通学している。夏はポロシャツ。冬はVネックのニット。
面倒なのもあるが、もうひとつ理由がある。
「よ、よう」
「おはよう」
隣の家に住む幼馴染は、俺とは別の高校に進学した。
方向は違うのだが、通学時間はあまり変わらないようで、家を出る時間も同じくらい。
毎日ではないが、朝、顔を合わせることが、たまにある。今日はそんなたまにある日。ラッキーデーだ。
彼女の学校は制服が可愛いと評判の私立高校。
セーラー襟のジャケットに、白いブラウスにリボン。プリーツスカート──それは彼女によく似合っていた。
「あれ?」
先週の月曜日の朝に会った時は、夏のセーラー服にカーディガンを羽織っていたよな。
「衣替えか?」
「うん。そろそろ涼しくなってきたし。冬服でいいかなって」
ここ数年、残暑が厳しかったり、夏が早く来たりするため、五月から夏服着てもいいし、十月も夏服を着てもいいのだという。
「私服だと衣替えないから羨ましいなぁ」
「いやいや、私服なんてめんどくせーんだって。だからこんなカッコしてるんだし」
くすくす笑う彼女と、通りまで歩く。
「じゃあ、またね」
「おー」
彼女はバス停へ、俺はそのまま徒歩で学校へ向かう。
彼女の後ろ姿を見送り、息を吐いた。
「毎日会えるわけではないのに……」
我ながら痛過ぎるし、こうして分かれたあと、虚しくて落ち込みそうになる。
ふたりで歩くとき、同じ学校に通っている気分を味わいたい。
この格好をしている本当の理由は、誰にも言えない。
────衣替え
衣替え…
少し肌寒くなってきた
洋服の趣向が変わると
昨年羽織っていた
上着が微妙に合わない…
そうだ探しに行こう
✴️188✴️衣替え
あとがき
結局真剣に見てしまうのは
子供の洋服🤣
衣替え
古◯でワ◯チンプレゼンツ、断捨離祭り!
さあ今季もやってまいりました衣服の総決算!厳しい冬将軍を超えるためにはこのイベントなしには迎えられない!トレンドと好み、値段と着用実態を慎重に鑑み、冬を戦う戦士が今宵、火花を散らします
僅かな愛着を振り切れず選ばれるのか!
はたまた無念のゴミ箱行きか!
解説は断捨離の鬼、別人格の私がお送りいたします
さて鬼さん、今年の夏は暑かったですね〜
そうですね〜、猛暑のため酷使したTシャツなどが候補に当たるでしょうが、秋でも着れるものがあるので悩みどころです。
さらに今季は推しジャンルのTシャツを購入していたりしましたからね〜、それはもちろん残したいところ
【筆が乗ったのでもしかしたら続くかも】
お題『衣替え』
大体十月くらいには、たんすの中身を入れ替えてきた。
だが、今年は違う。今年はずっと暑くて、ようやく十月くらいになって涼しくはなったが、寒いと思えば次の日は暑かったりして、そうなると衣替えのタイミングがわからなくなったりする。
さすがに十一月になったら衣替えのタイミングかなと思う。
衣替えって楽しいよね。
だってさ、好きな人と会う時の服装のレパートリーが増えるってことでしょ^^
可愛いって言ってくれるかなぁ。
似合ってるって言ってくれるかなぁ。
そうやって考えるのは以外と楽しいもんだよね。
「衣替えの、何が面倒って、収納の中身をいちいち総入れ替えすることだと思う」
オールシーズン着られる服が有ったら理想だが、
日本の冬は北だとバチクソ寒いし、夏は最近「酷暑日」なんて単語まで出てきちまってるから、きっと現実には無理なんだろうな。
某所在住物書きは秋冬用の部屋着を取り出して、眺めながら言った。 そろそろ秋だ。……多分。
「服の量減らせば、衣替えの時の総入れ替えも、そりゃラクだろうけどさ」
それができりゃ、まぁ、苦労しねぇわな。物書きはため息を吐き、服を畳む。
夏物を完全にしまい込むには勇気がいるものの、
いい加減決断しなければ、収納が足りない。
――――――
衣服としての衣替えを書きたくないために、「エビ天の衣をパン粉に変えちまえ!」と閃いた物書きです。
天ぷらなんて最近食ってないせいで、天ぷら粉とパン粉の違いをガチで忘れる大失態。
エビ天の衣は最初とろとろなのです。
エビフライの衣は最初パン粉なのです。
衣替えしたら別の料理になってしまう。
なんてハナシはここまでにして、今回のおはなしのはじまり、はじまり。
最近最近のおはなしです。都内某所のおはなしです。某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしており、
そのうち末っ子の子狐は、善き化け狐、偉大な御狐となるべく、絶賛修行中。
稲荷のご利益ゆたかなお餅を作って売って、人の世界を勉強しておるのでした。
さて。 今日は子狐、新しいお餅のレパートリーを探るべく、子狐のお家のお台所で大実験。
衣替えを試みるのです。
すなわち、お餅の中に入れる具をそのままに、その具をつつむ衣――お餅の生地を探求するのです。
そろそろ、子狐の住まう東京にも、秋冬の気配。
美味しい具に秋らしい衣を着せて、冬らしい衣も着せて、参拝者の胃袋に送り出してやるのです。
さぁ、お餅を衣替えしよう。
お餅の衣を、生地を、美しく飾ろう。
コンコン子狐、お餅に狐耳や狐尻尾の毛がまざらぬよう、人間に化けて、お台所に立ちました。
コンコン稲荷マジック、めたもるふぉーぜ!
……はい。そろそろ、本題に入りましょう。
「秋といえば、こーよー。紅葉のおもちつくろう」
お餅の衣替えを画策中の子狐。まず最初に、カボチャの黄色をお餅の生地に、ぱったん、ぺったん!
イチョウの色付きを表現して、つぶあんお餅を衣替え。甘い甘い秋をこしらえました。
「黄色だけじゃなく、赤も、あってもいい」
そっちはピリ辛としょっぱさを合わせて、惣菜おもちにしてしまおう。子狐はまずひとつ、ふたつ。お餅の衣替えを成し遂げました。
「カキも、秋だ。カキのおもちつくろう」
お餅の衣替えを画策中の子狐、次は柿のオレンジをお餅の生地に、ぱったん、ぺったん!
きっと美味しくなるだろうと、こしあんお餅を衣替え。深まる秋をこしらえましたが、
「……なんかちがう」
試食してみると、これが意図した味じゃない。
柿は餅の生地に入れるべきではなかったようです。衣より、あんの中に仕込むべきだったようです。
子狐は失敗作を甘じょっぱく煮付けて、これを美味しく処理。お餅の衣替えに失敗しました。
「冬のおもち、なにがいいかなぁ」
お餅の衣替えを画策中の子狐、最後は冬を先取りしたお餅を作ろうと、考えて、かんがえて、
なんにも案が浮かばないので、悶々モヤモヤ。
頭の中にハテナマークをいっぱいこしらえました。
「冬。ふゆ。ゆき。しろ。
しろいまんまじゃ、ふつーのおもち……」
子狐はうんうん考えて、苦しまぎれに白くて冷たいものとクリーム色でしょっぱいものを、
つまりバニラアイスとチーズを白い生地で包み込んで、意外と美味かったのでヨシとしました。
「これはもうすこし、ケントーがひつようだ」
イチョウを表す衣のカボチャお餅、
紅葉を表す衣のピリ辛お餅、
衣から具材に異動になった柿とこしあんのお餅、
それから要検討、アイスとチーズの冬お餅。
コンコン子狐、まだお餅の生地の衣替えが納得いかない様子。美味いお餅は1日にしてならずです。
「でもアイスおもち、おいしかった」
子狐はそれから2時間くらい、あーでもない、こーでもないと、「衣替え」のお題に従って、
秋冬のお餅を包む衣を、かえ続けておったとさ。
お布団から出たくない。まだぬくぬくしていたい。
アラームがうるさくてスヌーズが続いてしまう。今日は寒いから厚着していこうかな....今朝はそんな事を思っていた。お昼を過ぎるとやっぱり暖かくて少し薄着で良かったなと思う。
衣替えをするタイミングはいつも難しい。季節が完全に変わってからでもいいのかな
※衣替え
さぁ始めるぞ!とクローゼットからケースを出す。
冬物と夏物を入れ替える準備は万端だ。
とにかく洗濯しまくった。干しまくった。
畳みまくった。あとは仕舞うだけである。
だが、天気予報が言うのだ……
「明日の天気は晴れです。平年より少し高い27度、湿度が少し高くなるでしょう」
明日、夏服にしておきたい。
秋物では少し暑いから。
※これからしばらく更新時間が不安定です
※刀剣乱舞のイベントを優先
※好きに生きるー!
いつしたらいいかずっと悩んでる。
いつが、どの季節なのか、どんどんわからなくなる。
毎年自分の服と向き合う。いつ着たのか覚えていない服ばかりだ。
日一日と涼しくなり
空の様子も変わってきた
木々も濃い緑から徐々に色づき
茶色や黄色 朱へと化粧をなおし
色鮮やかに魅せてくれる
すぐにでも訪れるであろう冬の前に
落ち葉を踏み締めて
ゆっくりと散歩するのも悪くない
「衣替え」
衣替え
衣替えをする日は、姉のお下がりを貰える日だった。自分の服よりもオシャレなデザインの服を、欲しいなと思っていた服をもらえると、嬉しかったのを覚えている。
それは、年の離れた姉に、少しでも近づけたような気がしたからだ。
「衣替えなんて、最近はしなくなったよね」
二人目の子どもが卒乳してお酒が解禁となった姉が、カクテルの缶をあけながらそう言った。
「まあ、今時ウォークインクローゼットとかでまとめて片付けてる人多そう」
私もハイボールの缶をあけながら、一人暮らしをしてから衣替えなんて1回もしたことがないな、と呟く。
「一人暮らしなんて、する必要ないでしょ」
「するほど服がないし収納がない」
それなー、と笑う姉の顔は、お酒のせいか赤く色づいてりんごみたいになっていた。
今日は法事で実家に帰ってきていた。食事会も終わり親戚が帰路に着いていた。母が二人とも帰ってきたならついでに衣替えで要らなくなった服や、実家に置いたままだった服を処分したいと言って、必要なものはないか確認してくれと畳の上にかなりの量の服を置いていった。
「久しぶりの酒うまい?」
「うまい。弱いけどね」
「お姉ちゃんはお父さん似よね、お酒好きだけど弱いっていう」
「ほんとそれ。顔に出るの嫌なんだよね」
そう言いながら、姉は乱雑に置かれた服を手に取り始めた。
「あ、これ中学生ぐらいの時のじゃない?」
「うわ、なつかし。お姉ちゃんこれ着てたね」
「さすがに子どもたちも着られないだろうしなー。さよならだわ」
ぽいっと、これから要らない服の山が形成されていくであろう場所に、最初に置かれたのは昔の姉の服だった。
それを私は手に取り、これ欲しかったんだよね、と呟く。
「え、欲しい?持ってく?」
「そうじゃなくて、昔欲しかったってこと」
「あー着たかったのね。これ私もお気に入りだったからあげなかったな」
「そうそう。中高だと背もあんま変わらんかったし、服もらえなくなってったんだよね」
「いいじゃん、お古じゃなくて新しいの欲しかったでしょ」
「うーん、まあ、そうだけど。お姉ちゃんのが欲しいってのもあるじゃん?」
「そういうもんかね」
「そういうもんよ、妹ってのは」
ハイボールを飲み干しながら、あのときの自分はとにかく大人びたかったと思い出す。
姉がどんどん大人になって、話も合わなくなって、そんな寂しさを埋めるものが、姉からのお下がりだったようで。
そんなことを思いながら、今の私には着ることのできない服を丁寧に畳んで、そっと畳の上に置いた。
「ていうか、こっちがこんなに寒いとは思ってなかったんだけど。明日着る服寒いかも」
「私パーカー余分に持ってきたから、それ着る?」
「まじ?ありがと、借りるわ。子どもたちも寒いかもなー」
「ばあば連れて服買いにこ。買ってもらお」
「え、そうしよ」