『落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題『落ちていく』
ふと、上を見上げると
ビルについているポスターには
TRIGGERのセンターである九条天が写っていた
大嫌いで、憎くい九条天。
あいつさえ、あいつさえいなければオレは…。
でももうそんなことどうでもいい
今はあいつをスターの座から引きずり落とす
それだけのために生きているようなもんだ。
九条天と九条鷹匡を絶望の底に叩き落とすことさえ
できれば、なんでもいい。
オレ達がどれだけTRIGGERにとって
悪い事を記事にするために色々しても
世間の人々はTRIGGERを見ていた、
TRIGGERを待っていた
ŹOOĻだって人気が出ていた。
だけど何かが違う。
TRIGGERを信頼しているファンがいて
TRIGGERもファンを信頼していた。
でもオレたちはどうだろう
ファンの事もろくに見なくて、信頼しなくて
ゴミのように見ているオレたちは
TRIGGERと同じ目にあっても
信じてくれる、着いてきてくれる人が
いるのだろうか。
「オレ、間違えちゃったのかな…」
気づいた時にはもう遅い気がした。
もう戻れない。
このまま落ちていくことしか出来ない。
絶望と、後悔のどん底まで
静かに落ちていくことしかもうできない。
バカだな……オレ…。
これは二次創作です
落ちていく
視界いっぱいに広がる
青い空
なにも感じない
今、わたしはなにを思っている?
親への怒り?世界への絶望?友達への嫌悪?
どれも違うような気がする
これらは
ほんの1秒もないぐらい前の私の気持ち
今は、ただ
この世界から解放される、自由になれる
とても楽な気分…、
最後に
この青い空を見れてよかったかも
落ちていく選択を後悔しそうなほど
綺麗だなぁ
ああ…
自分の体がどんどん落ちていく
美しい空から徐々に離れていく…、、、
奈落の底へ落ちていく,ここはどこだ?誰もいないどうすればいいの考えている時も落ちていく。
(これは思いついた物語です。あまり信じないでください🙇♀️)
日が落ちていく
なんだか寂しい。
1日やり残したことを振り返って後悔。
明日は、後悔のないように、やりたいことやり残さないようにしよう。
夕方は、寂しいけど、夜は、楽しい面白いテレビがあるのが少し楽しみ。
「落ちていく」とかけまして
「ピーナッツ」と解きます。
その心はどちらも「落下せい!/落花生」です。
落ちていく
落ちていく
夫の腕に落ちていく
眠気とともに落ちていく
落ちていく
落ちていく
静かにスヤスヤ落ちていく
紅葉が落ちていく
秋から冬に移り変わる
それは分かりやすい風景だった
一緒に見たかったと思った
感傷はそれひとつ
瞼を伏せて白い息を吐く
変わらないものなどないのだと思っていた
去年の今頃から今
私は何が変わったのだろう
問いかける相手はだれ?
ただ秋の終わりが美しいと思った
落ちていく
車が崖から落ちた。
死ぬ時は時間がゆっくりに感じると聞いたことがある。
本当のようだ。
ゆっくりと落ちていく。
身動きは取れない。
崖の高さからして助からないだろう。
せめて痛みを感じるのが一瞬である事を願う。
落ちていく
(お題更新のため本稿を下書きとして保管)
2023.11.24 藍
落ちていく
人生は舞台に例えられることが多い
セリフや演出の違いで、全く違った世界観になるように
その人の選択や出会う人によって全く違う人生になってしまうからだろう。
私も少し前まで舞台上で演じられていたと思う。
でも、ある日奈落に落ちていくような感覚があった。
周りの舞台はどんどん展開が進んでいく。
自分だけが落ちていく恐怖に支配されてていく。
どうしよう、次の展開が思い描けない。
軌道修正するため、一旦裏に回って頭を冷やすことにした。より自分に合った舞台を作るために考えなおした。
演じる時に無理していないから、表情にゆとりを持てるようになった。
いつか、他の誰かに手を差し伸べられるそんな舞台にしたい。
久々の再会にギクシャクしていたのは陽菜(はるな)ばかりで、一彰(かずあき)は以前と変わらず、落ち着いていた。
むしろ、年齢が性格や見た目に追いついたといったところか。
私服で出かけた時には、歳上の陽菜のほうが妹に見られることもあった。
さっき、店に入った時も店員は陽菜だけに年齢確認を求めた。陽菜があたふたしていたところ、さっと一彰の方が学生証を出してきて「お互い飲めない年齢で」と説明していて、恥ずかしい思いをしたところである。
ノンアルコールで乾杯してなんとなく近況報告やら、昔話やらしているうちに、陽菜もようやく、学生時代のように、自然に話せるようになってきた。
こんなに、穏やかに人と話すのって、いつぶりだろう。
陽菜はふと思った。
職場での人間関係は悪くない。仕事量が多すぎることを除けば、和やかな雰囲気で、それなりに雑談もするものの、なんとなく、深く踏み込んではいけない、暗黙の了解があるような気がして。
一人暮らしで、誰かとゆっくりご飯を食べるのも、そういえば久しぶりだな、と、思わず顔が緩んだ。
目が合った一彰は同じく微笑んでいた。
「…どうしたの?」
「いや、変わんないなと思って、安心した」
グラスを揺らすと、氷がカランと回った。
「本当は、連絡するか迷ってたんだ。便りがないのは良いことって言うしさ、なんかあったら連絡くるだろって、思ってたけど……」
「なに、心配してくれたの?」
「いや、俺が会いたくなっただけだよ」
予想外の返答に、陽菜は息を呑んだ。掴んでいた唐揚げがコロンと皿に戻った。
「お前は俺が心配しなくたって、どこでもなんとでもやってるんだろうけど、こうやってこっちから聞かないと、教えてくれないんだよなって」
一彰は目線を逸らさない。
陽菜は、目を逸らすことができない。
「俺のこと、たまには思い出してくれてたか?」
そうだった、こいつはそういうやつなんだ。
なんの躊躇いも狙いもなく、私を甘やかすんだ。
陽菜は一彰が誰にでも優しいことを知っている。
知っているのに。
深く息を吐いて、陽菜はニッと笑った。
「たまーにね」
「これからは頻繁に思い出してもらえるように、連絡する」
「ほんとー? 休みの日も遊びに行こうよ! 私友達いないから、大体家でダラダラしちゃう。私にも学生の遊び方教えてよ〜」
「俺も言うほど友達いないけど…まあ、行き先は考えとくわ」
笑って誤魔化すことが、癖になっていた。言葉を軽く受け取ったような態度をすることで、深く関わることを避けてきたのかもしれない。
暗黙の了解を作ってきたのは、陽菜自身なのだ。
「忘れる隙も与えないから、覚悟しとけよ」
友達であろうとする気持ちと反比例して、陽菜の心の深いところへ、一彰のコトバが落ちていく。
「ま、やってみな」
ずいぶん薄まったオレンジジュースを、陽菜は一気に飲み干した。
「落ちていく」
落ちていく
落ちていく、落ちていく
どん底までいったらまた這い上がってくればいい。
「落ちていく」
布団にもぐり、まぶたを閉じれば落ちていく。
深いふかい、まどろみの世界へ落ちていく。
今日あった嫌なことも、嬉しいことも、
全部振り払って落ちていく。
落ちて落ちて、まだまだ落ちて、
気づけば現から離れ、夢の世界。
憧れた初恋の人との甘酸っぱい恋模様から
サスペンスのようなスリリングな体験まで何でもござれ。
人の空想でできた世界に限界という言葉はない。
まばたきの一瞬のような、永遠に続く一生のような、
そんな夢から落ちていく。
落ちて落ちて、また落ちて、
現の世界に舞い戻る。
さあ、今日も今日が始まる。
落ちていく 愛とか 疲弊してる
世間や現実の挾間 偽りのなかで
交差する 騙し言葉で
快楽を に 身体は 墜ちてしまう
好きだ 愛してる 気持ち
宛に、ならなない
私は君とはセフレだよ
違うよ 好きだなら 、
僕に 気持ちを くれない
出鱈目に軽く 聴こえるから
黙った
全く嫌いは違うが
愛より
軽い好き
墜ちてく 身体は
数日したら 幻し、なか
身を置いていたさえ
私は 滑稽に なり
日常を
してく 遊び相手は 友達に
なれるか
無理は サヨナラそれだけだ
迷惑さ 誰かに いらない
私を哀れるもない
セックス依存さに
落ちてる 私さバカだが
[昔ごと 他 アルコール依存とか
落ちてくに 私には 理由が
あった 今はバカしないように
だが 弱い過去に囚われたら
気をつけたい 落ちていた
生活は 求めたら濁るばかりだった
から だ ]
時間の経過とともに
何故あんなことで悩んでいたのだろうか
と、思える未来が来る
でも、
今出来ることでさえもしないのであれば
※落ちていく
#62. 落ちていく
落ちた恋を必死に拾い集めて、
何になるって言うんだ
2023/11/24
今日はお互いの非番が重なる日だった。早い段階でわかっていたので、トルデニーニャとリヴァルシュタインは、二人で買い物に行く予定を立てていた。
トルデニーニャの装備は使い込んでいるせいでだいぶへたってきているし、毎日猛烈な鍛錬をしているせいか剣は刃毀れしている。自分で手入れをしながら使ってはきていたが、そろそろ限界がやってきていた。そして、買い物に行くのも久々なので、日用品も買い込むつもりだ。
リヴァルシュタインは彼女の荷物持ちで付き合うようなものではあったが、質の良い物があれば買おうと決めていた物がいくつかあった。
身支度を整えて、彼の元へ向かおうとしていたトルデニーニャは、鈴の音のようなか細い声に引き止められた。振り返ると、華奢で可憐な感じな女性が立っている。着ている制服から、おそらく同じ職場ではあるのだろうが、知らない人だ。
彼女はトルデニーニャに、リヴァルシュタインのところに案内してほしいと頼んできた。今から彼の元へ行くところであったし、特に断る理由も見つからなかったので、彼女はその女性と連れ立って、彼の元へとやってきた。
彼はトルデニーニャの隣に立つ、見知らぬ女性を見て、嫌そうに顔をしかめた。
女性は彼を見るや否や、花のような笑みを浮かべて、つつつと彼の元へと駆け寄る。
「あ、あの……リヴァルシュタインさん……少しお時間よろしいでしょうか……?」
もじもじしながら口を開く女性に、対する彼はにべもない。女性を一瞥すると、
「君のこと、全く知らない上に、そもそも僕は今日予定があるんだ。知らない人間のためにどうして僕の時間を割かなくちゃいけないんだい?」
そう言い捨てて、しっしと手を振った。女性は彼をじっと見つめていたが、彼がしかめ面を崩さないので、大粒の涙を浮かべ、踵を返して走り去ってしまった。その後ろ姿を見送って、トルデニーニャは大きな溜息をついた。
足音が聞こえなくなってから、彼がげんなりした様子で口を開いた。恨みがましい目で彼女を見やる。
「君さ、ああいうの連れてくるの、本当に止めてくれない?」
彼女はむうと唇を尖らせた。
「だって、用事があるんだって言われたんだもん」
「まあ、君に悪気があったわけじゃないのはわかってるけどさ……」彼は肩を竦めた。「次からは気をつけてくれる」
「うん、ごめん。なるべく気をつける」
彼女はしゅんとして俯いたが、すぐに笑顔になって顔を上げた。
「お詫びにあなたの好きなアップルパイ作るから、許して」
彼女は手を合わせると可愛らしく小首を傾げて、悪戯っぽく笑う。
彼は釣られて笑った。つくづく自分は彼女のこの顔に弱い。
「毎日作ってくれるならね」
海の中は寒くて、暗い
水の流れに身を任せ、水中を漂う
その姿は、まるで海月のよう
嗚呼、私は深い深い海の底へと
落ちていく
お題〚落ちていく〛
「地獄って、下にあるんだよね、きっと。」
ポツリ、と唐突に君が呟いた。だから落ちるって表現なのかな、とつづけざまに言う。
「天国、地獄ってどうやって決めてるのかな。世の中分かりやすい悪ばっかりじゃないでしょう?誰かにとっては悪でも、別の人にとっては正義だったりするじゃない。それとも、あたしたち人間の物差しでははかれないものだったりするのかな。」
「…神様のかんがえてることなんて、分かんない。」
そうだね、と君は少し笑った。でもそういう分からないことを考えるのが好きなの、と寂しそうに。
「あたしね、思うの。本当は地獄も天国も下にあって、悪も正義もごちゃごちゃで、ただ、みんなそのまた生活してるんじゃないかと思うの。死ぬ前にいいことをした人はいいまま過ごせるし、悪いことをした人は一生それを魂に抱えてる。そういう、個人の感じかたの違いを、天国と地獄ってしてるんじゃないかなって。まあこれは、自己解釈だけどね。自分を救済するための。」
「救済?ひょっとして、宮、自分は地獄に落ちるって思ってるの?」
私はぎょっとして聞く。何かしでかしたの?
「あはは、そんな顔しなくても、何にもしてないよ、あたしは。…ただ、何かしらの鎖があって、現世で浮遊ができないとき、死んだら浮遊できるのかなって、少し不安になるの。人間のこの小さな身体に、感情なんてものは重すぎるから、だから落ちてしまうんじゃないかって。」
憂いを帯びた君の横顔は、脆そうだと、そう思った。君はその細い腕に、どんな鎖を繋いでいるの。きっと聞いても分からないのだろう。私と君は、違う人間だから。私は、地に足をつけていたから。
「…私は、地に足をつけていたいから、浮遊したい宮とは違うけど、でも思うよ。人間の身体に感情は重すぎる。でもそれは人間という身体の器に魂が付属した場合の話じゃん。私はね、都合よく、魂に身体が付属するって考えてるの。私たちは今人間という服を着ているだけ。ね、宮、だからさそんな深く考えないでいいよ。」
「なかなかポエマーだね?」
あははは、と宮は声をあげて笑う。確かにね、そうだね、と繰り返し口のなかで呟いて、まったく、霞には叶わないね、と宮は言った。
「ねえ、霞」
「ん?」
「生と死とだけを抱えて、軽やかに走ろう。そうしていつか骨だけになったら、一緒に落ちようか。」
「呪いみたいだね」
「そうかもね」
いいよ、私はそう言う。いいよ、宮の呪いなら。
「一緒に落ちていこう。」
君は飛行機が大嫌い。落ちていくみたいな感覚が怖いんだと。まぁ分からんでもない。飛んでるということは落ちることもあるということ。
「恋に落ちるのは怖くないのにね」
「お、なんだ急に。いつ恋に落ちたんだよ」
「はぁ?」
君は飛行機の中、俺の手をぎゅっと掴んだまま俺を睨みつけた。
「初めて会った時に決まってるでしょ!」
俺は思わず吹き出す。
まぁそう。その通り。俺たちは恋に落ち、そして。
「でもさ、落ちずに一緒に飛んで行こうな」
▼落ちていく