行かないで「行かないでっ!!」君はそう叫んだ。「…」私は、『────』なんて言えなかった。「俺は、君のことが好き」君はそう呟いた。「…うるさい」私に君の独り言が耳に入ることは無かった。「…行くしか、無いの?」君はそう泣いた。「またいつか」私はそう言った。「…また、いつか。」君は、そう微笑んだ。きっといつか会えるさ、私はすぐに戻ってくるさ。どこにも行かないでね、愛しの君へ。
10/24/2024, 10:38:13 AM