『衣替え』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
衣替え
季節替わりの衣替えが億劫になり
収納方法を見直すことにした。
自分と向き合い断捨離をして
オールシーズンの服全てを
すぐ取り出せるようにした。
やればできるのだ。
衣替えは心入れ替えとなり
スッキリしましたとさ。
衣替え
衣替えの時期が来た。
天気予報をよく見るべきだが、私は周囲の人の服装を見る。
出来る限り、周りに馴染みたい。
そのため突然の気温の変化は困る。
家を出る前に窓から外を見なければ。
衣替え
「寒ぅー!半袖はもう寒いわぁ」
「それなぁ、うちはもう衣替え終わったー」
「あっっつ!もう長袖むり!」
「わかるぅまじ暑いよね、衣替えしなきゃ」
こんな会話をすると〝あー夏だな〟〝もう冬か〟と私は思います。
私は衣替えをするとき、夏はやだなぁ、この服しまいたくないな、など様々な事を考えます。
もう、夏が終わった。衣替えと一緒に夏の大切な思い出を胸にしまって、新しい冬の思い出を作ろう。
さぁ!冬が始まる!
今年の冬はどんな思い出をつくって、どんなことを経験して。何をして楽しもう?
〚衣替え〛
毎年、君といっしょに衣替え。
想い出のあるお洋服と、僕らの笑い話がいつまでも
続く。
ぴちぴちになったお洋服も前は着れたんだな。
って少し静けさもありながら衣替え。
最近、
急に寒くなってきたなぁ
なんて思って
天気予報を見た
まだ
例年通りの寒さではないらしい
そこまで寒くないって…
今でも十分寒い
寒いのに、
暑くもあるのがおかしい
憂鬱だけど
暑いのよりは…
と、思ってピタリ
秋はどこに行ったんだろ…
あの、過ごしやすい季節は
どこへ行ってしまっただろう…
秋はまあまあ好きだ
春の次くらいには…
だから
探してしまう
衣替えの為に出した
秋のコート
まだ
使えないな
衣替え
今年の衣替えは、まだしてない
秋のはずなのに夏日と言われまだ半袖を
しまえないでいる。
かと言って夜は、急激に寒くなり
長袖も少しずつボックスから出し始めて
いるが本格的な衣替えは、まだ手を付けられずにいる....。
何か、朝は冷えるけど、昼は暖かい。よく云われるけど、寒暖差が凄いなあと思う。だから、今は半袖のTシャツに上着で脱ぎ着しやすい格好を固定している。
衣替えはまだまだ先になりそう、、、って云ったら明日は冷え込むっていうから、気が滅入る。ただまぁ、暑けりゃ冷房、寒けりゃ暖房付けりゃあいいじゃん。
……23度くらいの時、どうする?、、、どっちも付けないっていう手は確かにある。あるけど、朝夜が寒かったら?エアコンは電源を入れる時と切る時に一番電気を使うって云うし。朝、暖房を消して、夜に付けるっていうのはもったいない気がする。
こういう時、服が大事。自分なりに工夫して、衣替えの時期も慎重に。服で生活を豊かにしましょう。
衣替え
さほど着ていないであろう
服を棚の奥深くに詰め込む。
僕達人間もこんなふうに、使い勝手の良い時にだけ取り出されて、良い顔をしなければいけない?
それを見て見ぬふりしているのは、僕か。
#衣替え
衣替えでたくさんのお洋服と共に出てくる思い出
肩出しワンピース
アナタと一緒に映画見に行った時の服
2人とも大好きなアニメの最新作
ドキドキハラハラの展開にワクワクしたね
ポップコーン2人で1緒に食べて
手が触れ合った時の赤い顔。
アナタは、暗くても分かるくらい真っ赤だった
私も多分負けないくらい真っ赤だったと思うけど
白のオーバーサイズのTシャツ
アナタと勉強会した時に着た服
LINEで分からないところ聞いただけなのに
「今度一緒に勉強しよ」
って言ってくれて嬉しかった
しかもあなたの家でなんて
心が舞い上がりそうだった
白い蝶々の浴衣
アナタと花火大会に行った時の服
浴衣で会うのは初めてで
アナタの甚平姿はやっぱりかっこよくて
りんご飴食べながら花火見てた時
アナタがこっそり私の写真を撮ったの覚えてる
黒のカーゴパンツ
アナタと遊園地行った時の服
2人で韓国風って言うテーマを決めて……
アナタはどんな服で来るかなって
考えるのが楽しかった
ぶかぶかのデニムパンツ
アナタと本屋さんに行った時の服
おすすめの参考書を教えてくれて…
夏休み中参考書を理由に
何度も勉強を教えてもらったね
どれもアナタとの思い出ばかり
1枚1枚見る度に鮮やかに思い出が蘇る。
冬服はまだ何も
アナタとの思い出は刻まれていない
今度はこの服をアナタとの思い出ばかりにして
半年後
思い出いっぱいでまたね出来たらいいな
それまで夏の思い出いっぱいのお洋服
またね
【衣替え】
「あーれッあの服どこ行った?」
衣替えあるある去年来た服をしまった場所忘れがち
毎回の事ながら学習しない主
「ないし!!はぁ?クソッ」
口が悪くなってしまう
「まぁそのうち見つかるでしょ」
諦めがち時間が経てば見つかるものである
ひゅっと、肌に触れた風が冷たくて襟を立てた。もう秋も終わるのかと頭の中で最近の色々を巡らせてみたけれど、秋に紐づくものは1つも思い浮かばなかった。代わりに、最近偶然に再会したあの頃の恋人の顔が浮かんだ。私は明日の遠足のお弁当ように買った食材が入った袋を片手に襟を正して歩きだす。衣替えでもしようかね。
『衣替え』
衣替えをして少し早めに出したパーカーのポケットに、あなたが寒いだろ、と私の手を握って一緒に突っ込む。
仄かに赤く染まったあなたの耳と、じんわり伝わるあなたの体温だけで私の体温は急上昇だけど、ありがとう、なんて呟いてみせた。
「衣替え」とかけまして
「春一番」と解きます。
その心は「服/吹く」でしょう。
今絶賛
衣替えの季節になってきましたね〜
運営さんは分かってお題を出しているのかなー
まーどっちにしろいいんだけどね
私はどちらかと言えば
暑がりの方だから
この季節まだまだ半袖でもいけます!
母に管理されていた頃は、気づいたときにはクローゼットの中身が入れ替わっていた。トレンドに敏感でないと思われないように。いつだって母が気にしているのは季節よりもトレンドや流行だったように思う。
母に見放されてからは逆に、クローゼットの中身は一切変わらなくなった。リストカットの跡を隠すために、首の索条痕を隠すために、体重が落ちて骨の浮いた身体を隠すために。常に身体全体を覆い隠すような服を着ていた。
「来週から夏服なんだって!」
高校の制服に身を包んだ純が笑う。初夏に入り、気温の高い日も増えてきた。一日ごとに夏に向かっていく。純に似合う季節が来る。
「わたしも、夏らしい格好してみようかな」
隠し続けた傷跡は触れると確かな違和感はあるけれど、治療の結果もうだいぶ薄くなっている。
「海琳は綺麗だから、絶対似合うよ」
「ありがとう。純くんにそう言ってもらえるのが、一番うれしい」
週末はきっと、君のために衣替えをする。
【衣替え】
最近、どうにも美智子の様子がおかしかった。
同じクラスに在籍する美智子は、元々明るく快活な少女だった。授業中にはよく手を挙げて黒板に数学の解答を板書していたし、放課後になると他クラスから部活動の仲間がよく美智子を尋ねてきていた。
しかし、最近の美智子は一言で言うと生気がない。私が声を掛けても精気を吸い取られたような眼でぼうっと振り返るだけだ。学校には来ているが、部活動には参加していないらしい。本人は「気にしないで」というので、一、二週間程経つと皆はその美智子を普段通りだと思うようになっていった。
壇上では担任が朝の挨拶をしている。隣の席に座る美智子は相変わらず青白い顔で前方を見据えている。
「また別の学年で行方不明者が出ました。ここ最近、近辺で不審者の情報も相次いでいます。皆さん、くれぐれも登下校には気をつけてください」
最近どうにも物騒なようで、他学年での行方不明者が相次いでいる。これで三人目だっただろうか。他校でも同様の事件が起こっているらしく、今朝も母親から注意するようきつく言われた。
すると、美智子がその細い腕をそっと掲げた。
「八屋さん、どうしました?」
八屋、というのは美智子の名字だ。
美智子は担任に名指しされ、ぼそぼそと小さな声で呟く。
「体調悪くて。保健室、行ってきます」
確かに美智子の皮膚は見るからに青白かった。普段通りだと思っていたが、体調が優れなかったようだ。
それに、十月になったというのに未だに美智子は半袖のままだった。皆衣替えをしてカーディガンやブレザーを羽織っているというのに、彼女だけは薄いシャツから青白い細腕を出していた。
美智子は担任からの了承を得ると、おぼつかない足取りで教室を後にする。時たまに体調不良で保健室へ向かう女生徒がいるため、特段教室がざわめくようなこともなく、担任はそのまま話を続けようとした。
私はすかさず手を挙げて話を遮る。
「あの、すみません。美智子が心配なので、一緒に行ってきます」
明らかに具合の悪そうな美智子を、友人として一人で保健室へ向かわせるわけにはいかなかった。担任もこれに異を唱えることなく、私は急いで美智子の後を追いかけた。
保健室は一階にあるため、階段を駆け足で降る。踊り場の辺りまで降りると、保健室とは別の階で美智子が廊下へ出る後ろ姿が見えた。
美智子は保健室へ向かったのではなかったか。私は疑問に思い、その背中を追う。彼女は廊下を奥へ奥へ進むと、人気のない空き教室へ入り込んだ。
私は悪い気を持ちながらも、少し空いた扉の隙間からその様子をそっと覗き込む。
カーテンが閉まりきった暗がりの教室の中で、美智子は肌をこすっていた。掌で皮膚を引っ張るようにこすり、こすり、こする。するすると皮膚が剥けていく。よく見ると、皮膚と一緒に着ていたシャツやスカートも、まるで皮膚と同化しているかのように剥けていく。
皮膚がまるまる向けた中には、美智子がいた。カーディガンを纏い、スカートの下には黒のストッキングが見える。
その光景は、カエルやトカゲが自らの皮膚を引っ張りながら脱皮をする様子に似ていた。
訳がわからなかった。私が知っている美智子は、いつの間にか知らない美智子になっていた。
私はその光景から受けた衝撃のあまり、額や掌に汗を浮かべる。扉に手をかけると、ギィと鈍い音が響いてしまった。
音に反応したのか、美智子がこちらをゆっくりと振り向く。
「……見た?」
美智子の口が、頬の端まで裂けそうなくらいにニタァ、と広がった。
・衣替え
真っ白い粉を、纏う。
息つく間もなく、黄色い湖に落とされる。それはとろりと冷たくて、きゅっと身が縮んだ。
ちゃぽんっ
白かったはずの身体は、あっという間に黄色いマーブル模様だ。
ぽすん
したたる液体が落ち着くまもなく、何やらカサカサしたところに下された。
纏わりつくカサカサは、チクチクして気持ち悪い。
気がつくと身体はカサカサに覆われていた。
…そして。
ジュワワワワ…
何がなんだかわからないまま、黄金の液体に包まれた末。
僕はどこに出しても恥ずかしくない、サクサク衣を纏ったミンチカツに無事、生まれ変わっていた。
衣替え
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.10.23 藍
衣替え
あれ、去年まで何着てたっけ
クローゼットや箪笥、衣装ケースを漁ると防虫剤の匂いがした。
丁度良さそうな何着かを適当に出してみたけれど、思ったより少なく、あることが判明した。
元々服装に無頓着な私は持っている服の大半が部屋着で、けれどその量が多かった為に外出用の服を持っている気になっていただけだったのだ。
結果、3パターン程の服装をローテーションする日々が続いている。
「衣替え」
季節の変わり目と言うことで妻が服の整理を行っていた。
家族共用のクローゼットはほぼ妻の服で埋まっている。
断捨離を行うのは大賛成である。
処分してよい服を何着か選んだ後、私が近所の古着屋に売りに行った。
思った以上の金額になったため、妻の機嫌も良く何よりだ。
ふと店内を見てみると、半年前私が売ったカーディガンが売られていた。
100円くらいで買取りされたので、いくらで店頭に出すのか気になっていた。
900円とリアルな価格設定であり、健全な取引だったことに感心した。