①
私は毎日みんなから一輪の感謝の花を貰う。
それは毎日増えていき、今や花瓶は壊れそうだ。
ふと、みんな、花をくれなくなった。
すると次第に、貰った花が枯れていった。
私は悲しくなった。どうして?
どうしてくれなくなったの?
そしてみんな、私を嫌いになった。
ある日から、みんなが花をくれるようになった。
みんな、一人一人が素晴らしい花束をくれるの。
綺麗な薔薇の、花束を。
それは毎日、毎時間、毎秒増えていき、
今や私は壊れそうだ。
「花束」
②
私はカーネーションが好きなの。
だから私はあの人に言ったの。
花をプレゼントしてくれるなら、
カーネーションじゃなきゃやだ。
ってね。
そしたら、毎日あの人は、
カーネーションをくれるようになった。
もういらない。もう満足。
だから私はあの人に言ったの。
カーネーションはもういらない。
沢山の種類の花がある、
綺麗な花束じゃなきゃやだ。
ってね。
そしたら、あの人は、
私に飽きちゃったのかな、
綺麗な花瓶を持ってきて、
それに花を飾りだしたの。
私を見てよ。花を飾るなら、
私だけじゃなきゃやだ。
「花束」
作者のみりんです!!
私の書いた詩は全部フィクションです!もちろん!
ドキドキ文芸部くらいしか詩に触れてこなかったので、
だいぶ拙い文章ですが、許してください( ;ᯅ; )
2/9/2023, 10:10:53 AM