『花畑』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花畑
ここは、天使の園のようだ。
美しい花畑。
育ててくれる人の優しさを感じる花畑だね。
花は、人の心を和ませるから、
穏やかな気持ちをありがとう。
「花畑」 いつまでも私の頭花畑 少しの動画 少し凹んで ああという間にあの世行き 黒ユリ・・・黒薔薇・・・ さあつきました黒い川 そこにもそこにも花畑 墜ちて墜ちて・・・花畑私の頭はいつまでも
君にただ知ってもらいたかったんだ。
僕が君にどれだけ救われてきたかを。
この視界いっぱいに映る花たちの数だけ、僕の気持ちは君にある。
それをどうか忘れないで。
【花畑】
「花畑」
「…………お前の頭は花畑か?」
そんなことを聞きたくなるぐらい。
君の言動に呆れてしまった。
「そんなこと言う~?」
困ったように、へにゃりと君は笑う。
そう思うだろう。
突然道端で好きだと言われたら。
花畑
彼女は
ひまわりが大好きだ
毎年 ひまわり畑を
一緒に見に行く
僕は
ひまわりを見て笑う
彼女が 大好きだ
それは
ひまわり畑に負けないくらい
素敵な笑顔だ
来年も見に来ようね♡と
微笑む彼女に 頷いた僕
だけど心の中では
来年は 僕が育てた
ひまわり畑を プレゼントするよ と
密かに企んでる僕だった
一面に咲く薔薇の花。
花が遥か遠くまで咲いている。
香りが遥か遠くまで届いている。
皆が“綺麗”と呟く中、涙がぽつりと落ちた。
一人、泣いている。
悲しいわけではないのに、何故だか苦しい。
苦しくて、苦しくて、一人泣いている。
どうして、どうして、と叫ぶ心は誰にも届いていない。
その涙は誰にも届いていない。
寂しい涙なんだよ。
#花畑
花畑と聞いたら、家族で行った向日葵畑を思い出す。
予想以上に遠くて、道も混んでいたから、お昼すぎに着くように出発したのに、着いた時は15時を過ぎていた。
夕日に染まった向日葵畑は、今でも鮮明に思い出せるくらい綺麗な光景だった。
その日は、カンカン照りでとても暑かったので、家族皆で「この時間帯に着いて逆に良かったな!」と笑いあったことを今も覚えている。
また、思い出の向日葵畑に行きたいなぁ。
【花畑】
少女は広大な花畑に立っていた。
辺りを見渡せば赤白黄色、橙や淡い紫の花々が整然と咲き並んでいる。花々は色ごとに区画され寸分違わず列を作っている。まるで色違いの虹のようなそれを見て、少女は思わず感嘆の声を漏らした。
花畑は果てしなく続いており、少し離れた丘の斜面にも同じように咲き誇っていた。その花々の一部、白色をした花群れの中にポツンと赤い模様が見えた。距離があるからか何かは判然としないが、少女はそれが気になり足を進める。
丘の花群れに辿り着くまで周りには様々な花が道を作っていたが、少女は横目でそれを見るだけで真っ直ぐ目的地を目指す。徐々に距離が縮まると、赤い模様が一つの文字だということに気づいた。
あれは明らかに『大』という字だ。少女は家族と旅行にいったとき、似たようなものを見たことがあった。最もそれは『大』という字を炎で象っていたが。
少女は歩みを止める。目の前には白いコスモスの中に、赤のコスモスが『大』という字を浮かび上がらせていた。
遠くから見ると不思議に思ったが、近づいてみれば大したものではなかった。ただそこに字があるだけだ。
少女は期待はずれに感じて元来た道を戻ろうとする。後ろを振り返ろうとしたそのとき、ふと目下に気になるものが止まった。
『大』でいうところの払いの部分、土の中から紐のようなものがちょろちょろと顔を出していた。
少女は屈んでその紐をよく観察する。まだ引っ張れそうな余裕が紐にはあったため、ぐいと引いてみる。
紐はするすると土の中から姿を表し、その先に何かそれなりの質量を持つものが繋がっていることを少女の掌に振動として伝えた。
目に見えない土の底にある何かに、少女は少なからず疑念と恐怖を抱いた。しかし、好奇心がそれを押さえつける。
少女はさらに力を込めて紐をぐいぐいと引いてみた。
紐につながった何かが土を盛り上げて姿を表そうともがいている。紐をもう一度引くと、何かは土を飛沫のように舞い上げて少女の足元に転がり落ちた。
靴だった。どれくらいの年月を土の中で過ごしたのか想像ができないほど、黒く汚れている。少女でも見たことがあるような若者向けのメーカーだった。
少女はまたしても落胆する。もっと何か自慢できるような発見があると思っていたが、やはり無駄足だったようだ。
少女は転がった一足の靴を花群れの中に置き、花畑を後にした。
赤のコスモスの下には靴が埋まっている。
少女はこれを微塵も疑問に思うことはなかった。
お花畑は私の中学生の時のあだ名
脳内お花畑って よく言われてたな
あの頃はあまり良い気はしなかったけど、
お花畑みたいに理想とか夢とか希望で沢山満ち溢れてて、お花畑でスキップしてそうって思って
付けたって聞いて
ポジティブに捉えてるよ今は
あれから10年経ったけど、今も頭の中はお花畑だよ
人も街も世の中も、ずっとキラキラしていますように
君と作る花畑は、色とりどりに季節を彩る
一緒に過ごす時間が、赤、青、黄と色を増して
何もなかったこの大地に、消えない虹を描いていく
(花畑)
【花畑】
ここはどこだろうか。
広い花畑の真ん中で目を覚ました。
様々な種類の花が、やさしい風に揺れ、ふんわりと柔軟剤のような良い香りを撒き散らしている。
いつの日か見た夢のようなぼんやりとしためのまえの光景は、到底現実のものとは思えなかった。
『少しあるこう』
虫の羽音も、風の音でさえ聞こえない花畑に、
誰に言う訳でもない独り言だけが響いた。
花畑はずっと遠くまで続いていて、終わりが見えない。
行先もなくただフラフラと花畑を歩いた。
お姫様になった気分とでも言っておこうか。
暖かい陽射し、美しい花、優しい風、
擦れる足、踏まれた花、永遠と続く花畑
あまりお姫様もいいものでは無さそうだ。
王子様の迎えが恋しい。
そんな時遠くから声が聞こえた気がした。
「ねえ!おーーーい!おーーい」
聞こえる声に、導かれるように歩く、走る。
声の聞こえてきた方向へ向かうと、ポツンと扉が立っていた。
1枚の扉。
開ければ向こう側が見えてしまうだけなんじゃないかと思うような扉。
『不思議だ』
そう言いながら、何となくドアノブに手をかけた。
軽い握り心地に、ドアノブだけ外れてしまうのではないかと不安になりながら、ドアノブを回した。
扉を自分の方へと引いていく。
途端に眩い光が溢れ出し、今居た世界を、花畑を飲み込んだ。
音が聞こえる…
ピッ…ピッ…と、規則正しくなる機械の音。
口を覆うプラスチックの感触。
真っ白な天井と淡い緑のカーテン。
あぁ、あの花畑は…。
一面の花畑 暖かい日差し 気持ちいい風 小鳥のさえずり 虫も心地よさそうに過ごしてる、そこに寝そべる僕。死ぬときはこのぐらい気持ちよければ良いな。
花束のような恋をした。
それはそよ風にふかれるような優しい恋。
水をあげよう
私の命が尽きるまで
チリリリリ
朝6:00 いつもの目覚まし時計で目を覚ます
朝日が指す部屋の雰囲気は心地が良い
今日は月曜日 また今日から学校がスタートする
制服に着替え、スクールメイクをして、ご飯を食べ、家を出る。この田舎の町はのんびりしていて気持ちがいい
こういった所に住んでいると、たまにお出かけで都心に行くと、違う世界に来たみたいで息が詰まる。
だから私はこの町が大好きなんだ
飽きたからここまで🥹🩷
#1 花束 2023.9.18
花畑
今だけは
主人公
ふわふわの花畑
きらきらな君
君の笑顔を見れるのは
僕だけで
君の笑顔をつくれるのも
僕だけ
なんて素敵な
夢を見ているのだろう
6時課だというのにきみは食堂にいなかった。同じ場所で就業をしていたひとに訊けば、場所を教えてくれた。
石の階段を降りて整地された農園。
その花壇できみの後ろ姿を見つける。
花壇にはまだ花はなくて、やわらかい土が盛られているだけ。煉瓦で囲った外側に、肥料の袋が並べられて、どの区画に撒くのかが記されていた。
「何してるの?」
「わッ、びっくりしました…背後から音もなく」
「んふ、ちょっとね」
振り向いたきみの手には植物図鑑。セピア色のページに彩色した花々の図説がびっしりと載っている。
ぼくはあまりお花に興味がないけれど、きみは真面目に目を通していた。
「調べもの? そろそろお昼にしようよ」
「いえ、調べものというほどでは。すこし、気になったんです」
「お花が?」
「農園の花は薬草として育てられていますから、花が咲いたりしたらすぐに摘み取ってしまうんです。だからあまり花の形とか色をじっくり見れなくて」
「ふぅん」
まだ何も植えられていない花壇。ここで育てられるものはすべて薬の材料になるから、ここには残らない。
最近は風邪が流行しているし、近隣諸国との情勢もまあまあひどい。
兵士は戦場に送られて、もちろん怪我をする。野戦病院でも教会でも薬はいつも枯渇状態。
原料である薬草の栽培は急がれ、調合を急かされていて大変だと聞いたことがあるくらい。
この農園も例外ではない。
きみは目的のお花の絵を見つけると、ぼくにも見せてきた。
「きれいな赤色ですね。深紅とも表現するんですって。すてきな響きです」
「そうだね。いい色」
「この花を香油にして卵白と使うんですよ」
「傷に効くの?」
「ええ」
「へぇ、こんなにきれいなお花が」
この花壇一面に咲いたら、きっと荘厳だしきれいな光景になるんだろう。
きみはそれを見て楽しんでみたいんだね。
ふと勅令を思い出す。
「あのね、きっともうすぐだよ」
「もうすぐ、ですか?」
「そうしたらお花を飾ったりゆっくり眺められると思うの。んふ、楽しみだね」
「え、えぇ、そうなればうれしいですね」
何のことだか分からないってお顔のきみ。でもすぐにそうなった花壇を思い浮かべて、色とりどりになるのだと指差してゆく。
香りが風に乗ってゆるやかにきみのこころを癒すだろうし、きみはそれを周りに教えて回るんだろうなぁ。
でもぼくはそれよりも、いま、きみと昼食を楽しみたい。
「ね、そろそろ行こ。お昼も使徒職でしょ? 休まないと心配」
「そうですね、お腹も空きました」
「今日は玉ねぎのタルトって言ってた。ぼく、すっごく楽しみ」
「一皿目のスープも楽しみです」
「えーだってあれ、野菜いっぱい入ってる」
「玉ねぎも野菜じゃないですか」
「甘くなるからいいの!」
農園に香るにおいはまだ土だけしかなくて、やっぱりそれはさみしいことなんだと、きみを見て思うの。
#花畑
『 ウインターコスモス 』
「もう、もう私達もあと少しだな。」
そう夫が言った。
今年で89歳になる夫は昔は元気で活発に動いて誰よりも信頼されていた。
だけど私は遠くから夫を見ることしか出来なかった。
急に夫が花を見に行こうと言った。
綺麗な黄色の花畑だった。
その花畑の前で彼はこう言った、
「来世でも美智子さんを好きになるよ」
『 もう一度愛します 』
色とりどりの花畑があたり一面に広がっている。
見慣れないその場所に思わず目を擦ると、ぼやけていた視界がクリアになっていき私はさらに驚いた。
花以外には何もなく、柔らかな風が頬を撫でる。
ここは黄泉の国だろうか。私は頭を抱え、必死に記憶をなぞり始めた。
花畑だというのに、花がない。
生い茂る緑だけが見えるこの世界。
私は何を思うたか。
…きっと私は、まだ死ぬべきではないのであろう。
君ねぇ…。これはひどいよ。
君がいないのであれば私は、どうしたらいいのだ。
そう思うた男は、その緑から引き返した。
花畑
朝靄の立ち込める、恐ろしいほどに澄んだ空気と、静まりかえった空気の中、聞こえてくるのは、時折響く、虚空を切り裂くような高らかで鋭い鳥の鳴き声と、深淵を覗きこむような清らかな水の音。草花達はまだ寝息を立て、全てがまだ眠りについている。あらゆる邪気の一切を削ぎ落としたような青と、ダイヤモンドの原石のような緑と、乳白色の白を溶かして流したような夜明けの色。その透明な美しい水晶のような森を抜けると、色鮮やかな花畑が果てしなく広がっている。ある日、そんな場所に偶然迷い込み、訪れる事などできはしないなどとは、そんな場所がありはしないなどとは、どうして言えるだろうか。そんな、静謐であらゆる美しさを手のひらで掬い集めたような場所へ、偶然迷い込んでしまいたい。
ソンへ
君と見た花畑。
向日葵畑を見た君は無邪気な笑顔で
それはまるで向日葵のよぉで
僕はその笑顔を何度も見たいと思った。
この笑顔を守りたいと強く思ったら
僕も自然と笑顔になって君の手を握ったら
君も握り返してくれて2人で笑った。
来年も2人で来ようね。
もちろんっと
そんな約束を交わした日。