『花束』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「花束」
幾つの言葉の花束を
贈れば貴女に伝わりますか?
ありがとうの花束と
ごめんねの花束と
色んな素敵な花の中
そっと一輪
貴女の好きな花を入れて
笑ってくれるといいな
思い出して
名前呼んで貰えるといいな
どんなに貴女に伝わらなくても
どんなに貴女が遠い存在でも
ずっとずっと待っている
サンダーソニアの花を持って
ずっとずっと待っている
2023年 24
花束
あなたに大きな大きな花束を
両手で抱えられないくらい大きな花束を渡したい
それは私の感謝の気持ち
大好きの気持ち
そんな大きな花束を見て、あなたはなんて言うかな?
どんな顔するかな?
生まれてきてくれてありがとうの気持ち
世界に存在しててくれてありがとうの気持ちだよ
あなたにそっくりな柔らかい色の花たちを
優しい香りのする花たちを
両手いっぱい抱きしめてね
私はそんなあなたを見ていたい
もうすぐ外せる日が来るの?
待って欲しいの もう少し
パックに口紅マッサージ
乙女心はマスクの下に
やったぞ! 大会終わりに後輩から花束をもらった。茎まで和えて食えばあと3日は困らん。
花束。
背が高くて
シュッとしてるから
花束がお似合い。
でもこないだ
観葉植物が欲しいって
言ってたね。
私が選んでもいいのかな?
2人には花束のカードを
上げたら
喜んでたなぁ。
街はバレンタインデームード一色だ。
私は料理が得意ではない、むしろ壊滅的にできない。
すれ違う女の子はチョコレートを買いに、デパートやコンビニ、スーパーへと吸い込まれていく。
一応、私にも彼氏ができた。まだ付き合って半年くらいである。
イベントごとなので、作ってあげたい気持ちはあるが、気持ちと実力が毎度伴わない。
彼氏と並んで歩いているにも関わらず、私はため息をついてしまった。
「どうしたの?」
気がついた彼氏が問う。
なんでもないふりを取り繕ったが、私の目線はお菓子やさんのショーウィンドウに向いていたようだ。
「あー、言ってなかったけど、俺、甘いもの苦手なんだよね」
「そうなの!?」
思わず私は叫んだ。
「うん、バレンタインデーでチョコレートとか貰っても全部親にあげてたし」
私を気遣っての嘘か本当かはわからないけれど、私は、ならば!、とバレンタインデーのチョコにかわるものを思いついた。
花束なんてどうだろう。
ドライフラワーとかもおしゃれでよさそうだけど、ちょっと寒そうで寂しげなので、温感色の花束。
バレンタインデーだから、赤やピンクとかの花ばなで。うん、そうしよう!
一人納得した私をみて、彼氏は不思議そうにしていた。
【花束】
#六夜目 #花束
にらめっこをする
あなたはどんな色が好きかしら
あなたはどんな花が好きかしら
選んで まとめて 結って 飾って
あなたへの言葉の数だけ
花束にして贈ります
大きくなるのは許してね
「花束」
ひとつひとつ咲き乱れるように
ひとつひとつ大切にしたよ
真っ直ぐな言葉達が
君に届くように約束したメッセージ
ずっと抱えてよ
テディベア
花束の数だけの愛をプレゼントする。
それだけで愛を形にし渡すことができるなら
あなたを愛している証を簡単に証明できるのに
そんな簡単に証明できるなら
愛に形があるのなら
それを映し出すことが出来るのなら
私たちは人を愛すことを特別視しなくなり
人を愛すことをしなくなるのでは無いのだろうか
わからない。私には何も分からない。
けれど、わからないことを追求し続けることにより
人はその事だけしか考えることが出来なくなる
人の感情は科学者にも証明することができない
私より先に幸せになった人に
いろんな花をめちゃくちゃにひとまとめにした
ものすごくばかでかい花束をあげて
たぶんその人はこれ以上ないってくらいの笑顔で
「ありがとう」とかいうだろうから
そのまま手を振って帰るふりをして
6歩歩いたら
振り返って
花束ごと、その人めがけて
機関銃をぶっぱなす!
…
ごめんなさい、今日は心が荒んでるみたい
花束
国を救った英雄が花束を買ったらしい。
5本の薔薇の花束。
誰に渡すのだろうか。
家族?恋人?告白でもするのか?
国中が皆ヒソヒソと噂するなか当の英雄本人はふらりと姿を消したまま。
そうして再び見かけたときに花束の行方を尋ねてものらりくらりと答えは返ってこなかった。
いったい英雄から花束を送られたのは誰であったのか。
真相は本人の胸の中。
それと見晴らしのいい崖の上にある慰霊碑しか知らないこと。
【君に捧げる】
哀しみはきっと
いつだって残酷に
僕達に襲いかかって くるけれど…
悲しい音が もう二度と
君一人だけに聞こえぬ様に
手を取り合って
今度は二人で哀しみを
分け合って 生きて行こうね
もう君は一人ぼっちじゃない
花束をコンクリートの上に置く。貴方はもう戻ってこない。それでももしもまた出会えたら…なんて言って泣き始める君を見て私は私はその花束の上で泣く。ごめんね。
①
私は毎日みんなから一輪の感謝の花を貰う。
それは毎日増えていき、今や花瓶は壊れそうだ。
ふと、みんな、花をくれなくなった。
すると次第に、貰った花が枯れていった。
私は悲しくなった。どうして?
どうしてくれなくなったの?
そしてみんな、私を嫌いになった。
ある日から、みんなが花をくれるようになった。
みんな、一人一人が素晴らしい花束をくれるの。
綺麗な薔薇の、花束を。
それは毎日、毎時間、毎秒増えていき、
今や私は壊れそうだ。
「花束」
②
私はカーネーションが好きなの。
だから私はあの人に言ったの。
花をプレゼントしてくれるなら、
カーネーションじゃなきゃやだ。
ってね。
そしたら、毎日あの人は、
カーネーションをくれるようになった。
もういらない。もう満足。
だから私はあの人に言ったの。
カーネーションはもういらない。
沢山の種類の花がある、
綺麗な花束じゃなきゃやだ。
ってね。
そしたら、あの人は、
私に飽きちゃったのかな、
綺麗な花瓶を持ってきて、
それに花を飾りだしたの。
私を見てよ。花を飾るなら、
私だけじゃなきゃやだ。
「花束」
作者のみりんです!!
私の書いた詩は全部フィクションです!もちろん!
ドキドキ文芸部くらいしか詩に触れてこなかったので、
だいぶ拙い文章ですが、許してください( ;ᯅ; )
一束 、ニ束 。
どん ヾ意味は違ってくる 。
今日は 何束にしよう
意味を調べてみてね 、
昔、貴方と綺麗な花畑を見に行こうと約束した。
けれど貴方はもう、この世界にはいない。
ひとりで花畑に行く気にもなれず、たまたま寄った花屋で貴方が好きだった花を束にしてもらった。
花束を貴方のお墓に持って行き、夕暮れに染まる墓石に静かに手を合わせた。
「来世で会えたら、今度こそ花畑見に行こうね。」
「またね。次も花束持ってくる。」
『花束』
「花束」
気持ちを込めて一つ一つ選ぶの
あなたへのメッセージを込めた花をじっくり決めるの
私の気持ちとあなたの花を入れて
あなたへ贈る、気持ちを込めた花束を
お題 花束
美しい花束はいつか散ってしまうように
あなたとの関係は崩れてしまった
あなたに似た声が聞こえると
いるはずのないあなたの姿を探してしまう
時が流れると心は変わって行く事を
あなたは教えてくれた
お花を売ってる店の中で、もう何分たったんだろう。
あの人は 何色が好きかしら。
あなたに届ける
私だけの思いを乗せて
お題
花束 より
頑張っている あなたへ
心の花束にして
送りたい