落ちていく』の作文集

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落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/23/2024, 12:28:16 PM

堕ちていく


夜が怖い日
ブーゲンビリアの薫り
差し伸べてくれた

あったかい右手

11/23/2024, 12:27:53 PM

落ちていく

どこまでも、

どこまでも、

もう
何時間たっただろう

目の前には
ただ
暗闇

いつ
叩きつけられるのだろう

もう
落ちているのかもわからない

堕ちていく

どこまでも、

どこまでも、




永遠に。

11/23/2024, 12:27:26 PM

理想が、落ちていく。

木枯らしに吹かれて。

鍵盤と指が触れる音ひとつも聞こえない。
そんなコンサートだった。
その日、北欧の寒い夜、時間が止まったのだ。
ああ、美しいと人々は見惚れた。


街ゆく馬が疲れた顔でこちらを見ていた。
冬が訪れ、枯葉の大半は散ってしまった。
年越しに備えて人が沢山、目もくれず街を駆け回っている。とはいえ、かつてほどの人通りでは無い。
もう2年も前、彼が高台から落ちてしまったから。
あの時に初めて冬は寂しいものだと知った。
音のない新年の訪れはちっとも楽しくなかったのだ。

そこにもう期待なんてないと思っていた。
深夜の鐘がなるより早く人々は家を飛び出した。

左の手が効かなくなって、冬のソナタは消えたと思っていた。
あの夜の空気をもう二度と吸えないと思っていた。

音が減ろうと、流れが止まろうと、
それでも彼にとって音は紛れも無い言葉だったのだ。
ショパンには戻れなくても、この街に明るい年越しをくれた。

彼は、怨めしいはずの左手を誇示するように高く上げる。その先でゆるりと月は丸みを帯びた。

11/23/2024, 12:27:11 PM

落ちていく
近頃紅葉が綺麗に見える
すごく美しい、
昔よく遊んでいた彼のよう
紅葉が落ちていく目で追いかけていた
目の前にいたのは、そう
昔遊んでいた彼
私は再び彼に落ちていく

11/23/2024, 12:24:46 PM

「落ちていく」 

 落ちていく。
 悲しみの中に。私は泣きながらそう思った。

11/23/2024, 12:24:01 PM

釣糸垂らして数分
アタリすらない
釣り餌が乾いてカピカピになっていくのにも構わず、針に餌をつけ投げる
移動しようかな? でももうすぐ魚が寄って来るかもしれない。
おっ!アタリだ!
魚が川から上がったと思ったら針が外れて落ちていく。
タモロコだったな。

11/23/2024, 12:22:52 PM

「落ちていく」

落ち葉が私の目の前に舞い降りてきた。
見上げると、この木には葉がもうなかった。
前まで綺麗だと思ってた紅葉。
いつの間にか砕け散ってしまって。
私もいつかこうなってしまうのかなって、
いつか誰も私を見なくなってしまうのかなって、
考えたらもう生きてる意味わかんなくなっちゃって、
楽しそうに遊ぶ子供たちを見つめて刃物を握った。

【#114】

11/23/2024, 12:21:37 PM

落ちていく


重い体。
沼に落ちていく、
落ちていく、

11/23/2024, 12:19:56 PM

○落ちていく○
カサカサと乾いた音を立てて、枯れ葉が降り積もる。
赤や黄色…色とりどりの葉が、木枯らしの奏でるメロディーで舞い踊る。

足元に溜まった落ち葉を爪先で蹴り上げ、君は楽しそうに笑っていた。
転けやしないかとはらはらしている僕の事など気にもしていない。

日が傾き、世界はオレンジ色に包まれる。
そろそろ帰ろうと手を差し出せば、小さな手で握り返された。
目を擦る君を抱き上げて歩き出せば、眠りに落ちるのにそう時間はかからないだろう。

僕の小さなお姫様。
いったいどんな夢をみるのかな?

11/23/2024, 12:19:33 PM

落ちていく……ずっと底へ。
子供の頃は純粋無垢だったのに、今は醜くなって……地の底へと落ちていく。
大人になるに連れて、醜い心を持つようになり……人に対して嫌な見方をするようになってしまった。
そんな自分が私は誰よりも大嫌いだ。

お題、だんだん落ちていく

11/23/2024, 12:18:12 PM

目の前に、広がる
ゴツゴツとした岩肌に
僅かに、手をかける隙間を探して

大勢の人たちが
その頂を目指して登っていくんだ。

そのてっぺんには
星よりも輝き
どんな、金貨よりも価値のある
世界で1番の宝物があるのだとか。

だけど、登った人は
誰も戻らない。

いや、本当は戻ってはきているよ
身体だけになって。

空から、落ちてくるんだ。
沢山の人たちが
何ひとつ、持たずに。

僕はこの絶壁の辺り(ほとり)で
最後に声をかける番人だ。

『本当に登るのかい?』と。

ある人は、怒ったように僕を突き飛ばし
また、ある人は如何にその宝物が
必要かを僕に伝えた。

けれど、結局はみんな登っていくんだ。

太陽が沈み、誰も訪れる人が居なくなる頃に

僕は落ちて来た彼らの側を歩き回る。
そうすると、身体は瞬く間に朽ち果て
少しの間だけ、光を放ち花を咲かす。

命が燃え尽きる光だ。

僕は番人。
ただ、問うだけの存在。
行かないでとは、決して言えない存在。


【お題:落ちていく】

11/23/2024, 12:17:06 PM

今まで来たことも無い道を辿って
全てにさよならをしようと思った
崖を登った時にはもう何も考えていなかった

崖から見える景色は
これまで見た事ないくらい壮大で
そしてこの世の全てを映し出してくれる
今まで感じた苦しみも悲しみも虚しさも
全部全部忘れ去るような景色だった
家や学校や友達よりも
ずっとずっと心の安らぎを感じられる景色だった

最後に何かを遺しておこうと思ったがそんなものはなかったので 「誰からにも愛されてなかったんだな」 と他人事のように思った
深呼吸をして空を見つめる
今までの出来事全部
これから起きるはずだった未来全部
私は背負って
思いっきり
崖から飛び降りた

どんな日よりも素敵で
どんな日よりも輝いていた
ゆっくりと目を閉じながら
私は
落ちていった
            「落ちていく」

11/23/2024, 12:16:11 PM

一瞬だった。
何気ないひとことのつもりだった。

キミの顔がこわばって
大粒の涙がぽたりと零れた。

とんでもないことをしたと理解しても
狼狽えて言葉を出すことが出来なくて。
僕はキミが立ち去るのを黙ってみていた。

"さようなら"とだけLINEが来て
ブロックされていることも確認して
僕まで涙が出てきた。

辛いのは彼女なのに。
『ごめんなさい』と放った言葉は
誰に届くこともなく落ちていった。

11/23/2024, 12:12:47 PM

【落ちていく】
自然とこうなってるよね。どこで踏み外したのやら。どこで転んだ?原因は全く分からないけど深淵に招かれてたよ。風圧だけは感じる。地獄の底にて待ってるよ。会いに来る者なんていないだろうけどね。

11/23/2024, 12:12:13 PM

ー落ちてゆくー


ああ、
星が落ちてゆく…。

流れ星を見たのは一瞬だった。

何故か突然、君の顔が浮かぶ。
…変な私。

一つ願いが叶うなら、君と一緒にいたいなんて。
いつから、そんな願いを胸に抱いていたんだろう。

君には知る由もない。
わたしのこの想い。

ああ、まただ。
君に溺れて、落ちていく。

この無数のカケラと共に、落ちて落ちて、
そして、燃えては煌めいて。

…切ないな。
もう二度と恋なんてしないと思ったのに。

きらり、きらりと、

私は、君に、落ちてゆく。

11/23/2024, 12:11:01 PM

町中で警察や野次馬が集まるビルがあった。
興味本位で近づいてみると、ビルの屋上から飛び降り ようとする少年。
皆がやめろと騒ぎ立てる中、少年が飛び降りた。
少年は、ぐしゃりと鈍い音を立てて私の前に落ちた。
その瞬間、ドンッと突き飛ばされた。

野次馬は私を突き飛ばし、少年の写真を撮る。
そしてネットに晒して自分のアカウントを
バズらせようとする。

スマホから、通知音がしてみてみると
「〇〇市のビルでガキが飛び降りたんだけど!!」
とフォローしている人がポストしていた。

翌日、少年はネットニュースになった。
人々は少年に何があったのか探り、少年を叩いた。
「人に迷惑かけて死ぬとか最悪」
だからといって少年をかばうと偽善者扱いされる。
私はあの日の少年のように、面白いと判断されたら
人に弄ばれる世の中の醜さに落ちていった。

私も、少年と同じく飛び降りたくなった。

11/23/2024, 12:10:11 PM

あれ?
落ちていく。
ずっとずっと落ちていく。
奈落の底まで。
勘弁してくれ。

夕暮れに母親の呼ぶ声を聞いた。
夕飯の時間だから、すぐに食卓に戻れと。
今夜はハンバーグ。
でもお前のケチャップは緑色。
昨日、ホームセンターで買ってきた。

何故?
落ちていく。
ずっとずっと落ちていく。
奈落の底はお前が望んだ終着地点だ。
満喫してくれ。

黒猫が言う。
お前の人生で一番の誤算は男に生まれたこと。
右足をハシゴにかけて、左足を縄で縛られたまま、大きく息を吸い、小さく悲鳴を上げて。
選ばれた人間であることは、お前をいつもその気にさせた。

空を舞う。
バラバラになる体。嘘にまみれた生活が歪む。
光り輝いた時代にはもう還れない。
私のケチャップは緑色。
空を舞い、撃たれ、落ちてゆく。

不意に目覚め、雄叫びを上げる。
閃輝暗点の視界に揺れる、幾ばくかの幾何学模様。
ジリジリと心が答えを知りたがる。
ねえあなた、一昨日の風は幸せを運びましたか?
落ちていく夢の中で、そんな壊れそうな望みを抱いて。

11/23/2024, 12:09:54 PM

その時は落ちていく様なんて知らず、
突然落ちていることに気がつく。

気がついた時にはもう戻れなくなっている。

さあ、何についての話でしょうか。

11/23/2024, 12:09:10 PM

麦わら帽子がひらひらと落ちていく。
風に吹かれてふわりと舞い上がり、あっという間に手の届かない場所へ飛んでいってしまった。
あれは、おかあさんのぼうし。

橋の上、眼下には深い深いお堀の沼。
私は母の腕に抱かれて、上から降ってくるパンくずを当てにしてバシャバシャと群らがるたくさんの鯉たちを見ていた。

その日は風が強かった。
落ちていく帽子を捕まえられたらよかった。
何もできなかった。
私はどうしてもどうしても悲しくなって、声をあげて泣いた。

別に気に入りの帽子だったわけではない。
まして自分の帽子でもない。
“おかあさんのぼうし”があの沼に吸い込まれてしまったことが、どうしたって悲しかった。

沼は怖い。
暗くて深い。
きっと落ちたら助からない。

そんな場所に母の一部と思えるものが落ちてしまったことに、言いようのない恐怖を覚えたのかもしれない。

そんな私を見て母は笑っていた。
“あんたの帽子じゃないのにね”と。

今でもときどき思い出す。
幼少の頃の少し切ないこんな思い出。

❄︎

ところであの落ちた帽子は結局どうしたのだろう。
きっと拾ってもらっただろうとは思うが、まさかあの食いしん坊の鯉たちが食べてしまっていないといいのだが。



『落ちていく』

11/23/2024, 12:06:27 PM

【落ちていく】

落ちることが心地よくて

みんなの期待を裏切ることが快感で

地の底へ転がり落ちていく

這い上がり方も知ってるから

あなた達のその信頼を蔑ろに

泥まみれにするためだけに



2024-11-23

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