『行かないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
待って、行かないで
よく考えてみて
本当に行くつもりですか?
このままここを出ていいのですか?
もう一度、自分の行動を振り返ってください
何か大事なことを忘れていませんか?
がんばって思い出して
諦めて行ってしまうにはまだ早いですよ
どうですか?
何か思い出せそうですか?
……そうです!
思い出せましたね!
昨日あなたが自分で作った昼食
手作りのお弁当です
危ないところでしたね
忘れたままでは食事に困るところでした
それでは、行ってらっしゃい!
行かないで
「行かないでっ!!」
君はそう叫んだ。
「…」
私は、『────』なんて言えなかった。
「俺は、君のことが好き」
君はそう呟いた。
「…うるさい」
私に君の独り言が耳に入ることは無かった。
「…行くしか、無いの?」
君はそう泣いた。
「またいつか」
私はそう言った。
「…また、いつか。」
君は、そう微笑んだ。
きっといつか会えるさ、私はすぐに戻ってくるさ。
どこにも行かないでね、愛しの君へ。
【行かないで】〜Mrs.GREEN APPLE様〚Loneliness〛〜
ドス黒い中に光があったらいいな
釘を打って何処にも行かないようにして
その身を好き勝手したいのです
呆れる程にもう誇りは蔑ろだけど
生きてる意味を知りたい
真面目でも馬鹿でも何でも無い
人ならざるものなのかも知れない
行かないで、夜が恋しい時期があった。朝になったら仕事になってしまい憂鬱になる時期があった。
大丈夫だよ。
「大好き!ずっと一緒だよ。」
その言葉を信じていたのは、私だけだった?
あの子は、私を置いて違う子と仲良くして、私がやっていることと違うことをやっていく。
「必ず一緒にやろうね。一緒に居ようね。」って言ってくれたことは、嘘だったの?
でも、大丈夫。全部、私に悪いところがあったんだから、私が直せばいいだけだもんね。
ごめんね。
「ねぇ、俺たち運命だよね。きっと。大好きだよ」
「ごめん、別れよ。」
私たち、運命の人同士じゃなかったの?
やっぱり、あの言葉を信じていたのは、私だけだったの?
そっか。私「だけ」がその言葉を上手く切り取っていただけだったのか。
ごめんね。無理させて。ごめん。
あれっ?
ねぇ。
悪いのって私だけなの?
なんで私だけがこんな思いをしなきゃいけないの?
なんで、一人一人に一つ一つ気を使わなきゃ行けないの?
なんでなの?
なんでみんな、私だけを置いていくの?
もう、分からないよ。
ねぇ、「行かないでよぉ」。
行かないで
っていつも仕事へ行く前に言うと
キスして夫が
終わったらすぐ帰るから待っててね
と言う
それを聞いて
しぶしぶいつも仕事へ夫を送り出す
私だった
行かないで
と言って泣きついてくる妻を見て
毎朝行ってきますと言う俺
早く帰ってやりたい
だから今日も定時で帰る俺
今日もあの笑顔で出迎えてくれるかな
行かないで
そう言って泣く君に背を向ける
どうかお元気で
いつまでも君だけを愛してる
行かないで
言葉に出来ない事も
きっとある
衝撃と沈黙
なんだか
当たり前のような錯覚
………
幸せな光景を見ていた
彼が誰かと話している
…良かった
彼は孤独じゃない
彼の周りには
人が増えた
本当に、たくさん
彼は毎日
とても楽しそうだった
毎日、毎日
私よりも
ずっと大変なのに
…なんだか寂しくなった
………
卒業式
彼は笑うんだろうか
笑っているな
きっと
私は泣いているだろうか
何も無い
何も出来ない
そうかもな
きっと
行かないで
これで
何件目だろう。
友人の
突然の誘い。
多分
結婚
かなぁ。
それまで
連絡は
あまりないのに
急に
連絡してきて
会いに行ってみたら
結婚します――
はい、
おめでとう。
わたしは
まだまだ
独身まっしぐらですよ。
いいなぁ。
わたしだって
結婚
したいのに。
#行かないで
―――
外国に来ても
空は青い。
街の雰囲気や
通りすがりの人たちは
日本と
全然
違うけど
空は
変わらない。
当たり前なんだけど
日本で
ずっと
過ごしていると
自分の世界の狭さ
に気が付けない。
自分が
生きる場所は
まだまだ
たくさんあるし
自分で
選べる。
世界は
広いんだから。
#どこまでも続く青い空
『行かないで』
行かないでって子供が泣いて叫ぶ
行かないでって学生が泣く
行かないでと大人が泣き崩れる
行かないでと老人が悲しそうに微笑む
友達が居ても、恋人が居ても
親が居ても、大切な人が居ても
どこか遠くへ必ず行ってしまう
それを拒みたくて、離れたくなくて
必ず「行かないで」と叫び、泣く
人によっては泣くのを耐えながら悲しそうにする人も居る
誰でも同じ気持ちになる
今日もどこかで誰かが泣きながら
「行かないで」と
何かを拒む、拒否反応を起こすかもしれないね
私もあなたも同じ気持ち「行かないで」って
言葉にできる生き物だから
【行かないで】
貴方がいないと泣いた…幼児期
届かない小さな手を伸ばして泣いた…幼少期
帰りたくないと座り込んで貴方を困らせた…学童期
想いを拗らせ沢山の苦労をかけた…青年期・成人期
「まだ、い(行・逝)かないで」
貴方の手に触れ、そう言った最後の時
貴方はいつもの様に笑っていた
…そんな気がする
行かないで…
イカ無いで?じゃー、タコは有るんか?タコは??
行かないで、そう言いたくても言えない
臆病な私が居ることが嫌で嫌でしょうがない。
あなたは、何処へでも何かあれば行ってしまう。
私には、それが悲しくてしょうがなかった。
来た途端に、舞い込んでしまう時もあるために、
嫉妬もしつつ、待ち続けてしまう、私が居る。
"私がそれを起こしたら駆け付けてくれますか?"
そんな言葉を言ったら、
酷く軽蔑する顔になってしまうので言えないが。
行かないで
わたしにとってのあなたはかけがえのない存在で、
あなたにとってはそうではなかっただけ。
ただの独りよがり、閉店ガラガラ。
それなのに、言って何になるのか。
惨めな自分を惨めたらしめるだけ。
行かないで
どちらかと言えば、私はこう言われる側の人間だ。
今までの人生でも、何度かこの言葉に出くわしたことがある。
こう言うと、引き止めても聞く耳も持たずに去っていく冷たい人間のように思われるかもしれないが、それは大いなる誤解である。
むしろ、私ほど優しい人間はいないだろう。
しかも、かなり本気でそう思っている節がある。
いつも、どんなときでも真っ直ぐに目の前の相手と向かい合うからこそ、相手に不誠実な振る舞いをされることに耐えられないのだ。
行かないで
もし、誰かにこう言ってすがった経験がある人はよく考えてみて欲しい。
あなたの側にどれだけ大切にあなたを思っている人がいたのかということを。
その人の心をあなたはどれだけ傷付け、踏みにじってきたのかということを。
そして、そのまま行かせて欲しい。
もうこれ以上、あなたとの思い出を汚したくはないのです、
お題
行かないで
行かないで
私は幸せだ...彼氏が向かいに居て
今欲しいものが向こうから流れてくる。
もうお腹いっぱいなのにそれでも体が求めてしまう。
手が勝手に動いて取ってしまう。
そんな私を見て彼が笑う。
あー...すごく眩しい。
でもさすがに次流れて来たら最後にしよう。
さすがに...苦しいや。
幸せすぎるのも苦しいんだ...。
そう思いながら手を伸ばしたが...
タイミングがズレてしまった。
欲しかった"それ"はそのまま流れて行ってしまった。
待って...!!行かないで...!!
私の情けない姿を見て彼はまた笑う。
「回転寿司に来てここまで一喜一憂する人初めて見たよ。」
語り部シルヴァ
行かないで
そっちに行ったら
もう二度と会えない
あなたを産んであげられないの
お願い戻ってきて
わたしのところへ
わたしの大切な命
返して返して
「はたちになったら、一緒に死のうよ」
彼がそう言ったのは、高校卒業が着々と近づいてきた三月はじめのこと。
教室に吹き込む暖かい風が薄いカーテンと彼の緩くウェーブのかかったきれいな髪をふわりと揺らす。
彼が髪を細くしなやかな指で耳にかける。
きれいだった。
「良いよ。はたちになったらふたりで死のう」
思わず、そんなことを口走った。
彼は驚いたような顔をしたあと、軽快にからからと笑い声を上げた。
なにがおかしいのか問えば、「だって、まさか君がそう言ってくれるなんて思ってもなかったから!」と言う。
もう一度、更に強い風が桜の花弁と共に吹き込む。
このまま攫われてしまいそうだ、なんて思う。
彼が攫われたのは、桜なんかではなくて荒れた冬の冷たい波だったのだけど。
あのとき、「まだ行かないで」と言えたらどんなに良かったか!
【行かないで】
『行かないで』
そう、叫んだ
1時間前、友達がトラックに跳ねられた
死んでもおかしくないほどの、重体だ
病院の中に響き渡るほど、大きな声で
『行かないで』
そう、叫んだ
「行かないで!」
置いていかれる側の言葉。
いつも切ない。
捨てられたような 惨めさ。
懇願。
だから、
「行くなら行って。」と
言ってやろう。