『花束』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
花束
(本稿を下書きとして保管)
2024.2.9 藍
『泥棒』
この家に泥棒が入って、何もかもが盗まれても、これだけは守って。
私たちの関係と大切な思い出を。
そう、結婚する時も、家を買う時も。
そして子供が出来た。
もう一度約束する。
この関係と、大切な思いを必ず守る。
そして、この世界でたった一人の子を命をかけて守ります。
神様は見てくれているかな。
枯れ果てるまで隣りあうことはなかっただろう。
人の手にかからなければ。
♯花束
「花束」(私)2024.2/9. ツバメ
旦那様から受け取った。
最初の花束は、親友の結婚式のブーケでした。
彼からのお申し出は、
「僕と付き合って下さい」
答えは、勿論YESでした。
「花束」 (僕)2024.2/9 ツバメ
僕の隣にいつも花束なんかより美しくて
枯れる事の無い花が存在する。
何時もありがとう。
でもたまには、渡したくなってしまうかも
でもでも多分、現金が良いって言いそう
僕のお嫁さん♬*°
花束って色んな場面で渡すことがある。いいことがあった時とか色々。貰う人も笑顔になる。だから自分は、相手が喜んでくれるようなことがしたい。
※花束関係ないです。
先程化粧水塗ろうと思ったのに寝ぼけてハッカ油を顔にすり込みました。思春期真っ只中のニキビ跡のある私の肌は悲鳴を上げております。ビリビリします。スースもします。多分今日を経て、私の肌は更に一段と強くなれたことでしょう。でも、私の頭は先程の出来事なんて、もうじき忘れるだろうので、また同じことをしてしまうかもしれません。でも、私の肌は抗体を持っているのできっと大丈夫!!(?)
美しい薔薇の花束、綺麗なチューリップの花束、
どんな花束でも好きだ。
教室に飾ってある花束も好きだし、
お花屋さんに行って、自分で花束を作るのも好きだ。
けれど
君のお葬式に飾ってあったあの花束はどうしても好きになれないだろう。
今も、永遠に―
どんな高級なプレゼントより。
君が書いたメッセージカードがついた、綺麗な花束を。
とびっきりの笑顔でください。
オブリビオン(マイ・フレンズ)
早朝から私のアパートの扉をノックする人がいる。
私はボサボサの頭とパジャマ姿で扉を開ける。
そこに居たのは、友達。
懐かしい制服。
懐かしいメンバー。
懐かしくて愛おしい人々。
そこは私の大嫌いな世界じゃなかった。
そこにはかつて私の大好きな世界があった。
今ではもう遠い過去になってしまった場所。
懐かしい友人たちに囲まれる私がいる。
教室、カフェテリア、部室。
友人の一人が私の手を取り、連れ出してくれる。
ここは現実じゃないのね。
だって貴方たちが居るはずないもの。
卒業してから、バラバラになったじゃない。
きっと私は狂っているのね。
でも、今は貴方たちと居たい。
この馬鹿げた幻想の中で揺れていたいから。
私は孤独から抜け出したくて、ずっと待ってた。
忘却の彼方へと消えてしまう前に。
私は生まれ変わりたい。
またもう一度、私の友達でいてくれるのね?
ううん、ずっと友達だったんだよね?
やり直せるよね、今からでも、遅くないよね?
どうしたの?
そんなに暗い顔して、悲しいことでもあった?
ああ、急に話しかけてごめんなさいね……アタシ、そこの花屋で働いてるの。あなたがさっきからずっとここで俯いてたから、気になっちゃって。お節介だったらごめんなさいね。
あら……この喋り方が気になる?
たしかに変な目で見られることもあるけど、誰にだって個性はあるわ。それに、色んな個性があった方が世の中面白いと思わない? だから好きなものは好きだし、アタシはアタシ。誰になんと思われようと、それを曲げる気はないのよ。
――ね、あなただって、きっとそうでしょう?
それはそうと……じゃじゃじゃーん!
アタシから落ち込んだ顔のあなたへ、花束のプレゼント!
お花はものを言わないけれど、だからこそ、あなたの心にそっと寄り添ってくれるはずだわ。
いつも頑張っていて、えらいわね。
アタシはあなたのことなんにも知らないから、こんなふうに励ますのはちょっとヘンかもしれないけど……たまにはこうやって、自分のこと褒めてあげるのよ。
ふふっ、やっと笑ってくれたわね。ちょっとは元気出たかしら?
……え、お代? それなら、その顔が見れただけでじゅうぶんよ。遠慮しないの!
さて、あなたの素敵な笑顔も見られたことだし、アタシはそろそろ戻るけど、暇だったらいつでもうちの店に寄るといいわ。見ず知らずの花屋だけれど、話を聞くことくらいはしてあげられる。
お花たちも、きっとあなたの心に、想いに、彩りを添えてくれるわ。
それじゃ、いつでも待ってるから! またね!
#花束
「好きな花ってなに?」
「花かぁ、柄じゃないんだよなぁ」
尋ねると困ったように笑った。
「わかる。花より団子だよね?いや、花よりプリンか」
「なにー?生意気なんだから!じゃあ、夕飯はあなたの嫌いなものフルコースにしまーす!」
「待って!ごめんて!」
軽口が随分裏目に出てしまった。
あれから何年経ったのだろう。
ずっと好きな花も知れないままになってしまった。
「誕生日くらい、好きな花あげたかったな。紫好きだったから、スイトピーにしてみたけどどうかな?かあさん」
花屋の前でしばらくあたふたしてたのは秘密だ。
バレているだろうけど。
あの人なら絶対ニヤニヤしながら見ていそうだ。
「好きだったケーキ屋のプリンももちろん買ってきたぞ!お供えするから一緒に食べような」
花束っていけるのも中々難しいな。
どうすれば綺麗に見えるかな?
あれ?仏壇から綺麗に見えた方がいいのか?
どっち向きだ??
焦れば焦るほどゲラゲラ笑うかあさんが想像できた。
「慣れないことするから!」じゃないよ!まったく。
こっちの気も知らないで、あっさり逝くんだから。
事故だから気を揉む時間すら無かった。
ムカつく。
「息子の初めて買った花束貰うなんてかあさんも幸せだな」
「え?そう言う初めては彼女にしてやれって?いねーよ!残念!お前の息子モテないんだよ!うるせー!」
なんかひとりで盛り上がりすぎかもしれん。
ヤバい人みたいだ。
「また何か供えてやるから、夢の中で良いから欲しいもの教えてくれよな」
「もっといっぱい話したかったな」
きっとすぐケンカになるだろうけど。
しまった。「花束」を贈る話を「勿忘草」のときに書いちゃったよ。
花束で思い浮かんだのが好きな役者さんのSNS。
なぜかというと「クランクアップしました!」の文と共に花束を持った役者さんの画像の投稿がいくつかあるからだ。
よくあるよねクランクアップには花束。
手にする花束は派手なものから少し小さめなものまで。
どの画像も役者さんものすごい笑顔なのがとてもいいね。
途中退場した作品の撮了のときも笑顔で花束を持っていた。悲惨な最期だったのに。
最近は好きな役者さんが花束持った画像の投稿ないけどまた見たいな。
29日目【花束】
体の痛みが続く中、頑張って仕事を続けてきたことを褒めよう。
辞める決断をしたことを褒めよう。
体がきつくて、直ぐにでも辞めたいけど、きちんと手順を踏んで辞めることができたのも褒めよう。
明日で30日チャレンジの最終日を迎えるから、挫けなかったことを褒めよう。
自分に花なんか買ったことはないから、明日は30日チャレンジ達成のお祝いの花束を買おう!
花束
コンクールに出たとき、もらった気がする。
嬉しかった
【花束】kogi
息子が公園で集めてくれた、三本のたんぽぽ。
「まぁま、ありがと。だいしゅき」
元旦那から言われることのなかった素直な言葉。
輝かしい太陽のような笑顔。
三本しか花がなくても、私にとっては十分な花束だ。
――こちらこそ、いつもありがとう。大好きだよ。
〜花束〜
『花束』
シロツメクサの花束。
たんぽぽの花束。
いちょうの花束。
バラの花束。
子どもから大人まで
いつでも花束は私たちの心を暖かく包み込んでくれる。
花も死ぬのか―――
生気を失い頭を垂れるセピア色の花束は、
宵闇にぼんやりと輪郭が融けていく。
花も死ぬのか。君のように。
僕に寂寥だけを残して。
『花束』
花束を贈ろう
君に贈ろう
目が合うだけで体温が上がってしまうような君に
そっと微笑むだけで愛おしい君に
君に 君に 君に 、君に
君に贈りたかった
君はもう別の人と笑い合っているんだろうか
僕では無い別の人と___
涙が溢れ出しても
もう君は僕の元へは戻ってこない
前を向こう
たった1輪の花を僕の心に与えよう
女優の私は最近、最近はやった漫画の主演を務めた。
何年かが経ち、それが、カンヌ国際映画祭に出ることになった。わたしはその前に体調を崩してしまっていたが、なんとか回復し、当日には行けることになった。主演を務めることとなったときは、とても忙しくなると思っていたが案外忙しくなかった。きっと、みんなベテランだったからだろうと、思う。その映画が選ばれた時と同時にわたしは女優の最優秀賞をもらった。そのとき、お正月にすら会えなかった、親の姿が私の目に入った。その時だけ、目が合ってしまった。
それは記者に撮られなかった。
日本の大阪から、カンヌまで何時間もの時間をかけて来てくれたことに感動しそうになった。
目に涙を溜めてると、賞がもらえたからと勘違いされた。
私が久しぶりに実家へ帰ると、両親が、満面の笑みで花束を持ち、迎えてくれた。
カスミソウの花がたくさんある。
カスミソウ……
私はカスミソウがおめでたい時に使われると知っている。
わたしは花束を受け取り、その場で泣いた。
私の精一杯の想いをこの花束に込めよう。
面と向かって「愛してる」を伝えられない、臆病な自分の精一杯をどうか受け取ってほしい。
#花束