『街』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
8.街 黒大
蝉の声もほとんど聞こえなくなってきた頃、俺は街へ繰り出していた。目的は特になく、ただ街を散策するだけだ。普段の買い物は近所のスーパーやホームセンターで済ませているので、こういった大きな街に来るのは久しぶりだった。街並みも結構変わっていたりして面白い。流行りのスイーツ屋何かは入れ替わりが激しいようで、前来た時はタピオカミルクティーのお店だったところに、今度は食パン専門店ができていた。
とちう
街
夜、住宅地で迷子になると
思いのほか静かでこわい
壁一枚隔てたところに
たくさん人はいるはずなのに
まるで人里離れた森の中で迷ったみたい
そして薄暗い
夜景が綺麗なのは
やっぱり働いている人がいるってことなんだなと
なんかそんなことを思ったんだ
街
♫大学通り流れるかわ走る路面電車
背の低い山を見て君と僕の明日
高石ともやとナターシャセブン 街 より
学生時代によく歌った
憧れの京都
あのとき住んでしまう
なんて 考えればよかった
もう一回行って来よう
今でも憧れの街
「街」
一人で街を歩くのがとても好きだ。
たまにふらっと出て、何も考えずに街を歩くのが好きだし『今日はここへ行くぞ。』と、目的を決めて行く事もある。
給料日が前日だった時、 その逆で給料日の前日だった時、 街を歩く足取りも微妙に違ってくる。
明日は土曜日、仕事もアルバイトも休み。
さぁ何処へ行こう。
街
「街」、「町」、「まち」の違いを最近聞いたのですが、皆さんはどのマチが好きですか?
私は「まち」ですかねー。
見た目のやわらかさのことを表す時が、「まち」
農地や山林も挟んでいるのが「町」
境界線がきちんと決まっていないものの時が「街」
さて、あなたは、どれが好きですか?
そんじゃ今日は、この辺で👋🏻
たった1人にだけでも愛される事が
どれだけありがたいことで
幸せなことか知る由もなく
僕は別れた。
何人もの人に愛されたい方を選び
僕は愛ではなく好きを得た。
好きを得て僕は
もう一度特別な愛を欲した
【愛】
ーーーーーーーーーーー✂
あるキャラクターを見て僕は変わった。
必死に誰かのために戦い
努力を怠らない人だった。
「かっこいい」
そう感じた。
だから僕は努力をした。
無理をしすぎて体が不調になっても
涙が溢れても
そのキャラを見れば頑張れた。
【尊敬】
お題:街
行き交う人々を横目に
僕はカフェで本を読む
時折窓の外を眺めたり
冷えた珈琲を飲んだり
ゆるりと過ごしている
皆誰もが急ぎ足の街で
ここは時の流れが遅い
忙しない日常の喧騒と
壁一つ隔て距離を置き
僕は僕を取り戻すべく
静かな時間を堪能する
***
執筆時間…15分くらい?
【ひとりごと】
全部同じ文字数で、詩になるように…と試行錯誤した。
別に、縦読みしても何の言葉になる訳でもないけれども。
そう考えると、『劇場版TRICK(1)』の「あいして います たからは いらない」と「あいたい いまから しすらな て はい」は本当に秀逸だよなぁとしみじみ思う。
帰り道を照らす
街灯とマンションの明かり
もう少しでお家に着くと
教えてくれる
「街」
全てが嫌になって
飛び出したとしても
何も変わらない日常で
私が居なくても無関係なら
私が居ることに意味なんて無かった
街な、行と圭だ
行とは十字の路を模した図が元だ
圭とは古代の天子が貴族に与えた身分を示す宝玉だが、そこから転じてしるしの意味だ
十字の交差の中心にしるしがあるんだ
街には道があるだろ?
道は、首と辶だ
辶とは辵で十字の路を足で歩む図が元だ
殺した相手の首を持って部隊を率いて進むんだ
それで十字路なんだが、そこには首を埋めるんだ
なんでって言われてもな、わたしは知らない
そうして道は集まり大路となって新しい街となる
多くの知恵や命が交わり消費されて発展するのが『街』なんだろうが、そこに至るためにいったいどれほどの首が埋められたんだろうなぁ?
……まぁ、あまり信じるな
街
なんだか不思議に思う。
1つの街であっても、人々は分離している。
それぞれ違うコミュニティによって人が分かれる。
どのコミュニティにも属さない人もいる。
その街で過ごす人たちに共通するものはあるのだろうか。
例えば、その街が好きだということ?
...他に思い当たるものは私にはない。
もし共通するものがないのだとしたら、街というのは、
一体何のためにあるのだろうか。
騒がしい祭りのような交差点
行き交う車
自転車
忙しい信号
なぜ誰も立ち止まらないのか
流れるように
信号に従って
ざわざわと
風が吹いていく
街
花の街パリの【パリ市庁舎前のキス】っていう有名な写真
人が行き交う雑踏の中男女がキスをする
という感じの写真ですが
1つの絵としては本当に素敵で
とても想像力が掻き立てられます。
これからこの2人が別れてしまうのではないのか
どんな会話を交わされていたのか
引かれるような恋をしたのだろうか
などなど
そんなことを想像してしまいます。
人が往来する中で誰もこの2人に目を止める人がいない
2人だけの世界みたいなそんな世界観が
私は大好きでとても素敵だなって思います。
ただ裁判になってたり、これがただの演出だったり
っていう裏話はあったりします。
そうだったとしても、
こういう世界観をリアルのように見せて瞬時に写すって凄いなぁ
若気の至りと
若気の至りが
すれ違って老いていく
その軌跡の傍を今日も
ある街のお話
目に刺さるネオンカラーの看板の脇をすり抜けて路地裏に入る。念のため後ろを振り返るが誰もいない。
顔を隠すようにフードを被り深呼吸し合言葉を紡ぐ。
「とおりゃんせ とおりゃんせ ここはどこのほそみちか」
「てんじんさまのほそみちじゃ」
どこからか聞こえた声とともにゆらりと視界が歪み、先ほどのネオンカラーの街並みが消え、提灯行灯が並ぶ。
「また来たのか?」
呆れたように話しかけてくるヤツを無視してぶらりと歩きだす。
転人(てんじん)したオレの故郷はここだ。あのネオンカラーの冷たい街じゃないと自分に言い聞かせながら行く宛もない道を歩くしかなかった。
光の渦の中を、いく筋もの静脈が流れていた。
この街を上空から見下ろせば、きっとそんな光景が見えるのだろう。
立ち並ぶ高層ビルは、街の中心部を形作る。競うような高さくらべを、ひときわ天に近い企業ビルがせせら笑う。そんな彼らの足元では、争うレベルにすらない社屋が、卑屈に軒を連ねている。
それを円状に取り囲む住宅街もまた、競うべき何かを常に探し求めるかのよう。丘陵地帯の邸宅は、登るほどに大きく絢爛になってゆく。特異な何かで飾りつける必要のないお屋敷は、それ自体が既に特異だ。一方で、平地に建てられた家屋は似通った造りが多く、庭の手入れや置いてある車でなんとか差異を見出そうとしている。
低地へ、郊外へ行くほどに、灯りが失われてゆく。道路はひび割れ、細い通りが多くなる。それはまるで、街というひとかたまりの光にヒビを入れているようだ。
しかし、その闇は、ある地点で突如途切れる。コンビナートに差し掛かるのだ。
海を囲うそのコンビナートは常にこうこうと輝き、船舶の入れ替わりはいっそ慌ただしい。昼夜を問わない輸出入は、途切れぬトラックの列がどうにか捌いている。
車列は散開し、光の渦に飲まれてゆく。一台を気まぐれに追えば、それはチャイナタウンへと向かってゆくだろう。
赤を中心としたその街並みは、明るさで言えば中心街よりも抜きん出ている。活気と熱気ならば、夜間ですら恐ろしいほどだ。行き交う人々は皆して上機嫌であり、地元の者ですら、訪れるたびに新たな発見を喜ぶ。
だがその喧騒も、ひとつ通りを入れば静まり返る。乱雑に置かれたゴミ箱が口を開け、室外機の上では猫がエサを求めて悲しげに鳴く。
店のあわいにできたデッドエンドでは、倉庫にすら使えないようなトタン造りの住居が居並ぶ。これで雨風を凌げるのは、主にブルーシートのおかげだろう。
そんな観察ができる程度には、明るいものだ。それはこの地区の頭上では、ネオン光がギラつく明かりを投げかけているためである。
そのネオンは、隣り合う電気街と地続きとなっている。一帯が観光客向けに開発された過去があり、その名残なのだ。
さて。電気街で目を引くのは、やはり猥雑な看板の群れだ。雑居ビルの中に押し込まれたあらゆる種類の商売が、互いを食らうように存在感をアピールする。
ポスターや壁面では、男女問わず、アイコニックなキャラクターがこちらを向いていることだろう。立ち止まってそれを眺める人間は、たちまちいずれかの店に手を引かれることになる。
それらの誘惑を振り切って歩けば、大きな駅に辿り着く。既に笑えるほどに大きな構えの駅は、道路を挟んで向かいの商店街と並べば、いよいよ居丈高だ。
そう、商店街。それは意外なほどにしょぼくれていた。くすんだ茶色のシャッターは、夜中になる前に降ろされてしまう。
戦前から残るその通りは、駅がもっと小さく、明かりがもっと少なく、辺りがまだ田んぼと畑しかなかった頃から、人々の中心だった。
古臭いカフェの看板はいつからか「準備中」から裏返されなくなり、生鮮品を扱う店にトラックが止まらなくなってしばらく経つ。ここが最も活気付くのは、学生たちが登下校で通り過ぎるタイミングだ。
それでも、ここは死んでいなかった。人が立ち退かされ、道路が伸びて、大型ショッピングモールができた。ビルが建ち、新幹線が通り過ぎて、それでも、なお。
しょぼくれた商店街。光の渦に走る、くらい静脈のひとつ。
脈打つ都市には、それが必要だったのだ。
目標文字数2,600字
実際の文字数1,417字
主題「街」
副題「経済」
おはなしにならねーー!!
初めて街に出てきた女の子は、
朝早くから街を探検した。
縄張り争いをしている猫
泥酔している大人
威張りんぼうの爺さんと
耳を失くした婆さん
寝坊して会社の遅刻を恐れている男性
自分の価値観で人にランク付けをする女性
女の子は、街にはいろんな人がいるのだと知った。
自分が今まで学んだことは世界の端っこの端っこで
存在していると気付いた。
そしてほんの少しだけつまんないなと女の子は思った。
女の子は自分の町に帰って行った。
ーエリンジウムー
【街】
初めは何もない空き地だった
草原だったかもしれないし
砂場だったかもしれない
はたまた公園だったかもしれないし
路地裏の片隅だったかもしれない
見る人によって変わる世界
そんな世界の中心にはいつでも音楽があった
見えるものは違うはずなのに
みんな同じ方向を見て楽しんでいた
思い思いのものを持ち寄って
自分の作品を作って、誰もがそれを賞賛した
いつからかそんな噂を聞きつけた人たちが集ってきた
それに合わせて広場もどんどんと広がっていった
集まった人たちは疲れた顔をしている人が多かったけれど
ここで過ごすうちに明るい表情に変わっていった
そんな変化も中心で流れている音楽のおかげだと
誰もが知っていて、誰もがそれに感謝し、
それぞれの見え方で愛していた
広場が広くなるにつれてここに住む人も増えていった
最初は各々の場所で過ごしていたが
灯りが集まっていつからかそれは街のようになったけど
それはどこか外の世界のようだった
2024-06-11
低い街灯が1つ明滅している
乾いた月明かりが
私を照らす
真夜中の街
夜勤の帰り道
〚街〛
都会の街はいつも明るい。
元気な街で治安が悪い所もある。
でも街の空はいつも自分を見ている。